JPS58193090A - 熱エネルギ−貯蔵システム - Google Patents

熱エネルギ−貯蔵システム

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JPS58193090A
JPS58193090A JP58062070A JP6207083A JPS58193090A JP S58193090 A JPS58193090 A JP S58193090A JP 58062070 A JP58062070 A JP 58062070A JP 6207083 A JP6207083 A JP 6207083A JP S58193090 A JPS58193090 A JP S58193090A
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JP
Japan
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heat
fluid
substance
temperature
compartment
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JP58062070A
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English (en)
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ドン・ユ−ジン・カ−タ−
ヘンリイ・クワイ−ト・ユエン
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Monsanto Co
Original Assignee
Monsanto Co
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Publication date
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    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D20/00Heat storage plants or apparatus in general; Regenerative heat-exchange apparatus not covered by groups F28D17/00 or F28D19/00
    • F28D20/02Heat storage plants or apparatus in general; Regenerative heat-exchange apparatus not covered by groups F28D17/00 or F28D19/00 using latent heat
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K5/00Heat-transfer, heat-exchange or heat-storage materials, e.g. refrigerants; Materials for the production of heat or cold by chemical reactions other than by combustion
    • C09K5/02Materials undergoing a change of physical state when used
    • C09K5/06Materials undergoing a change of physical state when used the change of state being from liquid to solid or vice versa
    • C09K5/063Materials absorbing or liberating heat during crystallisation; Heat storage materials
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S126/91Heat storage liquid

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱エネルギー貯蔵システムの分野、より詳しく
は凝縮状態の相変換物質(condensedstat
e phase change material )
を利用して熱を吸収及び放出する新規システムに関する
太陽エネルギー利用システムに包含される実用上の憲歎
問題は、太陽が照っている間に集積(collθat 
)された熱の貯蔵、保存ができ、その後夜間又は太陽が
照っていない時にそれを利用するための放出が可能な有
効手段に対する切実な要望である。従来技術においては
、日照時に集積されたエネルギーは顕熱の形態、典型的
には岩石、水、油、塩溶液等の温度を高めることによっ
て貯蔵された。その後で高温のエネルギー貯蔵システム
の上に熱伝達流体を通すと熱が放出され、その熱が水の
加熱、住宅の暖房、その他の用途に利用できる。
受動的システムにおいては、エネル’I’−貯Mシステ
ムは緩衝器として作用し、周囲環境が正規温度サイクル
(regular temperatu’re (!7
01θ)の高温部分にあるとき(例えば日中)には周囲
から熱を吸収し、そしてサイクルの低温部分にある間(
例えば夜間)にエネルギーを周囲に放出する。
熱エネルギーを顕熱の形で貯蔵するには、太陽による加
熱又は受動的緩衝システムの設計及び操作に実用上の問
題が生じる。例えば、太陽エネルギー利用システムにお
いて、充分な量の熱エネルギーを貯蔵するには、熱エネ
ルギー貯蔵物質を高温に上げるか、又は大量の熱貯蔵物
質を用いなければならない。高温を用いるとすれば、太
陽エネルギー集積装置もそれに応じて高温で操作せねば
ならず、装置の効率が阻害され、又装置の複雑化が起き
る。一方、熱針′#、物質を大量に用いる方法は巨大な
空間を必要とし、かつ、熱伝達装置に擬する費用も比較
的萬額化される。
受動的システムの場合、顕熱貯蔵物質の緩衝能力は一般
にきわめて限定されている。
従って、太陽エネルギーから訪導され、又は他の熱源か
ら回収される熱の集積及び放出を行うための改良された
熱エネルギー貯蔵システムであって、比較的軽量小形で
あり、受動的に用いたときの緩衝能力が高く、しかも適
度の温度で操作可能なシステムが要望されている。
経済的に潜在的重要性を有する他の熱源として、どちら
かといえば適度の温度で廃熱を運ぶ工場プロセス流があ
げられる。この徳の流れは水蒸気を発生させるのに利用
できるほど高温ではなく、また工場プロセスの性質によ
