JPS58199692A - 仕掛り溶接用ワイヤの表面中和法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は製造段階の途中におけるｌ＃ＷｋＪＩワイヤの
防錆技術に関し、詳細には伸線工程の仕掛シ待ちワイヤ
を対象とする防錆技１１１に関するものである。

爵徴用ツイヤの製造に当っては、−纏を数段階に亘って
線引し、各銘柄毎の所定径に到達しえものは焼鈍酸洗し
、伸線後嗣めつきに付し九後でスキンバス程崖の仕上げ
伸−を行なって最終製品としている。しかし銘柄毎にあ
るいは同一銘柄で、Ｔ。

つても、用途に応じた樵々のワイヤ径を準備する必要が
めシ、製品毎に伸線回数が異なっている。

従って浴接用ワイヤの製造工場においては、生産１固と
の関連鳴あって、線径の異なるａｔ４の仕掛シワイヤが
発生し、これをコイル状に巻いて暫時保管しなければな
らない場面に萌遇することが多い。一方通常の生産設備
では、伸線後の焼鈍を終え九ワイヤを酸洗に付し、　Ｉ
！に中和を施している。

ここに用いる中和剤は、酸洗工程においてワイヤ表面に
付着している酸を除去して防錆を図るものであり、一般
的にはほう酸ナトリウム、Ｉ＃酸ナトリウム、鱗鹸ナト
リウム（燐酸三ナトリウム）、ｊＭ＠酸ナトリウム等か
らなる中和剤組成物を用ｉているが、ワイヤ表面に対す
る作用の仕方が不均一である為に中和むらが生じ、且つ
それ自身の防錆力が不十分であること４ｍ因となり、短
期保管でも錆の発生を見るという間−があった。

本発明はこの様な事情に着目してなされたものでＴｏシ
、防錆力が高（且つワイヤ表−に対して均一に作用する
ことのできる中和剤を用い、仕掛）溶ＩＩ用ワイヤの表
面を可及的完全に中和して以後の発錆を抑制することを
目的とするものである。

この様な目的を達成することので龜た本発明の中和処理
法とは、伸脳済みワイヤの表面を、０？洗処理した後中
和し、コイル状に巻取って更に次の伸ＭＫ供する浴Ｗ！
用ワイヤの製造工程において、酸洗後の仕掛りツイヤを
、 はう酸アルカリ金属２６５ル８０９６ 燐酸アルカリ金属：２〜６％ 亜硝酸アルカリ金属二２〜６１６ アルカリ金属石けん＝７〜１８４ 界面活性剤：２〜８％ （いずれも１１嚢） からなる中和剤組成物の水分散液で処墳することを要旨
とする方法である。

次に上記各成分の配合増肉及び範囲設定ｍＦｋ４を述べ
ることｋよって本発明の構成及び作用効果を説明する。

向上記成分におけるアルカリ金属としては、ナトリウム
及びカリ９ムが汎Ｊｉｉ１されるが、以下の説明におい
ては，それらのうち特に汎用されるナトリウム塩によっ
て代表的に述べる。しかしその作用効果はカリウム塩に
おいても共通である。

＃１う酸ナトリ９ム：６ｂ〜８０憾 本質的には中和作用を期するものではなく、次の伸線に
おける調渭剤の持込みを良くする為のキャリア剤である
。即ち中和処理後のツイヤ表面に残留してその効果を発
揮するものであるが、ａｂ憾未満ではこの効果が発揮さ
れない。他方５ｏｑＩＩを越えると，それ自身の吸湿性
が災いし、保管中の発ｉｌ＃腺囚となる。

ｊ＃謔ナナトリウム４〜８ｇ１１ 酸洗液から持込まれえ綾を直接的に中和する為の成分で
あるが、４憾未満では、該中和作業を長時間に亘りて発
揮させゐことが困難である。父中和効果紘配合比の増大
と共に向上するが、８嗟を越えても中和力が特に強くな
る訳ではなく、却って中和剤組成物全体の配合バランス
を悪くするだけであるから８憾を上限とした。

燐酸すＦリウム：２〜６嚢 中和剤というよシは保管中の防錆剤として認識されるも
のであ’ｊ）、２＊以上の配合によって防錆効果が発揮
されゐが、Ｂ嗟を越える量配合しても防錆力がそれ以上
増強されゐ訳ではないので、２〜６嚢と定めえ。

亜硝酸ナトリウム：２〜６憾 燐酸す）Ｖラムと同様防錆効果を発揮する成分であるが
、２憾未満では不十分である。他方６１ｓを越えると吸
湿性が強、〈なシ、伸線性を劣化させるという間Ｉｔが
ある。

ナ）リウふ石けんニア〜１８％ それ自身強力な防錆能力を有しているから、本発明にお
いては特に重要な成分となるが、マ憾未満では十分な防
錆効果が発揮されない．しかし１ｓ優を越えるとワイヤ
表面への均−付ｙＩＩが行なわれに（〈な）、乾燥工程
における均一乾燥が保障されず、却って局部的な発錆を
見ることもある。

