JPS58189348A - 耐食性の良好な形状記憶効果又は超弾性NiTi基合金 - Google Patents
耐食性の良好な形状記憶効果又は超弾性NiTi基合金Info
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- JPS58189348A JPS58189348A JP7300882A JP7300882A JPS58189348A JP S58189348 A JPS58189348 A JP S58189348A JP 7300882 A JP7300882 A JP 7300882A JP 7300882 A JP7300882 A JP 7300882A JP S58189348 A JPS58189348 A JP S58189348A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はN1とT1の原子比が略1:1である金属間化
合物NlTi f主体とする形状記憶効果ないしは超弾
性を有する合金の耐食性を改善した合金に関する。
合物NlTi f主体とする形状記憶効果ないしは超弾
性を有する合金の耐食性を改善した合金に関する。
N1τ1を原子比1:1で含むNiTi合金又はこれに
少量の異種元素を添加したNiTi基合金は室温近くの
温度(+100℃〜−150℃)でマルテンサイト変態
し、これに伴って形状記憶効果や超弾性といった特異な
現象を示し、工業的な応用が期待されている。
少量の異種元素を添加したNiTi基合金は室温近くの
温度(+100℃〜−150℃)でマルテンサイト変態
し、これに伴って形状記憶効果や超弾性といった特異な
現象を示し、工業的な応用が期待されている。
形状記憶効果や超弾性はNiTi合金だけでなくGu−
Zn−kt 、 Cu−N1’−A/、 Au−cdX
In−Ttなどの合金系でも見られるが、特性的にはN
iTi合金がすぐれており特に1耐食性については圧倒
的にま合金の耐食性は不動態被膜形成によるものである
ため、用途によっては充分とはいえず、例えは、塩素イ
オンの存在する場所でしめつける場合すなわち、すきま
腐食の可能性のある場合や塩素イオンと酸化雰囲気が共
存する場合には相当の対策を必要とすることがある。
Zn−kt 、 Cu−N1’−A/、 Au−cdX
In−Ttなどの合金系でも見られるが、特性的にはN
iTi合金がすぐれており特に1耐食性については圧倒
的にま合金の耐食性は不動態被膜形成によるものである
ため、用途によっては充分とはいえず、例えは、塩素イ
オンの存在する場所でしめつける場合すなわち、すきま
腐食の可能性のある場合や塩素イオンと酸化雰囲気が共
存する場合には相当の対策を必要とすることがある。
一般に、Tl のすきま腐食はN上 の添加によって改
善されることが知られており、この観点からすればNi
T1合金はすきま腐食に対して強い筈であるが、実際に
は条件にもよるがかなりの頻度ですきま腐食を発生する
。
善されることが知られており、この観点からすればNi
T1合金はすきま腐食に対して強い筈であるが、実際に
は条件にもよるがかなりの頻度ですきま腐食を発生する
。
このため、T1の場合の耐食性向上の対策をそのままN
lT1合金の場合に適用できない。
lT1合金の場合に適用できない。
さらに、形状記憶効果や超弾性などの特性を目的とする
場合には、耐食性の改善手段が、それらの特性に悪い影
響を及ぼすものであってはならない。
場合には、耐食性の改善手段が、それらの特性に悪い影
響を及ぼすものであってはならない。
したがって、例えばMOを数パーセント添加することな
どは確かに耐食性を向上させるが、マルテンサイト変態
温度を0℃以下に下げ、形状記憶特性が悪くなるので好
ましい方法ではない。
どは確かに耐食性を向上させるが、マルテンサイト変態
温度を0℃以下に下げ、形状記憶特性が悪くなるので好
ましい方法ではない。
本発明は、NiTi合金に対する添加元素について研究
の結果かかる問題を解決したもので、T11+60〜L
I5. oチ、Pd 0.1〜′50係、残部N1から
なる耐食性良好な形状記憶効果又は超弾性N i T
i基合金である。
の結果かかる問題を解決したもので、T11+60〜L
I5. oチ、Pd 0.1〜′50係、残部N1から
なる耐食性良好な形状記憶効果又は超弾性N i T
i基合金である。
しかして本発明においてTi146.O〜ll50係と
したのはこの範囲外では良好な形状記憶効果或は超弾性
を示さなくなり、またP(1を01〜3.0 %とした
のは、O,1%未満ではすきま腐食の防止効果が少く、
また50%をこえると形状記憶効果が弱くなるからであ
る。
したのはこの範囲外では良好な形状記憶効果或は超弾性
を示さなくなり、またP(1を01〜3.0 %とした
のは、O,1%未満ではすきま腐食の防止効果が少く、
また50%をこえると形状記憶効果が弱くなるからであ
る。
次に本発明を実施例につき説明する。
本発明の合金を得るには、まず所定の配合のNlTi
、 Pdを正確に秤量し、これを黒鉛ルツボにT1がル
ツボ壁にふれないように装入し、高周波真空溶解法によ
り溶解してから、水冷銅鋳型に鋳込んだ。配合量は55
0チru、45%Ti を基準とし、Pd1d Ni
’i置換するよう配合した。
、 Pdを正確に秤量し、これを黒鉛ルツボにT1がル
ツボ壁にふれないように装入し、高周波真空溶解法によ
り溶解してから、水冷銅鋳型に鋳込んだ。配合量は55
0チru、45%Ti を基準とし、Pd1d Ni
’i置換するよう配合した。
鋳塊は熱間鍛造(900℃)後、外削して、角棒(40
x20xl 50閣)とし、さらに熱間圧延により、厚
さ3閣の条材とした。そ゛の後さらに冷間圧延により適
宜中間焼なましを入れながら圧延し、厚さ1.5 rm
の冷延材を得た。
x20xl 50閣)とし、さらに熱間圧延により、厚
さ3閣の条材とした。そ゛の後さらに冷間圧延により適
宜中間焼なましを入れながら圧延し、厚さ1.5 rm
の冷延材を得た。
得られた冷延材は、砥石切断機で2 M X 2 膨、
5間×25団及び20閣×20調にそれぞれ切断し、真
空中で500℃で30分の熱処理を施した。
5間×25団及び20閣×20調にそれぞれ切断し、真
空中で500℃で30分の熱処理を施した。
21111+1 X 2咽の板では示差走査熱量計によ
り変態温度(マルテンサイト変態開始温度二Ms点)を
測定した。
り変態温度(マルテンサイト変態開始温度二Ms点)を
測定した。
5 m X 25 +mの板は最大ひずみ量6%に相当
