JPS5821042B2 - セツガンヨボウホウホウ - Google Patents
セツガンヨボウホウホウInfo
- Publication number
- JPS5821042B2 JPS5821042B2 JP50104261A JP10426175A JPS5821042B2 JP S5821042 B2 JPS5821042 B2 JP S5821042B2 JP 50104261 A JP50104261 A JP 50104261A JP 10426175 A JP10426175 A JP 10426175A JP S5821042 B2 JPS5821042 B2 JP S5821042B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- snow
- pipe
- pipes
- heat radiation
- slope
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自然雪崩の発生を予防する方法に関すシるもの
である。
である。
汎用のこの種の予防方法としては雪崩地の発生源地内に
多数の杭とか防棚を構築しているが、杭の場合は該発生
源地内の積雪深、地況、雪密度等の積雪成分力を考慮し
、その計算から杭一本当りの積雪成分力に基づいて設置
、施工。
多数の杭とか防棚を構築しているが、杭の場合は該発生
源地内の積雪深、地況、雪密度等の積雪成分力を考慮し
、その計算から杭一本当りの積雪成分力に基づいて設置
、施工。
されているが、杭の長さは積雪深と同等或は4″3程度
の長さとするため、杭の頭部に異常な雪圧が加わること
からおのずと部材の大きなものを使用しなければならな
い。
の長さとするため、杭の頭部に異常な雪圧が加わること
からおのずと部材の大きなものを使用しなければならな
い。
これは発生源地内の斜面角度によっても異なるが斜面の
積雪全体がり、リープすることを前提とした設計とされ
ているので発生源地内に対する杭の数量を多く必要とし
、又杭一本当りに加わる積雪成分力であるだめに杭の根
入りが深く、従って発生源地内の地況を軟弱、かつ崩壊
などの現象を招く。
積雪全体がり、リープすることを前提とした設計とされ
ているので発生源地内に対する杭の数量を多く必要とし
、又杭一本当りに加わる積雪成分力であるだめに杭の根
入りが深く、従って発生源地内の地況を軟弱、かつ崩壊
などの現象を招く。
又防柵による予防としては斜面全体のクリープする積雪
を力でさ\えるものであるためその構築に莫大な費用が
か\り且その耐久度も低く豪雪期には一冬で座屈するこ
とも多く又−防柵の破壊は他の防柵に予期しない負荷が
か\ることになるので雪崩の発生を予防でき々い等の欠
点を有する。
を力でさ\えるものであるためその構築に莫大な費用が
か\り且その耐久度も低く豪雪期には一冬で座屈するこ
とも多く又−防柵の破壊は他の防柵に予期しない負荷が
か\ることになるので雪崩の発生を予防でき々い等の欠
点を有する。
本発明はこれらの汎用方法の欠点を解消すべく研究され
たものである。
たものである。
先ず自然雪崩の発生は、崩れようとする重力と支えよう
とする摩擦抵抗との均衡がやぶれて上方より押し流され
ることによるものであるが、その摩擦抵抗の均衡のやぶ
れる原因としては地熱によって積雪の下層面が全面的に
消えて空洞となってしまい、その結果摩擦抵抗が少なく
なる場合等がある。
とする摩擦抵抗との均衡がやぶれて上方より押し流され
ることによるものであるが、その摩擦抵抗の均衡のやぶ
れる原因としては地熱によって積雪の下層面が全面的に
消えて空洞となってしまい、その結果摩擦抵抗が少なく
なる場合等がある。
これらはいずれも冬期後半の雪の消える頃に起きる現象
である。
である。
本発明はこの自然現象に逆らうことなく、逆にこの自然
の現象を利用して自然雪崩の発生を防止しようとするも
のである。
の現象を利用して自然雪崩の発生を防止しようとするも
のである。
即ち雪崩発生地帯に所定間隔毎にパイプを打ち込んで、
このパイプにより地熱をパイプ周囲に放射して、パイプ
周囲の積雪を収縮させ、これによってパイプ周囲の雪原
を鉛直方向に変化させて雪層の押圧力を地面方向に導い
て地面との摩擦抵抗を増大させることにより、雪崩の発
生が予防されることを見いだした。
このパイプにより地熱をパイプ周囲に放射して、パイプ
周囲の積雪を収縮させ、これによってパイプ周囲の雪原
を鉛直方向に変化させて雪層の押圧力を地面方向に導い
て地面との摩擦抵抗を増大させることにより、雪崩の発
生が予防されることを見いだした。
本発明は図示の実施例に基づき詳記すると、雪崩発生源
地1(斜面勾配45?犬走り間隔7m犬走り巾りn、積
雪深約2.5m)に、多数の放熱孔2 、2’、 2“
・・・を有するパイプ3,3’、3“・・・を所定間隔
毎に立設するのであるが、放熱孔2.2’、2“・・・
の形状はスリット状に穿設してパイプ3,3’。
地1(斜面勾配45?犬走り間隔7m犬走り巾りn、積
