JPS5819988B2 - 炭化水素燃料中の遊離水を検出するための装置 - Google Patents

炭化水素燃料中の遊離水を検出するための装置

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JPS5819988B2
JPS5819988B2 JP49145072A JP14507274A JPS5819988B2 JP S5819988 B2 JPS5819988 B2 JP S5819988B2 JP 49145072 A JP49145072 A JP 49145072A JP 14507274 A JP14507274 A JP 14507274A JP S5819988 B2 JPS5819988 B2 JP S5819988B2
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    • G01N31/222Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods using chemical indicators for investigating moisture content
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、液体炭化水素特に航空ジェット燃料中におけ
る遊離又は未溶解水の存在を検出するための装置、組成
物及び方法に関する。
炭化水素燃料中の遊離(未溶解)水の検出は、高度飛行
時に氷結晶による燃料装置系の閉塞に悩まされる航空機
のターボジェット燃料について特に重要である。
この危険性を最少にするために、燃料を航空機に給油す
るときに遊離水の存在について検査することが通常行わ
れている。
一般的に言って、約10pp[Il以下の遊離水は容認
できるが、しかし30pXi高過ぎる。
ジェット燃料から遊離水を除去するのに特別な瀘過分離
器が使用されるけれども、それにもかかわらず、その性
能を検査するのに個々の燃料貨物を試験することが必要
である。
1970年4月7日付のディー・エイ・カルドウニル氏
の米国特許第3,505,020号には、ジェット燃料
中に存在する遊離水と反応しそして過剰遊離水の存在を
示すピンク色を生じる改良された組成物が開示されてい
る。
この組成物は、3−アミノ−7(ジメチルアミノ)−5
−フェニルツェナジニウムクロリドである少量のツクシ
ア(fuchsia )染料に、炭酸カルシウム、炭酸
バリウム、硫酸バリウム、炭酸マグネシウム及びそれら
の混合物よりなる群から選定される多割合の微粉末状無
水固体を混合したものよりなっていた。
水検出組成物用の好ましい無水固体は炭酸カルシウムで
あった。
従来技術には、染料粒子は有効であるためには200ミ
クロンよりも小さい直径を有すべきであり、特に44ミ
クロンの重量平均粒度が好ましいことが開示されていた
特に好ましい組成物は、染料粒度を74ミクロン以下に
限定しており、そして粒子の約40〜60重量%が約4
4ミクロンよりも小さい直径を有するものである。
用いられる染料は繊維工業における慣用染料であり、そ
してメチレンバイオレット、ベーシック・バイオレット
・ファイブ・カラー・インデックス50205、ツクシ
ア等と通常称される。
この染料に関する更にの記載は、Co1or Inde
x、 the AmericanAs−sociati
on of Texti le Chemists a
nd Co1orists〔第2版(1956)、第1
,635及び3,414頁〕に見出すことができる。
また、従来技術には、無水固体粒子は寸法が10ミクロ
ンよりも低くそして工業等級の結晶質粉末であるべきで
あることが開示されていた。
加えて、染料に対する無水固体の部分は、20〜10.
000好ましくは50〜2,000重量部の範囲内であ
る。
無水固体約400〜i、ooo重量部に対して染料1重
量部が特に好ましい。
反応剤混合物は、炭化水素燃料100mに対して混合物
約0.05〜2gの量で燃量試料に加えられる。
好ましい範囲は、炭化水素100TLlに対して混合物
0.1〜0,5gである。
従来技術の特許に示されるように、この混合物は一般に
は満足な結果を与えるけれども、その使用と共にいくら
かの実用上の困難が起ることが経験的に示されていた。
個々の燃料貨物の試験に好適な寸法の密閉容器に染料及
び固体の混合物を装填することがこれまでの典型例であ
った。
しかしながら、反応剤の劣化が時間と共に起こりそして
可使寿命が限定されることが分った。
従って、長い貯蔵期間後の結果は、不規律になる可能性
がある。
加えて、混合物の組成は均一な応答を得るためには密閉
容器に入れる前に調節されなければならないことが分っ
た。
しかしながら、上記の不利益は、本発明によって打破さ
れたのである。
炭化水素燃料中の遊離水を検出するための改良された組
成物は、本発明において、無水炭酸塩又は硫酸塩及びこ
れまで知られていないフクシア染料の両方に対して生成
物品質基準を導入することによって得られる。
こ5に本発明において、フクシア染料は、もしそれを供
給業者から受取ったままの物質から単にふるい分けし次
いで容器に入れるよりもむしろ容器に入れる直前に微細
に粉砕するならば、より感受性になることが分った。
無水固体について言えば、炭酸塩又は硫酸塩の粒度のみ
ならずその有効表面積も適当な感度を得る際に重要であ