っては、例えば供給原料流を予熱するといった他の慣用
方法による、熱回収の機会が実際にない場合もある。エ
ネルギーの価格が急騰するにつれ、低温のプロセス廃熱
を回収するための改良技法が要望されつづけている。
本発明の目的をいくつかあげると、熱エネルギーを貯蔵
するための改良システム及び方法を提供すること;エネ
ルギー源から熱を吸収し、その吸収された熱をヒートシ
ンク、例えは温水もしくは住宅暖房システム、又は工場
プロセス装置での利用に放出するためのシステム及び方
法を提供すること;適度の重賞及び小形寸法の貯熱物質
中に、どちらかといえば実質量の熱を貯蔵しうるシステ
ム及び方法を提供すること;適度の温度において熱エネ
ルギーの吸収及び貯蔵を可能にするシステム及び方法を
提供すること:貯熱物質への伝熱及び貯熱物質からの伝
熱を効゛率的に実施できるシステム及び方法を提供する
こと;価格が低廉で比較的無毒な貯熱物質を利用するシ
ステム及び方法を提供すること;受動的な熱吸収及び放
出に用いた場合の緩衝能力が高いシステムを提供するこ
と;ならびに太陽エネルギー利用システム又は低温プロ
セス廃熱の回収に有効に利用しうるシステム及び方法を
提供することである。
要するに、本発明はあらかじめ定められた温度よりも高
い温度を有する熱源から熱を吸収し、あらかじめ定めら
れた温度よりも低い温度を有するヒートシンクに熱を放
出するための熱エネルギー貯蔵システムに関するもので
ある。本システムは、あらかじめ足められた温度の付近
において固相と液相との間の変換を行う凝縮状態の物質
からなる貯熱塊状物と、該塊状物が収納されるコンパー
トメントとを含むものである。コンパートメントには、
流体と該物質との間の熱伝達用の表面を提供する手段が
包含されている。相変換物質は、一般書 H2N−COH2’>n−JjH2 (式中のnは4〜14の整数である)を有する脂肪族ジ
アミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、6−アミ
ツブチルシクロヘキシルアミン又はp−フェニレンシア
ミンであってよい。これらのアミン相互の混合物、これ
らのアミンの少なくとも1種と水、又はアミンの融点を
低下させる他の薬剤との混合物も用いることができる。
また本発明は太陽熱集積システムに関するものであり、
該システムは太陽エネルギーを熱伝達流体に伝達するた
めの手段を有する太陽熱エネルギー集積装置、熱伝達流
体の流れがその中を通り抜けるための通路を有する熱交
換器を含む貯熱手段、及び太陽エネルギー集積装置によ
って高められる伝熱流体の温度よりも低い温度において
、液相と固相との闇の変換を行う、上記のタイプの凝縮
状態の物質からなる貯熱塊状物が含まれているコンパー
トメントで構成される。コレクターで加熱された流体か
らの熱は、コンパートメントと流体通路とを分けるコン
パートメントの壁体を通して該物質に伝達される。この
集積システムには、太ll熱コレクターによって加熱さ
れた流体をコンパートメント壁体の外側表面に搬送し、
熱を相変換物質に伝達することによってそれを溶融させ
るための手段、及び相変換物質の凝固点よりも低い温度
の熱伝達流体をコンパートメント壁体の外側表面に搬送
し、該物質から熱を吸収してそれを凍結させるための手
段がさらに含まれている。相変換物質から熱を吸収して
加熱された流体からヒートシンクへ熱を伝達するための
熱送り出し手段もこのシステム内に包含される。
本発明は熱源から熱を吸収し、ヒートシンクに熱を放出
するための方法にも関するものでおる。
本発明の方法によれは、熱源からの熱は、熱源温度より
も低い融点を有する物質からなる貯熱塊状物に伝達され
、それによって物質は浴融してエネルギーの吸収が行わ
れる。溶融物質の凝固点よりも低い温度を有するヒート
シンクに溶融物質からの熱が伝達され、それによって物
質は凍結して熱の放出がなされる。この場合にも、相変
換物質は、一般式 %式%) (式中のnは4〜14の整数である)を有する脂肪族シ
アミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、6−アミ
ツブチルシクロヘキシルアミン、p−フェニレンジアミ
ン、これらのアミン相互の混合物、少なくとも1種のア
ミンと水との混合物及び少なくとも1種の前記アミンと
その融点を低下させる他の薬剤との混合物からなる。
また本発明は、能動又は受動的な熱エネルギー貯蔵シス
テムに用いるのに適した組成物にも関する。この組成物
は、ビス(ヘキサメチレン)トリアミンとへキサメチレ
ンジアミンとの共晶混会物からなる。
さらにまた、能動又は受動的な熱エネルギー貯蔵システ
ムに用いるのに適した組成物であって、相変換物質と該
物質用の核形成剤とで構成される組bx物も本発明の範
囲内に包含される。相変換物質は、本発明のシステム及
び方法に有用な任意の物質であってよい。
本発明の他の1釣及び特徴は、下記の記載から明らかk
なろう。
その融点と凝固点とを包含する温度範囲における熱エネ
ルギーを貯蔵するのに有効なある種の有機アミンが本発
明に従って発見された。さらに詳しくいうと、これらの
アミン化合物は融解熱がきわめて高く、その熱伝導率も
比較的高いことか見いだされた。融解熱が高いため、そ
の融点よりも高い温度を有する熱源からの熱を吸収する
ことによって物質を溶融させ、そして物質の凝固点より
も低い温度を有するヒートシンクに融解熱を放出するこ
とにより、冥買蓋のエネルギーを比較的かさばらない小
容積の物質中に貯蔵することが可能である。相変換物質
の熱伝導率か高いことは、相変換物質とその周囲との間
の伝熱表面の単位面積当りの熱の吸収及び放出を比較的
急速に行うのに役立つ。適度の融点、萬融解熱及び比較
的高い熱伝導率が有利に一体化されることにより、本発
明の方法及びシステムに用いられる有機アミンは、従来
の熱貯蔵物質をもってしては達成することのできない独
特の利点をもたらす。
41℃という、どちらかといえばa度の融点を有スるヘ
キサメチレンジアミンは、本発明の方法及びシステムに
用いるのに好ましい相変換物質でおる。ヘキサメチレン
ジアミンが86.2±2.9cal / jlという非
常に問い(H2Cよりも高い)融解熱、及び固形状態に
おいて0.0021 、!i’ caz/clIL秒℃
の熱伝導率を有することが見いだされた。典型的な有機
化合物に較べ、このような熱伝導率はきわめて高く、伝
熱効果を著るし、く有効にする。
一般に、一般式 %式% (式中のnは4〜14の整数でおる)に相対する脂肪族
ジアミンか、本発明のシステム及び方法に用いられる相
変換物質として有効に作用することが見いだされた。熱
エネルギー貯蔵システムに用いて有オυな付足の相変換
物質には、融点が66.9’c (純度96.6%)で
あり、融解熱か67.2 Qall&のビス(ヘキサメ
