JPS5819275B2 - α−メチル−L−ド−パの製造法 - Google Patents
α−メチル−L−ド−パの製造法Info
- Publication number
- JPS5819275B2 JPS5819275B2 JP4073877A JP4073877A JPS5819275B2 JP S5819275 B2 JPS5819275 B2 JP S5819275B2 JP 4073877 A JP4073877 A JP 4073877A JP 4073877 A JP4073877 A JP 4073877A JP S5819275 B2 JPS5819275 B2 JP S5819275B2
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- dopa
- culture
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、微生物を利用するα−メチル−L −ドーパ
の製造法に関する。
の製造法に関する。
α−メチル−L−ドーパd1血圧降下剤とし不有用な既
知物質である。
知物質である。
従来、α−メチル−L−ドーパの製法としては、たとえ
ば、5−メチル−5−(3,4−ジメトオキシベンジル
)ヒダントインを原料に用いて化学的に合成する方法が
知られている。
ば、5−メチル−5−(3,4−ジメトオキシベンジル
)ヒダントインを原料に用いて化学的に合成する方法が
知られている。
(特公昭37−10783号公報)。
本発明者らは、微生物によるα−メチル−L −ドーパ
の製法について種々研究した。
の製法について種々研究した。
その結果、次に示す微生物の菌体をα−メチル−L−チ
ロシンに接触作用せしめることによってα−メチル−L
−ドーパが生成する事実を見い出した。
ロシンに接触作用せしめることによってα−メチル−L
−ドーパが生成する事実を見い出した。
シュードモナス・メラノゲナムATCC17806バチ
ルス・セレウスATCC10702、ストレプトマイセ
ス・グリセウスATCC10137、アスペルギルス・
フラバスIF04053、ノイロスポラ・クラフサAT
CC15514ビブリオ・チロシナティカスATCC1
9378 以下、本発明について詳細に説明する。
ルス・セレウスATCC10702、ストレプトマイセ
ス・グリセウスATCC10137、アスペルギルス・
フラバスIF04053、ノイロスポラ・クラフサAT
CC15514ビブリオ・チロシナティカスATCC1
9378 以下、本発明について詳細に説明する。
本発明において使用される微生物としてはシュードモナ
ス属、バチルス属、ビブリオ属、ストレプトマイセス属
、アスペルギルス属、ノイ・ロスボラ属に属し、α−メ
チル−L−チロシンをα−メチル−L−ドーパに転換子
る能力を有するものであればいずれも使用ヤき、次の菌
株が好適である。
ス属、バチルス属、ビブリオ属、ストレプトマイセス属
、アスペルギルス属、ノイ・ロスボラ属に属し、α−メ
チル−L−チロシンをα−メチル−L−ドーパに転換子
る能力を有するものであればいずれも使用ヤき、次の菌
株が好適である。
シュードモナス・メラノゲナムATCC17806バチ
ル哀・セレウス ATCC10702ストレプ′トマイ
セス・グリセウス ATCC10137アスペルギル刻
・フラハス IFO4053ノイロスポラ・クラッナ
ATCC15514ビブリオ・チロシナティカスAT
CC19378これらめ微生物の培養培地としては炭素
源、窒素源、無機物その他の柴養源を程よく含*する培
地ならば、合成培地または天然培地のいずれも使用可能
であ克。
ル哀・セレウス ATCC10702ストレプ′トマイ
セス・グリセウス ATCC10137アスペルギル刻
・フラハス IFO4053ノイロスポラ・クラッナ
ATCC15514ビブリオ・チロシナティカスAT
CC19378これらめ微生物の培養培地としては炭素
源、窒素源、無機物その他の柴養源を程よく含*する培
地ならば、合成培地または天然培地のいずれも使用可能
であ克。
培地に使用する炭素源は、本菌が利用可能なものならば
いずれの種類を用いてもよく、すなわちグリコース、フ
ラクトースなどの炭水化物、グリセロール、ソルビトー
ル女どの糖プルコール、アスパラギン酸、リジンなどの
アミノ酸、乳酸、ピルビン酸力どの有機酸または炭化水
素など種々のものが使用できる。
いずれの種類を用いてもよく、すなわちグリコース、フ
ラクトースなどの炭水化物、グリセロール、ソルビトー
ル女どの糖プルコール、アスパラギン酸、リジンなどの
アミノ酸、乳酸、ピルビン酸力どの有機酸または炭化水
素など種々のものが使用できる。
窒素源としては、アンモニア、塩化アンモニウム、硫酸
アンモニウム、炭酸アンモニウム、酢酸アンモニウムな
どの無機および有機のアンモニウム塩類、あるいは尿素
および他の窒素化合物ならびにペプトン、肉エキス、酵
母エキス、酒粕エキス、コーン・スチープ・リカー、カ
ゼイン加水分解物、フィツシュミールあるいはその消化
物、脱脂大豆あるいはその消化物、輛加水分解物々ど種
種のものが使用可能である。
アンモニウム、炭酸アンモニウム、酢酸アンモニウムな
どの無機および有機のアンモニウム塩類、あるいは尿素
および他の窒素化合物ならびにペプトン、肉エキス、酵
母エキス、酒粕エキス、コーン・スチープ・リカー、カ
ゼイン加水分解物、フィツシュミールあるいはその消化
