JPS5820598B2 - 蔗糖からフラクト−スポリマ−および高フラクト−スシラツプの製造方法 - Google Patents

蔗糖からフラクト−スポリマ−および高フラクト−スシラツプの製造方法

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JPS5820598B2
JPS5820598B2 JP56080216A JP8021681A JPS5820598B2 JP S5820598 B2 JPS5820598 B2 JP S5820598B2 JP 56080216 A JP56080216 A JP 56080216A JP 8021681 A JP8021681 A JP 8021681A JP S5820598 B2 JPS5820598 B2 JP S5820598B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は蔗糖からフラクトースポリマーを製造する方法
に関する。
この製造されたフラクトースポリマーは容易に高いフラ
クトース含量のシラツブに変換することができる。
市販のフラクトース含有シラツブは、コーンから誘導さ
れる澱粉加水分解物から得られるグルコースの酵素によ
る異性化により製造される。
これは、通常グルコース含有溶液をある様式に固定化さ
れたグルコースイソメラーゼ酵素調製物と接触させるこ
とを含む連続的方法で行なわれる。
これらの方法は、フラクトースが存在する全炭水化合物
の50%より少い、通常40〜45%であるシラツブを
与える。
フラクトースはグルコースまたは蔗糖よりもMいので、
炭水化合物の50%以上がフラクトースであるシラツブ
を製造する方法を開発するため多くの努力が行なわれて
いる。
特色として、これらの方法は、蔗糖および/またはコー
ンから誘導されるシラツブ中に含有される他の炭水化合
物からフラクトースを分離するためにクロマトグラフィ
ー的な方法を含んでいる。
これらの例として米国特許第4,096,036号、4
,022,637号および3.483,031号がある
近年、501%より犬なるフラクトース含量のフラクト
ースシラツブを得る新しい方法が英国特許第2ρOO,
144号明細書に公表されている。
この方法によると、蔗糖基質はフラクトシルトランスフ
ェラーゼ(fructosyl transfera
se)酵素の作用を受けて蔗糖が主としてフラクトース
ポリマーとグルコースを含有する中間体シラツブに変換
される。
このフラクトースがポリマーの形であるシラツブは特殊
の炭水化合物として有用であり、あるいはさらに処理し
て50楚より大なるフラクトース含量のフラクトースシ
ラツブを製造することができる。
この中間体シラツブ中のグルコースの約半分はグルコー
スイソメラーゼ酵素によりフラクトースに異性化される
ことができる。
この反応混合物のその後の加水分解はフラクトースポリ
7−をフラクトースに分解し、これにより大部分の量の
フラクトースと小部分の量のグルコースを含む高フラク
トースシラツブが製造される。
本発明はこの方法の改良である。
本発明は蔗糖からフラクトースポリマーを製造する改良
方法を提供するものである。
本方法は蔗糖含有基質にフラクトシルトランスフェラー
ゼ酵素調製物およびグルコースイソメラーゼ酵素調製物
の混合物を接触させることを包含する。
この反応生成物はフラクトースポリマーに加えてグルコ
ースおよびフラクトースを含有するシラツブである。
このシラツブは甘味料その他の応用に対し特殊な炭水化
合物として有用である。
このものはまた加水分解してその主要な糖がフラクトー
スであるシラツブをつくることもできる。
これらのシラツブにおける糖のフラクトース含量は一般
に60係(重量)より高く、約75%までの範囲であり
、そして蔗糖基質の組成および用いられる反応条件によ
りこれよりも高くなることさえある。
この簡単な方法は高フラクトースシラツブを製造するこ
とにおいて驚くほどに効果的である。
蔗糖に対するフラクトシルトランスフェラーゼ酵素とグ
ルコースイソメラーゼ酵素との同時作用は同じ酵素の順
序的に行なわる反応により得られるものよりも実質的に
高いフラクトースの平均パーセントをもつフラクトース
ポリマーを生ずる。
このフラクトースポリマーの加水分解は、従来法の順序
的に行なわれる酵素反応により得られるフラクトースポ
リマーの加水分解により得られるシラツブよりも15%
も多いフラクトースを含有する高フラクトースシラツブ
を生ずる。
本明細書において用いられる種々の定義を述べると、次
のとおりである。
1 グルコースおよびデキストロース 本発明では、6グルコース”および6デキストロース”
という用語はこの単糖類を任意の形、例えば溶液または
