JPS58209559A - 耐火、難燃合板 - Google Patents

耐火、難燃合板

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JPS58209559A
JPS58209559A JP9368182A JP9368182A JPS58209559A JP S58209559 A JPS58209559 A JP S58209559A JP 9368182 A JP9368182 A JP 9368182A JP 9368182 A JP9368182 A JP 9368182A JP S58209559 A JPS58209559 A JP S58209559A
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JP
Japan
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flame
plywood
resistant
fire
layer
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Pending
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JP9368182A
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English (en)
Inventor
越井 健
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koshii and Co Ltd
Original Assignee
Koshii and Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐火、難燃合板に関するもの°である。
従来、一般的に用いられている普通合板は、単に複数枚
の単板全積層して接素剤により接着したにすき′ないも
のであるため、防火性、離燃性に乏しく、防火性が要求
される建物の建築材料としては不向きである。そこで、
近年、難燃処理を施した難燃合板が開発されているが、
単に難燃処理を施しただけでは耐火性を期待できず、か
つ、難燃性の大巾な向上は難しく、難燃性を満足させる
ためには合板の厚みを相当厚くしなければならず、コス
トが高くつき、また、厚くすることによって使用時に重
量およびスペース上の制約を受ける等の問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたも
ので、比較的薄くてすぐれた耐火性能を発揮でき、かつ
、難燃性にすぐれた耐火、難燃合板を提供するものであ
る。
すなわち、本発明は、複数枚の単板を積層して接酒剤に
より接着してなる合板において、前記各単板間に形成さ
れる接着剤層のうち少々くとも一つの層をカラス繊維等
の耐熱繊維入りの耐熱性合成樹脂材からなる耐火層によ
り形成することによ・って、耐火性、難燃性を向上させ
たものであり、また、上記耐火、難燃合板において、予
め単板に鼾燃処理を施すことによって耐火性、難燃性を
さらに向上させたものである。
以下、本発明の実施例を図によって説明する。
第1図は、3層の単板と2層の耐火層からなる5層構造
の耐火、難燃合板の一例を示すもので、フェイス単板1
a、コア単板2、フェイス単板1bを、それらの間にガ
ラス繊維入りの耐熱性合成樹脂材からガる耐火層3a、
3bを設けて、こrらを積層状態で一体化して構成され
ている。
この耐火、難燃合板を製作するときは、一般に、各単板
1a・ 2,1bにロータリー単板を用い、かつ、各単
板ia+llbに予め難燃剤たとえば有機重合リン化合
物を主成分とする難燃剤(商品名:ノンネンW−2−4
0)を含浸させて難燃処理を施した後、各単板1a+l
ibを図外のベッド上に順次積層し、その積層時に下層
の単板1aおよび2上に液状(シート状でもよい)のフ
ェノール樹脂等の耐熱性合成樹脂材を塗布した後、ガラ
ス繊維としてカラスマット (チジップドストランドマ
ント)を敷き、その上に再度前記耐熱性合成@脂材を塗
布し、然る後、上層の単板2および1b會積層し、これ
らをホットプVスまたはコールドプレスにより加圧する
こnによって、谷単板1a+2aib間において、ガラ
スマントの上下に位置する耐熱性合成樹脂材がガラスマ
ットのガラス繊維間に侵入してこれらが完全に同化し、
その内部にガラスマットを埋設した状態で固化する。そ
の結果、ガラス繊維入りの耐熱合成樹脂層すなわち耐火
層5a、3bが形成され、かつ、この耐火層5a、3b
の耐熱性合成樹脂材がそれらの上下の単板内面の繊維間
に侵透した状態で固化し、以って、各単板1a+2.1
bと各耐火層3at3bとが前記耐熱性合成側脂材の接
着作用によって完全に一体化され、各単板′間に耐火層
を有する5層構造の耐火、難燃合板が形成される。
上記耐火、難燃合板において、単板にはロータリー単板
以外にスライスド単板、・・−フランド単。
板、ソーン単板等を用いてもよいが、とくにロークリ−
