JPS58191728A - 農業用フイルム又はシ−トの製造方法 - Google Patents

農業用フイルム又はシ−トの製造方法

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JPS58191728A
JPS58191728A JP57074923A JP7492382A JPS58191728A JP S58191728 A JPS58191728 A JP S58191728A JP 57074923 A JP57074923 A JP 57074923A JP 7492382 A JP7492382 A JP 7492382A JP S58191728 A JPS58191728 A JP S58191728A
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JP
Japan
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film
sheet
synthetic resin
group
agricultural film
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JP57074923A
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English (en)
Inventor
Takayuki Tanizawa
谷沢 貴幸
Tadashi Tanizawa
谷沢 匡
Takashi Tanizawa
谷沢 任
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Mitsubishi Kasei Polytec Co
Original Assignee
Mitsubishi Monsanto Chemical Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、農業用フィルム又はシートの製造方法に関し
、更に詳しくは、有用植物の生育を促進し、収穫量を増
大し、かつ、品質の優れたものを得ることができる施設
栽培における被覆フィルム又はシートに関するものであ
る。
近年、有用植物を栽培している農家は、収益性向上を目
的として、有用植物をハウス(温室)又はトンネル内で
、促進栽培又は抑制栽培する方法が、広く採用されるよ
うになった。
有用植物を、ハウス又はトンネル等で栽培するに際して
は、ハウス又はトンネル等としては金属材料又は他の同
効物によって骨組を準備し、この骨組を合成樹脂フィル
ム又はシート、もしくはガラス板等の被覆材によって被
覆するものが用いられる。
被覆材として使用される合成樹脂フィルム又はシートに
は、有用植物の生育を調節するために、種々の添加物が
配合される。
例えば、太陽光線のうち有用植物の生育に有害な波長領
域の光線を有益な波長領域に変換させる光質変換技術は
特公昭tターIt、30/号公報、特開昭67−/♂り
号公報等に記載されている。
更に、有用植物の生育に有害な特定の波長領域の光線の
透過を抑制する技術については、特公昭41−7709
1号公報、特開昭!;l、 −123151号公報等に
記載されている。また、紫外線領域の光線の透過を遮蔽
して土壌微生物の生育を抑制する技術については、特開
昭j/−100uψj号公報、特開昭j/−/3り/4
Z号公報に記載されている。更にまた、土壌に蓄積され
た熱を散逸させずに有効に利用する技術については、特
公昭t7−ターAo号公報、特公昭弘7−13ざ53号
公報、特公昭≠7−≠7り03号公報に記載されている
これら公報に記載の技術に準拠すれば、各目的に合致し
た被覆材が得られるが、使用範囲が限定されるという欠
点がある。
本発明者らは、かかる状況に鑑み、ハウス又はトンネル
等の施設で有用植物を栽培する場合に、有用植物の生育
