JPS58189345A - 強靭サ−メツトの製造方法 - Google Patents
強靭サ−メツトの製造方法Info
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- JPS58189345A JPS58189345A JP57071057A JP7105782A JPS58189345A JP S58189345 A JPS58189345 A JP S58189345A JP 57071057 A JP57071057 A JP 57071057A JP 7105782 A JP7105782 A JP 7105782A JP S58189345 A JPS58189345 A JP S58189345A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は靭性及び耐熱耐摩耗性に優れた切削工具用サー
メットの製造方法に関する。
メットの製造方法に関する。
サーメットはセラミックと金属とからなる複合材料であ
り、セラミックの耐熱性、高硬度と金属の強度、靭性と
を併有するとされ、各種切削工具、摩擦材料、自己rA
″/IR材料、装飾材料等に広く応用されているもので
ある。
り、セラミックの耐熱性、高硬度と金属の強度、靭性と
を併有するとされ、各種切削工具、摩擦材料、自己rA
″/IR材料、装飾材料等に広く応用されているもので
ある。
特に切削工具としては従来、炭化チタンと金属ニッケル
との組み合わせ、炭化チタン及び窒化チタンと金属ニッ
ケルとの組み合わせを主体とした工具が使用されてきて
いる。特にセラミック成分として炭化チタンと窒化チタ
ンとの組み合わせを採用した場合炭化チタンのみと比較
しで^温硬さ、熱伝導率が改善された。
との組み合わせ、炭化チタン及び窒化チタンと金属ニッ
ケルとの組み合わせを主体とした工具が使用されてきて
いる。特にセラミック成分として炭化チタンと窒化チタ
ンとの組み合わせを採用した場合炭化チタンのみと比較
しで^温硬さ、熱伝導率が改善された。
しかし、上記セラミック成分として炭化チタンと窒化チ
タンを組み合わせると、窒化チタン力(金属成分とのぬ
れが悪いため靭性あるいは耐摩耗性が満足できる程の改
善がなされなかった。この問題点を解決するものとして
、炭化ジルコニウム、炭化タンタル、炭化ニオブ、タン
グステン、モ1ノブデン、窒化アルミニウム等を炭化チ
タン及び窒化チタンと組み合わせてセラミック成分とし
、鉄族金属を金属成分としてサーメットを成形したもの
(特許出願公開昭和54年第30209M)力(開発さ
れ、優れた切削特性、機械的特性等を有することが知ら
れている。
タンを組み合わせると、窒化チタン力(金属成分とのぬ
れが悪いため靭性あるいは耐摩耗性が満足できる程の改
善がなされなかった。この問題点を解決するものとして
、炭化ジルコニウム、炭化タンタル、炭化ニオブ、タン
グステン、モ1ノブデン、窒化アルミニウム等を炭化チ
タン及び窒化チタンと組み合わせてセラミック成分とし
、鉄族金属を金属成分としてサーメットを成形したもの
(特許出願公開昭和54年第30209M)力(開発さ
れ、優れた切削特性、機械的特性等を有することが知ら
れている。
しかしながら、上記のようにサーメットに窒化アルミニ
ウム等を配合したことにより切削特性、機械的特性が向
上したとはいえ、サーメットの製造■稈における真空焼
結の際、窒化チタンが窒素を分解発生してボアや巣等の
欠陥が発生し強度が低下するという現象が生じていた。
ウム等を配合したことにより切削特性、機械的特性が向
上したとはいえ、サーメットの製造■稈における真空焼
結の際、窒化チタンが窒素を分解発生してボアや巣等の
欠陥が発生し強度が低下するという現象が生じていた。
更にこの現象は窒化チタンの配合により焼結温度を上昇
させる必負があることからも促進される形となった。そ
の上窒化チタン自体、鉄族金属とのぬれが悪いためボア
が多く従って強度低下の原因となっており、窒化アルミ
ニウム等の配合で強化しても十分な強度が得にクク、特
に重切削や衝撃の大きいフライス切削、断続切削にはほ
とんど使用されていない状態であり、高速切削に用いた
場合にも耐摩耗性、耐塑性変形性にも難があった。
させる必負があることからも促進される形となった。そ
の上窒化チタン自体、鉄族金属とのぬれが悪いためボア
