JPS58193660A - 溶解温度を低下させた寒天 - Google Patents
溶解温度を低下させた寒天Info
- Publication number
- JPS58193660A JPS58193660A JP57077319A JP7731982A JPS58193660A JP S58193660 A JPS58193660 A JP S58193660A JP 57077319 A JP57077319 A JP 57077319A JP 7731982 A JP7731982 A JP 7731982A JP S58193660 A JPS58193660 A JP S58193660A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- agar
- water
- temperature
- heating
- heating time
- Prior art date
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- Pending
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Landscapes
- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は寒天に係るものであって、工業的に有利にそ
の水溶解温度を低下させることを目的とする。
の水溶解温度を低下させることを目的とする。
寒天は、天然寒天、化学寒天の如何にかかわりなく、そ
の水溶解編度は約80〜9 t)°C】であ乙。
の水溶解編度は約80〜9 t)°C】であ乙。
原料組成のgl」回、夾雄物のF玉類、清の如何等によ
りその溶解温度の高低が定まる。
りその溶解温度の高低が定まる。
寒天の溶解温度を低下させることは、工業的に有利であ
ることが明解であるが、いまだこの課題は解決されてい
ない。その理由は、次の通りである0代表的な膠質物で
ある寒天は、主としてトコロテンとして使用に供される
。トコロテンを収得するには、寒天2部(重量、以下同
じ)以下量を水100部に添加し、これをその溶解温度
である80〜90°Cに加熱して溶解させ、これを常温
に冷却し、ゲル化させるという慣用手段が採用されてい
る。この水性ゲルを溶解温度付近の温度に加熱すると、
周知のように系は再び水溶液に戻る。
ることが明解であるが、いまだこの課題は解決されてい
ない。その理由は、次の通りである0代表的な膠質物で
ある寒天は、主としてトコロテンとして使用に供される
。トコロテンを収得するには、寒天2部(重量、以下同
じ)以下量を水100部に添加し、これをその溶解温度
である80〜90°Cに加熱して溶解させ、これを常温
に冷却し、ゲル化させるという慣用手段が採用されてい
る。この水性ゲルを溶解温度付近の温度に加熱すると、
周知のように系は再び水溶液に戻る。
当業者は、このような現象、慣用手段に慣れてその溶解
温度を低下させることに気付いていない。
温度を低下させることに気付いていない。
この発明は、初めて寒天の溶解温度を低下させることに
成功したものであって、以下に詳細を説明する。
成功したものであって、以下に詳細を説明する。
寒天を特定に加熱する。これがこの発明の特徴である。
詳しくは次の通りである。寒天と水との混合スラリー系
ないし溶液系を作る。水を用いず寒天のみ加熱しては、
即ち乾熱法によっては、発明の目的は達せられない。以
下に説明するように、湿熱法によって初めて目的が達成
される。寒天と水の使用割合は、任意であるが、多くの
場合寒天10部にたいして水は200〜0.2部でよく
、ことに0.2〜1部の範囲が工業的に有利である。水
の使用量についてそれが多いとき(例えば、寒天1.5
部にたいし水70部以上)、加熱により系は溶液状を示
すが、それが少ないとき(例えば、寒天10部にだいし
水0.5部)寒天は膨潤するが、加熱しても系は溶液状
を示さない。溶液系、膨潤系の何れのものも採用するこ
とができる。上記の糸を加熱する。
ないし溶液系を作る。水を用いず寒天のみ加熱しては、
即ち乾熱法によっては、発明の目的は達せられない。以
下に説明するように、湿熱法によって初めて目的が達成
される。寒天と水の使用割合は、任意であるが、多くの
場合寒天10部にたいして水は200〜0.2部でよく
、ことに0.2〜1部の範囲が工業的に有利である。水
の使用量についてそれが多いとき(例えば、寒天1.5
部にたいし水70部以上)、加熱により系は溶液状を示
すが、それが少ないとき(例えば、寒天10部にだいし
水0.5部)寒天は膨潤するが、加熱しても系は溶液状
を示さない。溶液系、膨潤系の何れのものも採用するこ
とができる。上記の糸を加熱する。
加熱温度は100’C以上であって、寒天質が着色炭化
を開始するまでの間の任意の温度である。
を開始するまでの間の任意の温度である。
上記範囲の温度において高温はど加熱時間を短かくする
。これを具体例で示すと・100’C開放系にあっては
