JPS58188627A - ポリプロピレンフイルムの製造方法 - Google Patents

ポリプロピレンフイルムの製造方法

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JPS58188627A
JPS58188627A JP57071331A JP7133182A JPS58188627A JP S58188627 A JPS58188627 A JP S58188627A JP 57071331 A JP57071331 A JP 57071331A JP 7133182 A JP7133182 A JP 7133182A JP S58188627 A JPS58188627 A JP S58188627A
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恵 田中
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリプロピレン、%に粗面化されたポリプロ
ピレンフィルムの製造方法に関するものである。
従来、ポリプロピレンの粗面化されたフィルムの製造方
法としては、押出成形時における冷却工程で徐冷によシ
結晶化を早め、粗面化を行う方法や冷却工程で一面は徐
冷し他面を冷水やチルロールでプレスする方法が知られ
ている。
しかし、01J者においては徐冷の条件によっては冷却
工程でチルロールへの粘着があり、密着ムラにより粗面
めバラツキが大きく安定した品質のものを得にくい。生
長した大きな球晶が延伸によって変形して潰れ、内部に
おいては空胞が発生し。
表面においては表面粗度Raが05μ以上にも達する大
きな凹凸を有するフィルムとなり、実質−1〕フイルム
の厚みが低下し絶縁破壊電圧の低下につながっていた。
また、製膜工程上では冷却不足による成形不良を伴う問
題があシ、厚みムラ悪化による延伸時のフィルム破れを
生ずるなどの欠点につながっていた。
後者においては冷却時の水を均一で完全に揮散する事が
困難であシ、揮散ムラがそのまま表面の汚点となって残
り品質、外観を著しく悪化させていた。また、フィルタ
ー等で除去されなかった水中の不純物が付着することに
よる絶縁欠陥を発生したりする欠点もあった。
本発明は、上記欠点を解消すると共に絶縁破壊電圧を向
上せしめ、延伸時のフィルム破れのない品質の優れた粗
面化二軸延伸ポリプロピレンフイルムの製造方法を提供
するものである。
上記目的を達成するため1本発明はつぎの構成からなる
。すなわち、溶融押出しされたポリプロピレンのシート
を2表面温度が60℃以下のロールに9〜1秒間接触さ
せて急冷後9表面温度が90〜125℃のロールに2秒
以上接触させて加熱しν次いで二軸方向に延伸するポリ
プロピレンフィルムの製造方法を特徴とするものである
ここで用いられるポリプロピレンは、とくに限定される
ものではないが、アイソタクチック度(以下、■、Iと
いう)が96チ以上のものが好ましい。■、工が96%
未満であると、延伸フィルムキングしてくっつき破れと
なったり、製品中にスリットする工程においてフィルム
の滑シネ良やシワが発生して作業性を大巾に低下させる
ので好ましくない。
このポリプロピレンは、溶融されてスリット状の口金か
ら周知の方法でシート状に押し出される。
押し出されたシートは2表面温度が60°C以下のロー
ルに9′〜1秒間、好ましくは表面温度が60℃以下の
ロールに5〜1.5秒間接触させて急冷した後2表面温
度が90〜125°C2好ましくは110〜120℃の
ロールに2秒以上、好ましくは4秒以上接触させて加熱
する。
なお2口金から押し出すシートの厚さは特に限定される
ものではないが、二軸延伸後のフィルムの厚さが6〜2
5μ、好ましくは8〜2CJ1iとなるように選定する
のが望ましい。
急冷時間が10秒をこえ2強制加熱の温度が90℃2秒
未満であると2両面平滑に近いフィルムとなり満足な粗
面を得ることができず、粗面化フィルムとして好ましく
ない。すなわち、フィルムの面が平滑であると、フィル
ム同志重ね合した時に。
フィルム面間の空隙が小さく、絶縁油を含浸させる工程
において、いわゆる毛細管現象における絶縁油の含浸効
率が劣るため十分な油含浸ができなくなり、コンデンサ
として用いたときのコロナ発生時に対する破壊を早め、
瞬時破壊をならしめ。
油含浸フィルムとして実用上使用できない。
また、急冷時間が1秒以下では冷却むらが生じて好まし
くない。
また2強制加熱の温度が125℃をこえると、加熱され
た金属ロールに粘着が生じ2表面粗度Ra05μ以上の
凹凸の大きなフィルムとなシ絶縁破壊電圧の低下が著し
い。工程上においてもロール粘着による表面欠点が目立
つ様になって品質の不合格率が増し収率が大巾に低下す
る。このように。
粗面が大きくなりすぎてもコンデンサ特性上のみならず
工程上にも悪影響を及ばず。
」二記のようにして加熱されたシートを1次いで二軸方
向へ延伸する。
二軸方向への延伸は、同時または逐次など周知の延伸法
を適用することができ、延伸温度150〜165度、延
伸倍率40〜IQ、0倍が望ましい。
このようにして延伸され7c二軸延伸フイルムは。
ロールに接触して急冷された面(以下、A面という)の
表面粗度Raが0.15 /J以下の平滑面となり。
他方の面(以下、B面という)の表面粗度Raが025
〜0.5 ltの粗面となるが、フィルムの実質的な厚
さの低下は少ない。
表面粗度と、浸油係数、絶縁破壊電圧との関係を図面に
基づいて説明する。
第1図において、実線は、A面の表面粗度と浸油係数の
関係2点線は、A面の表面粗度と絶縁破壊電圧の関係を
各々示し、まだ2図中(a)、 (b)、 (C)は、
B面の表面粗度を各々0.4〜0.51t 、  0.
25〜0.35μ、0.2μ以下とした場合を示すもの
である。