する曲げひずみを与えた後熱湯で加熱し、形状が元に戻
る様子を確認した。
する曲げひずみを与えた後熱湯で加熱し、形状が元に戻
る様子を確認した。
すきま腐食試験は201111X20ffiの板を図の
ように組立てた試験片を沸騰6 % HC1水溶液中に
48時間浸漬した後、すきま腐食の有無を調べた同じ形
状の試料について、HCt、 Hl 804、H諺PQ
a に対する浸漬試験を行った。
ように組立てた試験片を沸騰6 % HC1水溶液中に
48時間浸漬した後、すきま腐食の有無を調べた同じ形
状の試料について、HCt、 Hl 804、H諺PQ
a に対する浸漬試験を行った。
尚、図中(2)はメタアクリレートポリマー、(3)は
テフロンスペーサー(11)はNiT1合金で作ったボ
ルト・ナツト、(1)は供試合金の2011II×20
mの板である。
テフロンスペーサー(11)はNiT1合金で作ったボ
ルト・ナツト、(1)は供試合金の2011II×20
mの板である。
上記試験の結果を第1表に示す。
パラジウム添加量が0.1%になるとすきま腐食は発生
しなくなることが判る。
しなくなることが判る。
一方P(i 量が増すKつれて第1表に示すように、M
s点は漸減するが、i5%Pd でもMs点は一6℃で
用途によりては実用可能な温度である。しかしながら5
.5’1sP(5になると形状回復が完全でなくなり、
形状記憶合金としては好ましくない。
s点は漸減するが、i5%Pd でもMs点は一6℃で
用途によりては実用可能な温度である。しかしながら5
.5’1sP(5になると形状回復が完全でなくなり、
形状記憶合金としては好ましくない。
一方、浸漬試験の結果によると、HISO4、Ha P
O4に対する耐食性はFld添加により若干良くなるも
のの大巾な改善は見られなかった。これに対し、HCt
に対する耐食性はPd添加により著しく改善され、その
組成依存性は第1表のすきま腐食の場合と同じ傾向を示
し、本発明の合金が塩素イオンを含む溶液に対して耐食
性良好なることが明らかであった。
O4に対する耐食性はFld添加により若干良くなるも
のの大巾な改善は見られなかった。これに対し、HCt
に対する耐食性はPd添加により著しく改善され、その
組成依存性は第1表のすきま腐食の場合と同じ傾向を示
し、本発明の合金が塩素イオンを含む溶液に対して耐食
性良好なることが明らかであった。
このように本発明合金はNlTl合金の耐食性を形状記
憶特性、超弾性特性を低下させずに、著しく向上させた
もので、N j、71基合金の適用範囲を拡げ、工業的
な著しい効果を発揮するものである。
憶特性、超弾性特性を低下させずに、著しく向上させた
もので、N j、71基合金の適用範囲を拡げ、工業的
な著しい効果を発揮するものである。
図はすきま腐食試験用具である。
(1)・・・供試合金、(2)・・・メタアクリレート
ポリマー(3)・・・テフロンスペーサー、(ヰ)・・
・ボルトナツト。
ポリマー(3)・・・テフロンスペーサー、(ヰ)・・
・ボルトナツト。
Claims (1)
- T146.0〜43.0係、pi6α1〜30チ、残部
N1 からなる耐食性の良好な形状記憶効果又は超弾性
NiTi基合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7300882A JPS6043421B2 (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | 耐食性の良好な形状記憶効果又は超弾性NiTi基合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7300882A JPS6043421B2 (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | 耐食性の良好な形状記憶効果又は超弾性NiTi基合金 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61313679A Division JPS62235449A (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 医療用超弾性NiTi基合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58189348A true JPS58189348A (ja) | 1983-11-05 |
JPS6043421B2 JPS6043421B2 (ja) | 1985-09-27 |
Family
ID=13505880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7300882A Expired JPS6043421B2 (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | 耐食性の良好な形状記憶効果又は超弾性NiTi基合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6043421B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62235449A (ja) * | 1986-12-27 | 1987-10-15 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 医療用超弾性NiTi基合金 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH059961Y2 (ja) * | 1986-10-28 | 1993-03-11 |
-
1982
- 1982-04-30 JP JP7300882A patent/JPS6043421B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62235449A (ja) * | 1986-12-27 | 1987-10-15 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 医療用超弾性NiTi基合金 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6043421B2 (ja) | 1985-09-27 |
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