JPS5819380Y2 - クラツチデイスク - Google Patents
クラツチデイスクInfo
- Publication number
- JPS5819380Y2 JPS5819380Y2 JP1977164782U JP16478277U JPS5819380Y2 JP S5819380 Y2 JPS5819380 Y2 JP S5819380Y2 JP 1977164782 U JP1977164782 U JP 1977164782U JP 16478277 U JP16478277 U JP 16478277U JP S5819380 Y2 JPS5819380 Y2 JP S5819380Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- facing
- disc
- spring
- clutch
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車等に使用されるクラッチディスクに関す
るものである。
るものである。
自動車のクラッチに於ては、プレッシャープレートの熱
容量がフライホイールの熱容量より小さいため、クラッ
チディスクの両フェーシングの摩耗はプレッシャープレ
ート側のフェージングの方が激しくプレッシャープレー
ト側フェーシングの寿命が尽きてもフライホイール側の
フェーシングの寿命は尽きておらず、このことは不経済
につながる。
容量がフライホイールの熱容量より小さいため、クラッ
チディスクの両フェーシングの摩耗はプレッシャープレ
ート側のフェージングの方が激しくプレッシャープレー
ト側フェーシングの寿命が尽きてもフライホイール側の
フェーシングの寿命は尽きておらず、このことは不経済
につながる。
そこで従来、プレッシャープレート側フェーシングをフ
ライホイール側フェージングに比し耐摩性の高い材質に
する等両フェーシングを異る材質にすることが提案され
ているが、この方法は生産管理に十分な注意を払う必要
があり、決して好ましいものではない。
ライホイール側フェージングに比し耐摩性の高い材質に
する等両フェーシングを異る材質にすることが提案され
ているが、この方法は生産管理に十分な注意を払う必要
があり、決して好ましいものではない。
一方、自動車用クラッチディスクは、半クラツチ状態を
得やすくするため、ディスクプレートの外周に波付ディ
スクスプリングを多数結合し、これらのディスクスプリ
ングの両側にフェーシングを結合しているのが通例であ
る。
得やすくするため、ディスクプレートの外周に波付ディ
スクスプリングを多数結合し、これらのディスクスプリ
ングの両側にフェーシングを結合しているのが通例であ
る。
このようなりラッチディスクに於ては、クラッチ係合状
態ではフェーシングとディスクスプリングとの接触面積
が多いことによりフェーシングの裏面部の熱がディスク
スプリングを通してディスクプレートへ多量に流れ、フ
ェージング裏面部の温度は低い。
態ではフェーシングとディスクスプリングとの接触面積
が多いことによりフェーシングの裏面部の熱がディスク
スプリングを通してディスクプレートへ多量に流れ、フ
ェージング裏面部の温度は低い。
しかしながら、クラッチ解放状態ではフェーシングとデ
ィスクスプリングとの接触面積が少ないことによりフェ
ーシング裏面部からディスクスプリングを通してディス
クプレートへ流れる熱量が減り、フェーシング裏面部温
度が高くなる。
ィスクスプリングとの接触面積が少ないことによりフェ
ーシング裏面部からディスクスプリングを通してディス
クプレートへ流れる熱量が減り、フェーシング裏面部温
度が高くなる。
特に、クラッチ係合状態からクラッチ解放状態へ移行し
た際のフェーシング裏面部温度は、フェーシング表面で
の発熱がフェーシング裏面へ伝わるのには若干の時間が
かかることと、前述のフェーシングとディスクスプリン
グとの接触面積減少が重って高くなる。
た際のフェーシング裏面部温度は、フェーシング表面で
の発熱がフェーシング裏面へ伝わるのには若干の時間が
かかることと、前述のフェーシングとディスクスプリン
グとの接触面積減少が重って高くなる。
フェーシングの裏面温度はフェーシング表面温度に影響
を及ぼし、フェーシング裏面の前述の如き変化はフェー
シングの耐摩耗性を下げると共に、摩擦特性を阻害する
。
を及ぼし、フェーシング裏面の前述の如き変化はフェー
シングの耐摩耗性を下げると共に、摩擦特性を阻害する
。
本考案はフライホイール側フェージングとプレッシャー
プレート側フェーシングの寿命差の軽減に役立ち、且つ
フェーシングの耐摩性、摩擦特性を良好に保つのに好適
なりラッチディスクを提供せんとするもので、片方のフ
ェーシングの背後に放熱用の板バネを設けたものである
。
プレート側フェーシングの寿命差の軽減に役立ち、且つ
フェーシングの耐摩性、摩擦特性を良好に保つのに好適
なりラッチディスクを提供せんとするもので、片方のフ
ェーシングの背後に放熱用の板バネを設けたものである
。
以下、その一実施例を図面に基づいて説明すると、第1
図に於て1はハブ、2はサブプレート、3はディスクプ
レートである。
図に於て1はハブ、2はサブプレート、3はディスクプ
レートである。
周知のようにこの両プレート2,3はストッパピン4で
互に一体化され、且つハブ1に対し所定角度回動し得る
ように組付けられている。
互に一体化され、且つハブ1に対し所定角度回動し得る
ように組付けられている。
また周知のように、ハブ1とプレート2,3間のトルク
伝達に寄与するトーションゴム5が設けられている。
伝達に寄与するトーションゴム5が設けられている。
ディスクプレート3の外周には波付ディスクスプリング
6が多数リベット7で結合されている。
6が多数リベット7で結合されている。
第1〜3図に示すように、ディスクスプリング6の両側
には環状のフェージング8,9が配置されている。
には環状のフェージング8,9が配置されている。
一方のフェージング8(フライホイールと摩擦する)は
各ディスクスプリング6のディスクプレート3への結合
部外方に位置する第1のフェーシング結合面6aにリベ
ット10で結合さし、他方のフェーシング9は(プレッ
シャープレートと摩擦する)各ディスクスプリング6の
第2のフェーシング結合面6bにリベット11で結合さ
れている。
各ディスクスプリング6のディスクプレート3への結合
部外方に位置する第1のフェーシング結合面6aにリベ
ット10で結合さし、他方のフェーシング9は(プレッ
