JPS5820593B2 - コウセイブツシツノセイホウ - Google Patents

コウセイブツシツノセイホウ

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JPS5820593B2
JPS5820593B2 JP50038465A JP3846575A JPS5820593B2 JP S5820593 B2 JPS5820593 B2 JP S5820593B2 JP 50038465 A JP50038465 A JP 50038465A JP 3846575 A JP3846575 A JP 3846575A JP S5820593 B2 JPS5820593 B2 JP S5820593B2
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ジヨン・デツク・ホード
デーニス・バツターワース
マーチン・コール
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BIICHAMU GURUUPU PLC
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BIICHAMU GURUUPU PLC
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D477/00Heterocyclic compounds containing 1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. carbapenicillins, thienamycins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulphur-containing hetero ring
    • C07D477/10Heterocyclic compounds containing 1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. carbapenicillins, thienamycins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulphur-containing hetero ring with hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached in position 4, and with a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. an ester or nitrile radical, directly attached in position 2
    • C07D477/12Heterocyclic compounds containing 1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. carbapenicillins, thienamycins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulphur-containing hetero ring with hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached in position 4, and with a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. an ester or nitrile radical, directly attached in position 2 with hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, attached in position 6
    • C07D477/16Heterocyclic compounds containing 1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. carbapenicillins, thienamycins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulphur-containing hetero ring with hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached in position 4, and with a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. an ester or nitrile radical, directly attached in position 2 with hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, attached in position 6 with hetero atoms or carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. an ester or nitrile radical, directly attached in position 3
    • C07D477/20Sulfur atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents

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  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はMM4550と命名された抗生物質及びその
塩類の製法に関する。
ストレプトマイセス オリバセウス(5trept。
myces olivaceus )のある菌及びその
関連微生物の醗酵により抗生物質を得ることができ、そ
の抗生物質が純品である際には多くのβ−ラクタマーゼ
に対し極めて強力な阻害剤であることを発見した。
我々がMM4550と命名したこの抗生物質は、培養物
から得られた粗製の抗菌複合体をクロマトグラフィー精
製により実質的に純粋な形で得ることができる。
英国特許第1,363,075号明細書で、ストレプト
マイセス オリバセウスのある菌種の培養により有用な
β−ラクタマーゼ阻害剤が得られると開示した。
かくして、この発明に至るまで、上記英国特許で開示さ
れた物質は実質的に純品であると信じられていたが、こ
れは純品ではなく、この物質の受部分の成分が単離でき
、そのものは強いβ−ラクタマーゼ阻害活性を有するこ
とを発見した。
この新規物質をMM4550と名付けられ且つこのもの
は現在のところ英国特許第1,363,075号明細書
の物質が有する抗菌活性のごく一部に寄与するが、該物
質の有するβ−ラクタマーゼ阻害活性の大部分を角って
いるものと信するものである。
もともとこの発明の明細書では該英国特許第1.363
,075号で開示された物質をクレームするものと解釈
されるべきではない。
他のβ−ラクタマーゼ阻害剤が、ストレプトマイセス
オリバセウスの菌種、例えばドイツ公告特許出願第2.
340,005号で開示された菌で生産されることが公
知であるが、かような公知物質は実質的に純品であるM
M4550の有するがごとき強いβ−ラクタマーゼ阻害
活性を持っていない。
この発明のMM4550は、固体のカルボン酸であり、
実質的に純粋なナトリウム塩の形で次の特性を有する。
1)水に易溶、メタノールに溶け、クロロホルム、ジエ
チルエーテルと炭化水素類に実質的に不溶である。
11)水溶液で、吸収極大を持った特有の紫外線吸収ス
ペクトルを有し、その吸収極大は約238nmと約23
7 nmである。
[11)新しく作ったKBrディスク中0.4係(重量
/重量)含ませた際、殊に約3450.2950.17
65.1695.1510.1390と1260crr
L−1に吸収極大を有する特有の赤外線吸収スペクトル
を示す。
KBrディスクを調整約1週間後に再びスペクトルを測
定すると、かなり変化があり約1765cIrL−1の
大きなピークがかなり減少するか消失している。
tV) D20中で測定した核磁気共鳴スペクトルは
殊に、(a)はぼ15Hzの結合定数を持ったほぼ2.
45τと3.65τに中心がある一対の低磁場二重線、
