JPS58189Y2 - 知育用組立式家具セット - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は家具セット特に児童の知育に有効な組立式の家
具セットに関するものである。

本考案の目的は組合せを種々変更することにより家具と
しての各構成部材の機能を変更させることができ、これ
らの変更手段の選択により児童の自己表現を活性化させ
ることができる組立式家具セットを提供しようとするも
のである。

我が国に於て児童が自分の部屋をもつのは早くても小学
校入学時からであり、それまではダイニングキッチン等
母親のそばの大人の空間に同居していることが多い。

しかし乍ら児童は幼児期より自分の身体に合った寸法の
家具、適度にプライベートを保たれる空間を常設される
ことで精神的に落着きを有し、児童が本来有している自
己表現的行為を深めることができる。

又幼児期から低学令期には遊びと学習が未分化であり、
その独自の生活パターンに対応する家具その他の道具が
あることで彼等の行為は活性化されるということが知ら
れている。

本考案はこれらの名題を満足することのできる組立式の
家具を提供しようとするものであり、以下に記載する考
案の完成により完全にその目的を遠戚することができた
ものである。

以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。

１は合板等で形成したパネル本体であり、蝶番状をした
パネルジヨイント２，２により折畳みを自在とするよう
に一体化されている。

なおパネル本体１は第３図例示のように板面全面をブラ
インドとする場合の化第２図例示のように透孔１１，１
１を穿設してもよく、又その大きさも第４図例示のよう
に高さを２分の１とするなど自由に選択することができ
る。

１２・・・・・・１２はフック３の挿通孔であり、パネ
ル１の周縁に沿って所定の間隔で穿設している。

フック３はボール部３１とナツト部３２を硬質の合成樹
脂で形成するものでありボールド３１の長さはパネル１
の厚さよりもやや大きくしている。

４は棚板であり、両端部中央にはパネル１の板厚と同じ
か或はそれよりもやや大きくした嵌合溝４１，４１を裂
設している。

なお左右の嵌合溝４１．４１の間隔はパネル１の透孔１
１の巾と同一とすることは勿論である。

５はテーブル板であり、円板を四等分した形状としてお
り、その直線部分には側面り字状をした止め金具５１・
・・・・・５１を螺着している。

５２はフック３の挿通孔である。なおテーブル板５の形
状は実施例に限定されるものではなく、その他の任意の
形状を自由に選択することができる。

６は正面倒コ字状とした金属杆であり、両端部はパネル
１に着脱自在に嵌着したジョイナ−７の嵌挿孔７１．７
１に嵌挿している。

ジョイナ−７はゴムその他の可撓性物質により形成する
ものであり、下端にはパネル１を嵌合する裂溝７２を裂
設し、上面には前記した嵌挿孔７１を中心に穿設するほ
か、この嵌挿孔７１を中心とする十字状め細巾裂溝７３
を裂設している。

８は深皿状の小物入れ（トレイ）であり、中央部分下面
にはパネル１を嵌合するための嵌挿溝８１を裂設してい
る。

なお小物入れ８もジョイナ−７と同様にゴムその他の可
撓性を有する物質により構成し、児童が乱暴に取り扱っ
ても破損しないようにすることが童ましい。

９はカーテンレールであり、下辺近くにカーテシの摺動
溝９１を裂設するとともに上辺近くにはフック３の嵌挿
孔９２．９２を穿設している。

図中１０はスツール等の椅子である。

斜上のように構成した本考案の特徴を述べれば以下の通
りであ社 ■糸ネル＋・・・・・１、ラック３、棚板４；テーブル
板５、金属杆６等を自由に組合せて組立てることにより
児童の創作＊欲を゛活性化で・きる。

（２）パネルト・・・・・１のような大きなものの組立
てには大人の力を貸りる必要があるが、これらに棚板４
、テーブル板５或はフック３、ジョイナ−７、小物入れ
８等を組合せる作業は児童がひとりで行うことができ、
その操作に際しても棚板４の両端に裂設した嵌合溝４１
，４１をパネル１と嵌合させる作業やフック３の用法も
棚板４の場合のように単に載置させる場合のほか、テー
ブル板５の取付けのようにボールド３１とナツト３２に
よる締付は固定を行う作業などを知ることができ、造形
及び知育について有効である。

（３）組立てられた家具は和室、ダイニングキッチン等
の一隅に設置できるので、児童がこの中に人って自発的
な自己表現活動に没頭することができ、その質を高める
空間を魅力的に演出することができる。

なおここで言う自己表現活動とは造型、模擬、展示、行
事、ゲーム等の活動を指す。

（４）児童の個性に対応してユニットの内容、空間の質
を変化させることができる。

（５）床座位から椅子座位へ年代差に対応して高さの変
化が図れる。

（６）竪牢で安全である。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示すものであり第１図は組立て時
の一例を示す斜視図、第２図乃至第４図はパネルの斜視
図、第５図は棚板の斜視図、第６図はテーブル板の斜視
図、第７図はテーブル板の取付は部を示す一部を切欠し
た拡大断面図、第８図は金属杆の斜視図、第９図はジョ
イナ−の斜視図、第１０図は小物入れの斜視図、第１１
図はパネルジヨイントの斜視図、第１２図はフックの分
解斜視図、第１３図はカーテンレールの斜視図、第１４
図及び第１５図は第１図と異なる組立て例を示す斜視図
である。 １・・・・・・パネル、１１・・・・・・透孔、１２・
・・・・・フックの挿通孔、２・・・・・・パネルジヨ
イント、３・・・・・・フック、４・・・・・・棚板、
４１・・・・・・嵌合溝、５・・・・・・テーブル板、
５１・・・・・・止め金具、５２・・・・・・フック挿
通孔、６・・・・・・金属杆、７・・・・・・ジョイナ
−１７２・・・・・・裂溝、８・・・・・・小物入れ、
８１・・・・・・嵌挿溝、９・・・・・・カーテンレー
ル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 周縁部に沿って所定の間隔でフック３の挿通孔１２・・
   ・・・・１２を穿設し、必要に応じて透孔１１，１１を
   穿設してなるパネル１，１をパネルジヨイント２，２に
   より折畳みを自在とするよう組合せ、前記パネル１．１
   の所望位置には棚板４、テーブル板５、カーテンレール
   ９等をボールド３１及びナツト３２の組合せからなるフ
   ック３，３により着脱自在に組合せるように構成してな
   る知育用組立式家具セット。