JPS5819754Y2 - テ−プカセツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はパッド支持機構を改良したチーフカセットに
関する。

従来用いられているテープカセットは第１図に示すよう
に上下２分割された・・ウジフグ１中に回転自在に一対
のテープハブ２，３を配置し、これらハブ２，３に両端
を固定し巻装した磁気テープ４をガイドローラ５，６を
介してハウジング１のテープ開口部に案内するようにし
ている。

また、このようなテープカセットはテープ４の背部にパ
ッドばね７を配置しこのパッドばねＴにパッド８を設は
ヘッドの挿入時パッド８によりテープ４を所定圧力でヘ
ッド面に当接させるようにしている。

ところが、このようなテープカセットでは図示から明ら
かなようにパッドばねは有効な弾性部分が短いためばね
定数が大きくなってし１い安定Ｌ７たパッド効果を得る
のが難しくこれを解決するためパッドはね自身を複雑な
形状にするなどばねの加工も面倒であった。

この考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、パ
ッドはねのばね定数を小さくできこれによす安定したバ
ンド効果を得られるテープカセットを提供することを目
的とする。

以下、この考案の一実施例を図に従い説明する。

第２図はこの考案のテープカセットを示すもので第１図
と同一部分には同符号を付している。

この場合ハウジング１はテープ開口部のうちピンチロー
ラ挿入口１１の支柱１１ａ 、 １１ ｂの夫夫の背部
に基部としてのピン１２．１３を配置する。

これらピン１２，１３は第３図に示すように下側ハウジ
ングｌａ、によび上側ハウジング１ｂに夫々一体に形成
されている。

また、これらピン１２．１３は第４図に示すように頭部
に夫々すり割１２ａ、１３ａを形成している。

ピン１２．１３のすり割１２ａ 、 １３ａに夫々パッ
ドばね１４，１５の一方端を取付ける。

これらばね１４，１５は第３図に示すように巾方向の寸
法を小さくしてハウジング１のテープ開口部の巾方向に
並設され夫々反対側のヘッド挿入口１６ａ。

１６ｂｔで延びている。

またパッドばね１５，１４は第４図に示すようにその途
中をキャプスクン挿入孔１７をう廻するようわん曲させ
るとともにピン１３．１２に対し上記キャプスタン挿入
孔１７を挾んで反対側に位置するヘッド挿入口１１まで
延出させて有効弾性部分を長くとるようにしている。

この場合パッドばね１４，１５はヘッド挿入口１６ａ、
１６ｂの外方に向う偏倚力が作用するようにし、夫々対
応するピン１３．１２をストッパとして当接するように
している。

上記パッドばね１４，１５の先端にはパッド１８．１９
を取付けている。

その他は第１図と同様なのでその説明を省略する。

しかして、このようなテープカセットによるとパッドば
ねはキャプスタン挿入孔をう廻するとともにパッドばね
の基部たるピンに対し上記キャプスタン挿入孔を挾んで
反対側に位置するヘッド挿入孔１で延出し有効弾性部分
を長くとるようにしているので従来のパッドばね自身を
複雑な形状にするものに比べ簡単な形状のみでばね定数
を小さくでき、これにより安定したパッド効果を得るこ
とができる。

また、パッドばねは交叉する部分を互に巾方向で逃げる
ようにしているのでパッドばねの占有スペースを最少に
でき、特にマイクロカセットのような起生形のものには
有利である。

更にパッドばねを設けたピンはパッドばねのストッパと
テープのガイドを兼ねるようにしているのでパッドばね
を最適なパッド位置に設定でき、同時にテープガイドの
ための特別なピンを省くことができ経済的にも有利であ
る。

尚、この考案は上記実施例にのみ限定されず要旨を変更
しない範囲で適宜変形して実施できる。

以上述べたようにこの考案によればパッドばねのばね定
数を小さくでき、これにより安定したパッド効果を得ら
れるテープカセットを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のテープカセットの一例を示す断面図、第
２図はこの考案の一実施例を示す断面図、第３図は第２
図の■−■線に沿って矢印方向に見た断面図、第４図は
同実施例の要部を示す拡大図である。 １・・・・・・ハウジング、２，３・・・・・・テープ
ノ・フ、４・・・・・・磁気テープ、５，６・・・・・
・ガイ トローラ、７゜１４．１５・・・・・・パッド
ばね、８，１８，１９・・・・・・パッド、１１・・・
・・・ピンチローラ挿入口、１１ａ。 １１ｂ・・・・・・支柱、１２，１３・・・・・・ピン
、１６ａ。 １６ｂ・・・・・・ヘッド挿入口、１７・・・・・・キ
ャプスタン挿入孔。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）カセットハウジングについてキャプスタン挿入孔
   を挾むように形成される一対の基部と、各々の基部に１
   個ずつ独立に設けられていて上記キャプスタン挿入孔を
   う廻して延出し、各各の基部に対して上記キャプスタン
   挿入孔を間に挾んで反対側に位置するヘッド挿入口に対
   向する位置に１で延存するパッドばねと、 上記ヘッド挿入口に対向して上記パッドばねに設けられ
   たパッドを具備したことを特徴とするテープカセット。
2. （２）上記基部は、上下の・・ウジングに夫々１個ずつ
   設けられ、各々の基部に取り付けられる上記パツドハネ
   ハ、カセットハウジングの巾方向ニ並設されることを特
   徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載のテープカ
   セット。
3. （３）上記基部を互のパッドばねのストッパとしたこと
   を特徴とする実用新案登録請求の範囲第２項記載のテー
   プカセット。