(b)はぼ8.55τに中心がある二重線、(c)はぼ
7.95τに鋭い一重線を有する。
V) スタフィロコッカス アウレウス、バチルスズ
ブチリス、ニジエリシア コリ、クレプシラエロゲネス
、プロテウス ミラビリス、アシネトバクタ−アニトラ
タス、セラチア マルセツセンス及びシゲラ ゾネイの
菌を含む各種の菌種に対し抗菌活性を有する。
■1)アンピシリンと混合して用いると、ニジエリシア
コリ、クレプシラ エロゲネス、プロテウス ミラピ
リス、プロテウス モルガニイ及びスタフィロコッカス
オウレウス ラッセルを含む微生物に対する活性を相
乗する。
vll)アミノ酸分析でこの物はポリペプチドや蛋白質
ではないことが示される。
酸性加水分解後α−アミノアジピン酸は見出されない。
viii)エールリッヒ試薬(300m9の4−ジメチ
ルアミノベンズアルデヒドを54m1のn−ブタノール
、97711のエタノールと9TrLlの濃塩酸の混合
液に溶解)に陽性で、ペーパークロマトグラムと薄層ク
ロマト板上で青色を示す。
IX)一般の酵素前ではなく、E、コリのβ−ラクタマ
ーゼを阻害するに必要な量より過剰濃度で、モノアミン
オキシダーゼ、カルボニックアンヒドラーゼ、ドーパデ
カルボキシラーゼ、トリプシン、キモトリプシン又はウ
レアーゼの各酵素を阻害しない。
セルロース上薄層クロマトグラフィーに付すと、MM4
550のジナトリウム塩は、次のようなおおよそのRf
値を有する。
(a) ブタノール/イソプロパツール/水=7 ニ
ア。
6 : Rf=0.6 (b) イソプロパツール/水=7 : 3 :Rf
=0.7(C)n−ブタノール/エタノール/水=7:
7:6 ; Rf= 0.7 (d) n−プロパツール/水=4 : 1 ;Rf
=0.6シリカゲル(メルクF、254)上薄層クロマ
トグラフィーに付すと、MM4550のジナトリウム塩
は、次のようなおおよそのRf値を有する。
(e) n−プロパツール/ H7の0.1モルリン
酸緩衝液=7 : 3 ; Rf=0.6 (f) n−ブタノール/メタノール/水=4:1:
2 : Rf=0.34 MM4550のジナトリウム塩は、エシエリシ;アコリ
811のβ−ラクタマーゼに対し0.0001以下の
■、。
(後述)を示す。MM4550(dストレプトマイセス
オリバセウスATCC31126によって生産された
硫黄含有β−ラクタマーゼ阻害化合物として特徴付ける
ことができ、そのジナトリウム塩の水溶液では約238
nmと約287 nmに紫外部吸収極太を有する。
このスペクトルは図1に示される。あるいはMM455
0は、その実質的に純粋なジナトリウム塩の形で新しく
作った0、 4 % (重量/重量)KBrディスクで
の赤外線吸収スペクトルは、図2で示したごときであり
、且つ実質的に純粋なジナトリウム塩の形で新しく作っ
たD20の溶液で測定した核磁気共鳴スペクトルは、図
3で示したごときである抗菌性剤として特徴付は得るも
のである。
かくしてMM4550は式(I) で表わすことができる。
物質MM4550は、塩にしない酸の形では不安定であ
る傾向にある。
従ってこの発明でMM4550の塩類を提供するのが好
ましい。
又MM4550の塩は2塩基塩であることが好ましい。
最も適切な塩類としては、ナトリウム、カリウム、カル
シウム、マグネシウム、アルミニウム、通常の置換アン
モニウムイオン類などの医薬的に受容なイオン類とで形
成された塩である。
特に適切な塩類としては、ナトリウム又はカリウム塩、
例えばジナトリウム又はジカリウム塩のようなアルカリ
金属塩である。
この発明によって提供されるMM4550及びその塩類
としては、少なくとも50係の純品であるのが適切であ
り、少なくとも70係の純品であるのがより適切で、好
ましくは80係純品例えば90〜1oo4の純品である
ことである。
この発明によるMM4550及びその塩は、医薬的に受
容な賦形剤と共に医薬組成物として用いることができる
最も適切な組成物としては、MM4550のナトリウム
塩又はカリウム塩例えばジナトリウム塩又はジカリウム
塩を含むものである。
かような組成物は、経口、局所又は非経口用に適する剤
型であってもよい。
例えば、錠剤、カプセル、クリーム、シロップ、調剤用
散剤や、注射もしくは注入に適する滅菌形態で使用しう
る。
このような製剤には希釈剤、結合剤、着色剤、矯味剤、
保存剤、崩壊剤のような通常の医薬的に受容なものをペ
ニシリン類及びセファロスポリン類のような抗生物質の
製剤化によく知られた通常の製剤プラクテイスに従って
含め得る。
MM4550又はその塩類は、それだけを含めた組成物
としてもよいが、β−ラクタム系抗生物質と一諸に製剤
化してもよい。
適切なβ−ラクタム系抗生物質にはβ−ラクタマーゼに
感受性があることが知られたものやβ−ラクタマーゼに
対しかなり強い固有の耐性を有するものを含む。
このようなβ−ラクタム系抗生物質としては、アンビシ
リン、アモキシシリン、ベンジルペニシリン、フェノキ
シメチルペニシリン、プロピシリン、セファロリジン、
セホキシチン、セファロチン、セファレキシン、カルベ
ニシリン、チカルシリン、及びカルベニシリン又はチカ
ルシリンのフェニル、トリルもしくはインダニルエステ
ル又はアンピシリン、ベンジルペニシリン、アモキシシ
リン、セファロリジン、セファログリシンなどのアセト
キシメチル、ピバロイルオキシメチルもしくはフタリジ
ルエステルのような生体内で加水分解しうるエステル類
を含む。
MM4550又はその塩とβ−ラクタム系抗生物質との
割合は通常10:1〜1:10、例えば3:1〜1:3
である。
単一の服用型に存在させる抗菌剤の全量は通常50〜1
50ダで、100〜10001vが普通であろう。
好ましい単一服用組成物としては、泌尿管系、呼吸器系
、軟組織系などの疾患の治療に1日当り1回以上、例え
ば1日当り2〜4回投与しうるものである。
かくしで、組成物は気管支炎、淋炎、中耳炎、乳腺炎な
どの治療に用いうる。
この発明の一つの観点によれば、後述するごときMM4
550(複合物、Complex)の溶液を実質的にM
M4550又はその塩の溶液よりなるフラクションと他
のフラクションにクロマトグラフィー的に分け、その溶
液からMM4550又はその塩を分離することよりなる
MM4550又はその塩の製法が提供される。
ここで”実質的にMM4550又はその塩の溶液よりな
る”フラクションとは、その溶液中に存在する抗生物質
がMM4550又はその塩のみか又は他の抗生物質が存
在した際はMM4550又はその塩より少なく存在する
ことを意味する。
MM4550又はその塩は、フラクション中の抗生物質
の70係であるのが適切で、より適切には80係、好ま
しくは90〜loo%存在することである。
どのフラクションが本質的にMM4550又はその塩の
みからなるかを決める適当な方法としては、各サンプル
の紫外部吸収スペクトルを測定することであることを見
出した。
図Iと類似の紫外部吸収スペクトルを示すフラクション
には、後述のMM13902のような他の抗生物質を実
質的に含まず、通常MM4550又はその塩を含む。
一般的に約285 nmに明白な紫外部吸収極大を示す
フラクションは所望純度のものである。
上の方法は、通常MM4550をジ塩基性塩として単離
するのに使用される。
MM4550のモノ塩基性塩又は遊離酸のMM4550
自体を必要とする場合には、一般にMM4550のモノ
塩基性塩及び遊離酸のMM4550はMM4550(複
合物)のような混合物から分離するに充分な安定性を持
たないので、MM4550のジ塩基性塩を酸性化して作
ることができる。
モノ塩基性塩及び遊離酸は安定性が悪いため容易に得る
ことはできない。
前述したようにMM4550のクロマトグラフ的分離は
ジナトリウム塩のようなMM4550の塩を用いて行う
のが最良であると考える。
MM4550の塩類は高親油性溶媒より水性溶媒により
溶解するので、この発明に用いるクロマトグラフによる
精製には水性溶媒系を使用するのが好ましい。
はぼ中性に緩衝された電解質の水性溶液を塩基性イオン
交換樹脂のような極性支持体と共に使用するのが適当で
あることを見出した。
かくしてリン酸緩衝液のような通常の緩衝液で約pH7
にした塩化ナトリウムの水性溶液を第3級アミノ基又は
第4級アンモニウム基を含み得る支持体と共に使用する
ことができる。
塩基性イオン交換セルロース類及び塩基性イオン交換架
橋されたテキストラン類が適当な支持体であり、QAE
セファデックス(登録商標名)A25が、0.7モルの
塩化ナトリウムのpH7リン酸緩衝液よりなる溶媒系の
際に特に好適な支持体であることが見出された。
