JPS5819393A - 真空ポンプ用潤滑油 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はモノマーを減圧蒸留するに使用する真空ポンプ
あるいはアクリル系等のプラスチック含浸剤を多孔体等
へ含浸するに使用する真空ポンプ用潤滑油に関してであ
る。

一般に潤滑油は金属と金属等の摩擦面の摩耗を防ぎ潤滑
作用を向上させる目的で使用される。これらの潤滑に使
用する油としては植物性油又は鉱物油とに分類される。

とくに、鉱物油による潤滑油はその対称となる使用条件
によって要求される物理的、化学的性質がおのおの異っ
てくる。潤滑油の持つ性能の向上に腐食防止剤、化学的
安定性、低温安定性、熱安定性等の添加剤、油性向上剤
、極圧剤等の添加剤等を配合してなるものであった。

（１） これらの潤滑油を真空ボ７ブ用潤滑油として用いて、七
ツマ−の減圧蒸留、プラスチック含浸に使用すると、各
々のモノマーの泡末や蒸気等が、真空ポンプの前に位置
するトラ、プで除去できるが、しかし、弱冠の微粒子と
なったモノマーや蒸気となった七ツマ−が真空ポンプの
潤滑油中に入り込む。潤滑油中に入り込んだ七ツマ−は
真空ポンプの回転によって発生した熱により、しだいに
重合していく。この重合する過程において回転の接触面
に付着し、やがて、真空ポツプはその付着物により作動
しにくくなり完全に停止してしまう。毎日潤滑油を交換
するかあるいは真空ポツプを分解そうじしなければなら
ず、非常に作業性が悪く、しかもコストアップとなる。

本発明は上述の欠点を無くし、１回の潤滑油の注入で真
空ポツプを３ケ月以−りもの間運転でき、しかも、真空
度の低下をきたさない画期的な真空ポンプ用オイルを発
明したのである。

本発明は上述の目的を達成する為に研究を重ねた結果、
潤滑油中に重合抑制剤を添加することに（２） よりのみ可能となったのである。

本発明に使用する潤滑油は、市販の工業用多用途潤滑油
で良い。真空ポンプは通常のロータリ一式が一般に工業
用として普及している。到達真空度が０．１〜２トール
の真空ポンプを一般に良（使用している為、この真空度
で潤滑油が蒸発しないこと。

製造方法は工業用潤滑油をあらかじめ攪拌しながら５０
〜６０℃に加温し、温度が５０℃以上になったことを確
認した後１種もしくは２種以上の重合抑制剤を少量づつ
添加する。完全に溶解した後冷却する。

一般にロータリ一式真空ポンプの運転時における潤滑油
の温度上昇は７０〜８０℃であり、極部（３） 的には１００℃以上となることがある。七ノーン−が潤
滑油に混入しポリマー化していくためには、温度による
要因と金属との接触面が触媒として働くことによる。

この様にポリマー化する初期の段階でモノマーはラジカ
ルを有する。七ツマ−の段階で発生したラジカルを重合
抑制剤によって消費させポリマー化を防ぐ。

次に実施例でもって説明する。

実施例１ 工業用潤滑油　　　　　　　　　１００重量部メトキノ
ノ　　　　　　　　　　　　４重量部実施例２ 工業用潤滑油　　　　　　　　　１００重鷺部メトキノ
ン　　　　　　　　　　　　　２重量部実施例３ 工業用潤滑油　　　　　　　　　１００重量部　２．。

ｔｅｊ、−ｊ　−ｆ−ｔｖ　Ｌ　）’　ｏ　−４’／　
７　ｚ　７−／。、１　Ｊｌｌ　＠’、１Ｍｊ＼　′ワ 実施例による潤滑油を実際のプラスチック含浸゛−゛′
装置の真空ポンプ用として使用した。試験時にお（４） いて真空ポツプの前に位置するトラップを取りはずして
行った。

実施例１〜３によるいずれの潤滑油を使用しても、３ケ
月間潤滑油の交換を行うことなしに、真空ポンプの作動
停止といったトラブルの発生は無く、しかも、真空度の
低下もなかった。ちなみにこの試験方法によって市販の
真空ポンプ用潤滑油を使用したところ、２日後に真空度
の低下が現われ、３日後に真空ボ／ブの回転が停止して
しま、また。

上記実施例に５％になるよう種々の７クリフル酸エステ
ルモノマーを添加し、８０℃の雰囲気で１００時間放置
後の粘度上昇を測定したところ、試験前後における粘度
変化を示さなかった。

七ツマ−の減圧蒸留に用いる真空ポンプ用あるいはアク
リル系プラスチ、り含浸法に用いる真空特許出願人　株
式会社　中央発明研究所（５）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鉱物油等からなる一般潤滑油に重合抑制剤を添加してな
   ることを特徴とする真空ポンプ用潤滑油