物、脱脂大豆あるいはその消化物、輛加水分解物々ど種
種のものが使用可能である。
さらに無機物としては、燐酸カリウム、硫酸マグネシウ
ム、塩化ナトリウム、硫酸第一鉄、硫酸マンガン、硫酸
銅、硫酸亜鉛および炭酸カルシウムなどが使用できる。
ム、塩化ナトリウム、硫酸第一鉄、硫酸マンガン、硫酸
銅、硫酸亜鉛および炭酸カルシウムなどが使用できる。
突然変異株などを使用する際、その突然変異株が生育の
ために他の栄養素を必要とする場合には、占然その要求
を満足させる栄養源の適当量を培地に加えなければなら
ないが、これらの物質は窒素源として使用される天然物
に含まれて添加される場合もある。
ために他の栄養素を必要とする場合には、占然その要求
を満足させる栄養源の適当量を培地に加えなければなら
ないが、これらの物質は窒素源として使用される天然物
に含まれて添加される場合もある。
培養は振盪培養あるいは深部攪拌培養などの好気的条件
で行い、培養温度は、通常20℃〜35℃であるが、菌
が生育する温度であれば他の温度条件でも実施しうる。
で行い、培養温度は、通常20℃〜35℃であるが、菌
が生育する温度であれば他の温度条件でも実施しうる。
培養液のpHは通常6.0〜8.0であるが、その他の
pHでも菌が生育するpHであれば実施可能である。
pHでも菌が生育するpHであれば実施可能である。
以上のような条件で1〜4日培養する。
本発明においては、上記の培養法によ1つて得られる培
養物そのもの、菌体、または、培養f液、菌体の破砕物
、菌体のエタノール、トルエン、エーテルなどの溶剤に
よる処理物などを酵素源として用いる。
養物そのもの、菌体、または、培養f液、菌体の破砕物
、菌体のエタノール、トルエン、エーテルなどの溶剤に
よる処理物などを酵素源として用いる。
菌体はそのま\反応液に懸濁してもよいし、たとえば、
アセトンなどで乾燥したものを用いてもよいし、あるい
は菌体を通常の方法で固定化して用いてもよい。
アセトンなどで乾燥したものを用いてもよいし、あるい
は菌体を通常の方法で固定化して用いてもよい。
酵素源として培養物を使用する場合は培養終了後の培養
物のpHを2.0〜7.0に調整し、当該pHの範囲に
保持しながら1〜48時間さらに培養したものを使用、
することが反応を効果的に行うためには望まし諭。
物のpHを2.0〜7.0に調整し、当該pHの範囲に
保持しながら1〜48時間さらに培養したものを使用、
することが反応を効果的に行うためには望まし諭。
本発明においては、本性媒体中、酵素源の存在下、α−
メチル−L−チロチン(α−メチル−DL−チロシンを
用いることもできる)を、溶液または固体の形で一時的
または経時的に添加して、pH2,0〜7.01温度1
0〜50℃(特に好ましくは20〜40℃)、1〜48
時間反応を行うことによってα−メチル−L−ドーパを
効果的に得ることができる。
メチル−L−チロチン(α−メチル−DL−チロシンを
用いることもできる)を、溶液または固体の形で一時的
または経時的に添加して、pH2,0〜7.01温度1
0〜50℃(特に好ましくは20〜40℃)、1〜48
時間反応を行うことによってα−メチル−L−ドーパを
効果的に得ることができる。
本発明においては反応系に抗酸化剤(たとえば、アスコ
ルビン酸、アラボアスコルビン酸なト)′ヲ加えること
によってα−メチル−L−ドーパの生成量を増加するこ
とが可能である。
ルビン酸、アラボアスコルビン酸なト)′ヲ加えること
によってα−メチル−L−ドーパの生成量を増加するこ
とが可能である。
また、Fe 、cu pMn tMg2 tZ
n eBa”iどの金属イオンの添加も、α−メチル
−L−ドーパの生成収量の増加に効果的である。
n eBa”iどの金属イオンの添加も、α−メチル
−L−ドーパの生成収量の増加に効果的である。
次に実施例を示す。
実施例 1
シュードモナス・メラノゲナムATCC17806をグ
ルコース20t1酵母エキス10t1ペプトン1f −
= NaC,ff 5 f 、水1tの組成の殺菌した
培地(蒸煮前pI(7,0,) 5.0 mltを含む
三角フラスコに植菌し、30℃で、16時間振盪培養し
た種培養i mlを、コーン・スチーブ・リカー201
1グルコース11.2 S’、硫酸アンモニウム2.3
f。
ルコース20t1酵母エキス10t1ペプトン1f −
= NaC,ff 5 f 、水1tの組成の殺菌した
培地(蒸煮前pI(7,0,) 5.0 mltを含む
三角フラスコに植菌し、30℃で、16時間振盪培養し
た種培養i mlを、コーン・スチーブ・リカー201
1グルコース11.2 S’、硫酸アンモニウム2.3
f。
K2 HP41 S’ % Mg SO2・7H200
,56f % Ca CO33グ、水1tの組成の殺菌
した培地(蒸煮前pH7,0) 29m5を含む300
m1三角フラスコに植菌して、30℃で48時間培養す
る。
,56f % Ca CO33グ、水1tの組成の殺菌
した培地(蒸煮前pH7,0) 29m5を含む300
m1三角フラスコに植菌して、30℃で48時間培養す
る。
次に1規定塩酸を用いてpHを5.5に調整し、アスコ
ルビン酸110711fl/MEを含むpH5,5の水
済液0.17mを添加した後、さらに2時間30℃で振
盪培養する。
ルビン酸110711fl/MEを含むpH5,5の水
済液0.17mを添加した後、さらに2時間30℃で振
盪培養する。
次いで培養液にα−メtルーL−チロシンを43■/m
l含む本溶赦(懸濁液)を0.4 MEまたは0.8m
