JP2002193815A - 眼手術用角膜乾燥防止点眼剤 - Google Patents

眼手術用角膜乾燥防止点眼剤

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滋 中村
Taiji Tajiri
大治 田尻
Chihiro Nakamichi
千尋 中道
Fumio Saito
文郎 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼手術における角膜乾燥を防止する点眼剤を
提供する。さらには長期保存においても、粘度低下を抑
制することができる角膜乾燥防止点眼剤を提供する。 【解決手段】 (A)ヒアルロン酸および/またはその
塩よりなる群から選択される少なくとも1種の化合物、
および(B)ポリオール、ポリカルボン酸、ポリカルボ
ン酸塩および糖質よりなる群から選択される少なくとも
1種の化合物を動粘度安定化剤として含有する水溶液か
らなることを特徴とする眼手術用角膜乾燥防止点眼剤に
より達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ヒアルロン酸お
よび/またはその塩を含有する水溶液からなることを特
徴とする、眼手術用角膜乾燥防止点眼剤に関する。さら
に詳しくは、ヒアルロン酸および/またはその塩の低分
子量化を抑制し、長期の保存においても動粘度が安定
し、かつ角膜上での滞留性を改善した水溶液からなるこ
とを特徴とする、眼手術用角膜乾燥防止点眼剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】 眼手術の際、瞬目運動を制限して長時
間角膜を空気中に露出すると、角膜は乾燥してしまい、
さらには混濁を生じてしまう場合がある。そのため、白
内障や屈折矯正手術などの眼手術においては、眼球およ
び角膜の乾燥防止およびこれら組織の保護目的で、灌流
液を角膜上に滴下することで、角膜の乾燥を防止してい
る。しかしながら、灌流液の滴下では角膜上からすぐに
流れ落ち、角膜が乾燥してしまうために、頻繁に該行為
を行う必要があるという問題点があった。
【0003】 本発明の有効成分であるヒアルロン酸
は、D−グルクロン酸とN−アセチル−D−グルコサミ
ンが相互に結合した直鎖上の高分子化合物であり、その
特異的性質あるいは生理学的機能を利用して、各種の化
粧品成分あるいは医療用医薬品成分として使用されてい
る化合物である。例えばヒアルロン酸のアルカリ金属塩
の1種であるヒアルロン酸ナトリウムは、眼科領域にお
いて種々の用途で使用されている。例えば、特開平1−
238530号公報には、ヒアルロン酸またはヒアルロ
ン酸塩の角膜上皮層の伸展を促進する作用を利用した角
膜上皮層障害症治療剤が開示されている。特開平4−4
1431号公報には、ヒアルロン酸を有効成分とする抗
アレルギー剤が開示されている。
【0004】 また眼手術用点眼剤は動粘度が低い場
合、角膜上での滞留性が悪くなるため、眼手術中に頻回
点眼を行わなければならない。逆に動粘度が高い場合、
滞留性は向上するものの、目から点眼剤が流れ出ないこ
とや、点眼容器からの点眼が困難になるという問題もあ
る。それゆえ適度な動粘性を持ち、かつ長期保存におい
て安定である点眼剤の開発が必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、ヒアルロ
ン酸および/またはその塩を含有する水溶液からなるこ
とを特徴とする、眼手術用角膜乾燥防止点眼剤に関す
る。さらに詳しくは、ヒアルロン酸および/またはその
塩の低分子量化を抑制し、長期の保存においても動粘度
が安定し、かつ角膜上での滞留性を改善した眼手術用角
膜乾燥防止点眼剤に関する。本発明の他の目的は、長期
間動粘度を安定化することにより、角膜上皮層を保護す
る作用を発現する点眼剤を提供することにある。本発明
のさらに他の目的および利点は以下の説明から明らかに
なろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明によれば、本発
明の上記目的および利点は、以下により達成される。 (1)(A)ヒアルロン酸および/またはその塩よりな
る群から選択される少なくとも1種の化合物並びに
(B)ポリオール、ポリカルボン酸、ポリカルボン酸塩
および糖質よりなる群から選択される少なくとも1種の
化合物を動粘度安定化剤として含有する水溶液からなる
ことを特徴とする眼手術用角膜乾燥防止点眼剤。 (2)動粘度が、15〜5000mm/sである上記
(1)記載の点眼剤。 (3)ヒアルロン酸および/またはその塩の分子量が、
60万〜400万であることを特徴とする上記(1)ま
たは(2)記載の点眼剤。 (4)水溶液中におけるヒアルロン酸および/またはそ
の塩の濃度が、0.01〜1(w/v)%であることを
特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の点眼
剤。 (5)ポリオールが、グリセリン、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ポリビニルアルコールおよ
びポリエチレングリコールよりなる群から選択される少
なくとも1種であることを特徴とする上記(1)〜
(4)のいずれかに記載の点眼剤。 (6)ポリカルボン酸が、クエン酸またはカルボキシビ
ニルポリマーより選択される少なくとも1種であること
を特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載の点
眼剤。 (7)ポリカルボン酸塩が、エデト酸二ナトリウムおよ
びクエン酸のアルカリ金属塩よりなる群から選択される
少なくとも1種であることを特徴とする上記(1)から
(6)のいずれかに記載の点眼剤。 (8)糖質が、ソルビトール、トレハロース、シューク
ロース、カルボキシメチルセルロースおよびβ−シクロ
デキストリンよりなる群から選択される少なくとも1種
であることを特徴とする上記(1)〜(7)のいずれか
に記載の点眼剤。 (9)水溶液中における動粘度安定化剤の濃度が、0.