を促進し、収量を増加し、品質を向上する農業用フィル
ム又はシートを提供することを目的として鋭意検討した
結果、本発明を完成したものである。
しかして本発明の要旨とするところは、合成樹脂フィル
ム又はシートをTh (A) IJン含有無機化合物、
(B)ケイ素化合物、及び(C) (A)及び/又は(
B)と錯体を形成する有機化合物を含む溶液で表面処理
するか、もしくは、基体合成樹脂材料に、上記(A)、
(B)及び((3)よりなる混合物を混合し1次いでフ
ィルム化又はシート化することを特徴とする農業用フィ
ルム又はシートの製造方法に存する。
本発明において合成樹脂材料とは、一般にフィルム又は
シートに成形できる熱可塑性合成樹脂をいう。具体的に
は、塩化ビニル、エチレン、プロピレン、アクリル酸エ
ステル、メタアクリル酸エステル等の単量体の単独又は
相互の共重合体、あるいはこれら単量体中の少なくとも
一種と、他の共重合可能な単量体、例えば酢酸ビニル、
塩化ビニリデン等との共重合体、含フツ素樹脂、ポリエ
ステル、ポリアミド類、ポリカーボネート等もしくはこ
れら重合体のブレンド物があげられる。これらの中では
、耐候性、光透過性、経済性、強度等の観点から、塩化
ピニル系樹脂(すなわち、ポリ塩化ビニル及び塩化ビニ
ルを50重量%以上含むその共重合体)及び、エチレン
系樹脂(すなわち、ポリエチレン及びエチレンをSO重
量%以上含むその共重合体)が好適であシ、最も有利に
はポリ塩化ビニルである。
本発明においては、上記合成樹脂材料をフィルム化する
前に(A) IJン含有無機化合物、(B)ケイ素化合
物、及び(C)(A)及び/又は(B)と錯体を形成す
る有機化合物を含む混合物を配合してフィルム化又はシ
ート化するか、もしくは、これら混合物を配合しないで
フィルム化又゛はシート化したのち、上記三成分を含む
溶液で表面処理する。
本発明において%(A) IJン含有無機化合物とは、
リンを含有する無機化合物、例えばリン酸の金属塩(無
水塩・加水塩を含む)があげられる。
具体的には、リン酸二水素ナトリウムNaHzPO+・
2H20、リン酸水素二ナトリウムNa2HPO+ a
/21hO。
リン酸三ナトリウムNaaPO+ 、Na5PO+ a
/、2H20のようなリン酸のナトリウム塩;リン酸−
水素カルシウムCa征04・2H20、リン酸二水素カ
ルシウムCa (H2PO4)2・R20%  リン酸
三カルシウムCa3 (PO4)2、ヒドロキシアパタ
イトCa< (PO4)s (OH)2等のリン酸のカ
ルシウム塩;リン酸アルミニウムAlPO4、・−・軸
AlPO40,2HzOニリン酸鉄Fe (H2PO4
)2 e2H20,FeHPO4φH20,F193(
PO4)2’ざR20等があげられる。これらの中でも
リン酸のナトリウム塩、リン酸のカルシウム塩、リン酸
のアルミニウム塩が特に好ましい。
これらは微粉末状のものを用いる。
本発明において、(B)ケイ素化合物とは、珪砂をマグ
ネシウム又はアルミニウムで還元して得たような、ケイ
素単体、天然に存在する二酸化ケイ素、珪石、石英等を
いう。
本発明において、(C)上記(A)及び/又は(B)と
錯体を形成する有機化合物としては、エチレンジアミン
テトラアセティツクアシド(EDTA)、ジエチレンア
ミンペンタアセティツクアシド(DTPA)のほか、次
の(1)式、又は(II)式に示す一般式によって表わ
されるホスホン酸化合物をいう7゜ 0 1 〔(I)式において、Mは水素原子、アルカリ金属原子
またはアンモニウム基;Xは炭素数7〜10個のアルキ
レン基;’R,R,は、水素原子、水酸基、炭素数7〜
IO個のアルキル基又は+X−〒雪を介していてもよい
−CH2−P−(OM)2基;1 nはθ〜3の整数(X及びR1はnの数によりそれぞれ
異なっていてもよい。)をそれぞれ示す。〕で表わされ
る化合物、又は一般式 〔(■)式において、Mは一般式(1)と同じ原子又は