乾燥物で表わすために交換可能的に用いられる。
2 フラクトースおよびレビュロース 6フラクトース”および6レビユロース”という用語は
、一般に当業界ではデキストロースより甘いデキストロ
ースの異性体を表わすために交換可能的に用いられる。
フラクトースはデキストロースとともに蜂蜜や転化糖中
に見出され、その甘さのために価値のあるものである。
本明細書では、レビュロースおよびフラクトースという
用語は、この単糖類を任意の形、例えば溶液または乾燥
物の形で表わすために交換可能的に用いられる。
3 高フラクトースシラツブ ′ ここで用いられるこの用語は、乾燥固体基準で50重量
置部上のフラクトースを含有する任意のシラツブを表わ
す。
市販の42係のフラクトースを含有するシラツブは一般
に高フラクトースコーンシラツブと言われるが、ここで
用いる用語にはこのものを包含させる意図はないことに
注意すべきである。
4 蔗糖 “蔗糖”という用語は、任意の蔗糖原料資源、例えば砂
糖きびまたは甜菜から得られた精製したまたは粗製の形
、溶液または乾燥物(こおけるこの二糖類を表わす。
本発明の実施においては、この蔗糖出発材料は代表的に
水性媒体中で用いられている。
5 蔗糖含有基質 ここでは、”蔗糖含有基質”という用語は、蔗糖含量が
存在する糖の少なくとも25重量置部ある任意の基質を
表わすために用いられる。
このものは糖蜜、部分的に精製したせ蔗糖(turbi
n−adoes)、粗製並蔗糖(meladura)、
蔗糖と転化糖の混合物、蔗糖とフラクトース含有シラツ
ブの混合物、および精製した蔗糖を包含する。
6 多糖類 ここでは、“多糖類”という用語は、2つまたはそれ以
上の単糖類単位でできている任意の糖類を表わすために
用いられる。
7 フラクトースポリマー ここでは、6フラクトースポリマー”という用語は、優
勢な単糖類単位がフラクトース単位である任意の多糖類
を表わすために用いられる。
8 酵素調製物 ここでは、゛酵素調製物”という用語は、所望の酵素活
性を示す任意の組成物を表わすために用いられる。
この用語は、例えば生きている全細胞乾燥細胞、細胞抽
出物、細胞や培養液から誘導される精製した調製物およ
び濃縮した調製物を表わすために用いられる。
本発明によるフラクトースポリマーの加水分解は従来法
によって得られたフラクトースポリマーの加水分解によ
り得られるものよりも15%も多いフラクトースを含有
する糖のシラツブを生ずる。
9 トランスフラクトシル化 ここで用いるこの用語は、供与体例えば蔗糖からの受容
体例えば多糖類へのフラクトシル基の転移を表わす。
10 フラクトシルトランスフェラーゼ酵素ここて用
いるこの用語は、トランスフラクトシル化(trans
furactosylation)に触媒作用を及ぼす
任意の酵素を表わし、そしてプルラリア・プルランス(
Pullularia pullura−ns)AT
CCA 9348 〔オーレオバシデウム・プルラン
ス(Aureobasidium pullula−
ns) と同義語〕から誘導される酵素調製物を包含
する。
その好ましい具体例として、本発明におけるフラクトシ
ルトランスフェラーゼ酵素調製物は精製した形、すなわ
ちフラクトシルトランスフェラーゼ酵素が生産された発
酵培地から分離されたフラクトシルトランスフェラーゼ
酵素を含む。
11 フラクトシルトランスフェラーゼ単位ここで用
いる1フラクトシルトランスフ工ラーゼ単位は、次の条
件: (a)pH5,5、(b腸度55℃、そして(c
)100m/の水性反応混合物【こつき60S’の食品
グレードの蔗糖の基質濃度、のもとに毎分グルコースと
して計算した還元糖の1マイクロモルを生産するに要す
る酵素活性の量と定義される。
還元糖(グルコースとして計算した)は6テクニコン
オートアナライザー(TechniconAutoan
alyzer)[”(Technicon、Inc、。
Tarrytown、New York) を用いて
測定される。
分析は6オートアナライザー■”における使用に適合し
た通常のフェリシアン化アルカリ法〔アナライザー バ
イオケミストリー(Ana−1ytical Bio
chemistry)45.A 2゜p、517〜52
4(1972)];こより行なわれる。
別に指示する場合のほかは、酵素活性の測定は次の組成
物: 80%(W/V)食品グレードの蔗糖水溶液7.5m1
10.1Mクエン酸塩塩緩衝液(pH5,5)2、3
ml、反応混合物の―あたり毎分5〜25マイクログラ
ムの還元糖(グルコースとして計算した)を生産するフ
ラクトシルトランスフェラーゼ酵素の量を含有する酵素
試料0.2 pull、からなる反応混合物を連続的に
検査することにより行なわれる。