01〜20(w/v)%であることを特徴とする上記
(1)〜(8)のいずれかに記載の点眼剤。
【0007】
【発明の実施の形態】 本発明に用いられるヒアルロン
酸は、通常ヒトおよび動物の治療に用いられるものであ
れば広く使用可能であり、例えば、鶏冠、微生物等から
得られたヒアルロン酸があげられるが、特にその由来は
限定されない。またヒアルロン酸のアルカリ金属塩は、
特に限定はされないが、本発明の点眼剤に含有される他
の成分との適合性を考え、ナトリウム塩、カリウム塩お
よび塩基性アミノ酸塩等が好ましく用いられる。また本
発明に用いられるヒアルロン酸および/またはその塩と
しては、平均分子量が60万〜400万の範囲にあるの
が好ましく、より好ましくは100万〜300万であ
る。本発明におけるヒアルロン酸および/またはその塩
の濃度は好ましくは0.01〜1(w/v)%であり、
さらに好ましくは0.1〜0.5(w/v)%である。
これより含有量が少ない場合には、ヒアルロン酸および
/またはその塩の効果が十分に発揮され難く、逆に多い
場合には動粘度が高くなり、点眼容器からの点眼が困難
になる。
【0008】 本発明におけるヒアルロン酸および/ま
たはその塩を含む水溶液の動粘度安定化剤はポリオー
ル、ポリカルボン酸、ポリカルボン酸塩および糖質から
なる群より選択される。これらは、1種のみまたは2種
以上で配合できる。これらの動粘度安定化剤は水溶性で
あり、本発明における水溶液の製剤安定化および動粘度
低下抑制に働く。
【0009】 ポリオールとしてはグリセリン、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ポリビニルアル
コールおよびポリエチレングリコールが好ましく用いら
れる。これらは1種以上で配合できる。本発明における
ポリオールの濃度は、好ましくは0.01〜20(w/
v)%であり、さらに好ましくは0.05〜10(w/
v)%であり、特に好ましくは0.1〜5(w/v)%
の範囲である。
【0010】 ポリカルボン酸としてはクエン酸および
カルボキシビニルポリマーが好ましい。またポリカルボ
ン酸塩としてはエデト酸二ナトリウムおよびクエン酸の
アルカリ金属塩が好ましい。これらは1種のみまたは2
種以上で配合することができる。本発明におけるポリカ
ルボン酸および/またはポリカルボン酸塩の濃度は、好
ましくは0.01〜20(w/v)%、さらに好ましく
は0.05〜10(w/v)%、特に好ましくは0.1
〜5(w/v)%の範囲である。
【0011】 糖質としてはソルビトール、トレハロー
ス、シュークロース、カルボキシメチルセルロースおよ
びβ−シクロデキストリンが好ましい。これらは1種の
みまたは2種以上で配合することができる。本発明にお
ける糖質の濃度は好ましくは0.01〜20(w/v)
%、さらに好ましくは0.05〜10(w/v)%、特
に好ましくは0.1〜5(w/v)%の範囲である。
【0012】 本発明の点眼剤には、上記成分の他に、
安定性を損なわない濃度範囲で、等張化剤や緩衝剤等を
配合することができる。等張化剤は、通常医薬品等に用
いられるものであればよく、好ましくは塩化ナトリウム
および塩化カリウム等が用いられる。緩衝剤もまた通常
医薬品等に用いられるものであればよく、リン酸系緩衝
剤、ホウ酸系緩衝剤、トリス(ヒドロキシメチル)アミ
ノメタン、酢酸系緩衝剤およびクエン酸系緩衝剤等が使
用できる。また本発明の点眼剤のpHは6〜8の範囲で
あることが好ましい。pH6未満の酸性領域およびpH
8を越えるアルカリ性領域では、ヒアルロン酸および/
またはその塩が加水分解されて低分子量化や動粘度低下
が生じやすくなる。また本発明の点眼剤の浸透圧は、2
00〜400mOsm.であるのが好ましく、特に好ま
しくは250〜350mOsm.である。
【0013】 本発明の点眼剤には、さらに防腐剤を配
合することができる。ただし、防腐剤を配合することに
より、点眼剤が長時間手術部位にとどまることや、点眼
剤が術中に乾燥することにより防腐剤濃度が上がるこ
と、角膜障害を起こす可能性があること、さらに防腐剤
の種類によっては点眼剤が白濁を生じる場合等があるた
め、配合する際にはこれらの症状が起こらないような範
囲で配合するよう注意が必要である。
【0014】 このようにして得られた点眼剤は、眼手
