JPS58192545A - 角膜移植用眼球保存液 - Google Patents

角膜移植用眼球保存液

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JPS58192545A
JPS58192545A JP7500282A JP7500282A JPS58192545A JP S58192545 A JPS58192545 A JP S58192545A JP 7500282 A JP7500282 A JP 7500282A JP 7500282 A JP7500282 A JP 7500282A JP S58192545 A JPS58192545 A JP S58192545A
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ion
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吉川 義三
清 増田
松山 隆志
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Kaken Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 らに詳しくは、本発明は角膜移植手術において用いる眼
球(死亡後のヒトの献体から摘出される)をその機能を
維持した状態で長時間保存することを可能とした角膜移
植用1!球保存液に関する。
ヒトにおける角膜移植手術は、臓器移植手格のうちでは
歴史が古く、またきわめて成功率の高い移植手術であり
、眼科領域ではその適応が増々拡大されてきている。さ
らに近年、該手術の進歩と普及に伴ない、角膜をその機
能を失なうことなく長期保存しうる方法の開発が切望さ
れそきている。すなわち、死亡直後の献体からその眼球
をその機能を保った状態で長時間保存することができれ
ば、手術を受ける患者や手術を行なう医師および看護婦
の側にも充分な準備を行なう時間的余裕を持たせること
ができ、さらには角膜移植を受けた眼球の質を向上させ
ることも可能となる。
角膜移植手術を成功させるためには、保存角膜に活力(
vitality)が保持されていることが強く要求さ
れるが、当初当該技術分野において用いられていた保存
液(たとえば生理食塩水、グリセリン溶液、ハンクス溶
液など)はいずれも角膜を長期間保存することができず
、極端なばあいには数時間(3〜5時間)で角膜に混濁
が生じてしまい、移植手術に用いることができなくなる
という問題があった。そのため長期間角膜を保存する方
法を開発するための研究が近年活発に行なわれてきてい
る。
かかる従来例についてつぎに簡単に説明する。
たとえば水用らにより、組織培養液(アミノ酸、ビタミ
ン、核酸構成成分、中間代謝物、補助的増殖因子などを
含有)、炭酸水素ナトリウム、コンドロイチンReナト
リウム、イノシン、アデノシン、アデニンおよび抗菌性
物質の適Itfr:蒸留水に溶解し、必要があればこれ
に醜素と炭〜ガスの混合ガス(95:5)を導入飽和し
、pH6,5〜8.0とした眼球保存液が開発されてい
る(特公昭46−2036号公報参照)。該眼球保存液
は、今日も広く使用されているが、それでも有効性を発
揮しうるのが2〜3日という短期間に限られているため
、処置が迅速に行なわれないと移植手術時にはすでに眼
球の機能が低下してしまっていることがしばしば起る。
そのため   1全眼球を保存液中に入れて低温下に保
存するいわゆるアイ・バンク(lcys Eank)式
保存法に似た方法に該保存液を利用することが一般に行
なわれている。
切り取った角膜を保存するための池流液も種々開発され
ている。エデルハウザ−(Kdelhauser)らは
家兎角膜内皮を、潅流温度37°c1前房圧15mmH
,の条件下で生理食塩水、乳酸リンゲル液、バランスド
・ソルト・ソリューション(Balancedsalt
 5olution 、以下、BSSという)またはグ