あるいは、水及び低級アルカノールのような水と混和し
つる有機溶剤からなる溶媒系をシリカゲル又はセルロー
スのような不活性支持体と共に使用するのに適すること
が判明した。
セルロースと共に使用するのに特に適当な溶媒系とは水
とインプロパツールの混合物、特にイソプO/々ノール
7:水3の混合物である。
しかしながら、イオン交換樹脂を用いる上記の操作によ
る製品は、食塩を多く含むことが多いので、集めた溶液
を脱塩するのがよい。
脱塩は、溶液を親油性物質を含むカラムに通すことによ
って行うことができ、そこでM4550は吸着され食塩
は吸着されない。
カラム用の適当な資材とじては、アンバーライトXAD
4のようなポリスチレン類が含まれる。
あるいはセファデックスG25のような架橋デキストラ
ン類やバイオゲル(登録商標名)P2のようなポリアク
リルアミドゲル類のごとき濾過剤を使用してのゲル濾過
法も利用できる。
抗生物質は、水、水性メタノールなどを用いてカラムよ
り溶離させることができる。
上記の工程で所望の溶液が得られた際、緩和な条件下で
溶媒を除去することによりMM4550のジ塩基性塩を
固体で得ることができる。
かような固体物を得るのに用い得る方法とじハ■455
0含有の集めたフラクションを減圧濃縮し、凍結乾燥す
ることがあることを見出した。
所望により上記の工程は2以上の段階に分けて行うこと
ができる。
例えば、MM4550(複合物)の溶液を他の抗菌剤の
それ自体の重量までまざったMM4550又はその塩よ
りなるフラクションに分けることができ、フラクション
は例えばMM4550又はその塩を約50〜60係含む
物を得るべく凍結乾燥でき、次いでこの物は例えばMM
4550又はそ。
の塩を90〜100係含む物を得るべく再びクロマトグ
ラフィーに付すことができる。
この明細書で用語”MM4550 (複合物、Com−
plex)”とはもともと英国特許第1,363,07
5号でMM 4550として表示した物を表すために用
4いられる。
同特許の実施例を繰り返して行い生産されたMM455
0(複合物)は、MM13092(後述)の塩類、MM
4550の塩類及びかなりの量の他の物質を各種割合で
含む不純物である。
MM4550(複合物)は、MM 4550の紫外線の
特異吸収を持たない。
英国特許第1,363.07号の実施例の追試で得たM
M4550(複合物)のI、o(後述)は通常0.00
04 pg/ml以下ではない。
MM4550(複合物)中に存在するMM4550の塩
類とMM13902の塩類の割合は、。
非常に変動していると思われ、使用した微生物の菌及び
/又は使用した正確な分離技術のような因子によるもの
と考えられるが、この複合物はMM13902よりMM
4550をより多く含むことが一般的に見出された。
MM4550(複合物)の製。法は後の”解説”の項で
述べる。
この明細書で、用語“MM13902”は強力な抗菌剤
であり、ある程度のβ−ラクタマーゼ阻害活性を有する
実質的に純粋な化合物を述べるのに用いられる。
MM13902の性状は6解説”の項で後述する。
他の観点によれば、この発明はMM4550及びその塩
類の製法を提供するもので、その製法はストレプトマイ
セス属のMM 4550生産菌を培養し、その培養物か
らMM4550又はその塩を採取することよりなる。
この方法においてMM4550生産菌とは後述するごと
きストレプトマイセス オリバセウス及びその関連微生
物の菌である。
ストレプトマイセス オリバセウスのATCC2137
9:微工研寄託番号2960、ATCC21380:微
工研寄託番号2956、ATCC21381:微工研寄
託番号2957、ATCC21382:微工研寄託番号
2958、ATCC31126(=ATCC21379
/M3):微工研寄託番号2955又はそれらの変異菌
が最も適当な微生物として使用される。
更にこの方法で使用するのに特に好ましい微生物は、ス
トレプトマイセス オリバセウスATCC31126で
ある。
ここで使用した用語゛培養”とは、炭素、窒素、硫黄及
び鉱物塩類の同化性源の存在下に故意の好気性発育をさ
せることを意味する。
このような好気性発育は、固体又は半固体の栄養培地中
又は栄養源が溶解又は懸濁している液体培地中で行うこ
とができる。
好気的表面培養又は液内培養によって行うことができる
栄養培地を複合栄養物で作ってもよく又化学的に限定す
ることもできる。
酵母抽出物、大豆粉末などのような複合栄養源を含む培
地が特に好ましいことを見出した。
又コバルトイオン、硫酸イオン及び炭酸カルシウムの添
加がよいことも見出した。
28±2℃の温度での培養が抗生物質の許容できる収率
を与え且つ醗酵開始後2〜3日でブロスを採取するのが
良い時期であることを見出した。
ここで使用した用語”変異株”とは、自然に生じるか又
は外部剤を故意に用いるか否かにかかわりなくその外部
剤によって生ずる変異菌を含む。
変異菌を作る適当な方法としては、H,1,アドラー氏
、国際原子カエネルギー局、ウィンでのシンポジウムの
議事録、1973年、1241頁の”工業用微生物に対
する照射と放射性同位元素”の中での「微生物の発展技
術」に述べられた方法を含むものである。
これには次のことが含まれる。1)イオン化照射(例え
ばX線やγ線照射)、紫外線光、紫外線光と感光剤(例
えば8−メトキシフソラレン)、亜硝酸、ヒドロキシル
アミンピリミジン塩基同族体(例えば5−ブロムウラシ
ル)、アクリジン類、アルキル化剤(例えばマスタード
ガス、エチルメタンスルホン酸塩)過酸化水素、フェノ
ール類、ホルムアルデヒド熱など。
11)くみかえ、形質変換、形質導入、溶原化、溶原的
変換や突然変異用の選択的手法のような遺伝学的手法。
変異促進剤を用いると所望抗生物質の生産量を増す能力
のある微生物が作り得ることを見出した例えば、ストレ
プトマイセス オリバセウスATCC21379(微工
研寄託番号2960 )の培養物に照射し、次いで得ら
れる菌種を分離すると後述するようなKAG検定で最大
の活性ゾーンを生産するとみられるもので、ストレプト
マイセスオリバセウスATCC31126の分離につな
がった。
この菌はこの発明に使用するのに好ましい菌である。
なおATCC31126はオランダでCB5155.7
5として寄託されている。
ストレプトマイセス オリバセウスとその関連微生物は
次の第1の特性を有する。
(a) 灰色又は黄色の胞子形成気生菌糸を有する。
(b) 波形又は螺旋形の担胞子形態を有する。
(c) 平滑な表面の胞子を有する。
(d) メラミンを生産しない。
上記の特性を有する菌種には、表5〜9に記載したもの
を含む。
一般に所望の抗生物質を得るのに用いる全ての分離及び
精製法は例えば20℃以下より好ましくは12℃以下の
高めた温度ではなくて行う必要がある。
所望の製品は、通常培養濾液より多く得られるので、分
離工程の最初に、醗酵物より例えば濾過により固形物の
除去を行う。
MM 4550又はその塩の不純製品は、透明化した培
養濾液からMM4550又はその塩を活性炭のような活
性物質に吸着させ次いでそれから水性アセトンのような
溶媒を用いて溶離させることにより得ることができる。
この工程は通常MM4550のジ塩基性塩について行わ
れる。
又は、MM4550又はその塩の不純製品を培養濾液よ
り、親油性アンモニウム塩と水非混和性溶媒とを用い抽
出することにより得ることができる。
これは上記の方法より有利であることが多い。
(MM4550は減圧下で有機溶媒を留去すると置換ア
ンモニウム塩として得ることができる。
)MM4550の置換アンモニウム塩の当初溶液を沃化
ナトリウムのような沃化アルカリ金属の溶液を用いて水
層に逆抽出するのが好ましい。
この最後の工程を変え一般に不純なMM4550のジ塩
基性塩の水性溶液を作るのに用いられる。
上記したようなMM4550又はその塩類の不純なもの
から、許容しうる純度の物を得るため前述のクロマトグ
ラフィーに付される。
次の解説は抗菌化合物の分離に有用な一般的情報を明ら
かにするものである。
又次の実施例はこの発明を例証するためのものである。
−解説1:I、oの決定 I50値は、ニジエリシア コリ Bllのβ−ラクタ
マーゼ酵素(この微生物はR因子で制御されたβ−ラク
タマーゼを含む)によりアンピシリンの加水分解を50
係阻止するに必要な物質の量である。
β−ラクタマーゼは、リッチモンドとスキーズCAdv
、 inMicrobiol、 Physiol、 9
.31(1973))の分類によれば、タイプIIIa
の酵素に入る。
アンピシリンからそのベニシロ酸へのβ−ラクタマーゼ
加水分解の割合は、澱粉・ヨード滴定検定により分かり