術において通常1回1滴〜数滴投与でき、また必要に応
じて1回〜数回投与することができる。また剤型として
は、水溶液であるのが好ましい。
【0015】 本発明の点眼剤は、以下のようにして製
造することができる。塩化ナトリウム、塩化カリウム、
リン酸水素二ナトリウム・12水和物およびリン酸一水
素ナトリウム・2水和物の所定量を滅菌水に溶解した
後、グリセリンの所定量を加え、スターラーで撹拌しな
がらゆっくりと最後にヒアルロン酸ナトリウムの所定量
を添加し、完全に溶解させる。例えば、このようにして
得られた水溶液を濾過滅菌し、10mLずつポリエチレ
ン製の点眼瓶に分注することにより、点眼剤として使用
することができる。
【0016】
【実施例】 以下、本発明を実施例および比較例により
具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【0017】 実施例1
【表1】
【0018】 表1に示す組成の各水溶液を上記製造方
法に従って調製した。なおヒアルロン酸ナトリウムは、
分子量240万のものを使用した。動粘度安定性を調べ
るため、水溶液1〜3および比較液1を用いて、40℃
・相対湿度75%下に3ヶ月間保存し、保存直後、保存
1ヶ月目、保存3ヶ月目の各溶液の動粘度(mm
s)を測定した。所定の経時後の結果を表2に示し、初
期動粘度を1とした場合の各測定点での動粘度保持率を
百分率表示として()内にあわせて示した。
【0019】
【表2】
【0020】 表2の結果より、グリセリンを動粘度安
定化剤として加えた水溶液1〜3の水溶液(本発明品)
は、比較液1に比べ、動粘度の保持率が高かった。また
グリセリン濃度が高いもののほうが、動粘度の保持率が
高い傾向が見られた。これらの結果より、ヒアルロン酸
ナトリウムと動粘度安定化剤の組み合わせが、動粘度の
安定化に有用であることがわかった。
【0021】 実施例2 本発明品の角膜上での滞留性を調べるため、下記方法に
従って実験を行った。体重約2kgの日本白色家兎を角
膜上皮に異常がないことを確認し、全身麻酔下にてビニ
ールで被覆された銅線を用いて強制開瞼し、眼球が突出
した状態に保定して、以下の処置を行った。フルオロフ
ォトメータ(FL500、興和オプチメド社製)を90
度傾けて被験眼の真上から測定できるように固定した。
その後角膜上に0.1(w/v)%フルオレセインを含
む被験液(水溶液4並びに比較液2および比較液3)5
00mLを点眼し、点眼後30分間の蛍光強度を角膜中
央および周辺の9点で測定し、その平均値を計測値とし
た。その計測値をもとにAUC(蛍光強度×時間)を算
出した。AUCとは、計測値をもとにグラフ化したとき
の、グラフの下になる部分の面積であり、その面積が大
きいほど、角膜上における滞留性がよいことを示す。結
果を図1に示し、縦軸はAUCを、横軸はサンプル名を
示す。
【0022】 図1の結果より、動粘度安定化剤の1種
であるであるグリセリンを含む水溶液4(本発明品)は、
動粘度安定化剤を含まない比較液3と比較して、AUC
の値が大きく、turkey-kramerでの検定において、5%
レベルでの有意差があり、角膜上での滞留性に優れてい
ることが分かった。またヒアルロン酸ナトリウムを含有
する比較液3と含有しない比較液2とを比較しても、滞
留性に差が見られ、ヒアルロン酸ナトリウムが、角膜上
皮での滞留性に有用であることが分かった。
【0023】 実施例3 本発明品の角膜乾燥防止効果を、角膜厚の厚みを指標と
して調査するため、下記方法に従って実験した。体重約
2kgの日本白色家兎を角膜上皮に異常がないことを確
認し、全身麻酔下にてビニールで被覆された銅線を用い
て強制開瞼し、眼球が突出した状態に保定して、以下の
処置を行った。眼科用手術顕微鏡の照明光を用い角膜の
乾燥を行い、角膜厚の測定を行った。なお被験液とし
て、水溶液4および比較液2を用いた。角膜に照明光を
当てると同時にそれぞれ500mLを点眼し、実験開始
前の角膜厚に対する実験開始後の角膜厚の減少度合いを
観察した。その結果を図2に示し、縦軸は角膜厚の変化
量を、横軸は実験開始からの時間を示す。
【0024】 図2の結果から、ヒアルロン酸ナトリウ
ムを含有しない比較液2に比べ、ヒアルロン酸ナトリウ
ムを含有する水溶液4(本発明品)は角膜厚の減少を抑制