稔グルコースイソメラーゼ酵素 ここでは、デキストロースをレビュロースをレビュロー
スに異性化する任意の酵素調製物がグルコースイソメラ
ーゼ酵素として表わされる。
これらの酵素は当業界ではよく知られており、デキスト
ロースイソラーゼ、キシロースイソメラーゼ、およびグ
ルコースイソメラーゼとして表わされている。
これらの酵素は種々の適当な微生物から誘導されること
ができる。
グルコースイソメラーゼ酵素の資源、精製、単位の定義
、および分析方法は、そっくり文献により示されている
米国特許第4.007,842号に述べられている。
13高圧液体クロマトグラフィー検定 ここで用いられるこの用語は、本発明によるシラツブが
次の技術にしたがって高圧液体クロマトグラフィーを用
いて分析される方法と定義される。
成分はカルシウム型のカチオン交換樹脂から水での溶離
によりクロマトグラフィー処理される。
溶離した成分は示差屈折計の手段により検出される。
すべての炭水化合物は電子積分器を使用して定量される
一般的な方法は飾、Soc、Brew、Chem、Pr
oc、、1973.p43〜46の6液体クロマトグラ
フィーによる炭水化合物混合物の分析”に述べられてい
る。
使用される樹脂はカリフォルニア州すッチモンド(Ri
chmond)のパイオーラッド・ラボラドリース(B
io Rad Labora−1ories) の
カルシウム型におけるアミネツクス(AMINEX)5
0 W −X 4 (20〜30μ)である。
本発明で使用する蔗糖含有基質は精製したまたは粗製の
蔗糖の溶液であることができる。
この基質はまた蔗糖と種々の量の他の糖の混合物−その
蔗糖含量は存在する糖の少なくとも25重t%、好適に
は少なくとも約50重置部である−であることができる
好適な基質は種々の純度の糖蜜または蔗糖と転化糖の混
合物のような市販の蔗糖資源である。
他の有用な基質は粗製せ蔗糖(me−1adura)、
部分的に精製したせ蔗糖(turb−inadoes)
、および蔗糖とフラクトース含有シラツブを包含する。
どの蔗糖資源を用いるかは通常経済の問題である。
これは、精製が最も経済的【こ行なわれる方法の工程に
依存する。
本発明において使用するのに好適なフラクトシルトラン
スフェラーゼ酵素調製物は、生成物が分子あたり2ない
し約10フラクトシル単位によりなる多糖類であるよう
に蔗糖のフラクトース部分を蔗糖の他の分子または他の
糖分子Gこ転移する能力のある任意の酵素調製物である
ことができる。
多くのこのような酵素調製物が知られている。
すぐれた結果がNRRL A 3937;ATCCA9
348 :ATCCA12535 ; NRRL屋16
73;NRRL AY2311 ; NRRL /F6
.YB 3892 ; ATCC馬15223; およ
びNRRL AYB3861のようなプルラリア・プル
ランスから誘導されるフラクトシルトランスフェラーゼ
酵素調製物を用いることにより得られる。
プルラリア・プルランスからのフラクトシルトランスフ
ェラーゼ酵素を製造する方法は、そっくり文献により示
されている英国特許第2,000,144号明細書に述
べられている。
この製造法に対する追加的な方法は例1に与えられる。
本発明方法を実施するためには、蔗糖含有基質をフラク
トシルトランスフェラーゼ酵素調製物とグルコースイソ
メラーゼ酵素調製物とで同時に処理する。
使用するフラクトシルトランスフェラーゼ酵素の量は広
く変えることができる。
基質の蔗糖の1あたり10ないし30フラクトシルトラ
ンスフ工ラーゼ酵素単位が使用されるときに、実際的な
反応速度が観察される。
これより犬なる量の酵素を使用することにより上記より
も高い反応速度さえ得ることもできる。
グルコースイソメラーゼ酵素の量もまた広く変えること
ができる。
基質の1あたり10ないし20グルコ一スイソメラーゼ
酵素単位が使用されるとき、実際的な反応速度が観察さ
れる。
本発明方法は基質の水溶液を使用して実施される。
約10%(W/V)位の低い係からの基質濃度を用いる
ことができる。
しかしながら、最終生成物から水を蒸発する必要が少な
くなるように、実際的に濃縮された溶液、好適には約5
0%(W/V)から飽和までの範囲にある濃縮された溶
液を使用するのが好ましい。
反応は室温から酵素の迅速な不活性化が起る温度の頂度
下までの温度範囲で行なわれる。
反応に対する好適な温度範囲は50〜60℃である。
反応混合物のpHは使用する特別な酵素の最適pHによ
り変えられることができる。
フラクトシルトランスフェラーゼ酵素がブルラリア・プ
ルランスAT CCA 9348から得られたものであ
り、グルコースイソメラーゼ酵素がストレプトマイセス
・オリボクロモゲネスにより生産されるものであるとき
、約5,5すいし約7.0のpH範囲、好適には約6.