シャープレートと摩擦する)各ディスクスプリング6の
第2のフェーシング結合面6bにリベット11で結合さ
れている。
各ディスクスプリング6のフェーシング結合面6aの背
面とフェーシング9間には放熱性のよい材質の板バネ1
2が介在している。
面とフェーシング9間には放熱性のよい材質の板バネ1
2が介在している。
この板バネ12はディスクスプリング6と一諸にリベッ
ト7によりディスクプレート3に結合され、フェーシン
グ結合面66と略同じ大きさにされ、フェーシング9の
背面に圧接し、且つその肉厚ハディスクスプリング6の
スプリング作用を害しないように常時ディスクスプリン
グ6から離れているように定められている。
ト7によりディスクプレート3に結合され、フェーシン
グ結合面66と略同じ大きさにされ、フェーシング9の
背面に圧接し、且つその肉厚ハディスクスプリング6の
スプリング作用を害しないように常時ディスクスプリン
グ6から離れているように定められている。
而して、板バネ12はフェーシング9と常時接してディ
スクプレートへ熱伝動及び放熱するので、クラッチ解放
時でもフェーシング9の背部から多量の熱流出があるた
め、フェーシング9の温度上昇が緩和される。
スクプレートへ熱伝動及び放熱するので、クラッチ解放
時でもフェーシング9の背部から多量の熱流出があるた
め、フェーシング9の温度上昇が緩和される。
このフェーシング9の温度上昇緩和はフェーシング8か
ら9への前の副射やディスクスプリング6を介しての伝
導を促し、従ってフェーシング8の温度上昇も緩和され
る。
ら9への前の副射やディスクスプリング6を介しての伝
導を促し、従ってフェーシング8の温度上昇も緩和され
る。
叙上の如く本考案によればフェーシングからの放熱を良
くしてその温度上昇を緩和し、フェーシングの耐久性や
摩擦特性を良好に保つことができる。
くしてその温度上昇を緩和し、フェーシングの耐久性や
摩擦特性を良好に保つことができる。
その上、本考案では板バネ12を追加するだけで簡単に
実施し得る効果がある。
実施し得る効果がある。
本1図は本考案の一実施例の正面図、第2図は第1図の
A−A線断面図、第3図は第1図のBB線断面図である
。 3・・・・・・ディスクプレート、6・・・・・・波付
ディスクスプリング、6a、6b・・・・・・フェーシ
ング結合面、8.9・・・・・・フェーシング、12・
・・・・・板バネ。
A−A線断面図、第3図は第1図のBB線断面図である
。 3・・・・・・ディスクプレート、6・・・・・・波付
ディスクスプリング、6a、6b・・・・・・フェーシ
ング結合面、8.9・・・・・・フェーシング、12・
・・・・・板バネ。
Claims (1)
- ディスクプレートの外周に波付ディスクスプリングを多
数結合し、これらのディスクスプリングの両側に環状の
フェーシングを配置し、その一方のフェーシングは各デ
ィスクスプリングのディスクプレートとの結合部の半径
方向外方に位置する第1のフェーシング結合面へ結合し
、その他方のフェーシングは各ディスクスプリングの前
記フェーシング結合面に対し回転方向に離間した第2の
フェーシング結合面に結合したクラッチディスクに於て
、前記第1のフェーシング結合面の背面と前記他方のフ
ェーシング間に、前記ディスクスプリングと一緒に前記
ディスクプレートに結合した板バネを介在させ、この板
バネは前記他方のフェーシングに常時接触させると共に
その肉厚をクラッチ係合時前記第1のフェーシング結合
面の背面に当たることがないように設定したことを特徴
とするクラッチディスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977164782U JPS5819380Y2 (ja) | 1977-12-08 | 1977-12-08 | クラツチデイスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977164782U JPS5819380Y2 (ja) | 1977-12-08 | 1977-12-08 | クラツチデイスク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5490550U JPS5490550U (ja) | 1979-06-27 |
JPS5819380Y2 true JPS5819380Y2 (ja) | 1983-04-21 |
Family
ID=29162626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977164782U Expired JPS5819380Y2 (ja) | 1977-12-08 | 1977-12-08 | クラツチデイスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5819380Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1988002448A1 (en) * | 1986-09-29 | 1988-04-07 | Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho | Dampimg structure for clutch discs |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1311258A (en) * | 1971-09-29 | 1973-03-28 | Ford Motor Co | Clutch disc |
-
1977
- 1977-12-08 JP JP1977164782U patent/JPS5819380Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1988002448A1 (en) * | 1986-09-29 | 1988-04-07 | Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho | Dampimg structure for clutch discs |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5490550U (ja) | 1979-06-27 |
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