JPS5820675B2 - 金属板に散在凸起模様を形成する方法 - Google Patents

金属板に散在凸起模様を形成する方法

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JPS5820675B2
JPS5820675B2 JP6921877A JP6921877A JPS5820675B2 JP S5820675 B2 JPS5820675 B2 JP S5820675B2 JP 6921877 A JP6921877 A JP 6921877A JP 6921877 A JP6921877 A JP 6921877A JP S5820675 B2 JPS5820675 B2 JP S5820675B2
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JP
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metal plate
pellets
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scattered
melt
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JP6921877A
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JPS543870A (en
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昌夫 遠山
建記 柏原
文雄 中山
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Kikusui Kagaku Kogyo KK
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Kikusui Kagaku Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属板の面に簡易な技術手段によりノ・ンドク
ラフトで作られた様な散在凸起模様を形成する方法に関
するものである。
従来より、特に建築用材料としての金属板に化粧を施す
には、塗料による塗装、木目模様などのプリント印刷に
よる塗装が行なわれているも、美的感覚が平板に過ぎて
金属板の感じから脱することが出来なかった。
従って、金属板にロールなどによりプレス加工を施して
凹凸模様を形成し、その凹凸模様面の上に仕上げ塗装を
施した製品が開発され、化粧の単調さを回避する様に考
えられたが、この製品も矢張りプレス加工の如き機械加
工のために凹凸模様の意匠性に自然さが乏しく、安直な
感を免れることが出来なかった。
従って、上記の意匠上における従来欠陥を解消する様に
、近時金属板の面に粘稠な塗材組成物をスプレーガン若
しくは回転するブラシローラーにより散布して凹凸模様
を形成する方法が開発されたが、この方法の場合塗材組
成物に含まれる溶媒1が揮散しなければ固体化せず、し
かも塗材組成物が付着した膜厚は相当太きいにも拘わら
ず、付着した金属板の面には全く吸収性が無いために溶
媒の揮散による固体化に長い時間を要し、固体化の時間
を早める様に加熱乾燥温度を高くすれば、金属板の面に
付着した塗材組成物による凹凸模様の表面に皮膜が形成
されると共に内部から急激に蒸発揮散する溶媒で凹凸模
様表面の皮膜が押し上げられて膨む現象が生じ、凹凸模
様の形状が不良となり、さらに、凹凸模様は塗材組成物
の粘度により意匠形状が変わるために粘度を厳密に一定
となる様に品質管理せねばならず、これは実際上として
高度な技術と困難さとが伴い、製造上の隘路となるもの
であった。
そこで、本発明者らは従来の方法による欠陥を全く解消
して簡易な技術手段によりハンドクラフト的な意匠性を
持つ模様が得られる方法を鋭意研究開発した結果、達成
されたのが本発明の方法である。
即ち、本発明の基本的な方法は化粧を施す金属板より低
温度で融解し且つ常温で固体となる熱可塑性合成樹脂な
どの加熱熔融物から適当な粒径を持つペレットを作成し
、この加熱熔融物のペレットを金属板面に所要の分布状
態で散布し、次いで金属板を加熱して加熱熔融物のペレ
ットを融解すると同時に金属板の面に融着させ、その後
冷却して金属板の面に融着した加熱熔融物を固化せしめ
これにより金属板の面に散布する凸起模様を形成。
することを特徴とするものである。
さて、′この基本的な方法により形成される凸起模様の
意匠形状は次の応用的方法の採用で変えることが出来る
上記の基本的な方法において、加熱により金属板の面に
融着した加熱熔融物が未だ。
熱を保持して可塑性を有する間に加熱熔融物の凸起頂部
をローラーなどにより押えて平坦となし、その後冷却し
て加熱熔融物を固化せしめ、これにより金属板の面に散
在して頂部が平坦となった凸起模様を形成することを特