基;R2は水素原子、フェニル基、ベンジル基又は炭素
数/〜弘個のアルキル基;R3は水素原子。
水酸基、アミン基又は炭素数/−4個のアルキル基:m
は/〜IOの整数(R2及びR3はmの数によりそれぞ
れ異なっていてもよい。)をそれぞれ示す。〕で表わさ
れる化合物等があげられる。
上記一般式(1)式で表わされる化合物は、分子中に少
なくとも一個の窒素原子を有し、かつ、窒素原子に直接
結合する少なくとも二個のメチレン基を有するホスホン
酸化合物であり、一般式(II)式で表わされる化合物
は、置換されていてもよいアルキレン基の両端にホスホ
ン酸基を有するホスホン酸化合物である。
上記一般式(11式又は(II)式で表わされる化合物
の具体例としては、イミノジ(メチレンホスホン酸)、
ニトリロトリ(メチレンホスホン酸)、n−へキシルア
ミノジ(メチレンホスホン酸)、エチレンジアミンジ(
メチレンホスホン酸)、エチレンジアミントリ(メチレ
ンホスホン酸)、エチレンジアミンテトラ(メチレンホ
スホン(資)、トリメチレンジアミンテトラ(メチレン
ホスホン酸)、ヘキサメチレンジアミンジ(メチレンホ
スホン酸)、ヘキサメチレンジアミントリ(メチレンホ
スホン酸)、ヘキサメチレンジアミンテトラ(メチレン
ホスホンW&)、ペンタメチレンジアミンテトラ(メチ
レンホスホン酸)、オクタメチレンジアミンテトラ(メ
チレンホスホン酸)、ノナメチレンジアミンテトラ(メ
チレンホスホン酸)、デカメチレンジアミンテトラ(メ
チレンホスホン酸)、クーヒトaキシ−≠−アザへブタ
ン−/、7−ジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、
 4’−メチル−+−7ザヘブタンー/、7−ジアミン
テトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミン
トリ(メチレンホスホン[)、トリエチレンテトラミン
ヘキサ(メチレンホスホン酸)またはこれらのナトリウ
ム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等、及びメチレンジ
ホスホン酸、l−ヒドロキシエチリデン−/、/−ジホ
スホン酸、イソプロピリデンジホスホン酸、トリメチレ
ンジホスホン酸、デカメチレンジホスホンff、  /
、4−ジヒドロキシ−7,乙−・ンメチルヘキサメチレ
ンジホスホン酸、/−アミノーーーフェニルエタンーl
、/−ジホスホン酸、/、3−ジヒドロキシ−/、J−
ジグロビルトリメチレンジホスホン酸、/−アミノエタ
ン−/ll−ジホスホン酸、ジヒドロキシ−ジエチル−
エチレンジホスホン酸またはこれらのナトリウム塩、カ
リウム塩、アンモニウム塩等の一種、または二種以上を
混合したものを挙げることができる。
一般式(1)式及び(II)式で表わされる化合物の例
示は、本発明を制限するものではない。
合成樹脂材料に混合する、又は合成樹脂材料をフィルム
化又はシート化したのちに表面処理する前記(A)、(
B)及び(C)の三成分は、あらかじめ混合しておく。
三成分を混合するには、液状媒体を用い、三成分をこの
液状媒体によく分散させるのがよい。液状媒体として使
用することができる物質は、メタノール、エタノール、
イソフロパノール、エチレングリコール、ブチルセロソ
ルゴ(2−ブトキシェタノール)、オクタツール、ドデ
シルアルコール、ヘキシルアルコール、ヘキシルカルピ
トール(ジエチレングリら コールのモノヘキシルエーテル)、ヘキシルセロソルブ
(−一ヘキソキシエタノール)、ノニルアルコールの、
tうなアルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレン、
アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、
酢酸エチルのような低分子有機溶媒;ジオクチルフタレ
ート、ジー2−エチルへキシルフタレート等の可塑剤;
