JPS5819031B2 - 熱交換器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ラジエータコアを裏返しに反転できるように
した熱交換器に関するものである。

従来から使用されている熱交換器は、空気の流入方向に
対して垂直に固定されているため、空気の流入方向が１
方向となり、目づまりしやすいという欠点があった。

特に、コアの性能を向上させるため、コアの水管に垂直
に多数の平行なルーバーフィンやコルゲートフィンまた
は波形フィンが設けられているものにおいては、フィン
の間に塵埃がつまりやすく、短時間のうちにラジェータ
の性能を落とし、エンジンがオーバーヒートする欠点が
あった。

更に車輌用のラジェータは、ラジェータの設置場所が狭
いために、枠に１つまたは複数個のラジェータコアが固
定されているが、このようなラジェータでは、一旦目づ
まりが生じると、コアを枠から外さなければ洗うことが
できず、この取外しと装着に時間と手間がかかりすぎる
という欠点があった。

本発明は、上記従来例の欠点を解消するために、ラジェ
ータコアの両端のタンクに堆付けた軸を枠に軸着して裏
返しに反転できるように構成した熱交換器を提供するも
のである。

以下、図面により実施例を詳細に説明する。

鎮１図は、本発明の１実施例を示したもので、ラジェー
タコア１，２は、その両端のほぼ中心部分に軸と兼用し
た冷却液の注入、注出管１ａｔＩｂ、２ａ、２ｂがそれ
ぞれ設けられ、枠３の両端枠板３ａ 、３ｂの両端に回
転自在に軸着されている。

また第１図すで示したように、ラジェータコア１，２の
側端を挾むように枠板３ｃ 、３ｄが設けられ、枠板１
ａの外側にファン４が設けられている。

以上のように構成された本実施例の熱交換器は、ファン
４を回転すると、空気はラジェータコア１゜２の多数の
平行なフィンの間を矢印で示したように通って枠３の中
に入り、ファンを通って排出されるが、ラジェータコア
１，２を定期的に反対側へまわして固定してやることに
よって、ラジェータコア１，２のフィンの間を通る空気
の流れ方向がラジェータコア１２に対して変わり、目づ
まりをしにくくすることができる。

□ また、第２図に示したように、ラジェータコア１．
２を枠板３ｃ、３ｄに平行に設けて内部に付着し先塵埃
を除去したり、洗滌装置５でラジェータコア１，２に空
気または蒸気を吹きつけて簡単に洗滌することができる
。

なお、ラジェータコアの回転機構は、小型のラジェータ
コアでは第３図に示したように、ラジエ−タコアのラジ
ェータタンク６の管７を枠３に軸着し、配管８に挿入し
てシール９で水漏れしないようにすればよい。

しかし大型のラジェータコアでは、ラジェータタンクに
軸を固定し、この軸を貫通するように管を設ければよい
。

以上説明したように、本発明によれば、ラジェータコア
を裏返しに反転できるようにしたので、このラジェータ
コアのフィンの間を通る空気の流れの向きをラジェータ
コアに対して逆にすることができ、一度ラジェータコア
に付着しだ一項が吹き飛ばされ、従って目づまりがしに
＜＜、またラジェータコアを枠に組込んだままで洗滌す
ることができ、性能よくコアを目づまりしないで自由に
使用できる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の１実施例の構成図であり、第２図は
、本実施例の洗滌例を示した図であり、第３図は、本実
施例の回転機構を示した図である。 １ 、２・・・ラジェータコア、１ａ、１ｂ、２ａ、２
ｂ・・・回転軸、３・・・枠。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 両側面が開放された六方体からなる枠と、枠の一枠
   板に装着された枠の内外間の通風を行なうファンと、開
   放された側面を覆う如くそれぞれ粋の枠板に回動可能に
   装着されたラジェータコアとからなり、ラジェータコア
   の回動軸はラジェータタンクとラジェータコアとの接続
   管を兼ね且つラジェータコアの回動軸の装着されている
   辺の中央にラジェータコアの外方に向って枠板を貫いて
   設けられていることを特徴とする熱交換器。