が多く従って強度低下の原因となっており、窒化アルミ
ニウム等の配合で強化しても十分な強度が得にクク、特
に重切削や衝撃の大きいフライス切削、断続切削にはほ
とんど使用されていない状態であり、高速切削に用いた
場合にも耐摩耗性、耐塑性変形性にも難があった。
本発明者らは上記の問題点を解決すべく鋭意研究の結果
、窒化チタン等の窒化物を配合した炭化チタン系サーメ
ットに窒化アルミニウムと共に炭素を配合する方法を用
いることにより、従来の欠点を解消するサーメットが得
られることを見い出し、本発明を完成した。
、窒化チタン等の窒化物を配合した炭化チタン系サーメ
ットに窒化アルミニウムと共に炭素を配合する方法を用
いることにより、従来の欠点を解消するサーメットが得
られることを見い出し、本発明を完成した。
即ち、本発明の要旨とするところは、次の成分<a >
元素周期律表の■a及びva族金属窒化物から選ば
れた1種又は2種以上:5〜30重量% (b)、VIa族金属及び該金属炭化物から選ばれた1
種又は2種以上:3〜40重鰻% (C) 鉄族金属から選ばれた1種又は2種以上=4
.7〜30重量% (d ) 窒化アルミニウム二〇、3〜10重量%(
e ) 炭化チタン及び不可避不純物:残部以上の(
a )、(b)、(C)、(d )及び(e)成分から
なるサーメット用船未配合物に対して、該配合物100
体積部(各添加元素の密度より求めた計算値、以下同じ
)について0.5〜10体積部の割合の炭素粉末を添加
混合し、成形焼成することを特徴とする強靭す下メット
の製造方法にある。
元素周期律表の■a及びva族金属窒化物から選ば
れた1種又は2種以上:5〜30重量% (b)、VIa族金属及び該金属炭化物から選ばれた1
種又は2種以上:3〜40重鰻% (C) 鉄族金属から選ばれた1種又は2種以上=4
.7〜30重量% (d ) 窒化アルミニウム二〇、3〜10重量%(
e ) 炭化チタン及び不可避不純物:残部以上の(
a )、(b)、(C)、(d )及び(e)成分から
なるサーメット用船未配合物に対して、該配合物100
体積部(各添加元素の密度より求めた計算値、以下同じ
)について0.5〜10体積部の割合の炭素粉末を添加
混合し、成形焼成することを特徴とする強靭す下メット
の製造方法にある。
ここにおいて元素周期律表のIVa族とは元素記号で表
わすとTi、Zr及びHfから成る族、Va族とはV、
Nb及び7aから成る族、Vla族とはCr 、MO及
びWから成る族及び鉄族金属とはFe 、GO及びNi
からなる族を意味する。
わすとTi、Zr及びHfから成る族、Va族とはV、
Nb及び7aから成る族、Vla族とはCr 、MO及
びWから成る族及び鉄族金属とはFe 、GO及びNi
からなる族を意味する。
本発明に使用される成分の内、IVa族金属の窒化物と
しては、化学式Ti N、Zr N、Hf Nで表され
るもの、’Ja族金属の窒化物としては化学式VN、N
b N、Ta Nで表わされるもの、Via族金属とし
てはクロム、モリブデン、タングステン、Vla族金属
炭化物としては化学式CraC2、Cr7 Cs、Mo
2G、MOC1W2C,WCで表わされるもの、鉄族
金属としては鉄、コバルト、ニッケル、窒化アルミニウ
ムとしては化学式A立N1:表わされるもの、炭化チタ
ンとしては化学式TiCで表わされるもの及び炭素とし
てはチャンネルブラック、サーマルブラック、ファーネ
スブラック、アセチレンブラック等の通常のカーボンブ
ラックが使用可能である。
しては、化学式Ti N、Zr N、Hf Nで表され
るもの、’Ja族金属の窒化物としては化学式VN、N
b N、Ta Nで表わされるもの、Via族金属とし
てはクロム、モリブデン、タングステン、Vla族金属
炭化物としては化学式CraC2、Cr7 Cs、Mo
2G、MOC1W2C,WCで表わされるもの、鉄族
金属としては鉄、コバルト、ニッケル、窒化アルミニウ
ムとしては化学式A立N1:表わされるもの、炭化チタ
ンとしては化学式TiCで表わされるもの及び炭素とし
てはチャンネルブラック、サーマルブラック、ファーネ
スブラック、アセチレンブラック等の通常のカーボンブ
ラックが使用可能である。
上記成分の内、炭素は結合金属中に溶解し、結合金属中
に同じく溶解したTiが析出時にこれと結合しTiCと
なって炭化物、炭窒化物、窒化物粒子表面に析出する。
に同じく溶解したTiが析出時にこれと結合しTiCと