雪深約2.5m)に、多数の放熱孔2 、2’、 2“
・・・を有するパイプ3,3’、3“・・・を所定間隔
毎に立設するのであるが、放熱孔2.2’、2“・・・
の形状はスリット状に穿設してパイプ3,3’。
3″−・・内への雪の侵入するのを防止する。
多少侵入しても支障はないが、侵入しない方が望ましい
。
。
又スリット状でなくとも丸孔でも角孔でも良い。
パイプ3 、3’、 3“・・・の太さは地形、積雪成
分力等によって色々変ることが予想されるが、大孔15
0mmφ位が望ましい。
分力等によって色々変ることが予想されるが、大孔15
0mmφ位が望ましい。
立設方法としては雪崩発生源地1に竪穴4を掘り、これ
に玉石5を充填してコンクリート6をうわのせし、パイ
プを挿入する。
に玉石5を充填してコンクリート6をうわのせし、パイ
プを挿入する。
又パイプ3,3’、3“・・・の埋込み深度は発生源地
15における凍結深度より深い位置まで埋込むのが望ま
しい。
15における凍結深度より深い位置まで埋込むのが望ま
しい。
又パイプ3.3’、3“・・・の立設間隔は地形、或は
温度条件等によシ変化するが、図示の雪崩発生源地1で
は3m前後の間隔が良い。
温度条件等によシ変化するが、図示の雪崩発生源地1で
は3m前後の間隔が良い。
11かくしてパイプ3.3’、3“・
・・の放熱孔2,2’。
・・の放熱孔2,2’。
2″−・・は雪崩発生源地における斜面1′よシ上方に
位置させ、パイプ3.3’、3“・・・の下端部は土中
に埋設されて、放熱孔と同様の誘導孔7,7′・・・或
は下端開口8より地熱を誘導する。
位置させ、パイプ3.3’、3“・・・の下端部は土中
に埋設されて、放熱孔と同様の誘導孔7,7′・・・或
は下端開口8より地熱を誘導する。
地表面1′に突出す1゜るパイプ3,3’、3“・・・
の突出高は図示の場合約70函位としておく。
の突出高は図示の場合約70函位としておく。
尚パイプ3.3’、3“・・・の上端開口8′にキャッ
プ9を嵌めておいても良いが、キャップ9をしなくとも
雪の粘着力に富む地方ではパイプ3.3’、3“2・・
・内に雪は殆んど侵入せず支障はない。
プ9を嵌めておいても良いが、キャップ9をしなくとも
雪の粘着力に富む地方ではパイプ3.3’、3“2・・
・内に雪は殆んど侵入せず支障はない。
又10はパイプ3,3’、3“・・・内に挿入した区劃
板で、パイプ内の空間を西南に区劃し、吹雪の方向性に
よシ、その方向側の放熱孔2.2’、2“・・・よシ雪
が侵入しても他方向側の放熱孔2.2’、2“・・・よ
シ雪の侵入2がなく、従ってパイプ3.3’、3“・・
・の何れか区劃された空間は空洞状態を保持する。
板で、パイプ内の空間を西南に区劃し、吹雪の方向性に
よシ、その方向側の放熱孔2.2’、2“・・・よシ雪
が侵入しても他方向側の放熱孔2.2’、2“・・・よ
シ雪の侵入2がなく、従ってパイプ3.3’、3“・・
・の何れか区劃された空間は空洞状態を保持する。
然し放熱孔2゜2′・・・からの雪の侵入も放熱孔の形
状、大小により雪の侵入を防止でき、且雪の粘着力によ
ってパイプの内部に侵入することは殆んとない。
状、大小により雪の侵入を防止でき、且雪の粘着力によ
ってパイプの内部に侵入することは殆んとない。
3この区劃板10は特殊な地形成は風向等に
より適宜利用すれば良い。
より適宜利用すれば良い。
又パイプ3,3’、3“・・・は黒色等の太陽熱を吸収
し易い色彩としておくのが好ましい。
し易い色彩としておくのが好ましい。
本発明は以上の如く構成されるもので、その作3用効果
を説明すると、地熱は誘導孔7,7′・・・或は下端開
口8よシバイブ3.3’、3“・・・内を上昇し、放熱
孔2.2’、2“・・・或は上端開口8′より放射され
て自然にパイプ3.3’、3“・・・周囲の積雪が熱収
縮をして空洞ができると共に四周の積雪はざらめ化して
自発的に熱収縮を殆んどしない動きにくい雪質となり、
パイプに近づくにしたがって最下層から中層にいたるま
で第3図の一点鎖線に示すように雪層の層厚が減じ、そ
の結果パイプ四周の雪層は第3図の矢印のように地面方
向に鉛直化して地面に接するようになる。
を説明すると、地熱は誘導孔7,7′・・・或は下端開
口8よシバイブ3.3’、3“・・・内を上昇し、放熱
孔2.2’、2“・・・或は上端開口8′より放射され
て自然にパイプ3.3’、3“・・・周囲の積雪が熱収
縮をして空洞ができると共に四周の積雪はざらめ化して
自発的に熱収縮を殆んどしない動きにくい雪質となり、
パイプに近づくにしたがって最下層から中層にいたるま
で第3図の一点鎖線に示すように雪層の層厚が減じ、そ
の結果パイプ四周の雪層は第3図の矢印のように地面方
向に鉛直化して地面に接するようになる。
従ってこの状態で積雪に熱収縮が起る際も雪は雪層の走
行にはソ鉛直に地面にぶつかるためパイプ周囲における
積雪下層面の摩擦抵抗が増大し、同時にパイプ間の積雪
は斜面に密着して抵抗面を作っているので斜面全体では
不動基点が散在する状態となり、且積雪成分力が分断さ
れて積雪全体が安定を保ち乍ら、即ち雪崩を予防しなか