lずつ添加、もし、くけ、α−メチル−L−チロシンを
43■/両含むIN−HCtとα−メチル−L−チロシ
ンを43111f//ml含むlN−NaOHをそれぞ
れ0.2ml、または0.4mlずつ添加し、これと商
時にまたは相前後してアスコルビン酸110mfl/m
lヲ含jr pH5,5(7)水、溶液0.1 mlを
添加する。
l含む本溶赦(懸濁液)を0.4 MEまたは0.8m
lずつ添加、もし、くけ、α−メチル−L−チロシンを
43■/両含むIN−HCtとα−メチル−L−チロシ
ンを43111f//ml含むlN−NaOHをそれぞ
れ0.2ml、または0.4mlずつ添加し、これと商
時にまたは相前後してアスコルビン酸110mfl/m
lヲ含jr pH5,5(7)水、溶液0.1 mlを
添加する。
゛この操作を1時間の間隔で5回
繰り返し、以上の添加終了後該培養液を16時間30℃
で振盪培養する。
繰り返し、以上の添加終了後該培養液を16時間30℃
で振盪培養する。
この時のα−メチル−L−ドーパの生成量を第1表に示
した。
した。
実施例 2
種菌として、ビブリオ・チロシナティカスATCC19
378を用いる他は、実施例1と全く同様に実施したと
きのα−メチル−L−ドーパの生成量を第2表に示した
。
378を用いる他は、実施例1と全く同様に実施したと
きのα−メチル−L−ドーパの生成量を第2表に示した
。
実施例 3
種菌として、ストレプトマイセス・グリセウスATCC
10137,7スペルギルス・フラバスIFO4053
、ノイロスポラ・クラップATCC15514、または
バチルス・セレウスATCC10702(IFO346
6)を用いα−メチル−L−チロシンの水溶液(懸濁液
)を添加して実施例1と同様に実施した時のα−メチル
−L−ドーパの生成量を第3表にしめす。
10137,7スペルギルス・フラバスIFO4053
、ノイロスポラ・クラップATCC15514、または
バチルス・セレウスATCC10702(IFO346
6)を用いα−メチル−L−チロシンの水溶液(懸濁液
)を添加して実施例1と同様に実施した時のα−メチル
−L−ドーパの生成量を第3表にしめす。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シュードモナス属、バチルス属、ビブリオ属、スト
レプトマイセス属またdノイμそポラ属に属し、α−メ
チル−L−チロシンをα−メチル−L−ドーパに転換す
る能力を有する微生物の培養物。 菌体またはこれらの処理物を5−メチル−L−チロシン
に接触作用せしやてα−メチルニL−ドーパを生成する
ことを特徴とするα−メチル−L二ドーパの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4073877A JPS5819275B2 (ja) | 1977-04-09 | 1977-04-09 | α−メチル−L−ド−パの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4073877A JPS5819275B2 (ja) | 1977-04-09 | 1977-04-09 | α−メチル−L−ド−パの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53127892A JPS53127892A (en) | 1978-11-08 |
JPS5819275B2 true JPS5819275B2 (ja) | 1983-04-16 |
Family
ID=12588963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4073877A Expired JPS5819275B2 (ja) | 1977-04-09 | 1977-04-09 | α−メチル−L−ド−パの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5819275B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6447978A (en) * | 1987-08-19 | 1989-02-22 | Sanyo Electric Co | Battery residual amount display device |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010088301A (ja) | 2007-02-01 | 2010-04-22 | Ajinomoto Co Inc | L−アミノ酸の製造法 |
-
1977
- 1977-04-09 JP JP4073877A patent/JPS5819275B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6447978A (en) * | 1987-08-19 | 1989-02-22 | Sanyo Electric Co | Battery residual amount display device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53127892A (en) | 1978-11-08 |
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