徴とするものである。
。また、上記の基本的方法及び応用的方法を実施するに
当り、作業性を向上せしめるためには次の前処理方法を
追加すると工程上便利である。
化粧を施す金属板の面に合成樹脂エマルジョン、合成樹
脂溶液などを主成分となした常温で液体状。
をなし且つ加熱或いは乾燥で固体となるプライマーを塗
布し、そのプライマーが固体化以前であって粘着性を有
する間に金属板の面に加熱熔融物のペレットを所要の分
布状態で散布し、次いで金属板を加熱して上記の基本的
方法若しくは応用的方法に従った工程を経由し、これに
より金属板の面に散在する凸起模様若しくは頂部が平坦
となった散在模様を形成することを特徴とするものであ
る。
鼓に本発明の方法の理解を早めるために具体例に基づき
以下詳細に説明する。
上記の各原料を混合した配合物を熱可塑性合成樹脂押出
成形機に投入してシリンダ一温度60〜140℃、グイ
温度140〜180℃により加熱しつ又充分混練すると
共に若干数の紐状に押し出して冷却固化した後に切断し
て粒径0.2〜3mm程度のペレットを作成する。
そして、このペレットを27mm厚さの亜鉛メッキした
鋼販上に公知の散布技術手段により所要の分布状態とな
る様に散布し、ペレットの分布状態が異動しない様に保
持して加熱炉内に収容し、170〜230℃の加熱雰囲
気温度下で1分根度の加熱を与えると鋼販上のペレット
は表面から融解してレベリングを始め、はぼ半球形状の
凸起を形成すると同時に融着する。
その後、鋼板を加熱炉から取り出して自然冷却若しくは
強制冷却を施せば配合物のペレットにより形成された凸
起は固体化して第1図に示した様な意匠形状の散在凸起
模様が形成された散在する凸起模様の上には必要に応じ
着色した有機溶媒系若しくは水系の塗料を塗布して仕上
げとなすも良い。
さて、上記の方法にまり鋼板の面に形成された散在する
凸起模様は配合物のペレットが接触する鋼板の加熱で融
解して付着するために、接着強度が極めて高く、その上
凸起模様を形成する配合物の性質が軟かく、以後の曲げ
成形工程、若しくは使用時の曲げ加工の際にも凸起模様
の剥離、亀裂を全く生じないものである。
しかも、散在する凸起模様の分布密度の部組、及び凸起
の大きさ、大小の凸起の混在状態はペレットの散布密度
、ペレットの大きさ等を任意自在に変化させることによ
り要求される意匠形状の凸起模様を形成することが出来
る。
而して、上記のペレットを作成した配合物の組成中、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体樹脂は凸起を形成すること
を主目的とする原料であるが、この他ポリエチレン、ポ
リプロピレン、アクリル樹脂などの単独物、及びこれら
の共重合体物、混合物としての熱可塑性合成樹脂を代表
となし、これらの他に熱硬化性合成樹脂、低温熔融型の
金属をも使用することが出来る。
さらにテルペン樹脂はペレットが加熱により融解した際
に銅銀などの金属板の面に対しての付着を高めるための
粘着付与剤であるが、この他にロジン、ロジン誘導体、
石油樹脂、クマロンインテン樹脂なども使用できる。
また、組成中の6−ヂーt−ブチル−4メチルフエノー
ルは加熱融解の際の酸化を抑止する抗酸化剤として使用
する原料であるが、この他4′−チオビス(3−メチル
−6−ブチル−m−クレゾール)4ビス(n−オクチル
チオ)−6(4’ハイドロキシ−3・5−デーブチルア
ニリノ)−1−3−5トリアゼンなども使用できる。
組成中の炭酸カルシウム惇充填材としての働きのために
混合したものであるが、この他に珪石粉、クレー、酸化
チタンなども適用することが出来る。
組成中のポリイソブチレンは使用の目的から選択したゴ
ム弾性付与材と増量材との役目を果たすものであるが、
この他にスチレン、ブタヂエンゴムブチルゴム、クロロ
プレンなどのエラストマーならば良い。
これらの原料の他に凸起模様の意匠形状、色、及び用途
などの条件により老化防止剤、着色剤、可塑剤を添加す
る場合もある。
しかし、上記に示した各原料の配合によりペレットを調
製するものであるが、ペレットは化粧を施す対象物であ
る銅銀などの金属板の軟化温度より低い温度で融解する
と共に常温下では固体を形成する性質を持つことが必須
の条件であり、最も好ましい性質は銅銀などの金属板が
加熱変形若しくは加熱による内部組織の変化をもたらさ
ない程度の温度以下で融解することである。
さて、上記の通り本発明における基本的な方法に従って
製造したのが第1図で示したところの意匠形状の凸起模
様であるが、この意匠形状を変化せしめるには次の応用
的方法を採用することにより達成される。
上記の基本的方法の具体例におし・て、ペレットを鋼板
上に散布した後に加熱炉内に収容してペレットを融解す
ると同時に付着せしめ、加熱炉から引き出した鋼板上の
ペレットが未だ熱を保持して軟化状態にあるとき、その
ペレットにより形成された凸起模様の頂部をクロムメッ
キなどのメッキしたローラー、或いは弗素樹脂により成