水等があげられる。液状媒体は、上に例示したものに限
定されるものではない。
前記(A)、(B)及び(0)の三成分を液状媒体に分
散させる場合は、上記三成分の合計量を分散液の0.0
/−30重量%の範囲で変更することができる。フィル
ム化又はシート化前に合成樹脂材料に混合する場合には
、上記三成分の濃度を高くするのがよいし、フィルム化
又はシート化したのちに表面処理する場合には、上記三
成分の濃度を低くするのがよい。最終的には、合成樹脂
フィルム又はシート7平方メートル当り、 (A)。
(B)及び(C)の量をo、oooiないしlグラムと
するのがよい。
本発明方法においては、フィルム又はシートに防曇性を
もたせるため、従来から農業用合成樹脂フィルムの分野
で利用されている防曇剤を配合するのがよい。しかして
、本発明において用いることができる防曇剤としては、
主として非イオン系界面活性剤、例えばソルビタンモノ
ステアレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタ
ンモノベンゾエートなどのソルビタン系界面活性剤;グ
リセリンモノラウレート、ジグクセリンモノパルミテー
ト。グリセリンモノステアレートなどのグリセリン系界
面活性剤;ポリエチレングリコールモノステアレート、
ポリエチレングリコールモノパルミテートなどのポリエ
チレングリコール系界面活性剤;アルキルフェノールの
アルキレンオキシド付加物;ソルビタ゛ン/グリセリン
の縮合物と有機酸とのエステル、等が包含される。これ
ら防曇剤は、それぞれ単独で、又は2種以上を組み合わ
せて用いることができる。
防曇剤の合成樹脂材料への配合量は、従来の農業用合成
樹脂フィルムに対して使用されている場合と同等とする
ことができる。一般的には、合成樹脂材料100重量部
当り、/−5重量部の範囲、好ましくはへj〜3.3重
量部の範囲とすることができる。
本発明においては、農業用フィルム又はシートを構成す
る合成樹脂材料はまた。必要に応じて、通常の各種樹脂
添加物、例えば可塑剤、滑剤、熱安定剤、帯電防止剤、
紫外線吸収剤、顔料、染料等を、通常の量で含むことが
できる。
例えば、本発明において好適な軟質塩化ビニル系樹脂に
ついていえば、重合度が約1000〜、:zoooのポ
リ塩化ビニル100重量部に対して、可塑剤を約30〜
70重量部の割合で配合することができる。用いうる好
適な可塑剤としては。
例えばジ−n−オクチルフタレート、ジー2−エチルへ
キシルフタレート、ジベンジルフタレ−11ジイソデシ
ルフタレート、ジドデシルフタレート、ジドデシルフタ
レート等のフタル酸誘導体;ジイソオクチルフタレート
等のイソフタル酸誘導体;ジ−n−ブチジアジベート、
ジオクチルアジペート等のアジピン酸誘導体;ジ−n−
ブチルマレート等のマレイン酸誘導体;トリーn−ブチ
ルシトレート等のクエン酸誘導体;モノブチルイタコネ
ート等のイタコン酸誘導体;ブチルオレート等のオレイ
ン酸誘導体;グリセリンモノシトレート等のリシノール
酸誘導体;その他トリクレジルホスフェート、エポキシ
化大豆油、エポキシ樹脂系可塑剤等があげられる。
また、合成樹脂材料に含ませうる滑剤または熱安定剤と
しては、例えばポリエチレンワックス、ビスアマイド、
ステアリン酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸バリウ
ム、ステアリン酸バリウム、リシノール酸バリウム等が
あげられる。紫外線吸収剤としては、例えばベンゾトリ
アゾール系、ベンゾエート系、ベンゾフェノン系、シア
ノアクリレート系、フェニ/lz ? ソー/レート系
等の紫外線吸収剤があげられる。また、顔料及び染料と
しては、例えば酸化チタン、シリカ、群青、フタロシア
ニンブルー等があげられる。
これら樹脂添加物は、通常の含有量、例えば前記合成樹
脂材料700重量部当り、5重量部以下の少量で含ませ