なって炭化物、炭窒化物、窒化物粒子表面に析出する。
これにより濡れ性も改善され、焼結温度を下げ、強度も
向上し、又耐摩耗性も向上するという作用があり、その
含有鎖は、仝配合物中の窒化物100体積部について0
.5〜10体積部が好ましく、0.5体積部未満では上
記作用効果が薄れ、10体積部を越えると耐摩耗性が低
下する。
向上し、又耐摩耗性も向上するという作用があり、その
含有鎖は、仝配合物中の窒化物100体積部について0
.5〜10体積部が好ましく、0.5体積部未満では上
記作用効果が薄れ、10体積部を越えると耐摩耗性が低
下する。
又、■a及びva族金属窒化物は合金の粒成艮抑鮎作用
の他に耐クレータ摩耗性の改善作用があり、その含有量
は5〜30%が好ましく、5%未満では上記作用効果が
薄れ、30%を越えると耐摩耗性が低下する。
の他に耐クレータ摩耗性の改善作用があり、その含有量
は5〜30%が好ましく、5%未満では上記作用効果が
薄れ、30%を越えると耐摩耗性が低下する。
又、■a鉄族金属びこれらの炭化物はセラミックの硬質
相と金属の結合相とのぬれ性を改善する効果があり、そ
の含有量は3〜40%(重量%以下同じ)が好ましく、
3%未満では上記作用効果が薄れ、40%を越えると炭
化チタン粒子の周辺にできる複炭窒化物の相が脆くなり
合金の強度や耐酸化性が低下する。更に相対的に炭化チ
タンの醋が減少し耐摩耗性が低下する。
相と金属の結合相とのぬれ性を改善する効果があり、そ
の含有量は3〜40%(重量%以下同じ)が好ましく、
3%未満では上記作用効果が薄れ、40%を越えると炭
化チタン粒子の周辺にできる複炭窒化物の相が脆くなり
合金の強度や耐酸化性が低下する。更に相対的に炭化チ
タンの醋が減少し耐摩耗性が低下する。
又、鉄族金属は結合相としての効果を果し、その含有量
は4.7%〜30%が好ましく、4.7%未1’rは合
金の強度が低下し、30%を越えると合金の硬度が低下
し、耐摩耗性が悪化する。
は4.7%〜30%が好ましく、4.7%未1’rは合
金の強度が低下し、30%を越えると合金の硬度が低下
し、耐摩耗性が悪化する。
又、窒化アルミニウムは硬質相と結合相とのぬれ性を大
幅に向上させ、又、焼結温度を下げる効果があり、その
含有量は0.3〜10%が好ましく、0.3%未満では
上記効果が十分でなく、10%を越えると強度や切削特
性が低下する。
幅に向上させ、又、焼結温度を下げる効果があり、その
含有量は0.3〜10%が好ましく、0.3%未満では
上記効果が十分でなく、10%を越えると強度や切削特
性が低下する。
更に上述した成分に加えて硬質相としての炭化チタン及
び不可避不純物が残部を占め、これらの成分を主体に本
発明に使用されるサーメット用船未配合物が構成されて
いるが、炭化チタンの一部をIV a及びVa族金属炭
化物で置換するとサーメットの硬質相と結合相とのぬれ
性を向上させるばかりでなく耐熱性をも向上させること
が可能である。ぞの含有量は元の炭化チタンの間の40
%以下が好ましく、置換量が40%を越えると上記の効
果が薄れると共に、相対的に炭化チタンの鏝も減少する
ので、炭化チタンの特性である耐摩耗性が低下する。
び不可避不純物が残部を占め、これらの成分を主体に本
発明に使用されるサーメット用船未配合物が構成されて
いるが、炭化チタンの一部をIV a及びVa族金属炭
化物で置換するとサーメットの硬質相と結合相とのぬれ
性を向上させるばかりでなく耐熱性をも向上させること
が可能である。ぞの含有量は元の炭化チタンの間の40
%以下が好ましく、置換量が40%を越えると上記の効
果が薄れると共に、相対的に炭化チタンの鏝も減少する
ので、炭化チタンの特性である耐摩耗性が低下する。
次に使用される各成分の性状は、混合及び成形の容易さ
から粉末状のものが用いられ、一般にぞの粒径は10μ
以下のものが用いられる。又、各成分は単一でなく、炭
化物と炭化物、炭化物と窒化物あるいは窒化物と窒化物
の固溶体の形で用いてもよい。
から粉末状のものが用いられ、一般にぞの粒径は10μ
以下のものが用いられる。又、各成分は単一でなく、炭
化物と炭化物、炭化物と窒化物あるいは窒化物と窒化物
の固溶体の形で用いてもよい。
上記の原料を用いて成形されたサーメットを焼成する方
法は、通常サーメット製造に採用されているいくつかの
方法を用途に応じて、適宜選択できる。例えば、セラミ