界面活性剤：２〜８憾 纏＠（化学ｌＩｌ造中銘柄等）については全（制限され
ず、ナトリウム石けん等の油脂分における表１１ｔｉ４
ｉｌＩ力を低下６せて分散剤としての効果を発揮するも
のは本発明において全て利用でき、上記油脂分をワイヤ
表面へ杓−に付着させる上で必須の成分であるが、２憾
未満ではこの効果が不十分になる．Ｌｕｊち本発明に用
いる中和剤は前述の如＜ａう酸ナトリウムを主成分とす
２）が、ナトｌ？ふ石けんがはう酸と反厄すると水不溶
性のほう酸層けんが形成され，父中和ｊｌｉ４ｉ＃１液
中への酸洗液の持ち込み１６！進むとナトリウム石けん
ｍ＠離して同じく水不溶性の脂肪酸が生成するので、こ
れらが一種の石けん分−状Ｉを形成す、る原因とな）、
ワイヤ表面に対してむらのある杖態で作用すゐことがあ
る。

この様な状麺を避ける為には、この橡な水不溶性物質を
中和ｊｌｉｌＪｌ液中へ十分に分散させる盛替があり１
この為、！憾以上の界面活性剤を配合するという最低限
の必要条件を定めえ。しかし８ｇＩＩｔ−越えると発泡
の危険が強（な）、作業性及び乾燥性の点で問題がある
ので、８嗟を上限と足めた。この様にす）！７ウム石け
んと界面活性剤は、これらが併存するととによって相刺
的効果を発揮し、防錆性が向上すると共に１次回伸線に
おいて良好な伸線性を与えるという副次的効果も発揮す
る。

上記の各成分及び組成からなる中和剤組成物は通常水に
分散させて用いるが、水分散液における中和剤組成物の
濃度については全く無制限である。

次に本発明の実施例及び比較例を挙げることによって本
発明の効果を明らかにする。

外径６．５　ｗｓφの原線をメカニカルダイスケラ−に
通して脱錆し、太番伸線を行なった後引続き焼鈍及び酸
洗し、槁々のＭ成（＠１表−照）からなる中和剤で中和
処理し九。崗中和処理は、第１表に示す組成の中和剤１
００ｇを約１／のｍ湯に分散させた中和浴中に、ワイヤ
を一定時間浸漬する仁と罠よって行なった。中和処坦後
のワイヤを、温度８０℃、湿度８ｏ憾のｔｉ諷恒湿槽中
で２４時間放置し、発錆状況をＩｉＩ察した。結果は第
１表に併記する。？＋！ＩＪ３ｊＩＩ施偶に用いたナト
リウム石けんは。

牛脂オレイン酸ソーダ、界面活性剤はＡＢＳ−Ａ比較例
１はナトリウム石けんが少なく且つ界面活性剤が含まれ
ていなＶ％Ｏで錆の発生が多く、シかもワイヤ表面にむ
らが認められた。比較例２は。

必要且つ十分なす）Ｖラム石けんを含んでいるＫかかわ
らず、界面活性剤が無配合又は過少である為、ナトリウ
ム石けん皓のワイヤ表面に対する作用が不一−となや、
錆及び表面むらが観察されえ。

比較例４＃ｉ過剰の界面活性剤を含む例で、中和剤溶液
が発泡して乾燥不十分となシ、錆及び表面むらが認めら
れた。比較例すはナトリウム石けんが少ないもので、界
面活性剤が必要十分壷金まれていても錆の発生は避けら
れなかった。実施例６〜８はいずれも本発明の条件を満
足するものであ択錆の発生は認められず且つワイヤ表面
は絢−に保持された。

本発明は上記の如く構成されているので、ナトリウム石
けんと界面活性剤の相制作用によ）、ワイヤの耐錆性が
同上すると共に均一で美麗な表面状ゆが維持され、且つ
次回伸線における伸線性の向上にも寄与することができ
た。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 口）伸線済みワイヤの表面ｔ、ａ＊洗処珈した後中和し
   、フイＡ／伏に巻取って史に次の伸線に供する浴ｌ１ｋ
   Ｊ＠ワイヤの製造工程において、酸洗後の仕掛シＩ＃接
   用ワイヤを、 はう酸アルカリ金属；６５〜ｓｏｎ 脚酸アルカリ金属二４〜８ｍ 燐酸アルカリ金属＝２〜６ｓ 亜硝酸アＶカリ金属：２〜６優 アルカリ金属石けん＝７〜１８％ 界面活性剤：２〜８優 （いずれも］Ｉ［ｋｋ憾） からなる中和剤組成物の水分散故で処理することを特徴
   とする仕掛！ｌ′Ｉ＃誉用ワイヤの表面中和法。