3〜4分でよ<、270’C開放系にあっては2〜3秒
間でよい。このようにすると系の水分は潜熱を奪って逃
散するから均質加熱作用が生じ。収得物寒天の溶解温度
の低下は、均質かつ直線的になる。そして加熱温度が高
いものほど収得物の溶解温度が低下する。換言すれば、
加熱温度が一定であるとき、加熱時間の長いものの方が
収得物は溶解温度が低下する。加熱をおえた系を要すれ
ば温風、あるいは冷風により乾燥して収得したものが、
目的の溶解温度を低下させた寒天である。
。これを具体例で示すと・100’C開放系にあっては
3〜4分でよ<、270’C開放系にあっては2〜3秒
間でよい。このようにすると系の水分は潜熱を奪って逃
散するから均質加熱作用が生じ。収得物寒天の溶解温度
の低下は、均質かつ直線的になる。そして加熱温度が高
いものほど収得物の溶解温度が低下する。換言すれば、
加熱温度が一定であるとき、加熱時間の長いものの方が
収得物は溶解温度が低下する。加熱をおえた系を要すれ
ば温風、あるいは冷風により乾燥して収得したものが、
目的の溶解温度を低下させた寒天である。
こ゛とにこの発明目的を達しおえる。
収得物を水に溶解してなるゲル状物について、そのゲル
強度は未処理寒天を材料とするゲル状物に劣らない。
強度は未処理寒天を材料とするゲル状物に劣らない。
以下に本発明の効果を実験例で示す。
(実験例1)
寒天10部にたいして水1部をよくねり合わせ、薄膜状
にして加熱する。加熱時間と加熱温度の関係と得られた
収得物の溶解温度とを以下に示す。
にして加熱する。加熱時間と加熱温度の関係と得られた
収得物の溶解温度とを以下に示す。
収得物の溶解温度の測定方法は、次の通りとした。
収得物の0,5%(重量、以下同じ)水溶液を作り、攪
拌しながら徐々に温度を上げ、各温度ごとにゼリーカッ
プに充填し、常温放置し固化させる。そして固化するの
に要する溶解の最低温度をその溶解温度とした。
拌しながら徐々に温度を上げ、各温度ごとにゼリーカッ
プに充填し、常温放置し固化させる。そして固化するの
に要する溶解の最低温度をその溶解温度とした。
(実験例2)
寒天10部にたいして水1部をねり合わせ薄膜状にして
加熱する。このときの加熱温度における加熱時間を、次
の表に示すように変えた場合の収得物の溶解温度の低下
をみた。溶解温度の測定方法は実験例1と同様である。
加熱する。このときの加熱温度における加熱時間を、次
の表に示すように変えた場合の収得物の溶解温度の低下
をみた。溶解温度の測定方法は実験例1と同様である。
Claims (1)
- 寒天の水溶液あるいは寒天と水との混合スラリーを10
0°C以上の温度に加熱してなることを特徴とする溶解
温度の低下した寒天。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57077319A JPS58193660A (ja) | 1982-05-07 | 1982-05-07 | 溶解温度を低下させた寒天 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57077319A JPS58193660A (ja) | 1982-05-07 | 1982-05-07 | 溶解温度を低下させた寒天 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58193660A true JPS58193660A (ja) | 1983-11-11 |
Family
ID=13630609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57077319A Pending JPS58193660A (ja) | 1982-05-07 | 1982-05-07 | 溶解温度を低下させた寒天 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58193660A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6283870A (ja) * | 1985-10-08 | 1987-04-17 | Ina Shokuhin Kogyo Kk | 易溶性寒天の製造方法 |
-
1982
- 1982-05-07 JP JP57077319A patent/JPS58193660A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6283870A (ja) * | 1985-10-08 | 1987-04-17 | Ina Shokuhin Kogyo Kk | 易溶性寒天の製造方法 |
JPS635053B2 (ja) * | 1985-10-08 | 1988-02-02 | Ina Shokuhin Kogyo Kk |
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