JPS5820815Y2 - 焙焼器の焼成ケ−ス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は焙焼器の焼成ケースに関し、特にセルフクリー
ニングホーロー処理を施したものに係る。

現在採用されている焼成ケースのセルフクリーニングホ
ーロー処理は、その焼成ケースの内面もしくは全面に施
されているが、焼成ケース自体をセルフクリーニングホ
ーロー処理しなければならず、生産性が低く処理費がか
さみ、また、実際の調理において被焼成物からの油など
の汚れを浄化する部分は、はぼ焼成ケースの側壁のみで
、焼成ケースの土壁もしくは下壁についてはその効果が
少ないものであった。

本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、自己浄化作
用効果の高い側壁にのみセルフクリーニングホーロー処
理を施し、安価に焼成ケースを提供することを目的とす
る。

以下図面に従いその一実施例を説明する。

第１〜３図において、１は焼成ケース上壁２、焼成ケー
ス側壁３、焼成ケース下壁４、赤外線金網バーナよりな
る上バーナ５、棒状のプレスバーナよりなる下バーナ６
、および下バーナ６を上方から覆うバーナカバー７より
構成される焼成室である。

焼成ケース側壁３は焼成ケース上壁２と、焼成ケース下
壁４とによって着脱自在に支持され、またバーナカバー
７は焼成ケース下壁４により着脱自在に支持されるもの
である。

上記構成において上バーナ５、下バーナ６に点火して被
焼成物を焼成するわけであるが、下バーナ６からの燃焼
熱８は、被焼成物を受ける受皿９とバーナカバー７との
間と、さらに受皿９と焼成ケース側壁３との間を通り被
焼成物を焼成し、焼成ケース上壁２に設けた排気口１０
、外装ケース１１に設けた排気口１２、および外装ケー
ス１１の上方に設置した五徳１３を通って、大気中に放
出するものである。

ところでこの燃焼熱８によって得られる、セルフクリー
ニングの自己浄化作用効果を充分に発揮しうる温度の分
布と、被焼成物からの油などの汚れの分布はほぼ一致し
ており、換言すれば、セルフクリーニングホーロー処理
Ａは、焼成ケース側壁３のみに施せば充分である。

また第４図のごとくバーナカバー７と焼成ケース側壁３
とを一体とし、一度に着脱可能とすれは゛より−＠便利
で′ある。

すなわち、本考案は棒状バーナの熱気が最も触れやすい
側壁を着脱自在としてセルフクリーニングホーロ処理を
施しているので、焼成ケースの組立時には予め側壁のみ
をセルフクリーニングしておいて組立てればよいことか
らホーロ処理がきわめて効率的にできること、および使
用時にはセルフクリーニングの効果が充分発揮されるな
ど、焼成ケースを経済的にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す斜視図、第２図は同要
部の断面図、第３図及び第４図は同要部の実施例を示す
斜視図である。 １・・・・・・焼成室、３・・・・・傭１壁、６・・・
・・・下バーナ、７・・・・・・バーナカバー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 排気口を設けた焼成ケース上壁と、前記焼成ケース上壁
   に連設しかつ着脱自在に設けた焼成ケース側壁と、前記
   焼成ケース側壁に連設する焼成ケース下壁と、前記焼成
   ケース下壁部分に前記焼成ケース側壁とほぼ平行に設け
   た２本の棒状バーナと、前記棒状バーナのバーナカバー
   とを備え、前記焼成ケース側壁にのみセルフクリーニン
   グホーロー処理を施す構成とした焙焼器の焼成ケース。