JPS581954Y2 - イオン発生装置 - Google Patents

イオン発生装置

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Publication number
JPS581954Y2
JPS581954Y2 JP14089477U JP14089477U JPS581954Y2 JP S581954 Y2 JPS581954 Y2 JP S581954Y2 JP 14089477 U JP14089477 U JP 14089477U JP 14089477 U JP14089477 U JP 14089477U JP S581954 Y2 JPS581954 Y2 JP S581954Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adjustment
plasma chamber
filament
slides
housing
Prior art date
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Expired
Application number
JP14089477U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5466100U (ja
Inventor
加藤哲良
林康次
Original Assignee
日新電機株式会社
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Publication date
Application filed by 日新電機株式会社 filed Critical 日新電機株式会社
Priority to JP14089477U priority Critical patent/JPS581954Y2/ja
Publication of JPS5466100U publication Critical patent/JPS5466100U/ja
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  • Electron Tubes For Measurement (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、プラズマ室が設けられた筐体の気密を破る
ことなく、プラズマ室内のフィラメントの位置の微調整
を行ない得るようにしたイオン発生装置に関する。
一般に、イオン発生装置は、ガス導入パイプからガスを
プラズマ室内に導入し、プラズマ室内をガス圧10−3
〜10−’Torr程度にしてプラズマ室内のフィラメ
ントに50〜100Aの電流を流し、フィラメントを熱
して多量の熱電子を放電させ、その熱電子がガス分子と
衝突してガスをイオン化し、プラズマ室内をプラズマで
充満し、そのプラズマに静電界をかけ、イオンをプラズ
マ室より引き出すようにしている。
なお、ガスのイオン化時、コイルによりプラズマ室内に
均一な磁界をかけ、フィラメントから発生する熱電子を
フィラメントの1わりにスパイラル運動させ、熱電子の
平均自由行程を長くし、ガスのイオン化効率を高めてい
る。
ところで、フィラメントとプラズマ室とはカソードとア
ノードの関係にあたるため、フィラメントの位置によっ
てアーク電流量が異なり、ガスのイオン化効率も異なる
したがって、フィラメントを最適な位置に微調整し、イ
オン化効率を最大にする必要があるが、従来、フィラメ
ントは、プラズマ室に固定されていて微調整ができなく
、渣た微調整ができる場合でも、プラズマ室が設けられ
た筐体の真空状態を破って行なっているため、作業性が
悪い。
この考案は、以上の点に留意し、筐体の真空状態を破る
ことなく、フィラメントの位置の微調整を行ない得るよ
うにしたものであり、つぎにこの考案を、その実施例を
示した図面とともに詳細に説明する。
普ず、l実施例を示した第1図ないし第3図について説
明する。
1はイオン発生装置の基板、2は基板1に固着された筐
体であり、吸気口(図示せず)から吸気され筐体2内が
真空にされる。
3はイオン取出部4に臨んで筐体2の前板2′に形成さ
れたイオン取出孔、5は筐体2の前板2′側に設けられ
たプラズマ室であり、プラズマ室5の開口5′はイオン
取出孔3に臨んでいる。
6は大気中から気密に筐体2の後板7を貫通しプラズマ
室5内に連通したガス導入パイプであり、ガス導入バイ
ブロからガスをプラズマ室5に導入し、プラズマ室5内
をガス圧10−3〜1O−4Torr程度にする。
8,8はプラズマ室5の上、下壁に形成された透孔、9
はプラズマ室5の上壁督よび下壁の上面釦よび下面に形
成された断面台形状のスライド溝、10,10は一面に
断面台形状のスライド体11が形成された調整スライド
であり、スライド体11がスライド溝9に摺動自在に嵌
合され、調整スライド10がプラズマ室5の上、下面に
摺動自在に設けられる。
12,12は調整スライド10,10に形成された透孔
、13はプラズマ室5内に挿通されたフィラメントであ
り、フィラメント13の両端は、プラズマ室5の壁面に
触れることなくプラズマ室5の透孔8,8を遊通し、調
整スライド10,10の透孔12,12内に絶縁物14
.14を介在して調整スライド10.10に支持される
15゜15は基体2の外部から端子16,16を介して
フィラメント13の両端に接続された銅の撚り線等のリ
ード線であり、リード線15,15を介してフィラメン
ト13に50〜100Aの電流が流され、フィラメント
13が熱せられて多量の熱電子を放出し、その熱電子が
プラズマ室5内のガス分子と衝突してガスをイオン化し
、プラズマ室5内をプラズマで充満し、そのプラズマに
静電界をかけ、イオンをプラズマで充満し、そのプラズ
マに静電界をかけ、イオンをプラズマ室5からイオン取
出部4に引き出す。
17は筐体2の外面に設けられたコイルであり、コイル