、その一つの方法でベニシロ酸の生成割合が澱粉・ヨー
ド複合物の脱色で分かる。
この方法及びβ−ラクタマーゼの製法は、M、コール、
S、エルソンとP、D、フルフ宅ツクの報告(Bioc
hemical Journal 1972.127
、295〜308)に記載されている。
上記の方法の少し改良として、阻害剤のサンプルは基質
のアンピシリンを添加する前37℃で15分間酵素と予
め培養した。
その操作は次の通りであった。試薬 緩衝液:0.05モル、 pH7’)ン酸カリウム緩衝
液澱粉/ヨード液二ノビツクCBiochem、 J−
(1962)83,236)記載の方法で調整基質:緩
衝液中アンピシリン40μ9/rulβ−ラクタマーゼ
酵素:コールら(Biochem。
J、(1972)127.295〕記載の方法に従いE
、コIJ B 11より調整。
緩衝液中の酵素製品の希釈は、未阻止反応で100秒当
り約0.3の光学濃度単位の低下を来たすようにした。
他のE。コリのβ−ラクタマーゼ生産菌を用いることが
でき、特にこれらの菌はR因子例えばR−TEMを伝達
する。
条件 反応は37℃で1σのキュベツト中で5pso。
パイ ユニカム分光光度計を用い行った。
これは。4つのサンプルのキュベツトと対応するブラン
クで行うことができる。
最初のキュベツトを対照の反応に使用し、阻害剤を含め
なかった。
第2〜4のキュベツトは各種希釈の阻害剤に用いた。
反応は、590 nmにおける光学濃度を記録しながら
、3〜6分間隔で100秒当りの光学濃度の変化をみて
反応速度を測定しつつ行われた。
阻害剤サンプルは、阻害剤を加えない対照での反応割合
の50係に達する迄希釈した。
解説2 :KAG検定 KAG検定は、醗酵ブロス中又は分離工程中でのβ−ラ
クタマーゼ阻害剤の存在を決める方法である。
45℃のモルトン栄養培地にクレブシラエロゲネスの適
当なβ−ラクタマーゼ生産菌を接種し、次いで寒天中ペ
ニシリンGが6μg/rnlの濃度になるのに充分な量
のペニシリンG滅菌液を混合する。
次いで寒天をペトリ皿に注ぎ、固化後滅菌金属カッター
を用い寒天層に等しい空間をもった円筒ウェルを入れる
テスト溶液をウェルに導入する。
次いでこの皿を27°C〜37℃の一定温度で培養する
培養期間中、テスト溶液中の阻害剤をウェルから寒天中
へ拡散させ、そこでクレブシラのセルから生産されたβ
−ラクタマーゼの作用が阻止される。
かくして、ペニシリンGはβ−ラクタマーゼによる分解
から保護され、クレブシラの発育を防ぐに充分な濃度で
存在する。
寒天のこの部分に阻害剤が充分な濃度に拡散しないとク
レブシラの高密度の発育を許し、β−ラクタマーゼによ
りペニシリンGが分解される。
クレブシラ発育の明白な円形の阻止帯が阻害剤を含むウ
ェルの周囲に形成される。
各阻止帯の大きさは、テスト溶液中の阻害剤の濃度に従
属する。
テスト溶液の力価(任意単位/Tnl)は帯の直径に対
する阻害剤の対数濃度の標準線を参照して得られる。
この検定系はパイオートグラフィーに用いることもでき
る。
解説3 :英国特許第1,363,075号に開示され
た物と比較できるMM4550(複合 物)の製法 ストレプトマイセス オリバセウスATCC21379
をロークス瓶中の固形寒天斜面上で28℃で7日間生育
させた。
寒天培地の組成は次の通り。
酵母抽出物は、英国・バートンオントレンド・ウニリン
グトンロードのボブリル・フッド・イングレジエンツ社
より供給の1イーテツクス”を用い、寒天は英国・S、
E、10ンドン・サウスワークブリッジロードのオキソ
イド社より供給のものを用いた。
)培地は滅菌前にpH6,8に調製した。
o、o24のツウイン80(ポリオキシエチレン・ソル
ビタン・モノオレエート)含有の50rrLl滅菌脱イ
オン水をロークスびん培養物に加え、胞子を振盪して懸
濁液とした。
この胞子懸濁液を接種材料として1001のステンレス
鋼製の醗酵釜に入れた751の滅菌種段階用培地に加え
た。
種段階用培地の組成は次の通りである。
90 d千 旦01
/)(大豆粉末は英国・マンチェスター・オールドトラ
フオードのプリティシュ・アルカデー社製のアルカソイ
50を用いた。
)発泡をおさえるために滅菌前の醗酵培地に大豆油中t
o4(容量)のプルロニックL81(登録商標名)の5
0−を加えた。
〔プルロニックL81ハ英国・W、 3 ロンドン・
ザバーレ231のヤコブセン・ファン・デン・ベルク・
ニー・ケー社より供給されたもので、エチレンオキシド
とプロピレンオキシドのブロック重合体である。
〕培地を醗酵槽中で120℃で20分間蒸気滅菌した。
種段階培養液を8.5インチ直径の翼付皿攪拌機を用い
340 r、 p、m、で攪拌し、開放式スパージャ−
を通して150 l/minの滅菌空気を導入した。
培養器にはバッフルプレートを装備した。28℃に調整
しこの条件下で45時間培養後に、この種培養液の7.
51を、3001のステンレス鋼製の醗酵釜に入れた1
501の滅菌醗酵培地に接種液として入れた。
醗酵培地の組成は次の通り。発泡防止用に大豆油中10
係のプルロニックL81を300m1加えた。
48時間後に醗酵物を取り遠心分離で澄明にした。
この澄明にしたものは、100.000の1の希釈度で
の酵素検定で50係の阻止をした。
これの10011を12kg(湿重量)ワットマンDE
32イオン交換セルローズのアセテート型(英国・E、
C,40ンドン・ニューブリッジストリート、H,リー
ブ・アンセル社製。
ジエチルアミノエチル基で置換された微細結晶性セルロ
ーズ)と攪拌した。
スラリーを濾過し、0.5モル硫酸カリウム12nでM
M4550(複合物)を溶離させた。
溶出液を減圧下30℃以下でクライミング・フィルム蒸
発器中で61に濃縮、121のアセトン添加で多量の硫
酸カリウムを沈澱させ、沢液を30℃以下減圧下で20
011Llに濃縮した。
濃縮液をアンバーライトXAD−4[脂(ロームアンド
ハース社製、非イオン系ポリスチレン樹脂)の76龍X
2m塔に通し、脱イオン水で溶離させ、溶出液を140
7dのフラクションに集めた。
KAG検定により検出された活性フラクションを集め(
2,21)、アミコンUM=0.5膜(直径150m+
m英国・ハイワイコブ・クイーンロード57、アミコン
社製)を用いるウルトラ濾過で60P、S、1.窒素気
流中275m1に濃縮した。
濃縮物を凍結乾燥し、褐色粉末(l5oO,004μμ
g/ml ) 2.2 gを得た。
この粉末1gを0.2モル硫酸す) IJウム11に溶
解し、ジクロルメタン中2係(重量/容量)のテトラ−
n−ブチルアンモニウム・ハイドロゲン・サルフェート
(スウーデンのAB、アストラ社製)の11と混合した
ジクロルメタン層を分け、70℃に冷却し、濾過して氷
を除去し蒸発で20Mに濃縮した。
40〜60℃の石油エーテル400威を加え、遠心分離
で沈澱物を集めた。
沈澱物を10−のジクロルメタンに再溶解し、沃化バリ
ウム80〜と炭酸バリウム70〜含有の10麻の水で抽
出した。
層を分離し、水層を濾過しpH6,5に調製した。
溶液を凍結乾燥し黄色粉末を得た。固体をアセトンで洗
浄し、過剰沃化バリウムを溶出させ淡黄色の固形物を遠
心分離で採取し減圧乾燥した。
収率13m&(l5oO,0004μg/1rLl)解
説4 :英国特許第1,361,075号記載の物を得
るに有用な培養濾液の炭素吸着の例 示 解説3で得られた培養濾液は、穴あき板状寒天拡散抗菌
検定でクレブシラ エロゲネスに対しゾーンの直径17
itmを与えた。
KAG検定でゾーンの直径38inで’50は100,
000のI希釈。
5℃の清澄培養濾液1701を9インチ直径のカラムで
活性炭(英国のプアーボーン・ケミカル社製のファーネ
ルBO160〜80メツシュで1規定塩酸で予め洗浄、
リン酸塩でpH6に緩衝)を16インチの高さにつめた
ものに通し毎分800〜1000mの上昇流動で浸出さ
せた。
プリューを脱イオン水101で洗浄し、カラムは20℃
で20係アセトンで溶離させた。
101に至る活性フラクションを30℃以下で減圧濃縮
し61にし、凍結乾燥してl5oO,05p、g/ml
を示す粗製MM4550(複合体)28:11を得た。
酵素阻害活性の回収率は22係であった。
ダルコグラニュラー炭素(英国のハネ−ウィル・アタラ
ス社製)を用いて活性炭処理を行っても同様な結果が得
られた。
解説5 :英国特許第1,363,075号記載の物を
得るに有用な培養濾液のイオン交換樹脂 クロマトグラフィーの例示 内径1cIrLのカラムに6 cm (床容量4.7
wtl )の高さにダウエックス21にイオン交換樹脂
(英国・ドルセット・ボールのB、D、Hケミカル社製
、塩基性基含有ポリスチレン−ジビニルベンゼン樹脂、