チレン)トリアミン;融点が52.6°Cであり、融解
熱か85.8 、cat/&の1,8−シアミノオクタ
ン;融点が67.2℃であり、融解熱が80.6 C&
ll&の1.12−シアミノドデカン;融点が28.6
°Cであり、融解熱か84.5 C&t/yの1,7−
ジアミノへブタン;融点か27.7℃であり、融解熱か
87.4 QILtl&のテトラメチレンジアミン;融
点か15.9°Cであり、融解熱が75.40&t/&
のペンタメチレンジアミン;融点が26°Cであり、融
解熱が59.7 aat15の3−アミノジチルシクロ
ヘキシルアミン;融点が68.0°Cであり、融解熱が
76.9 cht/iの1.9−ジアミノノナン;融点
か61.9°Cであり、融解熱が85.30al1gの
1,10−ジアミノデカン:融点が76.6℃であり、
融解熱が72.20AL/g の1゜14−シアミノテ
トラデカン;及び融点が140°Cであり、融解熱か5
6.2 cat/、pifのp−7二二レンジアミンが
包含される。
任意の特定用途に対し、熱源の温度とヒートシンクの温
度とのほぼ中間温度を融点とする相変換物質を用いるの
が望ましい。考慮すべき他の重要な点は、人手容易性及
び価格である。太陽エネルギーの利用にヘキサメチレン
ジアミンが好ましい相変換物質であるとされるゆえんは
、これらの要素を備えていることと、融点が41℃とい
う適度の温度であることとによるものである。比較的高
い融点を有する他の物質、例えばp−フェニレンジアミ
ンは、工場のプロセン廃熱を回収するために本発明のシ
ステムを応用するに当っての独特の適用性を示す。
用途によっては、相変換物質が単一化合物のみで本質上
完全に構成されるのが好ましいこともあるが、前記アミ
ン相互の混合物を用いることが好ましいこともある。特
に共晶混合物は、その構成物質よりも低い融点を有する
相変換物質を与える点において有利である。例えば10
’Cよりも低い融点を有する共晶混合物は、熱源から熱
を取去るヒートシンクとして比較的寒冷の周囲空気が用
いられるような冷凍システムに用いて有利である。
本発明に有用な他の相変換物質には、前記アミンの少な
くとも1種と水、又はアミンの融点を低下させる他の薬
剤との混合物が包含される。この種の[11にはへキサ
メチレンイミンのような環式イミンがある。水は液体と
しての水と平衡状態にある固形水和物を形成する。特に
重要なのはへキサメチレンジアミンと水又はヘキサメチ
レンイミンとの混合物である。
融点低下剤はいずれもアミンと相容性でなくてはならな
い。もし混合物とした場合に形成される液相が2相以上
にならず、相鳥換に伴う可逆反応塊・外の化学反応を起
こさず、そして相変換の可逆性を妨げるような相分離を
起こさなければ、その薬剤は相容性を有すると見なされ
る。
例えば難燃剤のような他の物質も、貯熱塊状物の融点及
び均質性に許容範囲ケこえる悪影響を及ぼすものでない
限り、該塊状物に含ませることができる。
上記物質の一つを含む相変換熱貯蔵システムが、エネル
ギーを集積及び利用する能動系と、温度を調節する受動
系との両者を含む種々の用途に利用できることは明らか
になったであろう。能動的なエネルギー集積の主な用途
には、住宅暖房及び湯わかし用の太陽エネルギー利用シ
ステム、ならびに低温プロセス廃熱回収用システムが包
含される。
受動系においては、周囲温度が相変換物質の融点よりも
高いときには周囲から熱を吸収し、周囲温度が該物質の
凝固点よ)も低いときには熱を周囲に放出することによ
り、周囲温度のサイクルを調節することができる。従っ
て、例えば3−アミノジチルシクロヘキシルアミン(m
p 26°C)”&含む内壁又は天井パネルを用いるこ
とにより、夜間には凍結による熱の放出、及び昼間には
溶融による熱の吸収によって昼夜の温度変化をやわらげ
ることができる。
能動系に話題を戻すが、第1図は太陽エネルギーV集積
及び利用するための本発明の代表的システムを示すもの
である。太陽エネルギーコレクターが1で示され、熱エ
ネルギーを熱伝達流体に伝達するための手段が包含され
て匹る。コレクターはエネルギーを集め、熱送り出し手
段(熱交換器)3を介してヒートシンクに熱を送りわた
すのに用いられ、該熱送シ出し手段は、例えば湯わかし
用のコイルであってもよいし、又は住宅用のラジェータ
ーであってもよい。ポンプ又はプロワ−5によって熱伝
達流体がコレクター1と交換器3との間で循環され、そ
れによってコレクター上で入射されるエネルギーを流体
経由でヒートシンクに搬送することができる。循環ライ
ン7により、コレクター1、ポンプ又はプロワ−5及び
交換器3を相互連結する密閉循環系がもたらされる。
コレクター1とポンプ又はプロワ−5との中間のライン
7上に熱交換器9が存在する。この熱交換器9は、熱伝
達流体がその中を流れるための通路11と、前記タイプ
の相変換熱貯蔵物質からなる貯熱塊状物14が含まれて
いるコンパートメント13とを有している。コンパート
メント13の壁体15は、通路11からコンパートメン
トをわけ、そしてコンパートメントの壁体の外側表面全
体に亘って、相変換物質と通路11内を移動する流体と
の間における熱伝達面としての役目を果たす。
う・イン17とパルプ19及び21とてよってコレクタ
ー1がバイパスされ、その間、熱伝達流体は貯熱交換器
9と熱送シ出し交換器3との間を循環する。同じように
、ライン23とパルプ25及び27とによって又換器3
がバイパスされ、一方またライン29とパルプ31及び
33とによって交換器9がバイパスされる。従って、第
1図のシステムはコレクター1、交換器9及び交換器3
の間に流体を直列に循環させ、ヒートシンクに熱を送り
出すと同時にコンパートメント13内の相変換物質中に
熱を貯えること;コレクター1と交換器9との間のみの
循環により、コンパートメント13内の物質を溶融させ
て熱を貯えること;交換器9と交換器3との間のみの循
環により、コンパートメント13内の相変換物質の凍結
によるコンパートメント13からの熱を放出させること
:及びコレクター1によるエネルギーの受入れ速度とき
わめて均衡のとれた割合で熱がヒートシンクによって奪
われるような場合には、コレクター1と交換器3との間
での入流体を循環させることが交互に可能なようにパル
プ操作をすることができる。
第1図に示すようなシステムにおいては、コレクター1
、貯熱交換器9及びヒートシンク交換器30間のエネル
ギー搬送用の熱伝達流体として、空気及び水が好ましい
。典型的な太陽熱利用システムにおいては空気が最も好
ましい。しかし、別法として他の気体又は液体も利用で
きる。水又は他の液体を用いるときKは、がス抜口を設
けたサージタンク35をポンプ5の吸込み口に設け、シ
ステムの圧力を制御すると共にポンプの吸込みヘッドが
得られるようにする。
