JPS5818954Y2 - 周遊乗物装置 - Google Patents

周遊乗物装置

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JPS5818954Y2
JPS5818954Y2 JP1979135468U JP13546879U JPS5818954Y2 JP S5818954 Y2 JPS5818954 Y2 JP S5818954Y2 JP 1979135468 U JP1979135468 U JP 1979135468U JP 13546879 U JP13546879 U JP 13546879U JP S5818954 Y2 JPS5818954 Y2 JP S5818954Y2
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JP
Japan
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slope
steep
track
vehicle
section
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979135468U
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English (en)
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JPS5653486U (ja
Inventor
三郎 山田
Original Assignee
泉陽機工株式会社
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Publication date
Application filed by 泉陽機工株式会社 filed Critical 泉陽機工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、サファリパーク、観光牧場、スポーツセンタ
、サイクルセンタ、自然公園、地方都市、住宅地等の広
大な起伏のある地域内の一地点から他の地点に人員を輸
送し周遊させ、特に該地域内の一部に急勾配斜面が存在
していてもそれを有効に利用する周遊乗物装置に関する
従来この種の周遊乗物装置としてモルレールが考えられ
るが、急勾配斜面を登ったり降りたり出来ず、モルレー
ルを適用出来る地域には限界があった。
またケーブルカーは急勾配斜面でも容易に登り降りは可
能な反面、水平状又は緩やかな勾配の広大な地域内を走
行させるには不適であった。
また遊園地内の遊戯用ボブスレーは、極めて短距離を非
常な高速で疾走するため、広大な地域内をゆっくりと乗
客を輸送して、多くの地点にて順次乗客の乗り降りを行
なうには、全く不適である。
本考案はこの点に着眼してなされた全く新しい周遊乗物
装置であって、一部に急勾配斜面の山・丘・谷等を有す
る広大なサファリパーク、観光牧場、スポーツセンタ、
サイクルセンタ、自然公園、地方山間都市、住宅地等に
於て、大型駆動装置を全く搭載せずに、車両を最小のエ
ネルギで走行周遊させて省エネルギを達成すると共に、
全体の建設費を低減させることを目的とする。
以下、図示の実施例に基づき本考案を詳説する。
第1図と第2図に於て、Aはサファリパーク、観光牧場
、スポーツセンタ、自然公園等の広大な所定地域を示し
、山1や丘2や海3や湖等を有し、急勾配斜面B、Bが
含まれる凹凸地形である。
しかして、4は環状に該地域A内に敷設された軌道であ
り、具体的には第3図と第4図に示すように丸パイプ状
の一対の軌条5,5を支脚6・・・・・・にて支持し、
上車輪7と下車輪8と横車輪9を夫々軌条5の上下左右
から当接させ、車両10を該軌道4に沿って走行させる
この車両10は下り勾配と水平状乃至緩い上り勾配を走
行するに必要な小型駆動装置11を備えている。
さらに緩い下り勾配ならば制動可能なブレーキ装置12
を備えている。
即ち、急勾配斜面Bを登るにはこの小型駆動装置11は
全く不可能な小型軽量のものであり、また急勾配斜面B
が第2図のように存在し、その斜面Bを降下時には上記
ブレーキ装置12は全く制動不可能な小型軽量で簡易な
ものとされている。
13・・・・・・は乗客の乗降するプラットホームであ
り、急勾配斜面Bの下端位置や山1の頂上その他の適宜
複数位置に付設されている。
しかして、環状の上記軌道4のうちで上りの急勾配斜面
Bに対応する部分に、引揚装置14を付設した急傾斜上
り勾配の引揚部15を設ける。
具体例ではこの引揚装置14は、引揚チェーン16と駆
動モータ17と減速機構18と鎖車19等から成り、チ
ェーン16の一部には側方から見て三角形状の係止アタ
ッチメン) 20が介装され、前記車両10の底面から
下方に突設された係止部材21が、このアタッチメント
20の係止杆22に係止し、第5図の矢印りのように引
揚チェーン16が移動することにより、車両10は全く
動力を用いずに上りの急勾配斜面Bを引揚げられる。
そして頂上に到達すれば自動的に係止部材21はアタッ
チメント20から離脱する。
そして、この引揚装置14を有する引揚部15、及び後
述の引降部24以外は、第1図と第2図と第3図のよう
に、主として緩やかな下り勾配の自走部23とし、前記
引揚部15にて付与される位置エネルギを利用して、小
型駆動装置11のみを有する車両10は、比較的長距離
の該自走部23を15km以下の低速走行をさせ、乗客
は野生動物や風景をながめながら周遊しつつ、一つのプ
ラットホーム13から他のプラットホーム13まで輸送
される。
乗客は従って複数のプラットホーム13・・・・・・の
内のいずれからでも乗降可能である。
即ち、長距離の自走部23は主として緩やかな下り勾配
であり、場合によっては水平状部や緩やかな上り勾配を
部分的に設けても、車両10の慣性を利用することによ
り楽々と小型駆動装置11のみにて走行出来る。
またこの自走部23では前記ブレーキ装置12を作動さ
せて一定速度以下に制御する場合もあるが、自走部23
は緩やかな下り勾配であるからブレーキ装置12は小型
のもので十分である。
しかして、凹凸地形である広大な地域Aに敷設された軌
道4の一部分に、第2図と第1図のように、急傾斜下り
勾配の引降部24が設けられる。
即ち、自走部23全体の長さに比較して十分に短い距離
として、前記急勾配斜面Bの内の下りのものに敷設した
軌道4の一部に、車両10を所定低速度にて引き降ろす
引降装置25を付設して引降部24とする。
具体的にはこの引降装置25は第5図と同様にチェーン