3すいし約6.7のpH範囲を使用するのが便利である
また0、005MのMg+十の存在で反応を行なうのが
好ましい。
本発明方法を約55℃の温度で行なうときは、約24時
間で実際的な完了の程度に到達する。
存在する酵素は、反応混合物を約100℃に10ないし
15分間加熱することにより不活性化することができる
もし所望であれば、酵素はこのような物質を除去するの
に適したサイズのフィルターを通して限IAe過するこ
とにより、加熱不活性化の前または後に反応混合物から
除去することができる。
本発明方法はバッチ法または連続法のいずれでも行なう
ことができる。
連続反応は反応混合物を限lA濾過装置を通して循環さ
せることにより行なうことができ、これにより生成物は
限9+e過膜から透過液中に移され、そして酵素は限I
A濾過膜から保持液(retentate) 中に保
持される。
新鮮な基質および不活性となった酵素を取替えるために
必要とさるる新鮮な酵素は、透過液が限9′+r過膜か
ら除去されると同じ割合で反応混合物に添加される。
生成物として高フラクトースシラツブが望まれる場合に
は、本発明によるフラクトースポリマーは、それが存在
するグルコースから分離される前または分離された後に
、加水分解することができる。
グルコースからの分離は公知のクロマトグラフィー法ま
たは膜分離法により行なうことができる。
加水分解剤およびフラクトースポリマーノ加水分解条件
は、フラクトースが破壊されないように選択されなけれ
ばならない。
この反応は酸または酸性の樹脂により触媒的に行なうこ
とができる。
また、この加水分解は市販されて手に入れることができ
るインベルターゼ酵素調製物に含まれる酵素のような酵
素により行なうこともできる。
次に例を示して本発明をさらに具体的に説明する。
特別に述べない場合のほかは、例中のすべての部は重量
部であり、そしてすべてのパーセントは重量/容量(W
/V)である。
例1 フラクトシルトランスフェラーゼ酵素の製造A、酵素を
製造するに用いる発酵方法 接種物調製用および酵素を製造するための発酵用に用い
られる培地は次のとおりである。
第二燐酸カリウム 0.5%塩化ナトリ
ウム 0.1%硫酸マグネシウム・7
水塩 0.021%硫酸アンモニウム
0I)6%酵母エキス(ディフコ・ラボラドリ ース・インコーポレーテツド、デト ロイト、ミシガン)0.3% 蔗糖(食品グレード)6.0% 培地の…を6.8に調整 第1段階の接種物は次のようにして調製した。
100mlの殺菌培地を入れた種培養フラスコ、すなわ
ち、500rrIlエルレンマイヤーフラスコに、黒色
酵母プルラリア・プルランスの斜面培養物を接種した。
使用した酵母の特別な菌株はアメリカン・タイプ・カル
チュア・コレクション(ロツクビイル、メリーランド)
のカタログにATCCA9348 として記載されてい
るものである。
往復振盪機上で31℃で48時間培養した後、この種培
養フラスコを第2段階の接種物を調製するのに用いた。
これは250−エルシンマイヤーフラスコ中の257の
培地に第1段階の接種物の0.25一部分を添加するこ
とにより行なった。
第2段階の接種物は往復振盪機上で31℃で24時間培
養して調製した。
この1つのフラスコの全内容物を5tの培地を入れた7
、5tの発酵器に接種するのに用いた。
この培地は、蔗糖が6φ濃度でなく12係濃度であり、
そして0.04%のプロピレングリコール(分子量20
00)が消泡剤として加えられた以外は、種培養用フラ
スコに用いられた培地と同じものであった。
発酵は500rpmの攪拌機速度と混合物を通過する毎
分4tの空気で、32℃で行なった。
そして発酵は全体で65時間行なった。
B、細胞から酵素の回収 発酵液のpHを4NのNaOH溶液で5.5に調整し、
ついで細胞および細胞くずを上澄液から分離するために
シャープレス連続遠心分離機を通して処理した。
湿潤細胞を2容量の水とともに1tのエルシンマイヤー
フラスコ中においた。
1%トルエンおよび小量のトリトン(Tr i t o
n )X−100(ペンシルバニア州フィラデルフィ