本発明の方法に従って第1図のシステムを操作するには
、ポンプ又はプロワ−5により、ライン7を通して熱伝
達流体をコレクター1、交換器9及び交換器3に循環さ
せる。起動時にはコレクターは回路の一部でなくてはな
らない。起動待操作に交換器9及び交換器3を直列の循
環系内に含ませるか、どちらか−一方の交換器をバイパ
スするか、又は交換器3及び9の間で流体の流れを遮断
するかは、個々の操作の状況によってきまる。しかし典
型的なシステムにおいては、パルプ27を閉じ、そして
パルプ25を開くことによって交換器3を当初バイパス
する。コレクター1で加熱された流体が交換器9を通っ
て循環し、壁体15の外側表面上を流れることにより、
コンパートメント13内の相変換物質が加熱及び溶融さ
れ、それによって熱エネルギーが貯えられる。その後、
パルプ25v閉じ、パルプ2Tを開くことにより、交換
器3が寅まれるように循環径路を変更する。もし、太陽
がまだコレクター1を照らしているならば、ライン7を
通して流体を両交換器及びコレクターに直列に循環させ
る(どちらか一方の交換器を部分的にバイパスし、又は
バイパスすることなく)ことができる。日没後は、パル
プ21を閉じてパルプ19を開くことによってコレクタ
ー1をバイパスし、流体を交換器3と交換器9との間で
のみ循環させる。コンパートメント13内の相変換物質
の凍結により、壁体15の外側表面上を通過する流体に
対して熱が放出され、そのようにして加熱された流体は
ポンプ又はプロワ−5によって交換器3に搬送され、そ
こでエネルギーがヒートシンクに伝達される。
第2図はプロセス廃熱の回収を行う本発明の態様を示す
。このシステムでは二つの交換器109Aと109Bと
があり、それぞれ前記タイプの相変換物質からなる貯熱
塊状物114A、B%が含まれているコンパートメント
113A及、び113Bを有する。さらに各交換器は通
路111AIBを有し、ポンプ又はプロワ−105Av
BKよって熱伝達流体がその中を循環する。図面に示す
態様においては、熱集積手段は単一の廃熱交換器101
からなり、該交換器は工場プロセス施設203から出る
廃熱を含むライン201の途中に配設される。交換器1
09AtBの各々は、ライン107AtB経由による交
換器101との循環、又はライン129AtB経由によ
る熱交換器103A、Bとの循環を交互に行う。変換器
103AlBの各々は、ヒートシンク、例えば空間加熱
、プロセス原料の予備加熱又はプロセス洗浄水の加熱等
にプロセス廃熱を送シ出す手段を構成する。
交換器109Aと交換器103Aとの間で循環を行って
、コンバートメン)113A内の相変換物質の凍結によ
る熱を送り出すときには、交換器109Bと交換器10
1との間で循環を行い、コンバートメン)113B内の
相変換物質の溶融によっテア’ロセス廃熱の貯蔵を行う
。コンバートメン)113A内の物質が実質的に凍結し
、113B内の物質が溶融した時点で、交換器109人
と廃熱交換器101との間の循環及び交換器109Bと
熱送り出し交換器103Bとの間の循環が行われるよう
にバルブ(番号は付けてない)の切換えを行う。
第2図のプロセスを簡略化した態様においては、交換器
101を経由する循環径路を割愛し、プロセス203か
らの廃熱含有プロセス流体を交互に交換器109AtB
に通すこともできる。
第6図は交換器9(又は109)として用い5る外殻−
管式熱交換器を示す。この交換器においては、外殻側(
5hell 5ide )がコンバートメン)13(1
13)を構成し、その中圧相変換物質14(114)が
含まれ、そして管側11が通路を構成し、その中を熱伝
達流体が通過する。本発明の方法で操作するには、管の
壁体15を通して熱を流す。これに関連しく多少変則的
であるが)、管壁体の内側表面がコンパートメント13
の壁体15の外側表面を構成する。相変換物質が管の内
側に納められ、熱伝達流体が外殻側を通過するさらに別
の態様にあっては、管の外側がコンパートメント壁体の
外側表面として機能する。
第4図は変換器9のさらに変わった態様を示すものであ
シ、該交換器内に・相変換物質が含まれるが、該物質は
壁体15を有する複数個の不連続密閉容器又は缶13内
に密封されている。これらの缶はパイプ円f1111内
に含まれ、接円ftJKよって、壁体15の外側表面上
を流れる熱伝達流体のための通路がもたらされる。缶は
有孔プレート37の上に載せて円筒11内に支持すると
便利である。
図面には示してないが、本発明のさらに別の態様におい
ては、相変換物質を含むコンパートメントがタンク又は
その他の槽(vessel )であって、熱伝達流体が
その中を通過することにより、相変換物質と接触して熱
交換が行われる。この種の別法的システムは、熱貯蔵シ
ステムの操作範囲において前記相変換物質によって示さ
れる蒸気圧が比較的低いときに実用化される。この態様
においては、流体と相変換物質との間の熱伝達面は、例
えばコンパートメント13を幅が広くて浅いタンク又は
といの形にすることKよって得られる。
第5図及び第6図は典型的な受動系を示す。この場合、
壁又は天井の熱貯蔵パネル(快感パネル)は、昼間(又
は他の正規温度サイクルの高温部分)においてその周囲
から熱エネルギーを吸収し、そして夜間(又は他の正規
温度サイクルの低温部分)において貯蔵エネルギーを周
囲に対して放出する。
第5図のシステムにあっては、貯熱塊状物214乞含む
コンバートメン) 213’?それぞれ包含する壁パネ
ルW及び天井パネルCは、外壁239及び床241を有
するビルディングBの内部から熱を吸収し、又該内部に
熱を放出するのに適している。第6図のシステムにおい
ては、貯熱塊状物314が含まれているコンパートメン
ト313を含むパネルPを窓りぎわにおいて直接太陽S
からのエネルギー利得を行う。パネルは太陽からの輻射
熱とビルディング内部の周囲空気からの対流熱との両者
を利得する。貯熱塊状物の温度が室内空気の温度をこえ
ると、パネルPからの対流熱損失によってビルディング
が暖房される。
第5図及び第6図に示すタイプの受動的な周囲温度緩衝
システムにおいては、所望のコントロール温度にできる
限り近い融点を有する相変換物質を用いるのが望ましい
。コントロール温度からの偏差がわずか4〜6°Cであ
っても、受動的熱エネルギー貯蔵システムの緩衝能力に
著るしい悪影響が及ぼされる。特に有利な相変換物質は
、50〜60重量−のビス(ヘキサメチレン)トリアミ
ンを含むヘキサメゾレンジアミンとビス(ヘキサメチレ
ン)トリアミンとの共晶混合物で構成されることが見い
だされた。この混合物は約24°〜25°Cの融点及び
約65〜70Cal/、9の融解熱を示す。
本発明の熱エネルギー貯蔵システムに有用な有機アミン
は過−冷却されやすいので、相変換物質用の核形成剤を
貯熱塊状物に含ませるのが望ましい。
