JPS5820996B2 - アルコ−ル粘性ゲル燃料組成物 - Google Patents
アルコ−ル粘性ゲル燃料組成物Info
- Publication number
- JPS5820996B2 JPS5820996B2 JP10613780A JP10613780A JPS5820996B2 JP S5820996 B2 JPS5820996 B2 JP S5820996B2 JP 10613780 A JP10613780 A JP 10613780A JP 10613780 A JP10613780 A JP 10613780A JP S5820996 B2 JPS5820996 B2 JP S5820996B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alcohol
- viscous gel
- parts
- fuel composition
- gel fuel
- Prior art date
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- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
一般にアルコールをゲル化又は増粘し、これをそのまま
あるいはポリエチレンチューブに入し又はパック状とし
てキャンプ、料理用又は非常用固形燃料とする事は広く
行はれているが、このゲル化剤として高級脂肪酸の金属
又はアルカリ土類金属塩、ジベンジリデンソルビトール
、カルボキシビニールポリマー等がある。
あるいはポリエチレンチューブに入し又はパック状とし
てキャンプ、料理用又は非常用固形燃料とする事は広く
行はれているが、このゲル化剤として高級脂肪酸の金属
又はアルカリ土類金属塩、ジベンジリデンソルビトール
、カルボキシビニールポリマー等がある。
特にカルボキシビニールポリマーは化粧品原料基準にも
合致し極めて良好なアルコール粘性ゲルを作ることから
これを主成分としたアルコール粘性ケルが固形燃料とし
て広く使用されている。
合致し極めて良好なアルコール粘性ゲルを作ることから
これを主成分としたアルコール粘性ケルが固形燃料とし
て広く使用されている。
しかし乍らこのカルボキシビニールポリマーの大きい欠
点として着火させると、バチバチと音を発して燃焼し、
小さい粒子がハネ飛び時には大のついたま5の粒子が飛
ぶ事もあり野外ならば使用できるが、室内では危険性が
大きく使用する事が困難である。
点として着火させると、バチバチと音を発して燃焼し、
小さい粒子がハネ飛び時には大のついたま5の粒子が飛
ぶ事もあり野外ならば使用できるが、室内では危険性が
大きく使用する事が困難である。
従って冬期料理用の熱源又は料理保温用の熱源として便
利であるにも拘らずその使用は限られた場所でしか出来
なかった。
利であるにも拘らずその使用は限られた場所でしか出来
なかった。
本特許はこの欠点を完全に除去し、着火してから完全に
燃焼が終る迄全くハネる事なく、音も発生しないで静か
に燃焼しつづける事を特徴としたカルボキシビニールポ
リマーを増粘剤の主成分トして使用しているアルコール
粘性ケル燃料組成物に関するものである。
燃焼が終る迄全くハネる事なく、音も発生しないで静か
に燃焼しつづける事を特徴としたカルボキシビニールポ
リマーを増粘剤の主成分トして使用しているアルコール
粘性ケル燃料組成物に関するものである。
既に述べたようにアルコールをゲル化又は増粘する方法
として高級脂肪酸の金属又はアルカリ土類金属塩、ジベ
ンジリデンソルビトール、カルボキシビニールポリマー
の三つの方法が一般的であるが、その中で高級脂肪酸系
のものとジベンジリデンソルビトールの二つは何れもア
ルコールカ固状となり、そのまメ切って角形に成形され
て利用している。
として高級脂肪酸の金属又はアルカリ土類金属塩、ジベ
ンジリデンソルビトール、カルボキシビニールポリマー
の三つの方法が一般的であるが、その中で高級脂肪酸系
のものとジベンジリデンソルビトールの二つは何れもア
ルコールカ固状となり、そのまメ切って角形に成形され
て利用している。
カルボキシビニールポリマーはアルコール中に1〜4係
添加しトリエチルアミンの如きアルカリで中和すること
によって極めて粘性が高くしかも無滴下性をもった粘性
ゲルとなりポンプで輸送してもゲルは破壊されず容器や
パンク状に充填する事ができる。
添加しトリエチルアミンの如きアルカリで中和すること