ら消雷を促進させる。
行にはソ鉛直に地面にぶつかるためパイプ周囲における
積雪下層面の摩擦抵抗が増大し、同時にパイプ間の積雪
は斜面に密着して抵抗面を作っているので斜面全体では
不動基点が散在する状態となり、且積雪成分力が分断さ
れて積雪全体が安定を保ち乍ら、即ち雪崩を予防しなか
ら消雷を促進させる。
このように本発明は積雪下層面の接地による摩擦抵抗に
よって積雪のグランドを防ごうとすルモのであるためパ
イプに加わる雪圧は殆んど零に等しく、パイプの強度も
従来杭よりはるかに弱いものでも充分であシ、又斜面上
方への突出長も積雪深の3分の1程で足虱又パイプの杭
入シも比較的浅くて充分であるため全体として小型化の
パイプとなって作業がし易いと共に安価に提供でき、又
地況を軟弱化或は崩壊させる等の危険性がない。
よって積雪のグランドを防ごうとすルモのであるためパ
イプに加わる雪圧は殆んど零に等しく、パイプの強度も
従来杭よりはるかに弱いものでも充分であシ、又斜面上
方への突出長も積雪深の3分の1程で足虱又パイプの杭
入シも比較的浅くて充分であるため全体として小型化の
パイプとなって作業がし易いと共に安価に提供でき、又
地況を軟弱化或は崩壊させる等の危険性がない。
第1図は本発明予防方法を施こした蕾崩発生源地の説明
図、第2図は本発明法に使用するパイプの斜視説明図で
第3図は第1図の要部拡大断面説明図である。 1は雪崩発生源地、1′は斜面、2,2′・・・は放熱
孔、3,3′・・・はパイプブ。
図、第2図は本発明法に使用するパイプの斜視説明図で
第3図は第1図の要部拡大断面説明図である。 1は雪崩発生源地、1′は斜面、2,2′・・・は放熱
孔、3,3′・・・はパイプブ。
Claims (1)
- 1 雪崩発生源地に、多数の放熱孔を設けたパイプを所
定間隔毎に立設して放熱孔を斜面より上方に位置させ、
パイプの下端部は土中に位置させて、パイプの下端部に
設けた誘導孔或は下端開口より:地熱をパイプ内に誘導
し、この地熱を放熱孔より放射させヤパイプ周囲の積雪
を収縮させることを特徴とする雪崩予防方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50104261A JPS5821042B2 (ja) | 1975-08-28 | 1975-08-28 | セツガンヨボウホウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50104261A JPS5821042B2 (ja) | 1975-08-28 | 1975-08-28 | セツガンヨボウホウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5228110A JPS5228110A (en) | 1977-03-02 |
JPS5821042B2 true JPS5821042B2 (ja) | 1983-04-27 |
Family
ID=14375976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50104261A Expired JPS5821042B2 (ja) | 1975-08-28 | 1975-08-28 | セツガンヨボウホウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5821042B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0328526B2 (ja) * | 1984-06-30 | 1991-04-19 | Kemikaru Gurauto Kk |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61232857A (ja) * | 1985-04-09 | 1986-10-17 | 株式会社 大気社 | 空調装置殺菌方法 |
JPS61234862A (ja) * | 1985-04-10 | 1986-10-20 | 株式会社 大気社 | 空調装置殺菌方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5412899Y2 (ja) * | 1975-04-15 | 1979-06-04 |
-
1975
- 1975-08-28 JP JP50104261A patent/JPS5821042B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0328526B2 (ja) * | 1984-06-30 | 1991-04-19 | Kemikaru Gurauto Kk |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5228110A (en) | 1977-03-02 |
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