特定の理論に拘束されることを望むものではないが、相
変換物質の結晶形態がきわめて整然とした系であり、そ
の安定度が隣接分子間の比較的強力な水素結合力によっ
て高められるものと考察される。このような水素結合力
によって、相変換物質の非常に高い融解熱がもたらされ
る一方、結晶相のきわめて整然とした低エントロピー性
によって過冷却されやすい傾向が生じるものと考えられ
る。
システィン及びトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタ
ンの各ハロゲン化水素酸塩が本発明のシステムに用いら
れる有機アミン相変換物質用の核形成剤として独特の効
果を有することが見いだされた。
以下、例をあげて本発明を説明することにする。
例  1 第7図に示す試験装置を用い、相変換熱貯蔵物質として
のへキサメチレン多アミンの効果を実証する試験を行っ
た。
第7図で409として示す熱交換器には、ヘキサメチレ
ンジアミンである相変換物質414が含まれているコン
パートメントを構成する複数個の缶413が含まれてい
る。交換器409け円筒状の構造を有し、同心状の内部
バッフル443が内蔵され、交換器底部の流体人口44
5を通して、加熱又は冷却されるべき流体がバッフル内
に導入される。缶413の上を流れすぎた流体は、バッ
フル443の上部の開口部447を通り、バッフル及び
交換器409の外壁で画定された環状チャンバー449
内に導入される。流体は環状チャンバーから流体出口4
51を通って交換器の外へ出る。
交換器409に通される空気は、供給ライン453及び
圧力調節器455によって供給される。
空気の流速をロタメーター457で測定する。ロタメー
ターを出た空気は加熱空気ライン459又は冷却空気パ
イパスライン461のいずれかを経由して入口445に
送りこまれる。加熱空気ライン459には、四つの加熱
用テープ465,467゜469及び471で構成され
る電気抵抗加熱マントルで巻かれたループ463が含ま
れている。電源475に接続した可変式変圧器473を
通して、一定の熱負荷がテープ465及び467に施さ
れる。テープ469及び471への電力は可変式変圧器
4777通して施されるが、該変圧器は、熱電対481
によって検知される入口空気温度の測定値に応答する熱
コントローラー479によって制御される。出口温度は
熱電対483によって検知されて温度計485に示され
、この温度計は第2人口熱電対487によって検知され
る入口温度も示す。
空気流をガスメーター489にそらすことによりロタメ
ーター457の目盛り校正を行う。
比較の基準を得るため、最初に缶413を空にして対照
実験を行った。加熱モードにおいては、45.8°Cの
入口温度及び10.1立方フィート/分の速度で交換器
409内に空気を通した。入口温度と出口温度とは時間
の関数として記録され、入口と出口との温度差からデロ
ツ)L作った。このプロットは第8図に曲線Chとして
示されている。
2.917 m3/分の空気流及び22°Cの入口空気
温度で対照冷却サイクルの実験を行った。出ロ温度対入
ロ温度差を時間の関数としてプロットし、それを曲線C
6とじて第8図に示す。
次に容器413に合計41LI+のへキサメチレンジア
ミン馨充填し、熱交換器409のバッフル443の内側
に置き、対照試験におけると同じ空気流量を用いて加熱
及び冷却サイクルを施した。
加熱モードにおいては、平衡時入口温度は47.4°C
であり、一方冷却モーrにおける平衡時入口温度は22
.6℃であった。時間の関数としての出口と入口との温
度差は、加熱サイクルでは曲線xh1冷却サイクルでは
曲線X。とじて第8図にプロツ融に基づく容器413内
の貯熱塊状物による実質的な熱の吸収量を示すものであ
り、冷却サイクル中の全期間に亘っての実質的に正の温
度示差の保持は、溶融へキサメチレンジアミンの結晶化
による貯蔵エネルギーの放出を示すものである。
加熱及び冷却サイクル中にそれぞれ貯蔵及び放出される
熱エネルギーの合計量は、空気流量、空気の比熱及び対
照曲線と操作曲線との間の温度差の積を全期間に亘って
積分することによって測定される。この積分は、曲線間
の斜線部分の面積を測定することによって行うことがで
きる。従って、第8図の加熱サイクルでは、曲線間の面
積は260分℃であり、34!M/分の空気流量及び0
.24cab / g’Cの空気熱容量を計算に入れる
と、貯蔵された全熱量は21.500 ca7!であっ
たことになる。冷却サイクルにおいては斜線部の面積が
278分℃であり、空気流量が35:l/分であるため
、全放出熱量は23.500 calということになる
例  2 例1で説明した第7図の装置を用い、貯熱物質としての
へキサメチレンジアミンの有効性を示す別の試験を行っ
た。加熱サイクルにおいては、2.86711” /分
の空気流を用い、入口空気温度を対照試験では55°C
1容器にヘキサメチレンジアミンを詰めた試験では55
.2℃とした。冷却サイクルにおいては、2.917C
IL3/分の空気流を用い、入口空気温度を対照試験で
は22.6°C1容器にヘキサメチレンジアミンを詰め
た試験では22.8°Cとした。例1と同じように、4
11.11のへキサメチレンジアミンを容器に詰めた。
本例における入口温度及び対照実験と充填容器試験との
温度示差を示すプロットが第9図に示されている。曲線
に付した記号の意味は、第8図の場合と同じである。
対照曲線と操作曲線との間の斜線部の面積を積分すると
、加熱サイクル中の熱吸収量が34,200CLlであ
り、冷却サイクル中の熱放出量が32,800Calで
あることがわかる。
例  5 例1に記載した装置及び方法を用いて、さらに別の実験
を行った。本例においても、合計411.4gのへキサ
メチレンジアミンを容器に詰めた。加熱サイクルの間、
入口温度を対照試験では64.6°C1ヘキサメチレン
ジアミンを交換器につめた試験では64.2°Cとした
。冷却サイクルにあっては、入口温度を対照試験では2
2.4℃、ヘキサメチレンジアミンを用いた試験では2
2.2°Cとした。すべての実験は2.867113/
分の空気流量で実施した。
加熱サイクルで得られた入口空気温度及び加熱曲線のプ
ロットY第10図に示し、一方冷却サイクルについての
入口空気温度及び冷却曲線のプロットを第11図に示す
対照曲線と操作曲線との間の斜線部面積から、加熱サイ
クルでの熱吸収量が48.300 calであり、冷却
サイクルでの熱放出量が43,400 calであると
測定された。
例  4 デュポy (aupont )のモデル990式微分走
査熱量計(differential sca、nni
ng calorimeter)を用い、ヘキサメチレ
ンジアミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、1.
