JPS5820974A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は横−き型の密閉型圧縮機に関するもので８例え
ば冷蔵庫等に用いる冷媒圧縮機として有効である。

本発明の様に圧縮機部と電動機部とが横方向に配設され
た圧縮機では、圧縮機部の潤滑が特に問題となる。その
ため、従来よりケース下方に溜った潤滑油を吐出冷媒ガ
ス中に混入して、潤滑油と吐出冷媒ガスとを混合させた
状態で給油孔に供給す石という構成が用いられていたが
、この構成では潤滑油が被給油箇所に充分には供給され
ず、むしろ高速の吐出冷媒流と共に冷凍サイクル中に押
し出され、かえって冷凍サイクルの効率を低下させると
いう問題があった。

本発明は上記点に鑑みて案出されたもので、横（２） 匿き型の密閉型圧縮機において、被給油部に確実に潤滑
油を供給できる様にすることを目的とする。

この目的達成の為１本発明では、圧縮機部の側方にオイ
ルセパレータを配設して、オイルセパレータで潤滑油を
分離した冷媒ガスはケース内に放出し、潤滑油を確実に
被給油部へ導けるようにするという基本的構成を採用す
る。

以下本発明の一実施例を図に基づいて説明する。

第１図中１は円筒状の圧縮機ケースで、このケース１内
には電動機ｌ１１２と、この電動機部２からの駆動力を
受けて冷媒の圧縮を行う圧縮機部３とが収納されている
。そして、このケースｌは鉄板を円筒状に成形してなり
、かつ電動機部２．圧縮機部３を収納した状態で蓋板４
によって開口端を密閉されている。圧縮機１１３は、第
２図に示すように、内面が円筒状をした鉄製のシリンダ
ハウジング５と、このハウジング５０両端を覆うべく配
設された側部ハウジング９．ｌＯと、電動機２によって
駆動される回転軸２０に圧着しかつシリンダハウジング
５内に偏心□して配設されたリング状の（３） ローラ６と１　シリンダハウジング５のベーン溝５ａに
摺動自在に挿入されその先端がばね７の押圧力を受けて
常にローラ６外周と摺接するベーン８とを備えている。

そして、この圧縮機部３は、シリンダハウジング内面５
ｂ、両側部ハウジング９．１０．　ローラ６外周、及び
ベーン８によって区画される空間でシリンダ室Ｒが形成
され、このシリンダ室Ｒの容積麦動に応じて、冷媒の吸
入、圧縮、吐出を行うようにしている。即ち、ハウジン
グ５のうちシリンダ室Ｒが容積増加する部位には吸入孔
１１が開口していて１図示しない冷凍サイクルの蒸発器
からの気冷媒をシリンダ室Ｒ内に吸入するようになって
おり、また、側部ハウジング１０のうちシリンダ室Ｒの
容積が最も減少した部位には吐出孔１２が開口していて
、シリンダ室Ｒで圧縮された冷媒が吐出室１３へ吐出す
るようになっている。吐出室１３は側部ハウジング１０
と吐出室カバー１４とによって形成されており、吐出室
１３に吐出した冷媒は、その後一部ハウジング１０の吐
出連通（４） 孔１５よりシリンダハウジング５の吐出通路１６へ流れ
、ついで側部ハウジング９の吐出達道孔１８を介して第
１冷媒通路１７へ吐出される。なお。

Ｉｌｌ冷媒通路１７は第３図に示すように一端１７ａが
吐出連通孔１８に接続し、他端１７ｂが潤滑油中に開口
するようにしてケース１下面に配管されている。１９は
第２冷媒通路で、第１冷媒通路１７より径が大きく、そ
の一端１９ａはケース！下方部で第１冷媒通路の他端１
７ｂを覆うようにして配役されている。従って、吐出冷
媒ガスが第１冷媒通路の他端１７ｂより第２冷媒通路１
９に吐出される−に、ケース１下部に溜っている潤滑油
は第２冷媒通路一端１９ａの開口部Ａより通路１９内に
吸い込まれる。

第２冷媒通路１９の他端１９ｂは側部ノ１ウジング９外
方に固定されたオイルセパレータ２１に開口しており、
開口部人より冷媒流れ中に吸い込まれた潤滑油はこのオ
イルセパレータ２１の壁面に衝突して、再び冷媒流れよ
り分離される。潤滑油を分離した冷媒ガスはオイルセパ
レータ２１１面（５） に開口した放出口２１ａよりケースｌ内に放出され０次
いでケース１内を蓋板４側へ漁れ、蓋板４に接続された
吐出パイプ２２より冷凍サイクルの図示しない凝縮器へ
吐出される。

