JPS581911B2 - シヨクヒンヨウサンカボウシザイノセイゾウホウ - Google Patents
シヨクヒンヨウサンカボウシザイノセイゾウホウInfo
- Publication number
- JPS581911B2 JPS581911B2 JP4860475A JP4860475A JPS581911B2 JP S581911 B2 JPS581911 B2 JP S581911B2 JP 4860475 A JP4860475 A JP 4860475A JP 4860475 A JP4860475 A JP 4860475A JP S581911 B2 JPS581911 B2 JP S581911B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- enzyme
- egg white
- food
- tocopherol
- antioxidant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、卵白酵素分解物にトコフエロールを配合した
食品用酸化防止剤に関する。
食品用酸化防止剤に関する。
近年、食品、特に油脂類を含有する食品の経時的な酸化
が問題となっており、食品の長期保存に当り消費者保護
の立場から製造年月日の表示が義務づけられている。
が問題となっており、食品の長期保存に当り消費者保護
の立場から製造年月日の表示が義務づけられている。
食品が酸化されると、風味の劣化、色調の退色、酸化臭
の発生などがおきて商品価値を落すばかりでなく、酸化
によって生ずる過酸化物は食中毒の原因となっている。
の発生などがおきて商品価値を落すばかりでなく、酸化
によって生ずる過酸化物は食中毒の原因となっている。
本発明者は、卵白酵素分解物について研究を重ねていた
ところ、卵白酵素分解物が抗酸化力を有し、しかもこの
酵素分解物に公知の抗酸化剤であるトコフエロールを添
加すると抗酸化力が相乗的に増大する事を見い出した。
ところ、卵白酵素分解物が抗酸化力を有し、しかもこの
酵素分解物に公知の抗酸化剤であるトコフエロールを添
加すると抗酸化力が相乗的に増大する事を見い出した。
本発明の構成は次のようになる。
卵白酵素分解物にトコフエロールを添加して食品用酸化
防止剤を製造する。
防止剤を製造する。
本発明のトコフエロールとしては、α− トコフエロー
ル、β− トコフエロール、γ一トコフエロール、δ−
トコフエロール、およびこれらの混合物を用いる事がで
きる。
ル、β− トコフエロール、γ一トコフエロール、δ−
トコフエロール、およびこれらの混合物を用いる事がで
きる。
また、本発明の卵白酵素分解物の製造に用いる蛋白質分
解酵素としては、例えば次に示すものを使用する事がで
きる。
解酵素としては、例えば次に示すものを使用する事がで
きる。
モルシン（商品名、盛進製薬、アスペルギルス・サイト
生産酵素）、デナプシン（商品名、長瀬産業、アスペル
ギルス・オリゼー生産酵素）、プロナーゼ（商品名、科
研化学、ストレプトマイセス・グリセウス生産酵素）、
プロチーム（商品名、協和醗酵工業、ストレプトマイセ
スＮｏ．１０３３株生産酵素）、細菌性アルカリプロテ
アーゼ（商品名、長瀬産業、バチルス・ズブチリス生産
酵素）、ビオプラーゼ（商品名、長瀬産業、バチルス・
ズブチリス生産酵素）、オリエンターゼ（商品名、阪急
共栄物産、バチルス・ズブヂリス生産酵素）、サンプロ
ーゼ（商品名、阪急共栄物産、リゾプス・デルマー生産
酵素）、パンクレアチン（豚膵臓酵素製剤）、粗キモト
リプシン（羊膵臓酵素部分精製物） 本発明により得られる食品用酸化防止剤を食品に添加す
ると、酸化にともなう風味の劣化、色調の退色、酸化臭
の発生などを抑制する事ができる。
生産酵素）、デナプシン（商品名、長瀬産業、アスペル
ギルス・オリゼー生産酵素）、プロナーゼ（商品名、科
研化学、ストレプトマイセス・グリセウス生産酵素）、
プロチーム（商品名、協和醗酵工業、ストレプトマイセ
スＮｏ．１０３３株生産酵素）、細菌性アルカリプロテ
アーゼ（商品名、長瀬産業、バチルス・ズブチリス生産
酵素）、ビオプラーゼ（商品名、長瀬産業、バチルス・
ズブチリス生産酵素）、オリエンターゼ（商品名、阪急
共栄物産、バチルス・ズブヂリス生産酵素）、サンプロ
ーゼ（商品名、阪急共栄物産、リゾプス・デルマー生産
酵素）、パンクレアチン（豚膵臓酵素製剤）、粗キモト
リプシン（羊膵臓酵素部分精製物） 本発明により得られる食品用酸化防止剤を食品に添加す
ると、酸化にともなう風味の劣化、色調の退色、酸化臭
の発生などを抑制する事ができる。
次に実施例を示す。
実施例 １
モルシン、デナプシン、プロナーゼ、ブロチーム、細菌
性アルカリプロテアーゼ、ビオプラーゼ、オリエンター
ゼ、サンプローゼ、パンクレアチン、粗キモトリプシン
をそれぞれ用いて卵白１０ｋｇを酵素分解した。
性アルカリプロテアーゼ、ビオプラーゼ、オリエンター
ゼ、サンプローゼ、パンクレアチン、粗キモトリプシン
をそれぞれ用いて卵白１０ｋｇを酵素分解した。
基質濃度は３％、酵素濃度は基質に対し０５％使用、反
応温度は３７’Ｃ、分解時間は８時間である。
応温度は３７’Ｃ、分解時間は８時間である。
分解時の液のｐＨはそれぞれの酵素の至適ｐＨに調整し
た。
