JPS5818920Y2 - トスバツテイング用ピツチングマシ−ン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は携帯可能なトスバッティング用ピッチングマシ
ーンの改良に関するものである。

従来のトスバッティング用ピッチングマシーンは、シュ
ーテイングアームが回転式であり、かつ−列のボール供
給部によりボールを供給するものであったため、シュー
テイングアームの回転空部、所定のボール供給部を必要
とし大型化してしまう難点があり、小型化したトスバッ
ティング用ピッチングマシーンの出現が望まれていた。

本考案はかような要望に応えるべくシューテイングアー
ムを半回転反転に構威し、かつボール供給を二列式直前
選別技術を用いて、コンパクトでかつ騒音レベルの低い
トスバッティング用ピッチングマシーンを提供せんとす
るものである。

本考案の概要を説明すると、トス投球を行なうシューテ
イングアーム部、シューテイングアームを半転させる半
回転反転動力部、投球衝撃吸収部、トス投球終了後に作
動する球供給選別装置を内蔵し、各部の上方で蓋体の深
さと同一の深さのボール供給部用底板を所定の切欠窓及
び中央仕切板を形成して設けた箱本体に、内側に閉めた
場合に箱本体の仕切板と重ならぬようやや位置又は高さ
を変えて立設した仕切板を有する蓋体とを枢着してなる
トスバッティング用ピッチングマシーンである。

以下本考案を図示の実施例に従い詳細に説明する。

第１図は本考案の一実施例たる外観斜視図であり、図中
１は箱本体、２は蓋体である。

蓋体２は内側中央に投球用ボールが二列収納できるよう
仕切板３が設けられ、箱本体１一端に枢着されている。

箱本体１は、蓋体２と同一の深さの位置に所定の切欠窓
４，５を設けた球収納用底板６を中央に仕切板３′を立
設して装着しである。

この時仕切板３゜３′は蓋体２を閉めた場合型ならぬよ
う位置を少しずらしである。

尚切欠窓４はシューテイングアーム７の回動のためのも
の切欠窓５は球供給選別装置のサプライラグ８の移動の
ためのものである。

又図中９は供給ボールを切欠窓４方向へ移動させるガイ
ド板である。

第２図は球供給選別装置を除いた内部機構の説明図であ
り、箱本体１に装着されたヒンジシャツ）−１０にシュ
ーテイングアーム７、スイッチ作動用カム１１．回転力
伝達のためのスプロケット１２を装着しである。

尚図中１３は球供給選別装置に信号を送出するマイクロ
スイッチで゛あり、マイクロスイッチ１３はカム１１と
接しており、カム１１はシューテイングアーム７が元に
戻る直前より接続するよう形成されている。

シューテイングアーム７の後方には半回転反転動力部を
装置しである。

半回転反転動力部は減速モータ１４の回転軸にラチェッ
トホイール１５を固着しである。

同回転軸には一端にラチェットホイール１５と噛合する
ラチェットクリック１６、他端にチェーンラグ１７及び
ダンパーコネクタ１８を装着したスウィングアーム１９
を回転自在に装着しである。

この時該クリック１６は、スウィングアーム１９のクリ
ツク１６装着側がスプリング２０の引力方向と逆方向へ
回転する場合には、ラチェットホイール１５と噛合し減
速モータ１４の回転によりスイングアーム１９も回転さ
せられる。

その後スプノング２０の引力方向と同じになるのとクリ
ック１６はラチェットホイール１５上を滑りスイングア
ーム１９は急回転するよう装着されている。

尚、、チェーンラグ１７の先端部２１にはチェーン２２
が連結され、チェーン２２はスプロケット１２に懸装さ
れ、スプリング２０により引かれている。

又、スプリング２０はコネクトパー２３を介して箱本体
１外側に設けられた投球スピード調節用アジャストスク
リュー２４と連結されている。

ダンパーコネクタ１８は一端に横長切欠窓を有し、ダン
パーシリンダ２５のピストンヘッド２６を切欠窓に調節
自在に取り付けである。

次に球供給選別装置は供給ボールを所望の位置で停止さ
せておく、サプライラグ８を、ラグシャフト２７の先端
に取り付け、ラグシャフト２７下部には、フックホール
ダ２８を固着し、フックホールダ２８に一対の先端矢尻
状のフック２９を平行に並設しである。

尚フック２９は１」字状フックオペレータ３０を介して
ソレノイド３１と連結される。

フック２９とフックオペレータ３０との連結状態は両フ
ック２９の矢尻部３２の内側フックオペレータ３０の一
片が装置され、交互に一方のフック２９を引くよう装着
されている。

尚、図中３３はフック２９の支持のためのフックセッタ
ーであり、３４はオフセットアーム３５を介して、フッ
クオペレータを引き戻すセットスプリングである。

以下、本考案の使用状態を説明しながら、本考案の効果
について説明する。

先ず蓋体２を開け、箱本体１側を低くするよう傾斜をつ
ける。

この際、箱本体１の裏面に傾斜用アーム３６を枢着させ
ておくと好ましい。

箱本体１と蓋体２の球供給室にボールを入れる。

この時、仕切板３，３′があるため、ボールは二列に整
理されて並ぶ。

最前列にあるボールはサプライラグ８に応当して停止し
ている°が、一方は、投球用切欠窓４直前であるが、他
方の列のボールは、当該ボールよりボール１つ強離れた
ところで停止させられている。