アのローム・アンド・バース・コーポレーションにより
製造されたアルキルフェノキシポリエトキシエタノール
、非イオン洗浄剤)を添加した後、このフラスコを往復
振盪機上で1時間振盪して細胞を懸濁させた。
つぎにこのフラスコを3日間室温に放置し、時々手でふ
って混合した。
この混合物を珪藻土で予め被覆したフィルターを通して
r過し、細胞r滓を水で洗浄した。
つぎにこのf液をマサチュセツツ州ベッドフォード(B
edford)のミリポアー・コーポレーション(Mi
llipore Corp、)により製造されたペリカ
ン・カセット・システム(Pellican Ca5
ette System)−このシステムは1000
0分子量より犬なる物質を保持するカセットを備えてい
る−を通過させる限外r過により濃縮した。
この濃縮中、保持液は限外r過ユニットに帰えす前に網
状にしたフオーム(foam)を通過させた。
この保持液を凍結乾燥機で凍結乾燥し、乳鉢と乳棒で磨
砕し、エタノールで洗浄し、再び凍結乾燥した。
上記のような作業を6回行なって得た物質の合計重量は
39.9rであり、この物質はtあたり18976フラ
クトシルトランスフ工ラーゼ単位の酵素活性を示した。
例2 蔗糖へのフラクトシルトランスフラーゼ酵素およびグル
コースイソメラーゼ酵素の同時的作用によるフラクトー
スポリマーシラツブおよびグルコースの製造 食品グレードの蔗糖250グを250r111の水に溶
解し、塩化マグネシウムを0.005Mの濃度まで添加
した。
pHを6.5に調整し、そして必要な時に0.5 Nの
水酸化ナトリウム溶液を添加することによりこの値に維
持した。
この蔗糖溶液に例1に記載したようにして得たフラクト
シルトランスフェラーゼ酵素調製物7500単位および
コリイ(Co r y )の米国特許第4,077.8
42号明細書に記載されたようにして得たグルコースイ
ソメラーゼ酵素調製物5000単位を添加した。
この混合物を55℃で24時間攪拌した後、このものを
沸騰水浴中に10分間置くことによって酵素反応を停止
した。
つぎに、このようにして得たシラツブを高圧液体クロマ
トグラフィーにより分析した。
異なったバッチの酵素を用いた2つの異なった実施の結
果は第1表に示すとおりである。
上記シラツブの一部分を水で稀釈して10%(W/V)
溶液とした。
つぎにこれを、10rrllの溶液あたり0.1r11
1のインベルターゼ〔ファンスチール・ラボラドリース
(Pfanstiehl Lab−。
oratories)ワーケガン(Waukegan)
、リノイ〕を用いてインベルターゼで加水分解した。
微生物の生長を阻止するために、この溶液を数滴のトル
エンでカバーし、32℃に48時間保持シた。
このようにして得たシラツブの炭水化合物含量を高圧液
体クロマトグラフィーで測定した結果を、また第1表に
示す。
高圧液体クロマトグラフィー検定により定量的に分離し
た炭水化合物フラクションの同定は次の方法で決定した
フラクトース、グルコースおよび蔗糖の溶離時間を純粋
の結晶糖の公知試料を用いた溶離時間に照合することに
より決定した。
イヌロビオース、イヌロトリオース、t−ケスドースお
よびニスドースは、すべてフラクトースポリマーシラツ
ブ混合物から、予備的な高圧液体クロマトグラフィーに
より分離した。
このように単離された糖類の構造は13CNMM−光学
により決定した。
これらの糖類の溶離時間は混合物中におけるこれら糖類
の定量的測定のための参照として用いた。
イヌロピオースおよびt−ケスドース系のより高級なメ
ンバーの定量的溶離ピークの位置はグラフ的な外挿法技
術により決定した。
比較試験 1(従来法) 蔗糖へのフラクトシルトランスフェラーゼ酵素およびグ
ルコースイソメラーゼ酵素の順序的作用によるフラクト
ースポリマ→ラップおよびグルコースの製造 0.005Mの塩化マグネシウムを含有する蔗糖溶液を
例2に記載したようにして調製した。
pHを5.5に調整し、そして必要な時に0.5Nの水
酸化ナトリウム溶液を添加することにより5.5に維持
した。
例1に記載したように調製したフラクトシルトランスフ