ルタチオン・ビカーボネート・リンゲル(Glutat
hion Bicarbonate R1ngers以
下、GBRという)を用いて4時間層流したところ、角
膜の膨潤率はそれぞれ93.uI!I/hr % 39
μm/hr 、24ttm/hr。
0〜4μm/hrであったと報告しており、GBBの角
膜保存における有用性を示唆している( kelhau
ser H,?、 、’Van Horn D、L、 
、Hyndiulc N、A。
and 5chulz R,O,、Amer、 J、 
Ophthalmol、 、9′5.645(1975
)参照)。さらにマツクエナネイ(MclCnerne
y)らは同様の′実験をGBRからその成分であるグル
タチオンおよび(または)アデノシンを除いた液で行な
い、角膜の膨潤率を測定したところ、角膜内皮に対する
障害は認められなかったと報告している( McKne
rn@y J、に、 andP@yman G、A、、
Invest、 Opthalmol、 、16.65
7(1977)参照)。
膜の機能を保持できれば満足されるものである。
しかしそれらの潅流液は、眼球保存液として使用される
ばあい、それらの処方中に含まれている炭酸水素イオン
(aCO; )が角膜内皮のポンプ作用を活発にさせる
作用(K−R,Mayee、 M、V。
graham and S、 Hodson 、EXT
)、 Eye R55earch 、 26.555〜
560 (1978)参照)があり、その結果角膜が途
やかに膨潤、混濁されてしまい、眼球保存液としての目
的を果さなくなる。
該ポンプ効果を回避するために、炭酸水素イオンの加え
られていない眼球に適用できうる溶液もいくつか提案さ
れてきている。たとえば米国アルコン(Alcon)社
は炭酸水素イオンフリーのBusを開発しているが、そ
れはエネルギー源となりかつ膨潤防止効果を有するグル
コースが含まれておらず、また通常の房水成分にくらべ
てに+が約2倍量、Ca”+が約3倍量も多く配合され
ており、さらには緩衝化のための酢酸塩およびクエン酸
塩が非常に多量に使用されているが、そのことは生体組
成製剤としてふされしくない。
炭酸水素イオンフリーのものとして理想的な組成を有す
るものにグルコース・ホスフェート・リンゲル(Glu
cose Phosphate Rlnger、すなわ
ちBioarbonate fre@medium 、
以下GPRという)がある。 しかしGPHには、Ca
  やMg  が処方されており、それが同時に処方さ
れているNa2)1PO,によって不溶性の塩(白濁沈
殿)を形成し、また加熱滅菌時にも白色沈殿が発生する
ため、実際上、製剤化は困催である。
本発明はかかる従来の現状に鑑みなされたものであり、
角膜のポンプ効果を休止させ、角膜の膨潤、混濁化が長
期間抑えられ、製剤時における安定性および製剤後の保
存安定性が改善され、さらには眼球の長期間保存を可能
とした角膜移植用眼球保存液を提供することを目的とす
る〇 本発明者らは、かかる目的に沿って鋭意研究を行なった
結果、 (&)房水成分として必須成分である電解質のナトリウ
ムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネ
シウムイオンならびに塩素イオンなどの一定濃度を含有
し、リン酸緩衝液にて緩衝化し、角膜膨潤防止剤として
デキストラン(好ましくは分子M4万〜15万のもの)
の1種または2種以上を1〜10%(W/V)用いるこ
とにより、角膜水和制御効果をもたらし、かつ溶血抑制
効果および細胞賦活効果を発現せしめ、(b)グルコー
スを、好ましくは0.5〜15mM加えることにより、
角膜を手術直前の体温に復元する際の細胞賦活効果と膨
潤防止効果をはかり、(Q)さらにクエン酸イオンおよ
び(または)酢酸イオンを、好ましくは0.5〜5mM
加えることに     岬。
より、角膜膨潤の防止およびカルシウムイオンやマグネ
シウムイオンによる白色沈殿生成の防止効果をはかり、 (d)炭酸水素イオンを加えないことによってポンプ効
