JPS58187117A - 苗床用枠体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は直立可能な枠板と接続具を組み合せるだけで完
成する苗床用枠体に関する。

従来における苗床用枠体は、掛は矢で打ち込んだ４本の
主柱と、必要により設ける間柱と主柱間に平行に並設さ
せて固設したガイド板と、このガイド板間に充填した藁
束と、藁束を締付ける支柱、縄等からなり、これを製作
するには、熟練技術者が２人で１日を費やし、かつ解体
時には廃材が多（でき　その上耐、久性に欠ける不利が
あった。

本発明はこのような欠点を除去するため、複合構造の枠
板に転倒防止と自立で地面等の上に直立させる支持体を
設け、このような枠板を連結することにより、簡単、か
つ、迅速に、しかも熟練を要することな（短時間に製作
できる苗床用枠体を提供するものである。

以下に図面を用いて本発明に係る苗床用枠体の一実施例
について詳細に説明する。第１図は上記枠体の１つを示
す斜視図であり、図において、■は枠板で少なくとも補
強板２と断熱層３と枠板直立補助と転倒防止用の支持体
４（以下、単に支持体という）がらなり、５は釘、ねじ
、はとめ、リベット、くさび等からなる固着具、６は接
続具で枠板１の各端縁を連結するものである。さらに具
体的に説明すると、枠板ｌは苗床の周壁、断熱材、防水
材、保形材、バッキング材として機能するものであり、
その外形は４角形状、例えば長ては、第２図（ａ）〜−
に示すようなものであり、（ａ）図は補強板２と断熱層
３を一体に形成した枠板である。（ｂ）図は補強板２と
断熱層３と防水シート７とを一体に積層した枠板である
。

（Ｃ）、（ｄ）図は上記（ａ）、（ｂ）図において補強
板２と断熱層３間に接着剤８を介在させて一体化した枠
板である。さらに、（ｅ）〜（ｊ１図は補強板２と断熱
層３、あるいは必要に応じて設ける防水シート７から形
成された枠板の少な（とも頂面１ａにカバー材９〜１４
を被着させた枠板を示すものであり、カバー材９は背面
の一部に釘状物５が連続、もしくは断続的に配設され、
かつ開口の両端９ａが断熱層３等に弾力を付与し得る構
造に構成したものである。

カバー材１０は長さ／１　）４２とし、一端を釘５で固
設するものであり、カバー材ＩＩは断熱層３のみを被覆
する形状である。カバー材１２は防水シート７の代りに
用いる場合であり、カバー材Ｉ３は、防水性、可撓性、
接着性（片面のみ）があるシート状物からなり、カバー
材１４は硬質の厚肉部材を頂面材とした場合である。ま
た、第２図（６）は断熱層３を補強板２からΔｌに亘っ
て変位させて固着した枠板ｌを示すものであり、（１）
図は補強板２−断熱層３を２重構造とした枠板ｌを示す
ものである。−図は断熱層３の上部を突出させた枠板ｌ
を示すものである。さらに説明すると、補強板２の材料
としては剛性、耐食性、耐水性、および曲げ強度があり
、軽量な長方形状の部材が好ましく、例えば合板、耐水
合板、中空状プラスチック複合板、金属板、金属製中空
複合板、硬質繊維板、合成樹脂板の１種、または２種以
上を組み合せて構成したもの等である。また、断熱層３
の原料としては、軽量である合成樹脂発泡体、例えばポ
リウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフオーム、
フェノールフオーム、塩化ビニルフオーム、ポリスチレ
ンフオーム、ポリエチレンフオーム等の単体、およびこ
れらの変性フオーム、もしくはこれに繊維、不燃骨材（
パーライト粒、シラスバルーン等）金網、ネット状物、
ハニカム体等を混合、介在させたものであり、厚さｔは
約５〜１００ｘ位、密度は２０〜８０ｋＶ’ｍ　、熱伝
導率は０．０２２〜０、０６　ＫｃＷｍ−ｈｔ、圧縮強
度ハ約０．５Ｗｄ　以上であり、発泡組織としては独立
気泡率が３０チ以上が好ましい。さらに、防水シート７
は断熱層３の保護、汚染防止、橢水性付与、吸水防止、
および枠板２をサンドイッチ構造化して機械強度を強化
するものであり、具体例としては、例えばアスファルト
フェルト、金属箔、１００’ｃ以上つ融点を有する合成
樹脂シート、クラフト紙、アスベスト紙、グラスチック
肉薄板の１種、もしくは２種以上をラミネートしてなる
もの、またはクラフト紙等に防水処理、ネット状物を一
体に形成した防水シート等である。また、カバー材９〜
Ｉ４としては、少なくとも耐候性、耐水性に富む必要が
あり、例えば、プラスチック成形材、金属成形材、貼着
剤付防水テープ材、合板等の材料からなる。また、支持
体４は主に枠板１の転倒を阻止するものであり、例えば
第３図（ａ）〜（ｈ）の形状、または取付構造にしたも
のである。すなわち、（３３図はＬ字状、（ｂ）図はフ
レームを３角形、（Ｃ）図は３角板体、（ｄ）図は支持
体４の底面に固定用脚１５を植設したものである。また
、（ｅｌ〜（１１）図は取付構造であり。