年板會用l/−4ると、他の単板を用いた場合に比べて
広面積の合板の製作が可能となるので好都合である。な
お、ロータリー単板を用いた場合、いわゆる本割れによ
る単板の強度低下が懸念されるが、その裂割れ面を耐火
層3a、3b側に向けて抗層すれば、該耐火層の耐熱性
合成樹脂材が裏割れ溝内に喰込んで固化して補強作用を
発揮でき、かつ、この喰込みによって耐熱性合成樹脂材
による接着力を助成できるので却って好都合である。
また、耐火層5a、3bに埋設される耐熱繊維としては
、上記ガラス繊維に限らず、スチール繊維、ステンレス
繊維、カーボン繊維、チタン酸繊維その他任意のものを
用いることができ、かつ、その繊維方向もめる程反一定
方向に揃えらnたもの、クロス状、網状その他任意の形
態のものを用いることができ、その繊維の材質および方
向を選択することによって合板全体の強度および強度の
方向性を選択できる。
上記耐火、離燃合板によれば、耐火層3 ar5 bの
S−+は単板1 ar  i b+  2に比べて薄い
ものでるるが、すぐれた耐火性庁らびに&i8燃性を発
揮でさ、〃・つ、ガラス繊維等の耐熱稙維の埋設によっ
て大サナ補強作用を有し、従来の単板のみから々る5層
構造の普通合板はいうまでもなく5層構造の難燃合板よ
シ薄くて耐火性、難燃性に富み、かつ、強度的にもすぐ
れた合板が得られる。
第2図は、5層の単板と2層の耐火層からなる7層構造
の耐火、難燃合板の一例を示す。この実施例では、フェ
イス単板ia、i’b間に、3層のコア単板2a、21
)、2Q’r積層、配置してこれらコア単板同士を接着
剤4a+4bにより接層すると共に、フェイス単板1a
、1bとこれに相対向するコア単板2a、2cとの間に
前記実施例と・同様の方法で耐火層5a、3bi形成し
ている。
この場合、各単板1 ar  1 b+  2 ar 
 2 b+20には前記実施例と同様に予め難燃処理を
施し、筐た、接着剤には難燃剤たとえば有機リン高分子
を主成分とする難燃剤(商品名:ノンネンw3)を添加
したものを用いる。この耐火、難燃合板を。
製作するときは、先にコア単板2al  21)l  
2C同士を稍〜し、接層剤4&l  4bにより接着し
てコア材を形成した後、その衣層両面に耐火層5 a+
3by介してフェイス単板111L、1’b’(r接層
してもよいが、各単板と耐火層および接着剤を図示の記
音で下から順に積層して一挙にプレスし、一体化するよ
うにしてもよい。
この実施例の耐火、難燃合板によれば、コア単板を6層
にしであるので、第1図に示す耐火、難燃合板より耐火
性、難燃性、強度ともに大巾に性能アップできる。なお
、この実施例において、接着剤層4a+4bの厚みは従
来の合板の場合と同様に無視できる程度のものでおり、
また、耐火層3a、3j)も他の単板に比べて薄く、従
って、耐火層3a、3’b(i7設けたことによる厚み
の増量は僅かであり、この増量分は単板の厚みを調節す
ることによって吸収でき、従来の単板構成(層数)と同
構成で耐火層3al  3bを容易に追加することがで
き、この耐火43a、3bの追加によって、耐火性、耐
燃性、強度ともに大巾に性能アップできるのである。
上記谷実施例では、4火層3a+3bkZ層としたが、
該耐火層は1層だけでもよく、コア単板間だけに設けて
もよく、6層以上設けてもよい。
また、前記各単板は必ずしもそのすべてに難燃処理を施
す必要はなく、その一部たとればフェイス単板のみ、あ
るいはコア単板のみに難燃処理金族しただけでもよく、
難燃処理単板と未処理単板とを又りに積層してもよく、
また、難燃処理金族さなくても前記耐火層の存在により
耐火性、難燃性を向上できる。
ここで、上記合板の耐火性能を確認するために次のよう
な実験を行った。
実験例 まず、この実験を行うために、下記の素材を用いて第1
表に示す供試体全製作した。
単  板;ラワン材 接着剤:メラミン系接層剤   400 gyfl/N
なお、供試体の大きさは、巾22011J=長さ220
罰とし、厚みは第1表に示す通シでるる。
次に、上記供試体i1〜15’(i−用いて耐火性能試
鋏會行った。試験方法は、Jより  A  1304に
基き、同規格の刃口熱温度標準曲線に羊じて加熱した。
加熱時間は15分間、または供試体の裏面側の温度が木
材出火危険温度でちる260℃を越えるまでとした。こ
の試験において、加熱側合板の裏面温度ケ熱電対により
計測し、また、加熱終了後の供試体の状況変化を目視に
より観察した。
実験結果 この実験結果を示せば第6図の通りである。第6図によ
り、本発明のように耐火層を設けることによって従来の
量適合板および離燃合板に比べて耐火性能を大巾に向上
できることが判明した。すなわち、たとえば従来の量適
合板の耐火性能試験”Cn 12 tm合板(供試体x
13)で12分30秒(表面温度が260℃に達する1
での時間、以下同じ)、1b鱈合板(供試体x14)で
19分の性能が確認されているが、上記実験により、単
板の難燃処理、接層剤への難燃剤の添加、耐火層の・組
込みによって、9罰合板でも15分の耐火性能を発揮で
gることが千」明した。