うる。
基材となる合成樹脂材料に、前記(A)% (B)及び
(C)の三成分よりなる混合物を含ませ、更に要すれば
各種樹脂添加物を含ませるには、通常の配合技術、混合
技術、例えばりポンプレンダ−、バンバリーミキサ−、
スーパーミキサー、その他の配合機、混合機によって混
合した後、フィルム化することにより可能である。
合成樹脂をフィルム化又はシート化するには、それ自体
公知の方法、例えば溶融押出法、溶液流延法、カレンダ
ー法等を採用すればよい。
本発明に係る農業用フィルム又はシートの厚さは、余り
薄いと強度が不充分で好ましくなく、逆に余り厚すぎる
とフィルム化又はシート化作業、その後の取り扱い(フ
ィルムを切ってハウス型に接合する作業、・・ウスに展
張する作業等を含む)等に不便をきたすので、0.03
〜数謹の範囲とするのがよい。
基材となる合成樹脂材料に、前記(A)、(B)及び(
0)の三成分よシなる混合物を含ませないでフィルム化
又はシート化した場合は、三成分よりなる混合物をフィ
ルム又はシートの表面に塗布する。
塗布するには、三成分を液状媒体に分散させ、グラビア
コート法、オフセットコート法、リバースコート法、エ
アナイフコート法、キスロールコート法、スプレィコー
ト法等の、それ自体公知の方法を採用することができる
。塗布後は、熱風、温風、赤外線ヒーター等によって強
制乾燥し、液状媒体を飛散させ、前記三成分をフィルム
又はシート表面に付着させる。この方法で三成分を付着
した面は、ハウス又はトンネルの内側に位置するように
、ハウス又はトンネル骨材に展張する。
塗布するにはまた、合成樹脂フィルム又はシ−トを、ハ
ウス又はトンネル骨材に展張した後に、ハウス又はトン
ネルの内表面に塗布し、液状媒体を自然乾燥させる方法
であってもよい。
本発明によるときは、次のような効果を奏し、その農業
上の利用価値は極めて大である。
(1)  本発明方法によって得られたフィルム又はシ
ートによって、ハウス又はトンネル等を被覆し、ハウス
又はトンネル内で有用植物を栽培した場合、健苗を促進
育成できるばかりでなく、有用植物の葉径の生育を促進
し、め花の着生も増加し、かつ、高品質の目的物を高率
で収穫することができる。
(2)  本発明方法によって得られたフィルム又はシ
ートによって被覆したハウス又はトンネル内では、従来
のフィルム又はシートを使用した場合に較べて、地温の
上昇率が高く、有用植物を栽培するのに極めて有益であ
る。
(3)  本発明方法によって得られたフィルム又はシ
ートによって被覆したハウス又はトンネル内では、土壌
中の有用細菌、例えば窒素固定細菌、繊維素分解菌、硝
酸菌等、を増殖する効果がある。
以下、本発明を実施例にもとづいて詳細に説明するが、
本発明は、その要旨を超えない限り、以下の例に限定さ
れるものではない。
実施例/ (合成樹脂フィルムの調製) ポリ塩化ビニル(p=10!0)100重量部ジオクチ
ルフタレート     jQ  l/バリウム−亜鉛系
液状安定剤  ! 〃バリウムー亜鉛系粉末安定剤  
l 〃ソルビタンモノパルミテート  λ 〃よりなる
組成物を準備し、この組成物をスーパーミキサーで10
分間攪拌し、混合した。
この混合物を、/Aj℃に加温したカレンダー成形機の
ロール上で混練し、常法によりフィルム化し、厚さ0.
/ wmのフィルムを作成した。
(表面処理液の調製) / リン酸二水素ナトリウム(A成分)  soyリン酸−
水素カルシウム (A成分)   59珪 石    
        (B成分)   209エチレンジア
ミンテトラアセテイツクアシド(EDTA)(C成分)
   ≠o ’t を、to℃に加温したpH,2,0の水2tに混合し、
よく攪拌した。この液を表面処理液という。
(フィルムの表面処理) 上記方法で作成したフィルムの両面に、上記表面処理液
を塗布し、熱風によって液状媒体を飛散させ、前記三成
分のフィルム表面への付着量を、約0.379/rr?