ることが分った。
4〜9rrt/gの範囲よりも上の表面積は一般には十
分には感受性でなくその範囲よりも下の表面積はあまり
にも感受性過ぎるので、表面積が大き過ぎても小さ過ぎ
てもどちらも所望の結果をもたらさない。
特に、5〜8m/gの範囲内の表面積がこの用途に対し
て好ましいことが分った。
本発明では、炭酸塩(又は硫酸塩)及び染料の両方が排
気ガラス管又は小壜(バイアル)に予め装填される。
ガラス小壜は、2つの機能を果す、即ち、第一に、用い
る化学反応剤の品質を保護し、第二に反応剤を空気中の
水分にさらすことなくそれとの反応のために燃料試料を
小壜に引入れるための手段を提供する。
排気小壜への燃料の導入を行なうために、小壜の一端で
軟質閉止体を突通しそして燃料のための通路を提供する
小さいカニユーレを支持する特殊な受器が準備される。
航空ジェット燃料中の遊離水を検出するための現場使用
では、航空機の積荷時に給油管から少しの燃料試料を小
さい容器に抜取り、その容器の内側に受器を配置してカ
ニユーレの開放端を燃料容器の底部の上につるすように
し、しかる後ガラス小壜を受器に挿入する。
カニユーレは小壜の一端に位置した軟質閉止体を突通し
、これによって、容器内の燃料と小壜の内部との間に通
路が提供される。
燃料は容器内に存在する真空によって引込まれ、そこで
それは反応剤と反応し、もし過剰量の遊離水が存在する
ならばピンク色を生じ、又はもし1101)I)より少
ない遊離水が存在するならば透明のま5である。
第1図は、本発明の装置の3つの主要部材を例示する。
給油管から少量の燃料試料を受取るための小さい円筒容
器10が準備される。
容器10は、以下に記載するように、それがガラス小壜
(バイアル)12を満たすのに十分な試料を収容すべき
であることを除いて特別な要件を全く有しない。
容器10は、好ましくは、破壊を回避するために且つ取
入れた燃料の品質を視覚的に観察できるようにするため
に、即ち、それが透明であるか又は曇っているかどうか
、またそれが懸濁固形分を含有するかどうかを観察でき
るように透明なプラスチック材料より作られるべきであ
る。
これらの状態のどちらも、試料採取点よりも上流に位置
づけされる燃料p過分離器の故障を示すだろう。
受器14は、取扱い時の便宜のために一端にフランジ1
8を有しそして他の端部が開口した円筒管16より構成
される。
円筒管16内には横断円板20が配置され、そしてこれ
はそれに取付けたカニユーレ21を支持する。
カニユーレ21は、燃料を吸込むところの一端21aが
鈍くされそしてガラス小壜12の軟質閉止体を突通すた
めに反対側の端部21bが鋭くされた狭い通路を提供す
る。
燃料が管16の内部に自由に入りそしてカニユーレの鈍
い端部21aに吸込まれるようにするために、円板20
より下方の受器14の側部にはスロワN6a(又は他の
孔)が設けられる。
カニユーレ21は引入れられ可能性がある外部からの物
質をガラス小壜に入れないようにするために容器の底部
に触れないのが好ましく、それ故に、例えば、カニユー
レ21の鈍端21aは受器14の底部よりも約0.5i
n上方に位置づけされる。
改良された反応剤は、一端が軟質閉止体22によって密
封された排気ガラス小壜12中に封入される。
この閉止体22は、少なくとも2つの目的を果す、則ち
、第1に、反応剤が管内に封入されたときにそこに形成
される真空の破壊を防止し、第二に、試験を行なうとき
に反応剤を大気にさらすことなしに反応剤への燃料の接
近を容易にするための手段を提供するという働きをなす
排気管又は小壜の使用は、反応剤の品質の保護を可能に
するのみならず、燃料試料の所要量を取入れるのを可能
にする。
加えて、反応剤の品質の表示が得られる。
何故ならば、もし真空が失われるならば、燃料試料はカ
ニユーレを経て全く吸込まれず、これは反応剤の品質が
疑わしくそして使用するべきでないことを示すからであ
る。
一般には、ツクシア染料の粒度は従来技術に示されるも
のと実質上同じであるが、しかし、新たに粉砕した染料
が特に感受性であること及びその感受性が真空下に容器
入れすることによって保持できることが分った。
第1表は、新たに粉砕したときの染料の感度の目立った
向上を、受入れたままの物質と比較して示す。
新たに粉砕 T(僅かなヒソク) 3(暗ピンク)受
入れたまSの染料を単にふるい分けしたときには、極く
小さい変色を見出すことができるだけであるのに対して
、新たに粉砕したときの同じ染料は容易に識別されそし
て1101)pと40ppl[lの遊離水との間にいく
らかの内挿を可能にするずっと広い変色を有することが
理解されよう。
この大きい感度は、もし染料を本発明の排気小壜におけ
る如くして密封して水分及び空気から隔離させるならば
維持することができる。
小壜を充填する際に不活性ガスを使用すると、染料感度
の安定性が更に向上される。
先に述べたように、応答の均一性を得るためには、染料
及び無水固体の相対量の実験的調整をすることが以前に
は必要であった。
こトに本発明において、受入れたまメの物質の応答性に
おけるこの不規則性は、これまで重要であると考えられ
ていた粒度によるのではなしにむしろ固体の有効表面積
によるものであることが分った。
また、0.1〜3.5rrl/gの範囲内の比較的小さ
い表面積はあまりに感受性過ぎるので使用すべきでない
ことが分った。
また、9.5 ml gを越える比較的大きい表面積は