17によりプラズマ室5内に均一な磁界をかけ、フィラ
メント13から発生する熱電子をフィラメント13のま
わりにスパイラル運動させ、熱電子の平均自由行程を長
くし、ガスのイオン化効率を高める。
18,18はそれぞれ筐体2の後板7を貫通し調整スラ
イド10.10の後部に連結された調整棒、i9.i9
は調整スライドi o、ioに形成されたピン穴20゜
20に嵌着され調整棒18,18の先端の外周に形成さ
れた溝に嵌挿されるピンであり、ピン19により調整棒
18が調整スライド10に離脱することなく回転自在に
連結される。
21・・・は後板7の調整棒18との摺動面に形成され
たリング溝、22・・・はリン名苛21に嵌合されたO
リングであり、0す/グ22により調整棒18と後板7
との間が気密にされる。
23・・・は調整棒18に嵌挿されて後板7の両側面に
固着されOリング22を押さえるリング押え、24.2
4は後板7の後面に固着され調整棒18,1Bが螺通し
たガイドであり、調整棒18を回転することによりガイ
ド24を基点として調整棒18が前後動する。
25.25は調整棒18,1Bの後端に固着された調整
ダイヤルであり、調整ダイヤル25には調整棒18の回
転に対応する調整棒18の移動距離が刻印されている。
そして、フィラメント13を最適な位置に微調整する時
は、両調整ダイヤル25,25を回転して調整棒1B、
1Bを前後動し、両調整スライドio、ioを前後に摺
動し、フィラメント13を最適な位置に位置決めして微
調整を行なう。
つぎに、他の実施例を示した第4図について説明する。
調整スライドに回転自在に連結された調整棒18を、筐
体の後板7に貫通して調整板26に固着し、後板7と調
整板26との間に伸縮自在のベローズ27を設けて調整
棒18を被覆し、筐体内の気密を維持する。
さらに、調整板26に螺通された移動軸28.28を後
板Iに回転自在に支持し、移動軸2B、28の後端に、
移動軸28.28の回転に対応する調整棒18の移動距
離が刻印された調整ダイヤル25,25を固着する。
そして、フィラメントを最適な位置に微調整する時は、
調整ダイヤル25を回転して調整板26を前後動し、そ
の調整板26の移動により調整棒18を介して調整スラ
イドを前後に摺動し、フィラメントを最適な位置に位置
決めして微調整する。
その時、ベローズ2Tが伸縮するため、筐体内の気密は
保たれる。
以上のように、この考案のイオン発生装置によると、真
空筐体にプラズマ室を設け、そのプラズマ室の上、下面
にそれぞれ調整スライドを摺動自在に設け、プラズマ室
内に位置するフィラメントの両端を、プラズマ室と絶縁
して両調整スライドにより支持し、かつ、両調整スライ
ドにそれぞれ筐体を気密に貫通した調整棒を連結し、両
調整棒により両調整スライドを移動自在にすることによ
り、筐体の真空状態を破ることなく、フィラメントの微
調整を行なうことができ、最適なフィラメントとプラズ
マ室との間の放電条件を得ることができ、調整操作も容
易で作業性も向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案のイオン発生装置の実施例を示し、第
1図はl実施例の切断側面図、第2図a図は第1図の一
部拡大図、同す図は同a図の一部右側面図、第3図は第
1図の一部分解斜視図、第4図は他の実施例の一部拡大
切断側面図である。 2・・・・・・筐体、5・・・・・・プラズマ室、1o
・・・・・・調整スライ ド、 13・・・・・・フィラメント、 8・・・・・・調整 棒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 真空筐体にプラズマ室を設け、前記プラズマ室のと、下
    面にそれぞれ調整スライドを摺動自在に設け、プラズマ
    室内に位置するフィラメントの両端を、プラズマ室と絶
    縁して前記両調整スライドにより支持し、かつ、両調整
    スライドにそれぞれ前記筐体を気密に貫通した調整棒を
    連結し、前記両調整棒により両調整スライドを移動自在
    にしたイオン発生装置。
JP14089477U 1977-10-18 1977-10-18 イオン発生装置 Expired JPS581954Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14089477U JPS581954Y2 (ja) 1977-10-18 1977-10-18 イオン発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14089477U JPS581954Y2 (ja) 1977-10-18 1977-10-18 イオン発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5466100U JPS5466100U (ja) 1979-05-10
JPS581954Y2 true JPS581954Y2 (ja) 1983-01-13

Family

ID=29116251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14089477U Expired JPS581954Y2 (ja) 1977-10-18 1977-10-18 イオン発生装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6439966B2 (ja) * 2014-10-03 2018-12-19 日新イオン機器株式会社 イオン源
JP6455494B2 (ja) * 2016-09-15 2019-01-23 日新イオン機器株式会社 イオン源

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5466100U (ja) 1979-05-10

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