一方、オイルセパレータ２１で分離された潤滑油はオイ
ルセパレータ２１の下部に溜り、その後回転輪２０の外
周に形成された螺線状の導油連路２３に流入する。即ち
１本例では回転輪２０が側部ハウジング９を貫通して、
オイルセパレータ２１に直接露呈している為、オイルセ
パレータ２１下面に溜った潤滑油は回転軸２０の回転を
受けて導油通路２３内を図中右方へ移動する。そして、
その際に、ハウジング側板９と回転軸２０との閏の潤滑
を行う、導油通路２３内を図中右方へ移動した潤滑油は
ローラ６内周に形成された第１貯油室２４に流入し９次
いで連通孔２５を介して第２貯油室２６に流入する。そ
して、第１．第２貯油室２４．２６に溜った潤滑油によ
って側部７％ウジング９．１０とローラ６側面との藺の
潤滑を行う。

第２貯油室２６内の潤滑油は、再び回転軸２０（６） 外周に螺線状に形成された導油通路２７内に流入し、！
転輪２０の回転を受けて図中右方へ移動する。そして、
この移動時にハウジング側板１０と回転軸２０との間の
潤滑を行う、導油通路２７を最も右方へ移動した冷媒は
その後回転軸２０より滴下し、ケース１下面に溜る。

従って、潤滑油はケース１下面→第２冷媒通路１９→オ
イルヤパレータ２１→導油通路２３→第１貯油室２４→
達遥孔２５→第２貯油室２６→導油遥路２７→ケース１
下面と循環し、その際に圧縮機部３の被給油箇所の澗潰
を行うことになる。

尚、上述の例では第１冷媒通路１７はその側端ｔｔａを
ハウジング側板９に接続したが、必要に応じて第１冷媒
通路１７を吐出室カバー１４に接続させるようにしても
よい、その場合には吐出達遥孔１５．吐出遍路１６．吐
出達通孔１８は勿論革装となる。

また、上述の例では冷媒通路１７．１９を径の興なる２
本の管で形成したが、必要に応じて一本の管で冷媒通路
を構成するようにしてもよい、こ（７） の場合には９通路途中に開口部Ａを設けて、ケース下面
の潤滑油を吸い込むようにする。

更に、上述の例では導油通路２３を回転軸２０の外周に
設けたが、導油通路２３を回転輪２０内部、若しくはハ
ウジング倒板９，１０の回転輪加と対向する面に形成し
てもよい、尤も、この場合でも回転軸２００回転を受け
て潤滑油が移動する様、導油通路２３は螺線状に形成す
る。

また、オイルセパレータ２１の内部に衝突板やフィルタ
を配設して潤滑油の分離能力を向上させると良い、ｔた
。上述の例では放出口２１ａをオイルセパレータ２１の
上面に開口させたが、必要に応じオイルセパレータ２１
倒面の上方部に開口させるようにしてもよい。

以上設定した様に本発明圧縮機はオイルセパレータを設
けて冷媒中より潤滑油を分離し１分離した潤滑油を圧縮
機部の被給油箇所に供給するようにしたため、潤滑油の
供給が確実に行え、かつ冷媒がスの吐出量に係わらず安
定して給油できるという優れた効果を有する。　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　１（８）

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明圧縮機の一実施例を示す断面図で第３図
の１−１線に沿う断面形状を示す、第２図は第１図の■
−■矢視断面図、第３図は第１図のｍ−１ｔ矢視断面図
である。 １・・・ケース、２−・・電動機部、３・・・圧縮機部
、１７゜１９−・・吐出冷媒通路、２１・・・オイルセ
パレータ。 ２１ａ・・・放出０．２３．２７・・・導油通路。 代理人弁理士　岡　部　　隆 （９） −４０′ 第　２− 第３図 ■１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）電動機部及びこの電動機部により駆動される圧縮
   機部を横方向に配設してケース内に密閉する密閉型圧縮
   機において、前記圧縮機部側方にオイルセパレータを配
   設すると共に、圧縮機部より吐出された冷媒を潤滑油と
   共にこのオイルセパレータに導く吐出冷媒通路を設け、
   かつ。 前記オイルセパレータの上方部に冷媒を前記ケース内に
   放出する放出口を開口させ、更に前記圧縮機部に前記オ
   イルセパレータ下方部の潤滑油を被給油部に導く導油通
   路を形成したことを特徴とする密閉型圧縮機。 （２）前記吐出冷媒通路は前記ケース下方部を遭遇し、
   かつ、吐出冷媒通路にはケース下方部に溜った潤滑油を
   混入する開口部が形成されていることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の密ｌ１ｇ型圧縮機。 （１） （３）１１１記導油通路は前記圧縮機部の回転軸外周に
   形成された螺線状の溝であり、かつ、導油通路の端は前
   記オイルセパレータの下方部に直接開口していることを
   特徴とする特許請求の１１囲第１項もしくは第２項記載
   の密閉型圧縮機。