4−ジアミノブタン、ペンタメチレンジアミン、1.8
−ジアミノオクタン、1.9−ジアミノノナン、1.1
2−ジアミノドデカン、1,7−ジアミノへブタン、1
゜10−ジアミノデカン及び1,14−ジアミノテトラ
デカンについての融点、結晶化温度及び融解熱乞測定し
た。融点を測定するに当っては、供試アミン1¥:10
9C/分の割合で加熱し、一方結晶化温度の測定では試
料70.5607分の割合で冷却した。プールドパン内
圧試料を密封し、測定する前に乾燥ボックス内で試料調
製を行った。これらの分析で得られたデータを第1表に
示す。
例  5 過冷却の程度を緩和するため、少量のトリス(ヒドロキ
シメチル)アミノメタン塩酸塩をヘキサメチレンジアミ
ンと混合した。例4に記載の微分走査熱量計による方法
を用い、核形成剤を含む混合物の試料についての融点及
び結晶化温度を測定した。結晶化の開始が29,3±0
.5℃において観察された。
例  6 ビス(ヘキサメチレン)トリアミンとへキサメチレンジ
アミンとの混合物を調製し、微分走査熱量計による試験
を行ってその融点を測定した。これらの試験結果から、
♂ス(ヘキサメチレン)トリアミンの濃度が概略50〜
60重量%の場合、融点プラトーが24°〜25°Cの
範囲内にある共晶混合物が形成されることが発見された
。観察された共晶混合物の範囲内に包含される試料につ
いての熱量計による試験結果を第2表に示す。
第  2  表 B)(MTa/)rMD”混合物の熱量針による測定結
果50.5チ020   26.9  24.9  6
9.350.5nli20    −24.1  67
.454.9チ 20.3±0.525.8±0.52
4,1  69.0±1.959.7チ   19.7
  26.2  24.7  56.6eL:ビス(ヘ
キサメチレン)トリアミンb二へキサメチレンジアミン C:当初固体 d:当初液体 4゜ ビス(ヘキサメチレン)トリアミンを54.9重量%含
む試料の冷却走査においては、結晶化の開始が17.6
±0.7℃で観察された。L−システィンの塩酸塩及び
トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンの塩酸塩を核
形成剤として用いた試験も別に行った。L−システィン
塩酸塩を用いたときには、結晶化の開始が22.0±0
.4℃で観察され、トリス(ヒドロキシメチル)アミノ
メタン塩酸塩を用いたときは、結晶化の開始が20.9
±0.4°Cで観察された。
以上の事実から、本発明のいくつかの目的が達成され、
そしてそれ以外にも有利な結果の得られたことが明らか
に理解されよう。
本発明の範囲から逸脱することなしに、前述した方法及
びシステムに種々の変更が可能であるが、上記の説明及
び添付の図面に示されるすべての事項は、本発明を説明
するためのものであり、その範囲を限定するものでない
ことを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は太陽エネルギー加熱システムにおりて、熱エネ
ルギー貯蔵のために用いられる本発明のシステムを示す
模式的流れ図であり;第2図は低温プロセス廃熱を回収
するための本発明のシステムの模式的流れ図であり;第
6図は熱エネルギーを貯える相変換物質に熱を伝達し、
又は該物質から熱を伝達するのに用いられる外殻−管式
熱交換器を示し;第4図は相変換物質が缶の中に密封さ
れている別法形態の熱交換器を説明するものであり;第
5図及び第6図は温度緩衝用に用いられる本発明の別法
による受動的熱エネルギーシステムであり;第7図は相
変換熱貯蔵物質としてのへキサメチレンジアミンの有効
性を示すのに用いられた試験装置の模式図であり;第8
〜11図は第7図に示す装置を用いて行った試験で得ら
れた温度プロフィルを表わす。 図中の主な記号の意味は下記のとおりである:1.10
1・・コレクター;31103(A及びB)・・・熱交
換器(熱送り出し用);5.105(A及びB)・ポン
プ(又はプロワ−);9,109(A及びB)、409
・・・熱交換器(熱貯蔵用);13.113(A及びB
)、413・・コンパートメント;14,114(A及
びB)、414 ・貯熱塊状物。 代理人 浅 村   皓 外4名 V目      そOス Y214 1閏11.;1 ’g ? J、0 1關 (勿゛) ′【′! 石to(ツ1 詩閏 Cfす ’g (t 1y)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)  あらかじめ定められた*1=よりも尚いkm
    を有する熱源から熱を吸収し、そして削配のあらかじめ
    定められた温度よりも低い温度を有するヒートシンクに
    熱を放出するための熱エネルギー貯蔵システムにおいて
    、該システムか、前60のあらかじめ定められた温度付
    近において固相と液相とのmJの変換を行う凝縮状態の
    W*からなる貯熱塊状物と、該塊状物を収納するための
    コンパートメントとを言み、該コンパートメントが皿体
    と前記物質との…」の熱伝達剤の面積を提供するための
    +段を包含し、そして前記物質が、構造式 %式% (式中、nは4〜14の整数である)を有する脂肪族シ
    アミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、6−アミ
    ツブチルシクロヘキシルアミン、p−フェニレンシアミ
    ン、前dピアミン札互の混合物、前記アミンの少なぐと
    も1種と水との混合物、及び前記アミンの少なくとも1
    eIとその融点を低下させる他の薬剤との混合物からな
    る群から選ばれることを特徴とする熱エネルギー貯蔵シ
    ステム。 (2)熱伝達手段が、前記コンパートメントの壁体から
    なり、該壁体の外部表面全体に亘って熱伝達流体を通過
    させることができる、特許請求の範囲(1)K記載のシ
    ステム。 (3)外部の源泉から熱伝達流体に熱を伝達して前記物