とアタッチメン1〜と係止部材等から戊る。
そして、車両10自体に搭載のブレーキ装置12では制
動不可能な下り急勾配斜面Bを、安全にかつ確実に低速
度で降下可能となっている。
なお本考案は上述の実施例以外にも変更自由であって、
環状の軌道4も単一とせずに2重、3重・・・・・・と
じたり、途中で分岐させる形状とするも自由であり、ま
た車両10の台数や種類は変更自由であり、引揚部15
及び引降部24の数は増減自由である。
また引揚装置14・引降装置25としてチェーン16以
外にロープ等を用いてもよく、ブレーキ装置12として
は種々の形式のものを使用出来、ブレーキシュー作動部
を軌道4側の下り勾配の適宜位置に設けたりするも自由
である。
上述の実施例のように急勾配の下り斜面に引降装置25
を付設した引降部24を設ければ、起伏の大きい複雑な
地形のサファリパーク、自然公園等にも容易に軌道4を
敷設し、小型の駆動装置11及びブレーキ装置12のみ
を有する車両10を安全に走行させることが出来る。
さらに、大型で重量も大きい駆動モータ17と減速機構
18は定置式として、実際に走行する車両10は軽量化
出来たから、省エネルギの点からも合理的で非常に好ま
しい。
本考案の周遊乗物装置は以上詳述したように、サファリ
パーク、観光牧場、スポーツセンタ、自然公園、地方山
間都市、凹凸地形の住宅地等であって一部に急勾配斜面
を有する所定地域内に環状の軌道4を敷設し、下り勾配
と水平状乃至緩い上り勾配を走行するに必要な小型駆動
装置11を備えた車両10を該軌道4に沿って走行させ
ると共に、環状の該軌道4のうちで上記急勾配斜面に対
応する部分に、引揚装置14を付設した急傾斜上り勾配
の引揚部15、及び引降装置25付の急傾斜下り勾配の
引降部24を設け、該引揚部15と引降部24以外を主
として緩やかな下り勾配の自走部23とし、該引揚部1
5にて付与される位置エネルギの少しずつの消費及び上
記小型駆動装置11の小馬力によつて長距離の該自走部
23を低速走行させ、かつ乗客の乗降するプラットホー
ム13・・・・・・を上記軌道4の適宜位置に付設して
構成されたから、位置エネルギを短距離急勾配にて集中
的に車両10に付与し、そのエネルギを主として緩やか
な下り勾配の自走部23にて長距離にわたって利用する
ため、動力損失が小さく合理的であって、かつ車両10
の軽量化は省エネルギの点及び建設費の低減の点から好
ましいのみならず、多くの人数の乗客を輸送可能とした
さらに、急勾配斜面B・・・・・・には、引揚装置14
のみならず引降装置25が付設されるから、起伏の大き
い複雑な地形にも、軌道4を思い通りに自由に敷設可能
となった。
かつ、車両10搭載の駆動装置11とブレーキ装置12
の両方が小型化出来るため、車両10の軽量化による省
エネルギ及び建設費の低減の効果は一層大きい。
特に最近のように広大な面積でかつ急勾配斜面を含む地
域内を周遊する輸送手段の開発が熱望されているにかか
わらず、適切な輸送手段・乗物装置が無い現状では、本
考案の実用的効果は著大なものと言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体鳥観図、第2図は
その展開正面図、第3図は自走部23を走行する状態を
説明するための要部拡大正面図、第4図は要部横断面図
、第5図は要部拡大正面図である。 4・・・・・・軌道、10・・・・・・車両、11・・
・・・・小型駆動装置、13・・・・・・プラットホー
ム、14・・・・・・引揚装置、15・・・・・・引揚
部、23・・・・・・自走部、24・・・・・・引降部
、25・・・・・・引降装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サファリパーク、観光牧場、スポーツセンタ、自然公園
    等であって一部に急勾配斜面を有する広大な所定地域A
    内に環状の軌道4を敷設し、下り勾配と水平状乃至緩い
    上り勾配を走行するに必要な駆動装置11を備えた車両
    10を該軌道4に沿って走行させると共に、環状の該軌
    道4のうちで上記急勾配斜面に対応する部分に、引揚装
    置14を付設した急傾斜上り勾配の引揚部15、及び引
    降装置25を付設した急傾斜降り勾配の引降部24を設
    け、該引揚部15及び引降部24以外を主として緩やか
    な下り勾配の自走部23とし、該引揚部15にて付与さ
    れる位置エネルギ及び上記駆動装置11によって長距離
    の該自走部23を低速走行させ、かつ急傾斜下り勾配の
    引降部24を低速降下させ、さらに乗客の乗降する複数
    のプラットホーム13・・・・・・を上記軌道4の適宜
    位置に付設して複数個所にて乗客が乗降可能として周遊
    するように構成されたことを特徴とする周遊乗物装置。
JP1979135468U 1979-09-29 1979-09-29 周遊乗物装置 Expired JPS5818954Y2 (ja)

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JP1979135468U JPS5818954Y2 (ja) 1979-09-29 1979-09-29 周遊乗物装置

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Publication Number Publication Date
JPS5653486U JPS5653486U (ja) 1981-05-11
JPS5818954Y2 true JPS5818954Y2 (ja) 1983-04-18

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ID=29367014

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS427616Y1 (ja) * 1964-02-27 1967-04-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4932198U (ja) * 1972-06-21 1974-03-20

Patent Citations (1)

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JPS427616Y1 (ja) * 1964-02-27 1967-04-13

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