ック粉末と金属粉末とを混合し、湿式で混合したものは
乾燥後に、冷間で金型を用い加圧して賦形し、次いで焼
結する冷開成形焼結法、溶媒と共に泥漿を作り石膏型の
ような多孔質型に鋳込んで成形乾燥し、次いで焼結する
鋳込み成形焼結法、セラミック粉末を予めバインダ及び
fll滑剤と共に混合し成形及び1次焼結して多孔質焼
結体を製造しこれに金属を溶浸させる溶浸法、金属及び
セラミック粉末をプラスチックバインダと共に混合し割
出成形後バインダをとばし焼結する射出成形焼結法、そ
の他焼結時に圧力を加えるホットプレス法、HIP法、
CAP法等の焼成方法が採用可能である。これらの焼結
は一般に人気中あるいは不活性、又は還元性ガス中で1
250〜1800℃、0.1〜3時間でなされる。
法は、通常サーメット製造に採用されているいくつかの
方法を用途に応じて、適宜選択できる。例えば、セラミ
ック粉末と金属粉末とを混合し、湿式で混合したものは
乾燥後に、冷間で金型を用い加圧して賦形し、次いで焼
結する冷開成形焼結法、溶媒と共に泥漿を作り石膏型の
ような多孔質型に鋳込んで成形乾燥し、次いで焼結する
鋳込み成形焼結法、セラミック粉末を予めバインダ及び
fll滑剤と共に混合し成形及び1次焼結して多孔質焼
結体を製造しこれに金属を溶浸させる溶浸法、金属及び
セラミック粉末をプラスチックバインダと共に混合し割
出成形後バインダをとばし焼結する射出成形焼結法、そ
の他焼結時に圧力を加えるホットプレス法、HIP法、
CAP法等の焼成方法が採用可能である。これらの焼結
は一般に人気中あるいは不活性、又は還元性ガス中で1
250〜1800℃、0.1〜3時間でなされる。
以上詳述した如く本発明方法を用い上記各成分を焼結製
造させたサーメットは窒化チタンを初めとするIVaあ
るいはVa族金属の窒化物を含有する炭化チタン系サー
メットに窒化アルミニウムと共に炭素を配合したことに
より、窒化物を含む硬質相と結合相金属とのぬれ性が大
幅に改善され、焼結温度も窒化チタンを数%〜数十%添
加した従来の号−メットに比べて大幅に低下する。その
ためボアが少なく微細組織のサーメット焼結体が得られ
る。更に、本発明方法を用いて製造されたサーメットは
機械的特性、切削特性に優れ従来のサーメット工具では
使用が限定されていた重切削や衝撃の大きいフライス切
削、断続切削、切削時に応用の大きさや方向の変化する
倣い切削に優れた特性を示し、又、耐摩耗性、耐塑性変
形性の著しい向上により、高速切削にも十分な性能を発
揮するものである。
造させたサーメットは窒化チタンを初めとするIVaあ
るいはVa族金属の窒化物を含有する炭化チタン系サー
メットに窒化アルミニウムと共に炭素を配合したことに
より、窒化物を含む硬質相と結合相金属とのぬれ性が大
幅に改善され、焼結温度も窒化チタンを数%〜数十%添
加した従来の号−メットに比べて大幅に低下する。その
ためボアが少なく微細組織のサーメット焼結体が得られ
る。更に、本発明方法を用いて製造されたサーメットは
機械的特性、切削特性に優れ従来のサーメット工具では
使用が限定されていた重切削や衝撃の大きいフライス切
削、断続切削、切削時に応用の大きさや方向の変化する
倣い切削に優れた特性を示し、又、耐摩耗性、耐塑性変
形性の著しい向上により、高速切削にも十分な性能を発
揮するものである。
次に本発明の実施例により具体的に説明する。
実施例1
切削工具用焼結合金原料として市販されている第1表の
原料粉末を使用し、これらの原料粉末を第2表及び第5
表に示す各試料No、成分組成に配合し、この配合物を
ステンレス製ボールミルと超硬ボールとを用い湿式混合
した。次いでこの混合物を乾燥後、プレス圧2t/aA
で成形し、爽空中温度1300〜1350℃で1時間焼
結を行って得た切削工具用チップについて抗折力(TR
8)と硬変を測定した。その後、5NP432の寸法に
研磨して第3表に示す切削条件で切削試験を行った。得
られた結果を各実施例の組成と共に第2表に併記した。
原料粉末を使用し、これらの原料粉末を第2表及び第5
表に示す各試料No、成分組成に配合し、この配合物を
ステンレス製ボールミルと超硬ボールとを用い湿式混合
した。次いでこの混合物を乾燥後、プレス圧2t/aA
で成形し、爽空中温度1300〜1350℃で1時間焼
結を行って得た切削工具用チップについて抗折力(TR
8)と硬変を測定した。その後、5NP432の寸法に