20〜50米国メツシュでクロリド型)をつめた。
次いでこれを5係水性メタノールでほぼ4.7mlで4
回及び蒸留水4.7TLlで1回洗浄した。
解説3で記載したごとき方法で得られた21の培養濾液
をカラムに通した。
次いで50係水性メタノールで洗浄し不純物を除去した
50係水性メタノール中5係の食塩でMM4550(複
合物)を溶離させた。
下記の表1は活性単位の用語で得られた結果を示すもの
である。
培養濾液中のMM4550(複合物)の含量は、任意に
8単位/1rLlにされた。
カラムからの溶出フラグジョンは、クレブシラ エロゲ
ネスに対する抗菌拡散法を用い検定し、その活性単位は
、培養P液の各種希釈液の単位/rrllに対してゾー
ン直径をプロットして作った標準線(培養濾液を標準と
して用いた)を参照して算出した。
カラム法がMll/I4550(複合物)の濃縮に効果
的な方法であったことが判るであろう。
フラクション2〜5が全量わずか37rrLlで活性の
60係を含んでいた。
このフラクションの全乾燥重量は約210■であり、従
って35gの固形物がカラムに添加されたことになる。
表1 グラエクス21Kを用いてのクロマトグラフィーの結果 解説6 :英国特許第1,363,075号記載の物を
得るに有用な培養濾液のイオン対抽出 の例示 硫酸ナトリウム248gを解説3で記載された方法で作
った清澄培養濾液10Aに加え、その溶液をジクロルメ
タン中2係テトラn−ブチルアンモニウム ハイドロゲ
ン スルフアート101で30分攪拌しつつ抽出した。
層を分離し、ジクロルメタン層を2°Cに冷却した。
ワットマンA128紙を通し少量の懸濁水を除去した。
ジクロルメタン溶液を30℃以下で減圧濃縮し201r
Llとした。
400m1の石油エーテル(40〜60℃)を加えると
MM4550(複合物)含有のゴム状物が沈澱した。
これを遠心分離で集め、50wLlのジクロルメタンに
再溶解し、1gの沃化バリウムとIIの炭酸バリウム含
有の水50m1で2分間振とうし抽出した。
固形分を濾別し、二つの層を分離し、バリウム塩として
MM4550(複合物)を含有する水性層をpH6,5
に調整、凍結乾燥した。
それにより、I50が0.001 pg/mlの粗製M
M4550(複合物)を317即得た。
解説7 :テトラn−ブチルアンモニウム ハイドロゲ
ン スルフアートを使用して MM4550とMM13902含有の部分精製された抗
生物質複合物の製法 解説4に従って作られたMM4550(複合物)の粗製
品12.5gを水125mJに再溶解し、10係(重量
/容量)テトラn−プチルアンモニウムハイドロゲン
スルフアートのジクロルメタン溶液125rrLlで抽
出した。
分離したジクロルメタン層を190■の沃化ナトリウム
含有の2℃の水100m1を用いゆっくり攪拌しつつ且
つ水層を2係炭酸水素ナトリウムでpH6,4に調整し
つつ逆抽出した。
溶液を凍結乾燥し、乾燥固体をアセトン洗浄して、E、
コリβ−ラクタマーゼに対し1560100028gを
持つMM4550とMM13902のナトリウム塩が混
った製品88〜を得た。
抗生物質の回収率は70係。アンピシリンと解説7で得
た物との混合物の抗菌力を栄養寒天中希釈法で測定した
得られた最低発育阻止濃度は表2の通りである。
アモキシシリンとMM4550(複合物)の混合物でも
上記と同様な相乗効果が認められた。
解説8 :セチルジメチルベンジルアンモニウムクロリ
ドを使用してのMM4550と MM13902含有部分精製抗生物質複 合物の製法。
解説4で記載されたごときファーネル炭素カラムからア
セトン・水で溶離させたもの、凍結乾燥品(I、o=0
.02μ9/ml)を蒸留水に溶解し、13■/mlの
濃度とし、pH6,5に調製した。
この溶液100 rulを0.14セチルジメチルベン
ジル アンモニウムクロリドのジクロルメタン溶液の等
量で抽出した。
遠心分離で層を分け、有機層を再びo、o5%沃化ナト
IJウム溶液1007rLlで逆抽出した。
層を分離し、水層に残存するジクロルメタンを減圧下1
0分間で除去した。
水層を凍結乾燥し、乾燥品を50mA’のアセトンで3
回洗浄した。
アセトン洗浄の製品を真空乾燥器中で乾燥し、淡褐色粉
末(4,3rru;1 、 I、o=o、o o 2d
/mJ)を得た。
解説9 ニゲル濾過を使用してMM4550とMM13
902含有部分精製抗生物質複 合物の製法 解説4の方法で作った粗製MM4550(複合物)l5
o=0.2μg/rnlの1gを溶離剤としてアセトン
/水工4二6を用いセファデックスG25(上級品)で
クロマトグラフィーに付した。
カラムの大きさは2.5crrL×32cIrLで溶離
は毎分1.5mlで行った。
活性フラクションを集め、30℃以下で減圧濃縮し、凍
結乾燥して無晶形の淡黄色固体(■5゜=o、o O5
pg/m1)22mgを得た。
回収率88係で40倍に精製された。
解説10 :セルロース・クロマトグラフィーを使用し
てMM4550とMM13902含有精製抗生物質複合
物の製法 解説7で作られたMM4550(複合物)610■を溶
離剤としてイソプラパノール/水=7:3(容量)を用
い、セルロース(ワットマンCC31)をつめた2、5
crrL×32cIrLのカラムでクロマトグラフィー
に付した。
溶離速度は毎分1.5m10抗菌活性を示すフラクショ
ンを合せ、30℃以下で減圧濃縮、凍結乾燥して抗生物
質複合物(■5゜=o、o o o 07 pH/ml
)の褐色無晶形固体40〜を得た。
In2が非常に小さい値であることは活性物質の純度が
改善されたことを示す。
別の機会に、上記の操作を行いl5o=0.001μg
/mlの物を得た。
これらの抗菌活性を表3に示す。
抗菌活性は光接種を用いるオキソイド感性ブロス(1係
の一夜ブロス)で標準微量適定法で測定した。
解説11 :MM13902は次のような性質を認め
ることができる。
MM13902は酸性の固体でそのナトリウム塩の形で
は次の特性を有する。
i)水に易溶、メタノールに溶解、クロロホルム、ジエ
チルエーテルと炭化水素類に実質的に不溶である。
11)水溶液で、吸収極大を持った特有の紫外線吸収ス
ペクトルを有し、その吸収極大の一つは約305 nm
である。
1ii)新しく作ったKBrディスク中0.4%(重量
/重量)含ませた際、殊に約3450.2950゜17
50.1620,1510,1400と1260Crr
L−’に吸収極大を有する特有の赤外線吸収スペクトル
を示す。
!V) D20中で測定した核磁気共鳴スペクトルは
、殊に(a)はぼ14Hzの結合定数を持ったほぼ2.
85rと4.0Orに中心がある一対の低磁場二重線、
(b)はぼ8.55rに中心がある二重線、及びほぼ8
.0Orに鋭い一重線を有する。
V) スタフィロコッカス アウレウス、バチルスズ
ブチリス、ニジエリシア コリ、クレブシラエロゲネス
、プロテウス ミラビリス、サルモネラ テイフイ及び
シュードモナス エルギノーザの菌を含む各種の菌種に
対し抗菌活性を有する。
vl)アンピシリンと混合して用いると、ニジエリシア
コリ、クレブシラ エロゲネス、プロテウス ミラビ
リス、プロテウス モルガニイ及びスタフィロコッカス
オウレウス ラッセルを含む微生物に対する活性を相
乗する。
MM13902の純ジナトリウム塩はβ−ラクタマーゼ
阻害剤で、ニジエリシア コリBllのβ−ラクタマー
ゼに対し0.001μ9/ynlと0.0001μfi
/mlの間の1.。
(後述)を示す。セルロース上薄層クロマトグラフィー
に付すと、MM13902の純ジナトリウム塩は、次の
ようなおおよそのRf値を有する。
a、。
n−ブタノール/イソプロパツール/水=7=7=6(
容量) : R4=0.72 b、イソプロパツール/水=7:3;Rf=0.85 e、 n−ブタノール/エタノール/水=7:7:6
: R4=0.81 d、 n−プロパツール/水=4 : 1 ;Rf=
0.75゜ かくしてMM13902は式(■): で表すことができる。
解説12 :微生物 最初ATCC21379、ATCC21380゜ATC
C21381とATCC21382(これらはスペイン
、ニューシーラント、南画及びイスラエルでそれぞれ得
られた土壌サンプルから分離)の培養物にMM4550
(複合物)が生産されていることを見出した。
我々の研究所では、これらの培養物は同じであると思わ
れ、かつボウスフイルド博士、スコツトランド・アベル
デーン・ドーリ−リサーチステーションのザ・ナショナ
ル・コレクション・オブ・インダストリアル・バクテリ
ヤ(NCIB)の放線菌の専問家により、ツユ−ター氏
の広く知られた1967年の分類〔S1カルジヤー、バ