ェラーゼ酵素を蔗糖の2あたり30単位の添加量で添加
し、この混合物を攪拌しながら55℃に24時間維持し
た。
この混合物を沸騰している水浴中で15分間加熱するこ
とによってフラクトシルトランスフェラーゼ酵素を不活
性にしたのち、このシラツブを55℃に冷却し、そして
pHを7.0に調整した。
つぎに、この溶液に蔗糖の1あたり20単位のグルコー
スイソメラーゼ酵素を添加し、必要な時に0.5Nの水
酸化す) IJウム溶液を添加することにより一を7.
0に維持した。
55℃で24時間の後に、この生成物を再び加熱してグ
ルコースイソメラーゼ酵素を不活性化し、そしてこのシ
ラツブを高圧液体クロマトグラフィーにより分析した。
この生成物の分析を第1表に示す。
このシラツブの試料を例2&こ記載したようにインベル
ターゼ酵素調製物で処理し、得られた高フラクトースシ
ラツブを高圧液体クロマトグラフィーで分析した。
これらの結果もまた第1表に示す。
上記2つの酵素を一緒に使用した時に罵くべき協力作用
のあることがこれらの結果により示される。
製造されたフラクトースポリマーシラツブは、従来法の
順序的な酵素反応により得られたシラツブよりもずっと
大量のイヌロビオース(F2) 、イヌロトリオース(
F3)およびイヌロビオース系の高級メンバーを含有す
る。
その上、−これらめヅラクトースポリマーの加水分解は
、従来法(比較試験1)により得られるものよりもずっ
と高いパーセントのフラクトースを含有する高フラクト
ースシラツブを生成する。
更に、これらの結果は、なんらの付加的な酵素の使用な
しに、そして順序的な酵素反応を用いるときに必要とさ
れるような24時間後にpHを調整する必要なしに、従
来法の1/2 の時間で得られるのである。
a)炭水化合物は溶離の順序に表示されている。
F=フラクトース;F、Fr、fど=イヌロビオース、
イヌロトリオースおよびイヌロビオース系のより高級な
メンバー;S4糖;G=ニブルコースに3=t−ケスド
ース:に4=ニスドース;に、r、t:ど=t−ケスド
ース系のより高級なメンバー。
b)フラクトシルトランスフェラーゼとグルコ4−スイ
ソメラーゼを同時的に使用した。
C)フラクトシルトランスフェラーゼとグルコースイソ
メラーゼを順序的に使用した。
d)これら数値は蔗糖とF4の両方を包含する。
例3 蔗糖へのフラクトシルトランスフェラーゼおよよび種々
な量のグルコースイソメラーゼの同時的作用によるフラ
クトースポリマーシラツブの製造 蔗糖の2あたり30単位のフラクトシルトランスフェラ
ーゼ酵素を用いて例2に記載の一般的方法を実施した。
蔗糖の2あたりそれぞれ5.10゜15.20および3
0単位のグルコースイソメラーゼを用いて5つの実施を
行なった。
インベルターゼでの加水分解の前と後に得られたシラツ
ブの分析を第■表に示す。
第■表の結果は、蔗糖へのフラクトシルトランスフェラ
ーゼ酵素およびグルコースイソメラーゼ酵素の反応によ
って得られる高フラクトースシラツブにおけるフラクト
ースのパーセントは使用するグルコースイソメラーゼ酵
素の量とともに増加することを示す。
しかしながら、蔗糖の1あたり15ないし20単位以上
のグルコースイソメラーゼが用いられたときは、フラク
トースのパーセントの小量の増加しか得られない。
これらの実験はさらに本発明方法により比較的高いパー
セントのフラクトースをもつ高フラクトースシラツブの
製造が容易なことを示す。
第■表 蔗糖へのフラクトシルトランスフェラーゼおよび種々な
量のグルコースイソメラーゼの同時的反応により製造さ
れたシラツブの組成 a)炭水化合物の記号は第1表における記号と同じ意味
をもつ。
b)実施篇の後の括弧内の数字は蔗糖の1あたりのグル
コースイソメラーゼ酵素の単位である。
すべての実施に蔗糖の1あたり30単位のフラクトシル
トランスフェラーゼを使用した。
例4 蔗糖への種々な量のフラクトシルトランスフェラーゼ酵
素およびグルコースイソメラーゼ酵素の同時的作用によ
るフラクトースポリマーシラツブの製造 3つの異なった実施例において、蔗糖の1あたり20単