    質の融点よりも高い温度に該流体を加熱するための熱集
    積手段、 該外部源泉によって加熱された流体を前記表面に搬送し
    て前記物質に熱を伝達してそれを溶融するための手段、 前記物質の凝固点よりも低い温度の熱伝達流体を前記コ
    ンパートメントの壁体の外部表面に搬送して該物質から
    熱を吸収してそれを凍結させるための手段、及び 該物質からの熱を吸収して加熱された流体からヒートシ
    ンクに熱を伝達するための熱送り出し手段をさらに含む
    、特許請求の範囲(2)に記載のシステム。 (4)外部源泉から熱を伝達するための熱集積手段が太
    陽エネルギー集積装置からなる、特許請求の範囲(3)
    に記載のシステム。 (5)外部源泉からの熱を伝達される流体が気体からな
    る、特許請求の範囲(3)又は(4)に記載のシステム
    。 (6)前記の気体が空気からなる、特許請求の範囲(5
    )に記載のシステム。 (7)前記集積手段と前記コンパートメントの壁体の外
    側表面との間に流体を循環させるための手段をさらに含
    む、特許請求の範囲(4)に記載のシステム。 (8)前記の熱送り出し手段と前記コンパートメントの
    壁体の外側表面との間に流体を循環させるための手段を
    さらに含む、特許請求の範囲(7)に記載のシステム。        □ (9)熱集積手段とコンパートメントとの間の第1回路
    及びコンパートメントと熱送り出し手段との間の第2回
    路に、なかの流体を交互に循環させるためのバルブ手段
    が含まれている密閉流体循環系を含む、特許請求の範囲
    (8)に記載のシステム。 QIJ  パルプ手段を操作することにより、集積手段
    、コンパートメント及び送り出し手段の間の直列循環を
    特徴とする特許請求の範囲(9)に記載のシステム。 0υ 前記熱源が工場のプロセス施設からの熱流体流出
    流からなり、そして前記集積手段が廃熱回収用の熱交換
    器からなる、特許請求の範囲(3)に記載のシステム。 α2 前記コンパートメントが表面熱交換器内に含まれ
    ている、%his求の範囲(2)に記載のシステム。 048σ記コンパートメントが外殻−管形熱交換器の外
    e側からなり、該熱交換器の管が前記流体を貫通させる
    のに適している、特許請求の範囲04に記載のシステム
    。 (141前記熱交換器が複数個の前記コンパートメント
    を含み、該コンパートメントが流体の貫通に適した槽内
    に分散された複数個の不連続密閉容器からなる、特許請
    求の範囲Cl2)K記載のシステム。 α9 周囲の温度が前記物質の融点を超えるときには周
    囲から熱を吸収し、また周囲の温度が前記物質の凝固点
    よりも低いときには周囲に熱を放出することによってシ
    ステムの周囲の温度を調節するための受動的システムか
    らなる、特許請求の範囲(1)に記載のシステム。 α6)熱伝達手段が前記コンパートメントの壁体かうな
    り、該壁体の外側表面が、温度を調節すべき周囲を構成
    する流体と接触している、特許請求の範囲aωに記載の
    システム。 aη 前記の相変換物質の融点が、前記周囲の正規温度
    サイクルの上限温度部分よりも低く、かつ、該サイクル
    の下限温度部分よりも高い、特許請求の範囲α旬に記載
    のシステム。 0樽 前記物質がヘキサメチレンジアミンからなる、特
    許請求の範囲(1)に記載のシステム。 α特 前記貯熱塊状物が前記の相変換物質と該物質用の
    核形成剤との混合物からなる、特許請求の範囲(IIK
    記載のシステム。 翰 前記核形成剤がシスティン塩酸塩及びトリス(ヒド
    ロキシメチル)アミノメタン4M塩からなる群から選ば
    れる、特許請求の範囲Q鐘に記載のシステム。 qυ 前記の相変換物質がビス(ヘキサメチレン〕トリ
    アミンとへキサメチレンジアミンとの共晶混合物からな
    る、特許請求の範囲(1)に記載のシステム。 (ハ)貯熱塊状物が前記の相変換物質と該物質用の核形
    成剤との混合物からなる、特許請求の範囲I21)に記
    載のシステム。 (ハ)核形成剤がシスティン塩酸塩及びトリス(ヒドロ
    キシメチル)アミノメタン塩酸塩からなる群から選ばれ
    る、特許請求の範囲−に記載のシステムO (2リ  相変換物質がへキサメチレンジアミンと水と
    の混合物からなる、特許請求の範囲(1)に記載のシス
    テム。 (ハ)相変換物質がへキサメチレンジアミンとへキサメ
    チレンイミンとの混合物からなる、特許請求ノ範囲(1
    )に記載のシステム。 (ホ)太陽エネルギーを熱伝達流体に伝達するための手
    段を含む太陽熱エネルギー集積装置、熱伝達流体がその
    中を流れる通路を含む熱交換器と貯熱塊状物が収納され
    ているコンパートメントを含む熱貯蔵手段〔ただし、該
    貯熱塊状物は、該熱伝達流体が該太陽エネルギー集積装
    置によって高められる温度よりも低い温度において液相
    と固相との間の変換を行う凝縮状態の物質からなり、該
    コンパートメントは該通路からコンパートメントを分離
    する壁体を有し、該集積装置によって加熱された流体か
    らの熱が該壁体を通して該物質に伝達され、そして該物
    質は、構造式 %式% (式中、nは4〜14の整数である)を有する脂肪族シ
    アミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、3−アミ
    ノブチルシクロヘキシルアミン、p−フェニレンジアミ
    ン、前記アミン相互の混合物、前記アミンの少なくとも
    1種と水との混合管、及び前記アミンの少なくとも1種
    とその融点を低下させる他の薬剤との混合物からなる群
    から選ばれるものとする〕、 該太陽エネルギー集積装置によって加熱された流体を該