研磨して第3表に示す切削条件で切削試験を行った。得
られた結果を各実施例の組成と共に第2表に併記した。
尚、比較例のサーメットも同方法で作成し同様な測定を
行い第2表に併記した。但し比較例の試料No、1−1
0については焼結部11350℃以下では焼結不可能で
あったので、別に1420℃で焼結を行った。
行い第2表に併記した。但し比較例の試料No、1−1
0については焼結部11350℃以下では焼結不可能で
あったので、別に1420℃で焼結を行った。
第2表のアセチレンブラックのVOW%(各添加元素の
密度より求めた計算値、以下同じ)は配合物全体に対す
るアセチレンブラックの割合を示す。
密度より求めた計算値、以下同じ)は配合物全体に対す
るアセチレンブラックの割合を示す。
全窒化物のvoj1%とアセチレンブラックの全窒化物
100体積部に対する割合は第5表に示す。
100体積部に対する割合は第5表に示す。
1
以上の結果から、IVa族金属炭化物としてWC及びM
O2Cの合計量が45%と大量に配合された比較例の試
料1−8は、硬度の点では本発明のものとほとんど同じ
であるけれども抗折力(TR8)が低く、切削試験にお
ける摩耗膳が多く、チップ欠損までの切削回数の少ない
ものであり不満足な性能であった。又、逆に■a族金属
炭化物としてMO2Cが1%である比較例の試料1−9
はTR8及び硬度が低く、切削試験においても摩耗鑞が
多く、チップの欠損までの切削回数も極端に少なかった
。又、窒化アルミニウム及び炭素を全く含まない比較例
の試料1−10も同様に不満足な性能であり、特に、チ
ップ欠損までの切削回数が少なかった。
O2Cの合計量が45%と大量に配合された比較例の試
料1−8は、硬度の点では本発明のものとほとんど同じ
であるけれども抗折力(TR8)が低く、切削試験にお
ける摩耗膳が多く、チップ欠損までの切削回数の少ない
ものであり不満足な性能であった。又、逆に■a族金属
炭化物としてMO2Cが1%である比較例の試料1−9
はTR8及び硬度が低く、切削試験においても摩耗鑞が
多く、チップの欠損までの切削回数も極端に少なかった
。又、窒化アルミニウム及び炭素を全く含まない比較例
の試料1−10も同様に不満足な性能であり、特に、チ
ップ欠損までの切削回数が少なかった。
実施例2
同様に第1表の原料粉末を使用し、第4表及び第5表に
示す各実施例の成分組成に配合し、その後、前記実施例
1〜7と同じ工程で切削工具用チップを得、同様に抗折
力(TR8)と硬度を測定し、第6表に示す切削条件で
切削試験を行った。
示す各実施例の成分組成に配合し、その後、前記実施例
1〜7と同じ工程で切削工具用チップを得、同様に抗折
力(TR8)と硬度を測定し、第6表に示す切削条件で
切削試験を行った。
得られた結果を各実施例の組成と共に第4表に併記した
。尚、比較例のサーメットも同方法で作成し同様な測定
を行い第4表に併記した。但し、比較例6については焼
結温度1350℃以下では焼結不可能であったので、別
に1450℃で1時間焼結処理を行った。全窒化物のV
OW%とアセチレンブラックの全窒化物100体積部に
対する割合は第5表に示す。
。尚、比較例のサーメットも同方法で作成し同様な測定
を行い第4表に併記した。但し、比較例6については焼
結温度1350℃以下では焼結不可能であったので、別
に1450℃で1時間焼結処理を行った。全窒化物のV
OW%とアセチレンブラックの全窒化物100体積部に
対する割合は第5表に示す。
第5表
以上の結果から、IV aあるいはVa族金属窒化物と
してTiN及びNbNの合計が41%と人聞に配合され
た比較例の試料2−6は〒R8では優れるが、硬度が低
く、切削試験の摩耗量及び塑性変形量が大きく、不満足
な性能であった。更に、窒化アルミニウム及び炭素を全
く含まない比較例の試料2−7は、硬度が低く、切削試
験の摩耗―及び塑性変形量は極端に大きく、不満足な性
能であった。
してTiN及びNbNの合計が41%と人聞に配合され
た比較例の試料2−6は〒R8では優れるが、硬度が低
く、切削試験の摩耗量及び塑性変形量が大きく、不満足
な性能であった。更に、窒化アルミニウム及び炭素を全
く含まない比較例の試料2−7は、硬度が低く、切削試
験の摩耗―及び塑性変形量は極端に大きく、不満足な性
能であった。
又、本発明の試料2−1と比較例の試料2−7とは、は
とんど同一の組成であるが窒化アルミニウム及び炭素を