果の休止をはかったところ、前記目的を達成せしめつる
ことを見出し、本発明を完成するにいたった。
すなわち本発明は、陽イオンとしてナトリウムイオン(
Na+)、カリウムイオン(K”)、カルシウムイオン
(Ca2”)ならびにマグネシウムイオン(Mg””)
および陰イオンとして塩素イオン(0/−)、!J ン
酔イt ン(PO4)、amイt ン(so、”−)、
デキストランおよびグルコースが添加されてなることを
特徴とする角膜移植用眼球保存液に関する。
本発明の眼球保存液に用いるデキストランとしては、分
子量4万〜15万のものが好ましく、市販品としては、
たとえば分子1114万のデキストラン40(米国ファ
ルマシア・ファイン・ケミカルズ社製)または分子量7
万のデキストラン70(多糖産業■製)などがあげられ
る。
本発明の眼球保存液に用いられる各成分の好ましい濃度
範囲およびとくに好ましい濃度範囲をつぎの第1表にま
とめて示す0 第   1    表 第1表に示したクエン酸ナトリウムと酢酸すトリウムは
、本発明の眼球保存液の製造時において白色沈殿生成が
みられるばあい、それを防止するために適宜添加される
ものである。またデキストラン40とデキストラン7o
はそれらのいずれか一方、または両者を適当量(好まし
くは1〜10%(W/V) )配合する。
第1−Jに示したN−成分の濃If範囲は、クエン酸ナ
トリウム、酢酸ナトリウム、Na2HPO4、NaJ(
2R)4として加えられるほが、食#A(Nacl)を
−当一加えて調節される。またに+は塩化カリウム(K
G/)として、Oa”+は塩化カルシウム(caa/2
)として、Mg  は硫醜マグネシウム(MgSO4)
としてそれぞれ添加されるのが好ましい。
本発明の眼球保存液は当該技術分野における通常の方法
によって製造(処方)でき、がっ多くの点において利点
がある。かがる製造法の一実施態様についてつぎに簡単
に説明する。
まずwaat、 KG/ 、 O!LO/2(−2H2
0)、Mg5o4(・7H2o)を室温ないし60°O
以下で滅菌精製水に溶解せしめる。つぎにグルコース、
クエン酸ナトリウム、デキストラン、N aH2PO4
(−1(20) 、M12HPO,をその順でそれぞれ
添加溶解させ、最後に滅菌する。
かくしてえられる眼球保存液は、通常pi(が6.5〜
7.8、浸透圧が270〜350 mosM 、相対粘
度が約2〜3cPsの液性を有する。また滅菌は、加圧
による加熱滅菌法を採用することが可能である。
従来の眼球保存液にくらべたばあいの本発明の眼球保存
液のv浩蒔または保存時における長所としてはつぎの(
1)〜(マ1)などがあげられる。
(1)…1記した水用らの眼球保存液の製造の際に必要
とされた酸素と炭酸ガスの混合ガス(95:5)による
バブリングの必要がない。また調製時における水冷も不
要である。
(ii)NaOH水溶液またはHO/水溶液などを用い
てpHを調節する必要がない。
(iii)滅菌、たとえば115ocで10分間の加圧
滅菌に供したばあい、冷却後は澄明な液となる。   
 −(1v) (1)〜(iii)に示したごとく、従
来多くみられた製造時の問題が解消されているため、製
造に要する時間がかなり短縮される。
(v)保存時における環境の変化(たとえば湿度が40
〜60°C)によって液の外観が変わることがない0 (Vi)加圧加熱滅菌が可能であり、組織培養液なども
含まれていないため雑菌、繁殖の危険が少なく、開封し
ないかぎり長期間、使用に供されるまで安定に保存でき
る。
つぎに処方例をあげて本発明の角膜移植用眼球保存液を
より詳細に説明するが、本発明はそれらの処方例のみに
限定されるものではない。
処方例1 21フラスコ中にNa0t7.5g、KCt O,41
9、C嘘12・ル、0の[1,172)および職SO4
・川、0の0.217.を採り、滅菌精製水を加え、常
温ない゛し約60°C以下で攪拌して溶解させた。つぎ
にグルコース0.404゜/′− を加えて浴かし、さらにクエン酸ナトシウムー水塩0.