によって極めて粘性が高くしかも無滴下性をもった粘性
ゲルとなりポンプで輸送してもゲルは破壊されず容器や
パンク状に充填する事ができる。
然し乍ら、このカルボキシビニールポリマーによって作
られたアルコール粘性ゲルは着火すると前述のような音
を発しハネる等の欠点がある為に、この欠点の改良が望
まれていたのであるが、発明者はこのアルコール粘性ゲ
ルの中に極めて少量の吸油量の大きい珪酸カルシウム化
合物を分散させる事によって、この欠点を完全に除去す
る事に成功した。
られたアルコール粘性ゲルは着火すると前述のような音
を発しハネる等の欠点がある為に、この欠点の改良が望
まれていたのであるが、発明者はこのアルコール粘性ゲ
ルの中に極めて少量の吸油量の大きい珪酸カルシウム化
合物を分散させる事によって、この欠点を完全に除去す
る事に成功した。
この珪酸カルシウム化合物は徳山ソーダ■の製造にか5
るもので商品名「フローライトR」という名称で市販さ
れて居り、極めて吸油量が大きく4−8 ml/ gの
値を示している。
るもので商品名「フローライトR」という名称で市販さ
れて居り、極めて吸油量が大きく4−8 ml/ gの
値を示している。
−−m−−−−この化合物をアルコール粘性ゲル
100部に対して0.05〜0.5部好ましくは0.1
〜0.3部混合して分散させる事によって着火した時に
発生する音とハネる現象を無く皆無にする事ができた。
100部に対して0.05〜0.5部好ましくは0.1
〜0.3部混合して分散させる事によって着火した時に
発生する音とハネる現象を無く皆無にする事ができた。
更に珪酸カルシウム以外の珪酸化合物例えばシリカケル
の微粉末についても実験を試みたがその結果を次に示す
(表1) 尚、シリカゲルの微粉末は商品名 サイロイド富士デビ
ソン■製 アエロジル 独デグサ社製ファインシール
徳山ソーダ■製等があり、吸油量は1.5〜3.5ml
/gの中に入っている。
の微粉末についても実験を試みたがその結果を次に示す
(表1) 尚、シリカゲルの微粉末は商品名 サイロイド富士デビ
ソン■製 アエロジル 独デグサ社製ファインシール
徳山ソーダ■製等があり、吸油量は1.5〜3.5ml
/gの中に入っている。
先づカルボキシビニールポリマー2部にメチルアルコー
ル100部を混合して攪拌し溶解する。
ル100部を混合して攪拌し溶解する。
次にトリエチルアミン1.8部を加えると増粘して美し
いアルコール粘性ゲルが生成する。
いアルコール粘性ゲルが生成する。
この粘性ゲルの中に珪酸化合物の吸油量の異なるものを
夫夫別に加えてその効果を比較する。
夫夫別に加えてその効果を比較する。
添加量はアルコール粘性ゲル100部に夫々0.1部添
加した。
加した。
この表で判るように、珪酸化合物のシリカゲルと珪酸カ
ルシウムは何れも効果があるが吸油量の大きい程その効
果が大きく特に吸油量5のフローライ)Rで表わされる
珪酸カルシウム化合物は極めて良好な効果を示す。
ルシウムは何れも効果があるが吸油量の大きい程その効
果が大きく特に吸油量5のフローライ)Rで表わされる
珪酸カルシウム化合物は極めて良好な効果を示す。
一般ニカルボキシビニールポリマーの中に分散させる珪
酸化合物としてその吸油量の範囲は1.5〜0. F3
rnl/ 、@のものが使用可能でありその中でも最
も好ましい範囲は4〜8 ml/ gである。
酸化合物としてその吸油量の範囲は1.5〜0. F3
rnl/ 、@のものが使用可能でありその中でも最
も好ましい範囲は4〜8 ml/ gである。
珪酸化合物の種類としては既に述べたシリカゲル化合物
珪酸カルシウム化合物の中より吸油量の大きいものを選
べば良く、これをアルコール粘性ゲル中に分散させる丈
けで着火時燃焼中の音とハネを著しく軽減又は皆無とす
る事ができ、使用時の安全の向上は非常に大きいものと
なる。
珪酸カルシウム化合物の中より吸油量の大きいものを選
べば良く、これをアルコール粘性ゲル中に分散させる丈
けで着火時燃焼中の音とハネを著しく軽減又は皆無とす
る事ができ、使用時の安全の向上は非常に大きいものと
なる。
実施例 1
メチルアルコール 98部カル
ボキシビニールポリマー 1部トリエチル
アミン 0.8部フローライトR
(徳山ソーダ■製)0.2部先づメチルアルコール98
部にカルボキシビニールポリマー1部を攪拌して溶解す
る。
ボキシビニールポリマー 1部トリエチル
アミン 0.8部フローライトR
(徳山ソーダ■製)0.2部先づメチルアルコール98