検   討 上記実験結果に基いて合板の耐火性能に影響する因子を
悦討した結果は次の通りである。以下、その重要度の富
い順に記述する。
(1)合板の厚み 他の条件が同じで合板の厚みの異なる供試体!1〜哀4
を比較する。
供試体AI(5,5藺)=8分 #A2(6,0鮎):10分15秒 #A3(7,51):12分 l j/;4(9,0社):15分以上この結果、合板
厚みが1M増える毎に1〜2分の耐火性能の向上がある
と推察される。従って、合板厚みを厚くする程、耐火性
能を向上できるといえる。
(2)耐火層 耐火層の有、無による耐火性能全比較する。
供試体χ15(9ff、耐火層無):10分15秒# 
i;2(6fi、耐火層有2層)=10分10秒この釉
来、供試体ノ:;2のように濃くてもml火゛層?設け
たことによって、これより厚い供試体石15と同程肝の
耐火性能を発揮でき、耐火層が2Mで合板約6鰭の厚み
に相当する耐火性能の向上が期待できると推察される。
1だ、耐火層の無いものは貫通が生じ、耐火層を設けた
ものはたとえ1層(加熱側)だけでも表面めくれが住じ
るだけで、貫通は生じないことが=認宴れた。従って、
耐火層は貫通防止に重大な役割を果しているといえる。
(3)単板の難燃処理 難燃処理したものと無処理のものと全比較する。
供試体A8 (無処理、耐火層有)216分lX4(離
燃処理、  I):15分以上このように耐火層がおっ
ても難燃処理の有無により2分程度の差が生じることが
判明した。また無処理のものでは残炎が認められたが、
離燃処理したものでは残炎がなく、従って、難燃処理も
耐火性能の向上に効果があるといえる。
(4)接着剤に難燃剤添加 録燃剤の添加の有無による耐火性舵會比較すゐ。
供試体!5(添加無)=14分40秒 l !4(添加有):15分以上 この結果、接着剤に軸燃剤を添加することにより、僅か
ではあるが耐火性能を向上できることが+J明した。
結   論 上記(1)〜(4)の検討の結果、単板に難燃処理を施
さなくても耐火層を設けることによって耐火性、離燃性
を向上でき、また、単板に難燃処理を施した上に耐火層
を組込めば、耐火性、離燃aを大巾に向上できることが
わかる。なお、耐火層に埋設さ扛る耐熱秘;維としてカ
ラス繊維を用いるならば、一般の製材様による切断等の
加工に支障はなく、通常の合板と同様に加工できるので
好都合である。
また、上記耐火、難燃合板に対し、表面に発泡性の耐火
塗料を塗布し、おるいはカラスペーパー#、Q不燃材ま
たは耐火性壁面クロス等の仕上材を貼鬼する等の表面処
理を施すことによって耐火性、難燃性をきらに同上でき
、合板厚みの一層の低減を図ることができる。この場付
、表面処理は合板の加工性を損わないように配励、する
以上説明したように、本発明は、合板の単板間にガラス
私維等の耐熱繊維入りの耐熱合成樹脂材からなる耐火層
を設けることによって、耐火性ならびに難燃性を向上さ
せたものであり、また、単板に難燃処理を施した上に耐
火層を組込むことによって、耐火性、難燃性を大巾に向
上させたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す断面図、第2図は別の笑
施例會示す断面図、第3図は耐火性能試験結果會示すグ
ラフである。 1allb・・・フェイス単板、21 2al  2b
。 2C・・・コア単板、5a+  6b・・・耐火層、4
a。 4b・・・接着剤(M)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、  !数枚の単板を積層して接着剤により接着して
    なる合板において、前記各単板間に形成される接T剤層
    のうち少なくとも一つの層をガラス繊維等の耐熱繊維入
    りの耐熱性合成樹脂材からなる耐火層により形成してな
    ること’に%徴とする耐火、難燃合板。 2、 難燃処理を施した複数枚の単板を積層して接着剤
    により接着してなる合板でおって、前記各単板間に形成
    される接着剤層のうち少力くとも一つの層をガラス繊維
    等の耐熱繊維入りの耐熱性合成樹脂材からなる耐火層に
    より形成したことを特徴とする耐火、難燃合板。
JP9368182A 1982-05-31 1982-05-31 耐火、難燃合板 Pending JPS58209559A (ja)

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JP9368182A JPS58209559A (ja) 1982-05-31 1982-05-31 耐火、難燃合板

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5045072U (ja) * 1973-08-24 1975-05-07

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5045072U (ja) * 1973-08-24 1975-05-07

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