（ｅ）、（ｆ）図は支持体４を折りたたみ可能にするた
め、丁番１６を枠板１に固設した場合、（ｇ）図は取付
台１７を介在させた場合、（ｈ）図は取付具】８を左側
、または左右両側に介在させて支持する場合の構造を示
すものである。なお、支持体４の枠板１に対する装着に
は、通常の釘、木ねじ、接着剤を用いることも含まれる
ものである。また　枠板１と支持体４の固・設にはボル
ドーナツト構造とするように各部材を加工することもあ
る。さらに、接続具６Ａ枠板１間を固設するものであり
、その形状、構造としては、例えば第４図（ａ）〜（ｇ
）に示す′ようなものである。すなわち、（ａｔ　Ｗ、
ｕｆ　Ｌ字板、（ｂ）図は３角形台状、（Ｃ）図はＬ字
形、Ｉｄ）図は長尺り字形、（ｅ）図はフック１９と止
め具２０、（ｆ＞図はＬ字具とボルト２１の組み合せ具
２２、′（ｇ１図は取付リング具２３と通し棒２４の組
み合せからなる固着具５を示すものである。

次に実施例につき説明する。

まず、枠板ｌとしては、第２図（ｂ）に示す構造で、補
強板２としては９ｍ厚の耐水合板、高さ４５０１ｕ１１
、幅１８０　Ｑｓｓを準備する。断熱層３としてはポリ
ウレタンフォームを厚さ１６鱈、密度４０ｋｇ／ｉとし
、防水シート７としてはアルミニウム箔（厚さ７ミクロ
ン）と防水処理のクラフト紙をラミネートしたものであ
り、上記３つの構成材をフオーム形成時の自己接着性に
より一体に形成したものを準備する。なお、支持体４と
しては第３図（Ｃ）に示す形状のものを補強板２にねじ
とボルトにより第５図に示すように一体に装着したもの
である。また、固着具５としては、第４図（ａ）に示す
形状で、板厚３ｍの金属製板に貫通７［５ａを複数個穿
設したものである。そこで、これら構成材を用いて第１
図に示すような枠体を形成するには、まず、枠板ｌを地
面に対して４個、４角形に直立させて配設し、その角部
に固着具５を当て、そこを木ねじで固設するだけである
。この組み立てに費やした時間は１人で約２０分である
。これに対し、従来法により枠体を形成するには熟練者
２人で８時間を要した。次にこの両枠体に同一な苗床材
料を充填し、苗床を完成させた後にＰＬ　、２２点の温
度変化を測定した。なお、ＰＩ点はＲ−１５０ｍの交差
点位置、２２点は苗床の中心位置であり、深さは苗床表
面から下へ５０謔の位置である。その結果は第６図に示
す。

第６図において、○印、Ｘ線を実線で結んだ特性線図は
実施例と比較例（従来法）のＰＩ点における午前５時の
測定結果であり、点線で結んだ特性線図は２２点におけ
る午後３時の測定結果であり、１点鎖線は午前５時　２
点鎖線は午後３時における外気温の°測定結果を示す特
性線図である。

その結果、実施例は比較例に対して、■製作時間が非常
に短い。■熟練を必要としない。

すなわち、これは枠板を主柱、間柱に固定するだけであ
り、だれでもこの程度の組み立てには特別な技術を必要
としないからである。

■枠体の構成材は耐久性があり、長年使用でき、苗床の
コストダウンを図ることができる。

■保温性にすぐれている。■解体が容易である。等の特
徴が認められた。

以上、説明したのは本発明に係る苗床用枠体にすぎず、
第７図（ａ）に示すように枠板１を形成し、組み立てた
り、第７図（ｂ）に示すようにコーナ一部材２５を介在
させ、枠板１に設けたフックとピンで一体にしたり、（
Ｃ）図に示すように大型丁番２６で一体にすることもで
きる。

上述したように本発明に係る苗床用枠体によれば前記■
〜■のようなすぐれた構成と作用効果を具備できる特徴
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａＪ、（ｂ）は本発明に係る苗床用枠体の一実
施例を示す斜視図、第２図（ａ）〜（ホ）図は本発明に
係る苗床用枠体の要部である枠板の一実施例を示す斜視
図、第３図（ａ）〜（ｈ）は本発明に係る苗床用枠体の
もう１つの要部である支持体の一実施例を示す斜視図、
第４図は固着具の具体例を示す斜視図、第５図は枠板と
支持体の装着例の１つを示す断面図、第６図は苗床の温
度特性甲、第７図（ａ）〜（Ｃ）はその他の実施例を示
す説明図である。 ｌ・・・・枠板、 ４、、、、支持体、 ６、、、、続続具。 第　　１　　図 第　　２　　図 （〜 第２図 （ｃ） 第２図 （ｅ）　　　　　　　（ｆ） 第２図 ＠（ｈ） 第２図 （ｊ、）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　（ｊ）第２図 伽） （１）　　　　　　　（ｍ） 第３図 （ａ）　　　　　　（ｂ） （ｃ）　　　　　　（ｄｌ 第３図 （ｅ） 第３図 （ｆ） 第３図 ω 第３図 （ｈ） 第４図 （ａ）　　　　　　（ｂ） 第４図 （ｃ） 第４図 （ｅ） 第４図 （社） ５ 第５図 第７図 （ｂ） 第７図 （ｃ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）少な（とも補強板−断熱層がらなり、該補強板外
   面に枠板直立用支持体を装着した枠板を４角形に配設し
   、該枠板間を接続具で連結したことを特徴とする苗床用
   枠板。