し、角膜の乾燥を防止していることが分かった。
【0025】
【発明の効果】 本発明の眼手術用角膜乾燥防止点眼剤
は、ヒアルロン酸および/またはその塩と動粘度安定化
剤とを加えることにより、長期間動粘度を保持すること
ができ、かつ角膜での滞留性に優れる良好な眼手術用角
膜乾燥防止効果を有する。また眼手術における強制開瞼
による角膜の乾燥によって生じる角膜厚の減少をも抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水溶液4、比較液2および比較液3の点眼剤に
ついて、蛍光強度と時間を指標としたAUCを示すグラ
フである。
【図2】水溶液4および比較液2の点眼剤を、強制開瞼
し眼球が突出した状態で、角膜に照明光をあてると同時
にそれぞれ500mLを点眼し、実験開始前の角膜厚に
対する実験開始後の角膜厚の減少抑制効果を示すグラフ
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/38 A61K 47/38 47/40 47/40 A61P 27/02 A61P 27/02 (72)発明者 斉藤 文郎 兵庫県豊岡市神美台156−5 株式会社オ フテクス研究所内 Fターム(参考) 4C076 AA12 BB24 CC10 DD23 DD26 DD38G DD43G DD67G EE06G EE08G EE31G EE39G FF17 FF63 4C086 AA01 AA02 EA25 MA01 MA05 MA08 MA09 MA17 MA58 NA03 NA08 ZA33

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ヒアルロン酸および/またはその
    塩よりなる群から選択される少なくとも1種の化合物並
    びに(B)ポリオール、ポリカルボン酸、ポリカルボン
    酸塩および糖質よりなる群から選択される少なくとも1
    種の化合物を動粘度安定化剤として含有する水溶液から
    なることを特徴とする眼手術用角膜乾燥防止点眼剤。
  2. 【請求項2】 動粘度が、15〜5000mm/sで
    ある請求項1記載の点眼剤。
  3. 【請求項3】 ヒアルロン酸および/またはその塩の分
    子量が、60万〜400万であることを特徴とする請求
    項1または2記載の点眼剤。
  4. 【請求項4】 水溶液中におけるヒアルロン酸および/
    またはその塩の濃度が、0.01〜1(w/v)%であ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の点
    眼剤。
  5. 【請求項5】 ポリオールが、グリセリン、エチレング
    リコール、プロピレングリコール、ポリビニルアルコー
    ルおよびポリエチレングリコールよりなる群から選択さ
    れる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の点眼剤。
  6. 【請求項6】 ポリカルボン酸が、クエン酸またはカル
    ボキシビニルポリマーより選択される少なくとも1種で
    あることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    点眼剤。
  7. 【請求項7】 ポリカルボン酸塩が、エデト酸二ナトリ
    ウムおよびクエン酸のアルカリ金属塩よりなる群から選
    択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項
    1〜6のいずれかに記載の点眼剤。
  8. 【請求項8】 糖質が、ソルビトール、トレハロース、
    シュークロース、カルボキシメチルセルロースおよびβ
    −シクロデキストリンよりなる群から選択される少なく
    とも1種であることを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    かに記載の点眼剤。
  9. 【請求項9】 水溶液中における動粘度安定化剤の濃度
    が、0.01〜20(w/v)%であることを特徴とす
    る請求項1〜8のいずれかに記載の点眼剤。
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