ーセルのシステマチック・デル・ストレプトマイセチン
、382頁〕を用い全てストレプトマイセスオリバセウ
スと同定された。
以後にMM4550生産が表5にみられるような他のス
トレプトマイセス属の菌種にも見出された。
S1オリバセウスはワックスマン氏により1919年に
記載された〔カルチュアル・スタデーズ・オブ・スピー
シズ・オブ・アクチノマイセス、フィル、サイエンス、
8.71〜215〕。
続いて1960年にソ聯の研究グループが非常によく似
た特長を持った菌種を報告し、それをアクチノマイセス
(ストレプトマイセス)フルボビリデスと命名した〔ク
ユーシエバら、Trud、 In5t。
Mikrobil、 Akad Nauk、 5SSR
0t 8 t 226〜253(1960))。
ストレプトマイセス属の微生物は、その生育条件により
形態学的及び生理学的特性が非常に異にするものである
多くの菌種についての記述は、その大きな相異があるこ
とを認識する以前になされており、結果的に重複や同義
語があるとツユター氏(1967年)は25種をS、フ
ルボビリデスを含むS1オリバセウスと同義語であると
している。
命名と分類の混同を解消すべく、1962年にシャーリ
ングらによるザ・インターナショナル・ストレプトマイ
セス・プロジェクト(JSP)が始った(Int、 J
、 5yst、 Bacteriol、 、 18゜6
9〜189(1968))。
このプロジェクトで協力者らが標準条件下でのストレプ
トマイセスの菌種の正確な記述をする一連の研究を行っ
た。
このテーマにより、S、オリバセウスやS、フルボビリ
デスを含む約400の命名された菌種の代表釣菌に標準
的な記載が作られた。
S。
オリバセウスとS、フルボビリデスについてのこのプロ
ジェクトによる記載は、二つの特性のみが異なっている
即ち1)担胞子体の形態と11)唯一の炭素源としてイ
ノシトールの利用能。
S、オリバセウスは次のように記載されている。
胞子鎖形態二液形(Rectif 1exibile)
部分を暗示する屈曲性の胞子鎖から漸次う つり変る開放螺旋形を持つ螺旋形 部分。
成熟胞子鎖は一般に長く、1つの鎖当り50以上の胞子
を持 つことが多い。
炭素利用性=D−グルコース、L−アラビノース、D−
キシロース、i−イノシ トール、D−マニトール、D−フ ルクトースとラムノースを生育に 利用する。
シュクロースとラフィノースには全くの生育を認めない かこん跡の生育しか認めない。
S、フルボビリデスについて次のように記載されている
胞子鎖形態二液形部分、成熟胞子鎖はやや短かく1つの
鎖当り10〜50の胞子 をもつ。
炭素利用性:D−グルコース、L−アラビノース、D−
キシロース、D−マニト ール、D−フルクストースとラム ノースを利用。
シュークロースの利用は疑問。
i−イノシトール又はラフィノースは全く生育を認め ないかこん跡の生育しか認めない。
S、オリバセウス又はS、フルボビリデス及び他の関聯
菌種と同義語と命名された一連のカルチャーを標準的方
法及び培地を用いて測定した〔前掲IPSで推奨された
シャーリングらInt、 J。
5yst、 Bacteriol、 、 16 、31
3〜340(1966)参照〕。
カルチャーが異なるソースより得られた。
ATCC21379,21380,21381,213
82をMM4550(複合物)の生産をもとにして土壌
より分離した。
比較目的に他の菌種を各種のカルチャーから得た。
MM4550(複合物)の生産、気生菌糸の色、担胞子
体の形、基質菌糸の色、溶解色素産生、メラミン産生及
び炭素利用の試験結果を表5〜9に示す。
全ての菌種について電子顕微鏡下で胞子表面はなめらか
である。
ISP記述よりS、オリバセウスの担胞子体の螺旋状生
育は変りやすい特性であることが明らかである。
真正の螺旋をS。オリバセウス即ちATCC3335の
タイプに観察された。
担胞子体の大部分は長い。
ATCC21379。21380.21381又は21
382の培養物に担胞子体は長く波形の背景の中で螺旋
状の傾向を示したが、真正の螺旋が観察されなかった。
しかし、二つのS、オリバセウス菌即ちNCI B82
38とNCIB8509では大部分の担胞子体は波形で
あった。
NCI 88238では中間の長さで、MCIB850
9は長かった。
S、フルボビリデスの典型釣菌のATCC15863か
ら観察された担胞子体はATCC21379,2138
0,21381,21382゜31126のものより短
かく唯一の波形であった。
これらの特性からみてATCC21379゜21380
.21381,21382,31126はよく一致する
が正確にはS、オリバセウスの記述に一致しない。
ATCC21379,21380,21381,。
21382.31126はイノシトール利用性でいくら
か変化を示しこれはS、オリバセウスとS。
フルボビリデスとのISPの典形的菌種の記述によると
異にする特性である(表8参照)。
ATCC31126とATCC21380はイノシトー
ル4を利用し、これは、S、オリバセウスの特性であり
、一方他の菌種は利用性が疑しいか陰性である。
しかし、一つの炭化水素の利用能をみて種を分けること
は一般に満足し得るものではない。
このような差異は、一つの遺伝子の突然変異で生ずるか
も知れないし、菌株の意味であると考えられることがよ
くある。
S、オリバセウスのNCl88138゜NCIB850
9.ATCC21549,ATCC12019及びAT
CC3335の糖料用性の差異を多くの権威者は、それ
らは種を異にすると考えないと示唆している。
かくして、ATCC21379゜21380.2138
1,21382,31126はS、オリバセウスとして
表わすのが適当とみえる。
現在S、オリバセウスとS。
フルボビリデスと命名されたものにより重要な差異が見
出されない限り、これらは国際的に一つの種と認められ
る可能性があろう。
この場合、正しい名前は先行規定によってS。
オリバセウスであろう。これは又ツユター氏がS、オリ
バセウスと同義語として挙げたものもこれに含まれるで
あろう。
MM4550(複合物)生産用のS、オリバセウス及び
その関聯菌の培養濾液の試験は次のように行うことがで
きる。
即ち、リストした菌の培養濾液をワットマン屑1紙の原
点に20μlスポツトし、冷時−夜をかけてn−ブタノ
ール:イソプロパノール:水=7=7=6でクロマトグ
ラフィーをした。
別の組でn−ブタノール:氷酢酸:水層12:3:5を
用い同じく冷時−夜をかけて行った。
部分精製したMM4550(複合物)のサンプルを同時
に二つの系で展開した。
又は25m1の清澄培養プリューをジクロルメタン中o
、2%のセチルジメチルベンジルアンモニウム クロリ
ド液12.5mAで抽出し、層を分け、有機層を残し、
0.5係の沃化ナトリウム溶液2.51rLlを加え、
振盪、分離、水層を残し、これをクロマトグラフィーに
付す。
例えば薄層クロマト片に5μスポツトし、n−ブタノー
ル:イソプロパノール:水=7:7:6で展開する。
S、オリバセウスATCC21549゜ ATCC12019及びATCC3335はMM455
0 (複合物)を生産しなかった。
なお上記の各画と微生物工業研究所での寄託番号(受理
番号)との関係は次の通りである。
表9 S、オリバセウス、S、フルボビリデス及びその関連菌
の炭素利用性 +=化合物が利用されたことを示す。
−一化合物が利用されなかったことを示す。
±=利用性が疑わしいか非常に少ないことを示す。
実施例 I MM4550 (複合物)の製法とMM4550とMM
13902への分離 解説の項で説明した分離操作を各種の順序で利用できる
特に必切な順序とは下記のような活性炭吸着、イオン対
抽出とセルロースクロマトグラフィーである。
解説3で得たような培養濾液3401をファーネルBO
炭素をつめた塔(直径9インチ×高さ21インチ)に毎
分800〜1200rILlの上昇流で通した。
炭素はMM4550(複合物)の吸着前に使用されたも
ので、次の試薬で洗浄し再生した。
0.5規定水酸化ナトリウム、0.2規定水酸化ナトリ
ウム:アセトン−3:2、水、1規定塩酸、水、pH6
のリン酸緩衝液、水。
カラムを水20!!で洗浄し、培養濾液を除き、アセト
ン:水=2:8(容量)を毎分200〜250TrLl
流下させて溶離させた。
11のフラクションを集めた。
MM4550(複合物)含有のフラクションをクレブシ
ラエロゲネスを用いての抗菌拡散検定で検出し、これを
集め(111)、80℃以、で減圧濃縮して5.51と
した。
この段階のMM4550(複合物)の回収率は20係で
あった。
濃縮物を2°Cに冷却し、−5℃のジクロルメタン中2