    壁体の外側表面に搬送し、熱を該物質に伝達してそれを
    溶融するための手段、 該物質の凝固点よりも低い温度の熱伝達流体を該コンパ
    ートメントの壁体の外@表面に搬送し、熱を該物質から
    吸収してそれを凍結させるための手段、及び 該物質からの熱を吸収して加熱された流体からヒートシ
    ンクに熱を伝達するための熱送り出し手段、 を含むことを特徴とする太陽熱集積システム。 (9)熱源から熱を吸収し、そしてヒートシンクに熱を
    放出する方法であって、 咳熱源の温度よりも低い融点を有する物質からなる貯熱
    塊状物に熱源からの熱を伝達することにより、#皆質を
    溶融させてエネルギーを吸収させ〔ただし、該物質は、
    構造式 %式% (式中、nは4〜14の整数である)を有する脂肪族ジ
    アミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、6−アミ
    ノブチルシクロヘキシルアミン、p−フエニレンゾアミ
    ン、前記アミン相互の混合物、前記アミンの少なくとも
    1mと水との混合物及び前記アミンの少なくとも1種と
    その融点を低下させる他の薬剤との混合−からなる群か
    ら選ばれるものとする〕、そして 該物質の凝固点よりも低い温度を有するヒートシンクに
    該物質からの熱を伝達することにより、該物質を凍結さ
    せてエネルギーを放出させることを特徴とする前記方法
    。 (ハ)前記物質の周囲の温度か該物質の融点よりも高い
    ときには周囲から熱を吸収し、周囲の温度が該物質の凝
    固点よりも低いときには周囲に熱を放出することによっ
    て周囲の温度を特徴する特許請求の範囲07)に記載の
    方法。 (2) 相変換物質の融点が前記周囲の正規温度サイク
    ルの上限温度部分よりも低く、かつ、該サイクルの下限
    温度部分よりも高い、特許請求の範囲(ハ)に記載の方
    法。 鴎 外部源泉から熱の形態でエネルギーを集積し、V源
    姐からの熱を熱伝達流体に伝達することにより、前記物
    質の融点よりも高い温度に該流体を加熱し、 該流体からの熱を核物質に伝達することによって該物質
    を浴融し、 該物質の凝固点よりも低い@度を有する熱伝達流体に該
    溶融物質からの熱を伝達し、そして該物質からの熱伝達
    によって加熱された流体からヒートシンクに熱を伝達す
    る、 上記工程をさらに含む、特許請求の範囲(27)に記載
    の方法。 6υ 源泉からエネルギーを集積するための手段と、罰
    記吻質に流体から熱を伝達するだめの手段との闇で該熱
    伝達流体が循環され、そして該集積手段が集積したエネ
    ルギーを熱の形態で該流体に伝達するための手段を含ん
    でいる、特許請求の範囲■に記載の方法。 G′4@記物質から流体に熱を伝達するための手段と、
    流体からヒートシンクに熱を伝達するための熱送り出し
    手段との間で熱伝達流体を循環させる、特許請求の範囲
    6υに記載の方法。 關 熱伝達流体が、前記集積手段、流体と前記物質との
    間の熱交換手段、及び前記送り出し手段との間を直列的
    に循環する、特許請求の範囲C32に記載の方法。 (2)前記貯熱塊状物が前記相変換物質と該物質用の核
    形成剤との混合物からなる、特許請求の範囲(27)に
    記載の方法。 □□□) 前記核形成剤がシスティン塩酸塩及びトリス
    (ヒドロキシメチル)アミノメタン塩酸塩からなる群か
    ら選ばれる、特許請求の範囲(2)に記載の方法。 (支))前記相変換?1lI5Lがビス(ヘキサメチレ
    ン)トリアミンとへキサメチレンジアミンとの共晶混合
    物からなる、特許請求の範囲(ハ)に記載の方法。 G?)  前記貯熱塊状物が前記相変換物質と該物質用
    の核形成剤との混合物からなる、特許請求の範囲(支)
    )に記載の方法。 關 前記核形成剤がシスティン塩酸塩及びトリス(ヒド
    ロキシメチル)アミノメタン塩酸塩からなる柱から選ば
    れる、特許請求の範囲C37)に記載の方法。 曲 前記相変換物質がへキサメチレンジアミンと水との
    混合物からなる、特許請求の範囲咥に記載の方法。 141、l)前記相変換物質がへキサメチレンシアミン
    とへキサメチレンイミンとの混合物からなる、特許請求
    の範囲(社)に記載の方法。 助 ビス(ヘキサメチレン)トリアミンとへキサメチレ
    ンジアミンとの共晶混合物からなることを特徴とする、
    能動又は受動的熱エネルギー貯蔵システムに用いるのに
    適した組成物。 劫 前記相変換物質と該物質用の核形成剤との混合物か
    らなる、特許請求の範囲りVに記載の組成物。 Q3  前記核形成剤がシスティン塩酸塩及びトリス(
    ヒドロキシメチル)アミノメタン塩酸塩からなる群から
    選ばれる、特許請求の範囲(転)に記載の組成物。 鵠 相変換物質と該物質用の核形成剤とを含み、該相変
    換物質が一般式 %式% (式中、nは4〜14の整数である)を有する脂肪族ジ
    アミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、3−7ミ
    ノブチルシクロヘキシルアミン、p−フェニレンシアミ
    ン、前記アミン相互の混合物、前記アミンの少なくとも
    1釉と水との混合物及び前記アミンの少なくとも1種と
    その融点を低下させる他の薬剤との混合物からなる群か
    ら選ばれたものであることを特徴とする、能動又は受動
    的な熱エネルギー貯蔵システムに用いるのに通した組成
    物。 陸、前記核形成剤がシスティン塩酸塩及びトリス(ヒド
    ロキシメチル)アミノメタン塩酸塩m塩からなる群から
    選ばれる、特許請求の範囲一1に記載の組成物。
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