た。
即ち、モルシン（ｐＨ３）、デナプシン（ｐＨ４）、プ
ロナーゼ（ｐＨ８）、プロチーム（ｐＨ８）、細菌性ア
ルカリプロテアーゼ（ｐＨ８）、ビオプラーゼ（ｐＨ８
）、オリエンターゼ（ ｐＨ８ ）、サンプローゼ（
ｐＨ３ ）、パンクレアチン（ｐＨ８）、粗キモトリプ
シン（ｐＨ８）である。
ロナーゼ（ｐＨ８）、プロチーム（ｐＨ８）、細菌性ア
ルカリプロテアーゼ（ｐＨ８）、ビオプラーゼ（ｐＨ８
）、オリエンターゼ（ ｐＨ８ ）、サンプローゼ（
ｐＨ３ ）、パンクレアチン（ｐＨ８）、粗キモトリプ
シン（ｐＨ８）である。
得られた分解液をそれぞれ凍結乾燥して卵白酵素分解物
の粉末を得た。
の粉末を得た。
各粉末１００ｇをとり、これをあらかじめδ一トコフエ
ロール３ｇをエタノール２００ｍｌに溶解した液に攪拌
しながら徐々に加え、十分に混合した。
ロール３ｇをエタノール２００ｍｌに溶解した液に攪拌
しながら徐々に加え、十分に混合した。
次いで、これを７０℃、３０ｍｍＨｇの減圧下でエタノ
ールを除去し、食品用酸化防止剤を得た。
ールを除去し、食品用酸化防止剤を得た。
得られた各食品用酸化防止剤について、その抗酸化力を
調べた。
調べた。
抗酸化力は誘導期間として表わした。
対照としては卵白酵素分解物単独、δ一トコフエロール
単独のものを選んだ。
単独のものを選んだ。
０． ２ Ｍリン酸緩衝液１０ｍｌ，エタノール１０ｍ
ｌ、脱イオン水５ｍｌの混合液にリノール酸を０．０２
Ｍの割合で溶解した。
ｌ、脱イオン水５ｍｌの混合液にリノール酸を０．０２
Ｍの割合で溶解した。
これに各試料を添加し、液を６０℃に保持して経時的に
ＰＯＶを測定した。
ＰＯＶを測定した。
試料としては各食品用酸化防止剤８２．４ｍｇを脱イオ
ン水１００ｍｌに分散し、その５ｍｌを用いた。
ン水１００ｍｌに分散し、その５ｍｌを用いた。
また、卵白酵素分解物単独とδ−トコフエロール単独の
場合は、上記食品用酸化防止剤の試料中に含まれるそれ
ぞれの量と同じ量を添加した。
場合は、上記食品用酸化防止剤の試料中に含まれるそれ
ぞれの量と同じ量を添加した。
なお、ＰＯＶはロダン鉄法により測定した。
ロダン鉄法では５００ｍμの吸光度を測定するが、この
吸光度が０．３００に達するまでに要する日数を誘導期
間とした。
吸光度が０．３００に達するまでに要する日数を誘導期
間とした。
結果を次の表に示す。
卵白酵素分解物は、用いた酵素の名称で表示した。
表に示すように、本発明の卵白酵素分解物とトコフエロ
ールを配合した食品用酸化防止剤は、それぞれ単独のも
のよりはるかに誘導期間が長く、この組合せにより抗酸
化力が相乗的に増大する事を示している。
ールを配合した食品用酸化防止剤は、それぞれ単独のも
のよりはるかに誘導期間が長く、この組合せにより抗酸
化力が相乗的に増大する事を示している。
Claims (1)
- １ 卵白酵素分解物にトコフエロールを添加する事を特
徴とする食品用酸化防止剤の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4860475A JPS581911B2 (ja) | 1975-04-23 | 1975-04-23 | シヨクヒンヨウサンカボウシザイノセイゾウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4860475A JPS581911B2 (ja) | 1975-04-23 | 1975-04-23 | シヨクヒンヨウサンカボウシザイノセイゾウホウ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS51123849A JPS51123849A (en) | 1976-10-28 |
| JPS581911B2 true JPS581911B2 (ja) | 1983-01-13 |
Family
ID=12808002
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4860475A Expired JPS581911B2 (ja) | 1975-04-23 | 1975-04-23 | シヨクヒンヨウサンカボウシザイノセイゾウホウ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS581911B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02218796A (ja) * | 1988-10-28 | 1990-08-31 | Q P Corp | 油脂組成物および食品等組成物 |
| JP4741350B2 (ja) * | 2004-12-06 | 2011-08-03 | キユーピー株式会社 | 酸性水中油型乳化食品およびその製造方法、抗酸化材、ならびに呈味改善材 |
-
1975
- 1975-04-23 JP JP4860475A patent/JPS581911B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS51123849A (en) | 1976-10-28 |
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