とした。
得られたフィルムを、「実施例1のフィルム」という。
比較例/ 実施例1で調製したフィルムにつき、表面処理液を塗布
しなかったものを、「比較例1のフィルム」とする。
参考例1 (キラリ栽培試験) 間口3.13m1奥行fmの大きさのパイプノ蔦ウス骨
組を二線準備し、実施例1のフィルム、比較例1のフィ
ルムでそれぞれ被覆した。
これらパイプノ・ウス内に、ノ・ウスの長さ方向に沿っ
て、幅ざOanの畝を2条設けた。6畝に、4!jt:
m間隔で、キラリ(品種名:光3号P)の苗を、昭和j
6年弘月//日に定植した。その後、両線ともほぼ同一
条件下に栽培を行なった。
弘月λ≠日から、j月7日までの間に、l≠株について
、第1節から第1グ節までのめ花の着生状況を肉眼で観
察した。
その結果を、第1表に示す。
第1表 第1表より、本発明方法によって得られたフィルムを使
用した場合には、め花の着生数は、比較例のそれのへj
倍に達し、驚異的に多いことが、明らかである。
上記二線のキラリを、はぼ同じ条件下に栽培を続け、5
月〜2月の間に収穫した本数1品質、重量等を測定した
その結果を、第2表に示す。
第2表 (註)*1 収穫物の上物、中物、下物の判断基準は次
のようにした。
上物・・・・・・外観が円筒状で直真ぐであシ、光沢が
良好なもの。
下物・・・・・・形状かく字型で直径も不ぞろいで、光
沢のないもの。
中物・・・・・・上物と下物の中間のもの。
第2表より、本発明方法によって得られたフィルムを使
用した場合には、品質の良いものが多く収穫できること
が、明らかである。
(地温測定試験) 上記のキラリを栽培したパイプハウス内の、はぼ中央部
の地面に温度計を差し、地温を自動記録計に記録し、毎
朝り時の温度を読みとった。
q月1日から5430日までの間を、10日間毎に区分
し、各々の10日間の平均温度を算出し、結果を第3表
に示した。
第3表 (単位二℃) 第3表は、本発明方法によって得られたフィルムを使用
したバイプノ・ウスの地温は、比較例のものに較べて高
いことを示している。
参考例ノ (トマト栽培試験) 参考例/で用いたと同じ大きさのバイブノ・ウス骨組を
二線準備し、それぞれを実施例/のフィルム、比較例1
のフィルムで被覆した。
これらパイプノ・ウス内に、ノ・ウスの長さ方向に沿っ
て、幅10cmの畝を2本設けた。昭和s6年?月23
日に、6畝に、110cmの間隔で、トマト(品種名二
世界−)の苗を、合計is株定植した。
7.2月3日に、谷株の生育状況を観察し、その結果を
第≠表に示す。また、第−果房及び第二果房の果実数、
果実の重量等を測定した。その結果を、第5表に示す。
第を表 (註)  *2 13株の平均値 第5表 実施例2 ポリ塩化ビニル(p−〇)jO)   / 00重量部
ジオクチルフタレート      グア 〃トリフェニ
ルフォスフェート      j  〃エポキシ化大豆
油       l 重量部ステアリン酸バリウム  
   0.t〃ステアリン酸亜鉛       O,タ
 〃(A)、(B)及び(C)成分を含む混合物*3 
   1.j  〃@)*3(A)、(B)及び(0)
成分を含む混合物は、次のようにして調製したもの。
リン酸二水素カルシウム (A成分)jLi′リン酸−
水素ナトリウム (A成分)   joyケイ石   
     (B成分)   20?エチレンジアミンテ
トラアセテイツクアシド(EDTA)(C成分)  弘
Of を、SO℃に加温したジオクチルフタレートtsotに
混合して均一に分散させ、これに更にポリ塩化ビニル粉
末を3209混合したもの。
よりなる組成物を準備し、この組成物をスーパーミキサ
ーでio分間攪拌し、混合した。
この混合物を、its℃に加温したカレンダー成形機の
ロール上で混練し、常法によってフィルム化し、厚さ0
.1mのフィルムを作成した。
このフィルムを「実施例2のフィルム」という。
(キラリ育苗試験) 一方の壁面の高さII Ocm、これと向い合った他方
の壁面の高さ1m、二つの壁面の間隔t。
国、輻1mの大きさの台形状育苗箱を二個準備した。そ
れぞれの育苗箱の開口部フレームには、実施例コのフィ
ルム、比較例1のフィルムを展張した。
直径10.3cmのプラスチック製鉢に±(育苗用に成
分を調製したもの)を入れ、この土にキラリ(品種名:
光3号)を播種した(昭和56年3月10日)。この鉢
を、各育苗箱に12個入れ、双方ともほぼ同一の条件で
育苗した。
を月/j日に、発芽した苗の12株について葉数、草丈