第1図から明らかなように、油含浸性を満足するに必要
な浸油係数10チ以上を得るには8面0.25μ以上の
粗面構造が必要であり、一方、絶縁破壊電圧500 V
/77以上を得るKHA面0.151を以Fの平滑な表
面を有することが必要であることがわかる。
なお、(a)なる範囲のフィルムは、30℃に冷却され
たチルロールに2.0秒接触急冷後110〜120℃に
加熱されたロールに60秒以上の接触で二軸延伸装置を
用いて縦方向に155℃で4.5倍延伸後史に160℃
で横方向に70倍にて逐次二軸延伸により得ることがで
きる。同様に(b)なるフィルムは、50℃のチルロー
ルに2.0秒接触急冷後110〜120℃に加熱された
ロールに2.0秒〜6.0秒の接触で得たシートを上記
と同条件で延伸する。
(C)なるフィルムは、′50℃のチルロールに10,
0秒接触急冷後110〜120℃に加熱されたロールに
60秒以上の接触で得たシートを同様の延伸により得る
事ができる。
以上述べたように2本発明の方法は、延伸性が良好で、
しかも絶縁破壊電圧と浸油性が共に優れたフィルムが得
られるという効果を奏するものである。
本発明における特性の測定法、効果の評価法は次の通シ
である。
(1)表面粗度; Ra  J工5−B−0601(2
)  油含浸度: 油含浸を表わす方法として浸油係数を想定し浸油係数は
次の方法で行った。
m  成: (A/箔/フィルム/フィルム/フィルム
)x2 リート線:挿入方法 フィルム:100−巾 A/箔=6μ厚み 80[[ml巾 1・記構成で静電容量が0.2μFになる様にコンデン
サーを作製する。まず20℃、 1 kHzの条件下で
該コンデンサの正確な静電容量coをGR製キャパシタ
ンスブリッジにて測定した後60℃にて真空乾燥を行い
後真空含浸する。この時、絶縁油としては1石オイルS
を用いた。
絶縁油が含浸された後のコンデンサーの静電容量Cを1
11記方法で測定し2次式にて浸油係数として表わし含
浸効果の目安とした。
実用」−問題のない油含浸効果としては浸油係数10%
以−Fは必要である。
(3)表面欠点 品質管理の基準として白筋及び斑点状で発生する白濁ム
ラ表面欠点を汚れとして目視判定と濁度変動率で判定し
た。ここでいう濁度変動率はASTM−D−1005−
61Tに準じ、フィルムの全中方向を測定した濁度値を
次式にて表わしたものである。
○:全く汚れのないもので濁度変動率が30チ以下のも
の。
△:汚れのないもので濁度変動率が61〜50%のもの
×:帯状2斑点状のよごれのあるもので濁度変動率が5
0チを超えるもの。
(4)”絶縁破壊@王 J 工S −C−’2330に準じDCでのフィルムシ
ート状での絶縁破壊電圧を測定した。
つぎに実施例により1本発明の実施態様を説明する。
実施例1 メルトインデックス1.7.工、■97.6 %の結晶
性ポリプロピレンをグイ 300 m 、  リップ間
隙1.0−のTダイより押出温度250°Cにて溶融押
出して。
シート溶融体とし、10m/分の引取り速度で60゛C
に冷却されたチルロールに20秒接触急冷後。
120°Cにて加熱されたロールに20秒強制加熱した
後、この原反を二軸延伸装置で延伸温度150℃〜15
5℃で45秒間予備加熱後、縦方向に5.0倍。
延伸温度160〜165°Cで横方向に7.0倍にて逐
次二軸延伸を行い、141zの延伸フィルムとしだ。
フィルム特性は表1に示す通り、シート成形性も良好で
、延伸しやすいもので有効な粗面を得ることができ、油
含浸も良好で絶縁破壊電圧も高く十分使用できるもので
あった。
比較例1 溶融シートを95“Cのチルロールに接触させながら徐
冷したこと以外は実施例1と同様とし、得られた特性を
表1に示した。
比較例2 溶融シートを30℃のチルロールに10秒間接触後、1
20°Cで強制加熱を行った以外は実施例1と同様とし
、得られた特性を表1に示した。
比較例1及び2によれば、延伸性、絶縁破壊電圧、油含
浸性のすべてを満足するものを得ることができなかった
表  1 注)表面粗度A面とはドラム面、B面とは非ドラム面を
いう。
溶融シートを30℃のチルロールで一冷後。
150℃で強制加熱を行うこと以外は実施例1と同様と
し、得られた特性を表2に示した。このフィルムは9表
面粘着による欠点が生じ、又密着ムラを示す粗面のバラ
ツキが大きい。
比較例4 溶融シートを′50℃のチルロールで急冷後。
80℃で強制加熱を行うこと以外は実施例1と同様とし
、得られた特性を表2に示しだ。
これによれば、粗面効果が期待できず油含浸性を満足す
るものではなかった。
表2
【図面の簡単な説明】
第1図は、フィルムの表面粗度と浸油係数および絶縁破
壊電圧との関係を示す図である。 特許出願人  東 し 株 式 会 社蓼1152m 緘 社 1 聴 A面 表面−ムRa(7)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶融押出しされたポリプロピレンのシートを9表
    面温度が6 D ℃以下のロールに9〜1秒間接触させ
    て急冷後1表面温度が90〜125℃のロールに2秒以
    上接触させて加熱し9次いで二軸方向に延伸することを
    特徴とするポリプロピレンフィルムの製造方法
JP57071331A 1982-04-30 1982-04-30 ポリプロピレンフイルムの製造方法 Granted JPS58188627A (ja)

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JPS58188627A true JPS58188627A (ja) 1983-11-04
JPH0153175B2 JPH0153175B2 (ja) 1989-11-13

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