係(重量/容量)のテトラn−ブチルアンモニウム ハ
イドロゲン スルフアート5.51を加え、2つの層を
2分間混合した。
ジクロルメタン層を分離し、0℃の0.6係沃化ナトリ
ウム溶液の11を加えた。
2層をゆっくり攪拌した。水層を2係炭酸水素ナトリウ
ム水溶液で除々にpH6,5〜7.0に調整した。
水層を分離、凍結乾燥した。
乾燥固体を乾燥アセトンで抽出して、過剰の沃化ナトI
Jウムを除去し、次いで不溶性残渣から減圧下でアセト
ンを除去し淡黄色粉末1.1gを得た。
この段階でのMM4550(複合物)の一貫回収率は1
0係であった。
培養濾液中に溶解していた全固形物にもとづいての精製
度合は、125倍であった。
2、5 cm直径のカラムに、イソプロパツール:水=
7:3容量比中セルロース粉末(ワットマンCC31)
を32crrLの高さに詰めた。
500rr19の淡黄色粉末をイソプロパツール:水=
7:3容量比の2mlに溶解し、同じ溶媒を用い1分間
1.51rLlの流速でクロマトグラフィーをした。
3mlのフラクションを集め、約285 nmに紫外部
吸収極大を示すものを合し、濃縮・凍結乾燥してMM4
550(複合物)を得た。
上の実験で、約285 nmに吸収を示すフラクション
には酵素阻害・抗菌活性を示す物質が含まれていること
を認めた。
凍結乾燥したMM4550(複合物)の収率は35■で
あった。
水晶は、褐色無晶形で■5o=0.0001μ97ml
を有した。
この段階での活性物質の一貫回収率は3係で、通算60
0倍に精製された。
この製品の抗菌活性を光接種物を用いるオキソイド感光
テストの標準微量滴定法で決めた。
得られた最小発育阻止濃度は前述の表3に示したものと
類似であった。
この製品を展開剤としてn−ブタノール:イソプロパノ
ール:水(7:7:6)を用いセルロース(イーストマ
ンコダック社“クロマトグラム”シート)上での薄層ク
ロマトグラフ分析で2つの活性物質に分離され、その1
つはほぼRf= 0.58でMM4550と同定し、は
ぼRf= 0.72のものはMM13902と同定した
この両物質は、B。。ズブチリス、S、アウレウス(オ
クスホード)、S、アウレウス(ペニシリン耐性菌)、
E、コリ・(ペニシリン感受性及び耐性菌)、サルモネ
ラティフィムリウム、プロテウス ミラビリス、プロチ
ウム モルガニとクレブシラ エロゲネスを含む各種微
生物でパイオートグラフィーで検出できる。
得た結果を表4に示す。更に実験を行ない、2つの物質
をセルロース薄層クロマト上でインプロパツール:水(
8:2)で展開し分離、リン酸緩衝液で溶出した。
各抽出液のβ−ラクタマーゼ阻害を検定し、両物質共E
コリのβ−ラクタマーゼ阻害剤であることが判明1した
又両物質共に、エロゲネスに対しベンジルペニシリンと
相乗作用することが判明した。
実施例 2 MM4550(複合物)の製法とMM4550とMM1
3902の分離 S、オリバセウスATCC31126を5℃、pH6,
5での醗酵から得られた培養濾液1,1001を6ダル
コ”顆粒炭素を詰めたカラム(0,3mX1m)に毎分
3,21で通した。
〔炭素はMM4550(複合物)の吸着に前に使用され
たもので、0.5規定水酸化ナトリウム0.2規定水酸
化ナトリウム:アセトン(3:2)、水、1規定塩酸、
水、リン酸緩衝液(pH6)、水の順序で洗浄再生して
から用いた。
〕カラムを60Aの水で洗浄し、培養濾液を除去、次い
でアセトン:水(2:8容量比)を用い30℃で毎分1
.11で溶離させた。
607を集め続いて5X10 lのフラクションを得た
K、エロゲネスを用いる抗菌拡散検定で検出したMM4
550(複合物)含有フラクションを集め(401)、
30℃以下減圧下で321に濃縮した。
この段階でのMM4550(複合物)の回収率は15係
濃縮物を5℃に冷却し、161のo、2%セチルジメチ
ルベンジルアンモニウムクロリドのジクロルメタン溶液
(5℃)を加え、2つの層を5分間混合した。
ジクロルメタン層を分離し、0.4係沃化ナトリウム溶
液(5℃)3.751を加えた。
2つの層を5分間混合、水層を分離、凍結乾燥した。
乾燥固体を乾燥アセトンで抽出し、過剰の沃化ナトリウ
ムを除去し、残存固体を減圧乾燥し淡黄色粉末2.87
gを得た。
この時点でのMM4550(複合物)の一貫回収率は6
係であった。
培養濾液中の全溶解固体より算出した精製度合は160
倍であった。
635m直径のカラムにインプロパツール:水(7:3
容量比)中のセルロース粉末(ワットマンcc31)を
300wgの高さに詰めた。
2.ogの淡黄色粉末をイソプロパツール:水(7:3
)5罰に溶解し、同じ溶媒で1分間3mlでクロマトグ
ラフィーを行った。
K、エロゲネスに対する検定で、MM4550 (複合
物)含有フラクションを取り、30℃以下で減圧濃縮し
、凍結乾燥して207■の褐色固形物を得た。
この際のMM4550(複合物)の回収率は51係であ
り、精製は5倍であった。
16iciE直径のカラムにn−プロパツール:水(4
: 1容量比)中のセルロース粉末(ワットマンcc3
t)を300inの高さに詰めた。
198Tn9の褐色固形物を水:n−プロパツール(1
:1)に溶解し、n−プロパツール:水(4:1)で1
分間0.5 mlの流速でクロマトグラフィーを行った
6mlのフラクションを集め、K、エロゲネスに対し微
生物検定した。
各フラクションの紫外部スペクトルを測定した。
フラクション23〜28は約305 nmの紫外部吸収
極太を有し、MM13902のジナトリウム塩を含有し
た。
このフラクションを集め、減圧濃縮、凍結乾燥し30■
の固形物を得た。
水晶バイーストマン・コダック社セルロース板を用い、
n−プロパツール:水(4:1容量比)での薄層クロマ
トでRfO,77に唯一の抗生物質活性を有するゾーン
を示した。
このゾーンはバシルス ズブチリスでパイオートグラフ
ィーにより検出した。
フラクション29〜40は、約285nmに紫外部吸収
極大を示しMM4550を含有した。
これらを集め、減圧濃縮、凍結乾燥し53■の固形物を
得た。
このものは少量のMM13902の塩が混入したMM4
550の塩を含有した。
実施例 3 MM4550製造の好ましい分離法 S、オリバセウスATCC31126の胞子を乾燥剤付
密封容器内の乾燥土壌チューブ中に20℃において保存
した。
少量の土壌貯蔵物(はぼ20〜)を次の培地1001r
Ll含有の500mJエルレンマイヤーフラスコに無菌
的に移した。
組 成 量9/l グルコース1水和物 20.0 大豆粉末 io、。
脱イオン水を加えて 11 滅菌前にpHを6.5に調製した。
大豆粉末は、英国・マンチェスター・オールドストラド
フォードのプリティシュ・アルカデー社の6アルカソイ
50”を用いた。
フラスコは回転式振盪機上(240r、p、m)28℃
で約30時間培養した。
2mlの得られる発育生成物を”ロークス″ビンの傾面
固形寒天に接種した。
寒天培地の組成は次の通り。組 成
量 V−8野菜ジュース20.0ml 寒天 20.1 脱イオン水を加え 11 滅菌前にpHを6.0に調整した。
V−8ジユースは英国・ノルフォーク・キンゲスレイン
のキアンベルス・スープ社より得たものである。
接種物はビンを振動さすことにより寒天表面に拡げられ
、次いでまっすぐの状態で30℃で培養した。
2日間培養後、過剰の液体をピペットで除去し更に4日
間培養を行った。
“ロークス”ビン培養物のこの製法を採用すれば、傾向
培養物にアクチノファージが起るのが抑制されることは
すでに見出されている。
o、o2%ツウイーン80含有の滅菌脱イオン水50m
A!を゛ロークス”ビン培養物に入れ、振とうして胞子
を懸濁させた。
この胞子懸濁液を1004ステンレス鋼製醗酵釜に入れ
た751の滅菌種つけ培地に接種した。
種つけ培地組成は次の通り。組 成
量&71 大豆粉末(アルカソイ50) 10.0グルコ
ース1水和物 20.0飲料水を加え
11発泡抑制のため、10係(
容量)゛プルロニックL81”大豆油溶液50m1を滅
菌前の醗酵培地に添加した。
培地を120°Cで20分間醗酵釜中で蒸気滅菌した。
種つけ培養物を、7.5インチ直径の羽根型攪拌機を用
い140 r、 p、m、で攪拌し、開放末端スパージ
ャ−を通して滅菌空気を毎分751供給した。
温度は28℃に調節し、この条件下で48時間培養させ
た後、20001ステンレス鋼製じゃま板付醗酵釜に入
れた1 5001の滅菌醗酵培地に容器の内容物を接種
した。
醗酵培地の組成は次の通り。
組 成 量(9/l )大豆粉末(ア
ルカソイ50) 10.0グルコース1水和物
20.0白あ(沈降炭酸カルシウム)0.