、重量等を観察した。その結果を、第・表に示す。
第6表 磁)*4 風乾した後の重さを意味する。
*5T/R−地上部重量/地下部重量 第j表は、実施例λのフィルムを用いた方が、キラリの
苗の根の重さが、比較例のものより大きく、健苗ができ
ていることを示す。
出 願 人   三菱モンサント化成株式会社−18F
)−

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  合成樹脂フィルム又はシートを、(A)リン
    含有無機化合物、(B)ケイ素化合物、及び(c)(A
    )及び/又は(B)と錯体を形成する有機化合物を含む
    溶液で表面処理するか、もしくは、基体合成樹脂材料に
    、前記(A)、(B)及び(C)よりなる混合物を混合
    し、次いでフィルム化又はシート化することを特徴とす
    る農業用フィルム又はシートの製造方法。
  2. (2)  (A)リン含有無機化合物が、リン酸のす)
     IJウム塩、リン酸のカルシウム塩、リン酸のアルミ
    ニウム塩の一種又は二種以上の混合物であることを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項記載の農業用フィルム
    又はシートの製造方法。
  3. (3)  to)、(A)及び/又は(司と錯体を形成
    する有機化合物が、エチレンジアミンテトラアセティツ
    クアシド(EDTA) 、ジエチレントリアミンペンタ
    アセティツクアシド(DTPA)、一般式 〔(i)式において、Mは水素原子、アルカリ金属原子
    またはアンモニウム基;Xは炭素数7〜lO個のアルキ
    レン基; Rb R1は、水素原子、水酸基、炭素数/
    −10個のアルキル基又は+x −1;I +nを介し
    ていてもよい−aH2−P−(OM)21 基;nはθ〜3の整数(X及びR1はnの数によシそれ
    ぞれ異なっていてもよい。)をそれぞれ示す。〕で表わ
    される化合物、又は一般式 〔(■)式において1Mは一般式(1)と同じ原子又は
    基;R2は水素原子、フェニル基、ベンジル基又は炭素
    数/−4Z個のアルキル基+ RBは水素原子、水酸基
    、アミン基又は炭素数/〜q個のアルキル基;mは1〜
    IOの整数(R2及びR3はmの数によりそれぞれ異な
    っていてもよい。)をそれぞれ示す。〕で表わされる化
    合物、より選ばれたものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第(1)項ないし第(2)項記載の農業用フィ
    ルム又はシートの製造方法。
  4. (4)  合成樹脂フィルム又はシートl平方メートル
    当り、(A)、(B)及び(C)の量を0.000/な
    いし/グラムとすることを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項ないし第(3)項記載の農業用フィルム又はシ
    ートの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61254667A (ja) * 1985-05-07 1986-11-12 Teijin Ltd ポリエステル繊維用包装体
US10249405B2 (en) 2014-05-20 2019-04-02 Schwering & Hesse Elektrodraht Gmbh Enameled wire, spool, and method of making an enameled wire

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61254667A (ja) * 1985-05-07 1986-11-12 Teijin Ltd ポリエステル繊維用包装体
JPH032453B2 (ja) * 1985-05-07 1991-01-16 Teijin Ltd
US10249405B2 (en) 2014-05-20 2019-04-02 Schwering & Hesse Elektrodraht Gmbh Enameled wire, spool, and method of making an enameled wire

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