配合した試料2−1の方は1340℃で焼結でき、前記
の如<1450℃でなければ焼結しない試料2−7より
かなり低温ぐ焼結し、本発明は、省エネルギーにも貢献
するものである。
とんど同一の組成であるが窒化アルミニウム及び炭素を
配合した試料2−1の方は1340℃で焼結でき、前記
の如<1450℃でなければ焼結しない試料2−7より
かなり低温ぐ焼結し、本発明は、省エネルギーにも貢献
するものである。
代理人 弁理士 足立 勉
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (a) 元素周期律表のl’%la及びVa族金属窒
化物から選ばれた1種又は2種以上:5〜30重麺% (b) VIa族金属及び該金属炭化物から選ばれた
1種又は2種以上=3〜40重齢% (C) 鉄族金属から選ばれた1種又は2種以上:4
.7〜30重量% (d) 窒化アルミニウム:0.3〜10重量%(e
) 炭化チタン及び不可避不純物:残部以上の(a
)、(b)、(C)、(d >及び(e )成分から
なるサーメット用船未配合物に対して、該配合物中の窒
化物100体積部について0.5〜10体積部の割合の
炭素粉末を添加混合し、成形焼成することを特徴とする
強靭サーメットの製造方法。 2 (e)成分中、炭化チタンの40%以下がIVa及
びva族金属炭化物から選ばれた1種又は2種以上によ
って置換されたものである特許請求の範囲第1項記載の
強靭サーメットの製造方法。 3 (a)成分が化学式Ti N、Zr N1HfN、
VNlNb N及びTaNから選ばれた1種又は2種以
上、(b)成分が化学式Cr 1Mo 、W。 MO2C及びWCから選ばれた1種又は2種以上及び(
C)成分が化学式Ni5Coから選ばれた1種又は、2
種以上である特許請求の範囲第1項若しくは第2項記載
の強靭サーメットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57071057A JPS58189345A (ja) | 1982-04-27 | 1982-04-27 | 強靭サ−メツトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57071057A JPS58189345A (ja) | 1982-04-27 | 1982-04-27 | 強靭サ−メツトの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58189345A true JPS58189345A (ja) | 1983-11-05 |
Family
ID=13449508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57071057A Pending JPS58189345A (ja) | 1982-04-27 | 1982-04-27 | 強靭サ−メツトの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58189345A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5288676A (en) * | 1986-03-28 | 1994-02-22 | Mitsubishi Materials Corporation | Cemented carbide |
CN115806277A (zh) * | 2021-09-15 | 2023-03-17 | 中南大学 | 一种超高熔点碳氮化铪粉体的新型制备方法 |
-
1982
- 1982-04-27 JP JP57071057A patent/JPS58189345A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5288676A (en) * | 1986-03-28 | 1994-02-22 | Mitsubishi Materials Corporation | Cemented carbide |
CN115806277A (zh) * | 2021-09-15 | 2023-03-17 | 中南大学 | 一种超高熔点碳氮化铪粉体的新型制备方法 |
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