2 塩化コバルト(CoC12・6H20) 00OO
1硫酸ナトリウム(無水)1.0 飲料水を加えて 15007滅菌前に水酸
化ナトリウムでpHを6.0に調整した。
1o4“プルロニックL81”大豆油液31を滅菌前に
発泡防止に加えた。
滅菌後、滅菌水酸化ナトリウム溶液で再びpH7,0に
調整した。
二つの19インチ直径の羽根器付攪拌機を106r、p
、m、に攪拌した。
温度を30°Cに調節し、空気流量毎分12001で醗
酵を行った。
60時間後に醗酵物を取り出し、遠心分離で澄明化した
上記の生産物は、任意に340単位/mlに定められた
検定は解説2記載の方法を用いた。10℃、pH8の培
養濾液1050Al’(340単位/l)をセチルジメ
チルベンジルアンモニウム クロリド120(Bi’含
有のジクロルメタン3101を用い10℃で、予め決め
た流速でインラインミキサーを通し二つの液体をポンプ
で送り抽出した。
層をシャープレス連続遠心分離で約2分間混合して分離
した。
ジクロルメタン層3001を水性沃化ナトリウムで抽出
した。
この逆抽出は、210gの沃化す) IJウム含有の全
量71の水を用い4つのバッチで行った。
層は比重で分けた。
水層を希塩酸でpH7,7〜7.0に調整し、濾過した
沃化ナトリウム抽出液71には21,900単位/1r
Llを含有した。
10crIL直径のガラス製カラムに食塩(0,3モル
)含有のpH7IJン酸緩衝液(0,05モル)中のQ
AEセファデックスA25(ファーマシア社製)を40
cIrLの高さに詰めイオン交換樹脂塔を作った。
5℃の沃化す) IJウム抽出液(71)を毎分50m
1の速さでこの塔に入れた。
pH7の0.05モルリン酸緩衝液中0.7モル塩化ナ
トIJウム溶液で毎分2511の流速で5℃において溶
離させた。
2ノの溶出液を捨て、90のフラクション(100rL
l)を集めた。
このフラクションを紫外分光々変針で検出し、約285
nmに吸収極太を示すこれらのフラクションを取り、
pH7に調整した。
(フラクション25〜35は1,230m1で、71,
000単位/TLlであった。
)この領域に吸収極太を有するフラクションはMM13
902を含有したことを前に示した。
この集めたフラクションに塩化ナトリウム(5fi/1
00m1)を加え、5°Cにおいて、6.3crIL直
径のカラムにアンバーライトXAD4m 脂(ローム・
アンド・バース社製)を30cmの高さに詰めたものに
毎分20rrtlの流速で通した。
抗生物質は無機の不純物がなくこれらの条件下で樹脂に
吸着される。
抗生物質を室温で蒸留水200m1次いで50係水性メ
タノールを用い溶離させた。
溶出液11を30℃以下で減圧濃縮し、70rILlと
し、pH7に調整、凍結乾燥すると2.11の褐色固形
物が得られた。
このものは3.100単位/■活性を有する部分精製さ
れたMM4550の塩であった。
部分精製のMM4550ジナトリウム塩0.55gをセ
ルロースカラム(4,5crrLX 29cIrL、ワ
ットマンCCBIセルロース)でn−プロパツール/水
(4:1容量比)を用い毎分2.5 mlの流速でクロ
マトグラフィーを行った。
溶出液の最初の135*mlを捨て、151rLlのフ
ラクションを集めた。
MM4550ジナトリウム塩含有フラクション(紫外線
吸収で測定)は90rfLlになった。
これを30°C以下で減圧濃縮してn−プロパツールを
除去し、次いで凍結乾燥して87ダの黄色粉末(活性6
.600単位/■)を得た。
1係 このものはE −=約240を持ち、約285crfL nmに紫外部吸収極大を示した。
又このものは図2及び図3のような赤外線及び核磁気共
鳴スペクトルを有した。
抗菌活性は表10に示す通りである。
元素分析により、ことに窒素、硫黄、ナトリウムを含み
、その割合即ちN:S:Naはおおよそ2:2:2であ
った。
MM4550のジナトリウム塩についての円偏光2色性
曲線の正及び負極大を通路長さ1crrLX濃度0.3
7〜/dで記録計付きカリ−・61分光偏光光度計で測
定した。
その結果は次の通りであった。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は、MM4550のジナトリ
ウム塩についての紫外線吸収スペクトル、赤外線吸収ス
ペクトル及び核磁気共鳴スペクトルをそれぞれ示すもの
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 抗生物質MM4550を産生しうるストレプトマイ
    セス属に属する微生物を培養し、培養物からMM455
    0(複合物)を採取し、その溶液をクロマトグラフィー
    的にMM4550又はその塩の溶液から実質的になるフ
    ラクションと他のフラクションに分別し、溶液から実質
    的に純粋なMM4550又はその塩即ち 1)水に易溶、メタノールに溶け、クロロホルム、ジエ
    チルエーテルと炭化水素類に実質的に不溶である、 11)水溶液で、吸収極太を持った特有の紫外線吸収ス
    ペクトルを有し、その吸収極大は約238nmと約28
    7 nmである、 1ii)新しく作ったKBrディスク中o、4%(重量
    /重量)存在する際、殊に約3450.2950.17
    65.1695.1510.1390と1260cII
    L−1に吸収極太を有する特有の赤外線吸収スペクトル
    を示す、KBrディスクを調整約1週間後に再びスペク
    トルを測定すると、かなり変化がみられ約1765cr
    rL’の大きなピークがかなり減少するか消失している
    。 IV)D20中で測定した核磁気共鳴スペクトルは殊に
    、(a)はぼ15Hzの結合定数を持ったほぼ2.45
    rと3.65rに中心がある一対の低磁場二重線、(b
    )はぼ8.55rに中心がある二重線、(c)はぼ7.
    95rに鋭敏な一重線を有する、V) スタフィロコ
    ッカス アウレウス、バチルスズブチリス、ニジエリシ
    ア コリ、クレブシラエロゲネス、プロテウス ミラビ
    リス、アシネトバクタ−アニトラタス、セラチア マル
    セツセンス及びシゲラ ゾネイの菌を含む各種の菌種に
    対し抗菌活性を有する、 ■1)アンピシリンと混合使用すると、ニジエリシア
    コリ、クレブシラ エロゲネス、プロテウス ミラビリ
    ス、プロテウス モルガニイ及びスタフィロコッカス
    アウレウス ラッセルを含む微生物に対する活性を相乗
    する、 vID アミノ酸分析でこの物はポリペプチドや蛋白
    質ではないことが示される、酸性加水分解後α−アミノ
    アジビン酸は見出されない、 Vjii)エールリッヒ試薬(3001nflの4−ジ
    メチルアミノベンズアルデヒドを54m1のn−ブタノ
    ール、91rLlのエタノールと9−の濃塩酸の混合液
    に溶解)に陽性で、ペーパークロマトグラムと薄層クロ
    マト板上で青色を示す、 iX)一般の酸素前ではなく、E、コリのβ−ラクタマ
    ーゼを阻害するに必要な量より過剰濃度で。 モノアミンオキシダーゼ、カルボニックアンヒドラーゼ
    、ドーパデカルボキシラーゼ、トリプシン、キモトリプ
    シン又はウレアーゼの各酵素を阻害しない、を分離する
    ことを特徴とする抗生物質の製法。
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