電源を入れ減速モータ１４が回転すると回転軸に装置さ
れたラッチホイール１５も同様に回転する。

この時ラッチホイール１５にはクリック１６が噛合して
おり、スウィングアーム１９をも回転させる。

スウィングアーム１９の回転によりチェーン２２によっ
てシューテイングアーム７は後方へ下か゛る。

この時カム１１の凸部によりマイクロスイッチが接続し
、ソレノイド３１を動作させる。

ソレノイド３１はフックオペレータ３０を引くと、フッ
クオペレータ３０は後方へ位置しているフック２９の矢
尻部３２を引き、サプライラグ８が＋回転程、回動する
。

このとき、球供給室最前で、手前のサプライラグ８によ
り停止させられていたボールは投球用切欠窓内に落ち、
シューテイングアーム７上に乗る。

尚、他側のボールは、前方サプライラグ８まで一個分前
進し、最前のボールとなる。

次いで、スウィングアーム１９のクリック１６側はスプ
リング２０の引力方向と一致すると、クリック１６はラ
ッチホイール１５から脱落し、外周を滑りスプリング２
０の力で゛急回転する。

同時シューテイングアーム７も急回転し、ボールをトス
するのである。

このとき、スウィングアーム１９にはダンパコネクター
が装着されているので、設定した限界点でダンパシリン
ダー２５が作動し、衝撃を吸収する。

したがって騒音レベルの低いマシーンとなった。

本考案は斜上のように構成され、作用するため極めてコ
ンパクトなものとなったばかりでなく、アジャストスク
リュー２４等で訃スの球速を調整することが可能な便宜
かつ実用的なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す外観斜視図であり、第
２図は同内部機構の概略斜視図、第３図は球供給選別装
置の説明図、第４図は同球供給装置におけるフックとフ
ックオペレータとの関係の説明図である。 １・・・・・・箱本体、２・・・・・・蓋体、３，３′
・・・・・・仕切板、４゜５・・・・・・切欠窓、６・
・・・・・底板、７・・・・・・シューテイングアーム
、８・・・・・・サプライラグ、９・・・・・・ガイド
板、１０・・・・・・ヒンジシャフト、１１・・・・・
・カム、１２・・・・・・スプロケット、１３・・・・
・・マイクロスイッチ、１４・・・・・・減速モータ、
１５・・・・・・ラチェットホイール、１６・・・・・
・クリック、１７・・・・・・チェーンラグ、１８・・
・・・・ダンパーコネクタ、１９・・・・・・スウィン
グアーム、２０・・・・・・スプリング、２２・・・・
・・チェーン、２３・・・・・・コネクトバー、２４・
・・・・・アジャストスクリュー、２５・・・・・・ダ
ンパーシリンダ、２６・・・・・・ピストンヘッド、２
７・・・・・・ラグシャフト、２８・・・・・・フック
ホールダ、２９・・・・・・フック、３０・・・・・・
フックオペレーター、３１・・・・・・ソレノイド、３
２・・・・・・矢尻部、３３・・・・・・フックセッタ
ー、３５・・・・・・オフセットアーム。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １．シューテイングアーム部、該アームを半転させる半
   回転反転動力部、投球衝撃吸収部、球供給選別装置を内
   蔵し、各部上方で蓋体の深さと同一の深さの球供給部室
   用底板を一端に投球用切欠窓、その直前に球供給選別装
   置のサプライラグ移動用切欠窓を形成して設け、箱本体
   に閉めた場合型ならぬよう裏面に仕切板を立設した蓋体
   とを枢着してなるトスバッティング用ピッチングマシー
   ンにおいて、半回転反転動力部を、シューテイングアー
   ムを動作させるスプリング及び減速モータの回転軸にラ
   チェットホイール及び回転自在のスウィングアームを取
   り付はスイングアームの一端にはラチェットクリック、
   他端にはシューテイングアーム部との連結具を取りつけ
   、クリック側がスプリングの引力方向と逆方向に回転し
   ようとするとき、クリックとラチェットホイールが噛合
   し、スウィングアームをラチェットホイールと同速で゛
   回転させ、スプリングの引力方向と同方向に回転する場
   合にはラチェットホイール外周をクリックが滑り急回転
   するよう装着したことを特徴とするトスバッティング用
   ピッチングマシーン。 ２、球供給選別装置を、ラグシャフト上端に−字状球止
   サプライラグを連設し、ラグシャフト下部には先端矢尻
   状のシャフト回転用のフックを他端において二個併設可
   能なフックホールダーを設はシューテイングアームの作
   動により動作するソレノイドと連結されたフックオプレ
   ータが、併設されたフックの両矢尻部の内側に交互係止
   可能なるよう装置されたものである実用新案登録請求の
   範囲第一項記載のトスバッティング用ピッチングマシー
   ン