47、デキストラン40の10 、09 、NaH2P
O4−H2?の0,29およびNa2HPO4の1.0
2をその順でそれぞれ添加溶解させ全社を11とした。
このものを100〜500m/容アンプルまたはバイア
ル瓶に分注・封入し、ついで115°Cで10分間加熱
して誠餉した。
えられた眼球保存液は無色ないし、、−黄色の澄明液で
あり、液の物理的性質は、pH7,09、浸透圧295
m0gM 、相対粘度1−94aPaであった。
処方例2〜7 処方に供される成分および(または)その鷲を第2表に
示すごとく代えたほかは処方例1と同様にして実験を行
なった。えられた眼球保存液の物理的性質を第2表に併
記する。
以上述べた従来の溶液(ただし、M−K・メディウムに
ついては後述する)と本発明の眼球保存液の違いを比較
するため、それぞれの主要組成をまとめて第3表に示す
つぎに本発明の眼球保存液の有用性を調べた眼球保存試
験例について述べる。なお以下の試験例において用いた
保存液は前記処方例3または5でえたものと、第4表に
示す組成を有するGBR、GPRならびにコンドロイチ
ン硫酸ナトリウムを含有する眼球保存液(科研薬化工銖
製)および1人癌細路の培養」(大野基−1菅野晴夫著
、朝倉齋店出版、20〜21頁)に示されている組成お
よび調製法によってえられるM−K・メディウム(Mo
Oarey−Kaufman m@dium)である。
※I  Am5r、、T、Ophthalmol、、9
!l、648(1975)※2  McOarey a
t al、 、mvest、 Ophthamol、v
isual Sai、、1977、P、 66o   
           1*乙 科研薬化工■製、商品
名−眼球保存液(試験方法) 強角膜片は体重的3に、を有する白色家兎から摘出した
ものを使用した。
まず摘出した全眼球から切り取った強角膜片を前述のそ
れぞれの眼球保存液中、湿度4°Cで一定期間(最長1
4日間)保存した。
次に強角膜片をプラスチック製のチャムパーにマウント
し、内皮側チャムバーに炭酸水素イオンを含むGBRを
入れて水柱15cmの眼圧がかかるようにし、ついでチ
ャムバー全体をGBRを入れたビーカーの中に入れ、そ
のビーカーを6700の恒温槽上に1時間浸した。すな
わち低湿保存した強角膜をGBHの中で1時間かけて能
動輸送の回復(tempsrature revers
al)を行なった。そののち角膜内皮の構造をスペキュ
ラー・マイクロスコープ(specul&r m1or
osoope)および電子顕81続によって観察した。
(試験結果) 第5表に強角膜片を各溶液中に5日間、9日間または1
2日間保存したときの内皮構造をスペキュラー・マイク
ロスコープで観察した結果を簡単に示す。なお観察する
に際し、摘出したばかりの1!球の強角膜片(以下、ノ
ーマルという)を対照例として用いた。
なお本発明の眼球保存液は強角膜のみならず全眼球のば
あいにも充分に使用に供しうるもの第1図にノーマルの
スペキュラー・マイクロスコープ写真(倍率:約30倍
、以下同様)を示す。細胞は一様に明るく、モザイク模
様がはっきりと見られる。第2図、第6図に、GPR(
デキストラン無添加)中またはデキストラン70を5%
含有するGPR中で5日間保存したのちのスペキュラー
・マイクロスコープ写真を示す。デキストランが添加さ
れていないばあい1内皮細飽にg滴がみられるのに対し
、デキストランが添加されているばあい、内皮細胞の膨
潤はなく、細胞間の境界も明瞭であることがわかる。第
4〜20図に第5表のそれぞれの観察結果に対応するス
ペキュラー・マイクロスコープ写真を示す。
第4〜7図かられかるように、本発明の眼球保存液(処
方例6でえたもの)中に6〜12日間保存した強角膜内
皮はいずれも異常がなく、良く保存されていることがわ
かる。また本発明の特徴であるデキストランの添加をは
かの溶液についても検討したところ、その効果がある程
度認められ、とくにM−K・メディアムや炭酸水素イオ
ンフリーであるGpRについては顕著な効果が認められ
た(第8〜18図参照)。しかし眼球保存液として従来
から一般に使用されているフンドロイチン硫酸ナトリウ
ム眼球保存液は・第20図かられかるように、細胞の1
IlfI4やジャンクショナル・コンプレックスの破綻
による細胞の変形、分離、脱落が観察されるものであっ
た。
第211Wはノーマルの電子顕微鏡写真(倍率:6万倍
1以下同様)1第22図はデキストラン70を5%含有