不感性であるので、これも使用すべきでない。
かくして、使用可能な表面積範囲は4〜9d/gである
好ましい範囲は5〜8m2/gであるが、この範囲を少
しずれても例えば約4.5711/g以下又は約8.5
rt?/gまでも包含することができる。
ある場合には、所望の感度応答性が感受性過ぎる及び(
又は)不感性の領域に近接するときの使用可能な範囲の
外側範囲においては、染料対炭酸塩比に調節を加えるこ
とが必要である場合がある。
5〜8 m”/ g程度の好ましい範囲は良好な感度を
提供し、そして染料対固体の正確な調和を可能にする。
固体の表面積に対する相対感度及び推奨範囲に対して用
いる固体の表面積を限定する利益は、以下の第2表に示
すデータから明らかである。
第2図は、本発明の主要部材を組立形態で示す。
燃料23は、小壜を充填するよりも多くの十分な量でし
かし小壜を充填した後にいくらかの残留量を容器に残す
ような量で円筒容器10内に入れられた。
受器14を容器10内に配置させたが、この場合にそれ
は底部に置かれそして燃料は受器14の側部に設けたス
ロワN6a又は他の開口を自由に通過する。
改良反応剤24を収めた排気小壜12を受器14内に配
置させたが、この場合にカニユーレの先端21bは軟質
閉止体22に対して軽く接する。
表下の降下運動が一旦なされると、カニユーレ21は軟
質閉止体22を突通し、そしてそれは、燃料を改良試剤
24との反応のために小壜12(ガラス小壜内を真空と
仮定して)に入れる。
軟質閉止体を一旦突通してしまうと、燃料はカニユーレ
21を経てガラス小壜12に急速ζこ流入し、そしてそ
れは真空の存在によって極めて急速に充填し、また所望
量の反応剤と燃料との迅速な混合が行われる。
、第3図は燃料試料を受取りそして受器から取出された
後の小壜12を示し、そして軟質閉止体22はカニユー
レ21を引抜くときにその後方で密封し、これによって
燃料試料がそこに保持される。
小壜12は反応剤及び燃料を混合するために軽く振るこ
とができるけれども、混合は、燃料が真空を置換すると
きのその急速な流入によって本質上完全に行われる。
短時間即ち約2分後、染料の色は、もし燃料が10pp
mを越える遊離水を含有するならば現われた。
一般には、反応剤の量及び反応剤の感度は、遊離水含量
が10ppm以下であるときに変色が全く起らないがし
かし既知基準と比較できるレベルを越えたピンク色が現
われるように調整される。
もし2分間の間Oこ過度に暗いピンク色が現われたなら
ば(これは30ppm以上の存在を示す)、燃料は不合
格とされ、そしてその中に存在する遊離水を除去するた
めに再処理されなければならない。
第1及び第2表に示した結果にはか5る基準が用いられ
た。
上記試験は、航空機給油における合否試験として現場で
主に用いられている。
しかしながら、一連のか5る試験によって含有される水
の正確なレベルをより正確に測定できるように染料を測
定量で容器に入れることも本発明の範囲である。
これは、軍用及び民有の両方の基準を満たすために且つ
合否試験が不十分であるときに水の量を厳密に測定する
のに必要であろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の装置の組立前の展開図である。 第2図は、燃料試料をガラス小壜に入れる直前における
組立状態で第1図の装置を例示する。 第3図は、燃料試料を第2図に示した態様で受入れた後
の本発明に従ったガラス小壜である。 以上の図面において、主要部を表わす参照数字は次の通
りである。 10・・・・・・円筒容器、12・・・・・・ガラス小
壜、14・・・・・・受器、21・・・・・・カニユー
レ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(a)遊離水の存在に対して感受性の化学薬品を収容
    する排気小壜であって、一端が閉じられそして他端が突
    通し可能な閉止体によって密封され、しかして真空が維
    持された排気小壜、(b) 前記排気小壜を受は入れ
    るための円筒状受器であって、両端部において開口しそ
    して前記両端部の中間にカニユーレを取付けるための横
    断仕切材を有し、これによって前記カニユーレが該仕切
    材を通る通路として働くようにした円筒状受器、 (c) 流入端及び流出端を有するカニユーレであっ
    て、前器受器に取付けられ、そして前記小壜を該受器に
    挿入するときに前記閉止体を突通すように配置され、こ
    れによって該小壜の排気した内部への導管を提供するカ
    ニユーレ、及び(a) 前記小壜及び円筒状受器を受
    入れるように適応された炭化水素試料用容器、 を組合せてなり、しかして前記カニユーレが前記小壜内
    の真空によって助成されて前記容器から炭化水素を該小
    壜に入れることができるようになっている炭化水素中の
    遊離水の検出装置。
JP49145072A 1974-01-02 1974-12-19 炭化水素燃料中の遊離水を検出するための装置 Expired JPS5819988B2 (ja)

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JPS5099795A JPS5099795A (ja) 1975-08-07
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