部にカルボキシビニールポリマー1部を攪拌して溶解す
る。
その中にフローライ)Ro、2部を加え更に攪拌して良
く分散させる。
く分散させる。
最後にトリエチルアミン0.8部を加えて攪拌すると直
ちに増粘してアルコール粘性ゲルとなる。
ちに増粘してアルコール粘性ゲルとなる。
これは殆んど透明に近い半濁ゲルである。これを容器に
少量入れて着火すると音もハネも全くなく極めて静かに
燃焼する。
少量入れて着火すると音もハネも全くなく極めて静かに
燃焼する。
実施例 2
メチルアルコール 60部イソ
プロピルアルコール 37部カルボキシ
ビニールポリマー 1.6部トリエチルアミ
ン 1部アエロジル 独デグ
サ社 0.4部実施例1と同様にアルコ
ールの混合物にカルボキシビニールポリマーを加えその
後は同様の操作でアルコール粘性ゲルをつくる。
プロピルアルコール 37部カルボキシ
ビニールポリマー 1.6部トリエチルアミ
ン 1部アエロジル 独デグ
サ社 0.4部実施例1と同様にアルコ
ールの混合物にカルボキシビニールポリマーを加えその
後は同様の操作でアルコール粘性ゲルをつくる。
アロエジルで作られた粘性ゲルは稍乳白色であるがこれ
を少量容器にとって着火すると、音とハネが非常に少な
くなり、アエロジルを添加していないものに比較して大
きい差が見られた。
を少量容器にとって着火すると、音とハネが非常に少な
くなり、アエロジルを添加していないものに比較して大
きい差が見られた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 カルボキシビニールポリマーを主成分とせるアルコ
ール粘性ゲル中に珪酸化合物を含有することを特徴とす
るアルコール粘性ゲル燃料組成物。 2 前記珪酸化合物の吸油量が1.5〜0.8ml/E
lである特許請求の範囲第1項記載のアルコール粘性ゲ
ル燃料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10613780A JPS5820996B2 (ja) | 1980-07-28 | 1980-07-28 | アルコ−ル粘性ゲル燃料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10613780A JPS5820996B2 (ja) | 1980-07-28 | 1980-07-28 | アルコ−ル粘性ゲル燃料組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5728193A JPS5728193A (en) | 1982-02-15 |
JPS5820996B2 true JPS5820996B2 (ja) | 1983-04-26 |
Family
ID=14425987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10613780A Expired JPS5820996B2 (ja) | 1980-07-28 | 1980-07-28 | アルコ−ル粘性ゲル燃料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5820996B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60150779U (ja) * | 1984-03-17 | 1985-10-07 | 日本圧着端子製造株式会社 | 多極圧接コネクタ |
FR2598039B1 (fr) * | 1986-04-28 | 1990-09-21 | Alsthom Cgee | Agencement de connexion a fente pour fil electrique et embout d'outil de connexion correspondant |
KR100789586B1 (ko) | 2006-02-16 | 2007-12-28 | 고재훈 | 알코올 함유 고점성 겔 조성물의 제조방법 |
-
1980
- 1980-07-28 JP JP10613780A patent/JPS5820996B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5728193A (en) | 1982-02-15 |
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