位のグルコースイソメラーゼ酵素と種々の量のフラクト
シルトランスフェラーゼ酵素(蔗糖の7あたりそれぞれ
30.60および90単位;を用いて例2に記載の一般
的方法を実施した。
インベルターゼでの加水分解の前と後に得られたシラツ
ブの分析を第■表に示す。
第■表の結果は、本発明方法において用いたフラクトシ
ルトランスフェラーゼ酵素の量を増加することは形成さ
れた高フラクトースシラツブのフラクトースのパーセン
トを増加することを示す。
この方法により、75%より犬なるフラクトースを含有
する高フラクトースシラツブが容易に得られる。
第■表 蔗糖への種々な量のフラクトシルトランスフェラーゼお
よびグルコースイソメラーゼの同時的反応により製造さ
れたシラツブの組成 a)炭水化合物の記号は第1表における記号と同じ意味
をもつ。
b)実施扁の後の括弧内の数字は蔗糖の1あたりのフラ
クトシルトランスフェラーゼ酵素の単位である。
すべての実施に蔗糖の2あたり20単位のグルコースイ
ソメラーゼを使用した。
例5 蔗糖と市販のフラクトース含有シラツブの混合物へのフ
ラクトシルトランスフェラーゼ酵素およびグルコースイ
ソメラーゼ酵素の同時的作用による高フラクトースシラ
ツブの製造 120vの蔗糖および乾燥固体基準で609の市販のフ
ラクトース含有シラツブ(このシラツブは120−の水
中にフラクトース4x、z%、グルコース52.51%
、およびフラクトースを含まない多糖類6.3%を含有
する)の溶液に、0.005Mの濃度を与えるまで塩化
マグネシウムを添加した。
…を6.5に調整し、そして必要な時に0.5Nの水酸
化ナトリウムを添加することによりこの値に維持した。
ついでこの溶液に例1に記載したようにして得たフラク
トシルトランスフェラーゼ酵素調製物5400単位およ
びコリイ(Co r y )の米国特許第4ρ77,8
42号明細書Gこ記載されたようにして得たグルコース
イソメラーゼ酵素調製物3600単位を添加した。
この混合物を55℃で24時間攪拌した後、このものを
沸騰水浴中に10分間置くことによって酵素反応を停止
した。
つぎに、このようにして得たシラツブを高圧液体クロマ
トグラフィーにより分析した。
本例の方法を、異なった比率の量のフラクトース含有シ
ラツブと蔗糖を用いて3回くり返した。
乾燥固体を基準としたフラクトース含有シラツブ:蔗糖
の比は続いて行なった3回の実施において1:1.2:
1、および3:1であった。
生成物の分析の結果は第■表に示すとおりである。
第■表に与えられる結果は、本発明方法が、市販のフラ
クトース含有シラツブを乾燥物質の57係と67%の間
がフラクトースである高い含量のフラクトースシラツブ
に変えるのに便利な方法であることを示す。
これらの実施は、また不法によって製造された高フラク
トースシラツブ中のフラクトースの量が混合物中の蔗糖
の割合が増加するにしたがって増加することを示す。
第■表 蔗糖と市販のフラクトース含有シラツブの混合物へのフ
ラクトシルトランスフェラーゼおよびグルコースイソメ
ラーゼの同時的反応により製造されたシラツブの組成 同じ意味をもつ。
b)実施屋の後の括弧内の数字は乾燥物質を基準とした
フラクトースシラツプニ蔗糖の比である。
市販のフラクトースシラツブは乾燥物質を基準としてフ
ラクトース41.2%およびグルコース52.5%を含
有した。
例6 3.6tの反応器に入口管および出口管を設備し、反応
混合物が連続的に反応器から限IA濾過装置を通過する
ようにポンプで送られ、限IAc過装置からの保持液が
反応器に再循環されるようにした。
使用した限IAP装置は、10000分子量より犬なる
物質を保持するカセットを備えた、マサチュセツツ州ペ
ットフォードのミリポアー・コーポレーションにより製
造されたペリカン・カセット・システムであった。
蔗糖溶液は蔗糖を等重量の水に溶解することにより調製
した。
反応器に1tの蔗糖溶液、例1に記載したようにして調
製したフラクトシルトランスフェラーゼ酵素64800
単位、およびグルコースイソメラーゼ酵素32400単
位をチャージした。