形したローラーなどの離型性を有するローラーの転勤に
より押えれば、凸起模様の頂部が平坦となって、第2図
に示した様な意匠形状の散在模様が形成される。
また、上記の基本的な方法、及び応用的な方法を実施す
る際に銅銀の上にペレットを散布して加熱炉に収容する
作業を行うと、銅銀の取り扱いによって、散布されたペ
レットが移動して分布状態が崩れる場合がある。
従って、銅銀の上のペレットを仮固定して移動を防止す
ることにより作業性を向上せしめるには、次の前処理方
法を採用する。
ポリエステル樹脂溶液に防錆顔料としての四塩基性クロ
ム酸亜鉛を10〜20%添加してプライマーを調整し、
この液体状のプライマーを銅銀の面に塗布してプライマ
ーが完全乾燥する前で未だ粘着性を有する間にペレット
を所要の分布状態で散布した後に加熱炉に収容し、次い
で上記に述べた基本的方法若しくは応用的方法に従った
加工工程を施すことにより銅銀の面に散在する凸起模様
、若しくは頂部平坦の散在模様を形成する。
この様に前処理工程として銅銀の上にプライマーを、あ
らかじめ塗布して未だ粘着性を有する間にペレットを散
布するために、ペレットはプライマーの粘着性により仮
固定されて、取り扱いの際の振動にてもペレットの分布
状態は全く変化がなく作業性を良好にする。
しかも、このプライマーはペレットを融解、付着せしめ
るために加熱炉で加熱される際に乾燥硬化して保護被膜
を形成すると共にプライマー中に含有する四塩基性クロ
ム酸亜鉛により銅銀の発錆を防止して耐用期間を延長す
る。
なお、プライマーの主成分としてはポリエステル樹脂の
他にエポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂な
どが適当であるも、防錆効果を付与せしめるために、四
塩基性クロム酸亜鉛の他に亜鉛華、鉛丹などの防錆顔料
を添加することが好ましい。
なお、本発明の方法の具体例は、銅銀について説明した
が、アルミニウム板、ステンレス板などの金属板及び亜
鉛メッキなどの防錆処理を施した金属板にても上記と同
様な作用効果を期待することが出来る。
以上の如(、本発明の方法によれば、金属板の面に対し
て簡易な技術手段により・・ンドクラフトで作られた様
な斬新な意匠形状の凸起模様を形成できると共に形成し
た凸起模様は金属板に強固に付着して、容易に剥離しな
い上に、曲げ加工するも凸起模様は脱落せず、長期間に
亘る使用に堪えしかも凸起模様の形成工程が簡単なため
経済的に有利となる等幾多の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により形成した散在凸起模様の一例を示
す断面図、第2図は同上の他の例を示す断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 化粧を施す金属板より低温度で融解し且つ常温で固
    体となる熱可塑性合成樹脂などの加熱熔融物から適当な
    粒径を持つペレットを作成し、この加熱熔融物のペレッ
    トを金属板面に所要の分布状態で散布し、次いで金属板
    を加熱して加熱熔融物のペレットを融解すると同時に金
    属板の面に融着させ、その後冷却して金属板の面に融着
    した加熱熔融物を固化せしめ、これにより金属板の面に
    散在する凸起模様を形成することを特徴とする金属板に
    散在凸起模様を形成する方法。 2 化粧を施す金属板より低温度で融解し且つ常温で固
    体とする熱可塑性合成樹脂などの加熱熔融物から適当な
    粒径を持つペレットを作成し、この加熱熔融物のペレッ
    トを金属板面に所要の分布状態で散布し、次いで金属板
    を加熱して加熱熔融物のペレットを融解すると同時に金
    属板の面に融着させ、その後金属板の面に融着した加熱
    熔融物が末だ熱を保持して可塑性を有する間に加熱熔融
    物の凸起頂部をローラーなどにより押えて平坦となし、
    次に冷却して加熱熔融物を固化せしめ、これにより金属
    板の面に散在して頂部が平坦となった凸起模様を形成す
    ることを特徴とする金属板に散在凸起模様を形成する方
    法。
JP6921877A 1977-06-11 1977-06-11 金属板に散在凸起模様を形成する方法 Expired JPS5820675B2 (ja)

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JPS543870A JPS543870A (en) 1979-01-12
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AUPQ549000A0 (en) * 2000-02-08 2000-03-02 Bhp Steel (Jla) Pty Limited Coating method

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