するコンドロイチン硫酸ナトリウム眼球保存液中に5日
間保存した角膜内皮の電子顕微鏡写真、第2S図はデキ
ストラン70を5%含有するGPR中に8日間保存した
角膜内皮の電子顕微鏡写真、第24mは処方例5でえた
眼球保存液中に8日間保存した角膜内皮の電子顕微鏡写
真である。921図と第22〜24図と全比較してわか
るように、コンドロイチン硫酸ナトリウム眼球保存液中
に5日間保存した角膜内皮は細胞内に空胞化がみられ、
またミトコンドリア粗面小胞体の破片がみられ、内皮細
胞の障害の大きいものであった。一方1デキストラン7
0を5%含有するGPH中または処方例5でえた眼球保
存液中に8日間体層した角膜内皮は、核や核膜かよく保
存され、その中にクロマチンがみられる。また細胞内空
@ (Intarcellular 5pace )は
よく保存されており、さらに粗面小胞体およびミトコン
ドリアもよく保存されていた。さらにまた内皮細胞とデ
スメ膜との接着も良好であった。したがってそれらの保
存液は内皮細胞を殆んど損傷しないものであるといえる
以上の試験結果かられかるように1本発明の眼球保存液
はデキストランが添加されたGPRやM−K・メディア
ムと同等またはそれ以上の眼球保存効果を有するもので
あった。なおGPRは前述した製剤時における間通があ
り、またM−K・メディアムは60種類以上の成分から
なる*雑な組成を有しているため、コス)4であり、グ
ルタチオンなどの不安定成分が多く配合されているため
加熱無菌化処理ができず、安定性もわるいため、り要に
応じてその都度調合しなければアムは組織培養液である
ためまたとえば10日間の長期にわたって眼球を保存し
ている間に雑陳が繁殖する怖れがある。
これに対し・本発明の眼球保存液は製剤化が容易であり
、かつ安定であるため、眼球保存液としてきわめてすぐ
れたものであるといえる。
【図面の簡単な説明】
第1図はノーマルのスペキュラー・マイクロスコープ写
真、第2〜20図は各種溶液中に3〜12日間保存した
強角膜内皮のそれぞれのスペキュラー・マイク窒スコー
プ写J[,12[1ハノーマルの電子顕微鏡写真、第2
2〜24b7!Jはそれぞれコンドロイチン硫酸ナトリ
ウム眼球保存液中に5日間、デキストラン70を5%含
有するGPHに8日間、処方例5で得た眼球保存液中に
8日間保存した角膜内皮の電子顕微鏡写真である。 第  1.  図 第  2  図 第  6  図 第  5  図 第  7  図 第  8  図 第  9  図 第11図 第  16  図 第    15    図 第    17    図 第    18    図 第  19  図 第  21  図 第  26  図 第  24  図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 陽イオンとしてナトリウムイオン、カリウムイオ〉
    、カルシウムイオンならびにマグネシウムイオンおよび
    陰イオンとして塩素イオデキストランおよびグルコース
    が添加されてなることを特徴とする角膜移植用眼球保存
    液。 2 クエン酸イオンおよび(または)酢酸イオンが添加
    されている特許請求の範囲第1項記載の眼球保存液。 3 リン酸塩緩衝剤が添加されてpHが6.5〜7.8
    とされている特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    眼球保存液。 4 前記デキストランが分子量4万〜15万のものであ
    り、その濃度が1〜10%(重量/体積)である特許請
    求の範囲第1項、第2項または第3項記載の眼球保存液
    。 5 前記クエン酸イオンおよび(または)酢酸イオンの
    濃度が0.5〜5ミリモル/lである特ル゛1請求の範
    囲第2項、第6項または第4項記載の眼球保存液。 6 浸透圧が270〜359mC)sMとされている特
    許請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項または第
    5項記載の眼球保存液。
JP7500282A 1982-05-04 1982-05-04 角膜移植用眼球保存液 Granted JPS58192545A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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