溶液のpHを6.5に調製し、そして必要な時に0.5
Nの水酸化ナトリウムを添加することにより反応の間じ
ゆうこのpHに維持した。
混合物を55℃で攪拌し、限IAc過装置を通して循環
した。
最初の4時間の反応の間は限IA濾過装置から透過液を
取り去らなかった。
反応混合物の容積を15分ごとに追加的な2507の蔗
糖溶液を添加することにより増加してゆき、全体で追加
的な2tのシラツブを添加した。
つぎに追加的な43200単位のフラクトシルトランス
フェラーゼ酵素を含有する蔗糖シラツブ600rr11
を添加した。
4時間の反応後、反応器からの生成物を限IAc過装置
を通して循環した。
全体で1200m/の透過液を集め、これに相当する1
200m7の蔗糖溶液を反応器に添加した。
この新鮮な蔗糖溶液は蔗糖の2あたりグルコースイソメ
ラーゼ酵素1単位およびフラクトシルトランスフェラー
ゼ酵素5単位を含有した。
4時間ごとに1200−の透過液を取り去りそして4時
間ごとにこれに相当する1 200mlの蔗糖溶液を添
加して反応を170時間継続した。
44時間の反応後、反応器に添加する新鮮ナブルコース
イソメラーゼ酵素の量を添加する新鮮な蔗糖の1あたり
5単位に増加した。
しかしながら、このことは得られた生成物の組成を変化
しなかった。
例2に記載した方法によりインベルターゼ酵素で保持液
の試料を加水分解し、得られた高フラクトースシラツブ
を高圧液体クロマトグラフィーで分析したところ、次の
結果を得た。
これらの結果は、本発明方法が、半連続反応で実施して
乾燥物質を基準として60係以上のフラクトースを含有
する高フラクトースシラツブを製造することが可能であ
ることを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 蔗糖含有基質に、効果的な量のフラクトシルトラン
    スフェラーゼ酵素調整物とグルコースイソメラーゼ酵素
    調製物とを同時に作用させることによりなるフラクトー
    スポリマー、グルコースおよびフラクトースの製造方法
    。 2 フラクトシルトランスフェラーゼ酵素調製物がプル
    ラリア・プルランスAT CCA9348より誘導され
    たものである特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 反応が約50℃ないし約60℃の塩度および約6.
    3すいし約6.7のpHで行なわれる特許請求の範囲第
    2項記載の方法。 4 蔗糖含有基質が蔗糖およびフラクトースを含有する
    シラツブである特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 反応が連続法で行なわれる特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 6 蔗糖含有基質に、効果的な量のフラクトシルトラン
    スフェラーゼ酵素調製物とグルコースイソメラーゼ酵素
    調製物とを同時に作用させてフラクトースポリマー、グ
    ルコースおよびフラクトースを形成させ、該フラクトー
    スポリマーを加水分解することによりなる高フラクトー
    スシラツブの製造方法。 7 フラクトシルトランスフェラーゼ酵素調製物がプル
    ラリア・プルランスATCCA9348より誘導された
    ものである特許請求の範囲第6項記載の方法。 8 反応が約50℃ないし約60℃の温度および約6.
    37.Cいし約6.7のpHで行なわれる特許請求の範
    囲第7項記載の方法。 9 蔗糖含有基質が蔗糖およびフラクトースを含有する
    シラツブである特許請求の範囲第6項記載の方法。 10方法の第1工程が連続法で行なわれる特許請求の範
    囲第6項記載の方法。 11 フラクトースポリマーを加水分解する前に、フ
    ラクトースポリマーをグルコースから分離する特許請求
    の範囲第6項記載の方法。
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