JPS58186981A - 入出力変換素子 - Google Patents

入出力変換素子

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JPS58186981A
JPS58186981A JP57068795A JP6879582A JPS58186981A JP S58186981 A JPS58186981 A JP S58186981A JP 57068795 A JP57068795 A JP 57068795A JP 6879582 A JP6879582 A JP 6879582A JP S58186981 A JPS58186981 A JP S58186981A
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JP
Japan
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film
electrode
thin film
piezoelectric
high molecular
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Pending
Application number
JP57068795A
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English (en)
Inventor
Kuniko Kimura
邦子 木村
Takao Miya
隆雄 宮
Koji Daito
弘二 大東
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPS58186981A publication Critical patent/JPS58186981A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N15/00Thermoelectric devices without a junction of dissimilar materials; Thermomagnetic devices, e.g. using the Nernst-Ettingshausen effect
    • H10N15/10Thermoelectric devices using thermal change of the dielectric constant, e.g. working above and below the Curie point
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/01Manufacture or treatment
    • H10N30/07Forming of piezoelectric or electrostrictive parts or bodies on an electrical element or another base
    • H10N30/074Forming of piezoelectric or electrostrictive parts or bodies on an electrical element or another base by depositing piezoelectric or electrostrictive layers, e.g. aerosol or screen printing
    • H10N30/077Forming of piezoelectric or electrostrictive parts or bodies on an electrical element or another base by depositing piezoelectric or electrostrictive layers, e.g. aerosol or screen printing by liquid phase deposition

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポーリングにより圧電性を有するようになる
高分子重合体1例えば、フッ化ビニリデン(VDF)お
よびトリフルオロエチレン(T rF)C)を主体とす
る共重合体の溶液を用いた。特に従来製作が不可能であ
った圧電性の高分子薄膜を有してなる入出力変換素子に
関する。
従来、圧電性の大きい高分子としては、ポリフッ化ビニ
リゾ/が知られている。しかしながら。
PVDFは、溶融結晶化するとGTσTのコンフォメー
ションを持つ非極性結晶となり、従来のポーリング方法
で得た膜は圧電性を有しない。このため延伸手段によっ
てTT型の結晶(工型結晶)にし、その後ポーリングに
より圧電性を付与する  。
ことが行なわれているが、延伸手段によって、さらに薄
膜化を狙う場合の一手段としては、延伸可能な高分子膜
基板にPVDF膜を接着し、これを一体に延伸すること
によシ薄膜を得る方法がある(特開昭55−13563
1号公報)。しかし、この場合、この薄膜を圧電素子あ
るいは焦電素子として利用するには、前記高分子基板か
らPVDFの薄膜を一旦剥離し、その後室極付けを行な
ってポーリングする必要があり、したがって、薄膜の剥
離、および剥離した薄膜への電極付けなど、可撓性、屈
曲性のある薄膜を小さな素子に加工する場合、特に膜を
緊張架張する場合に作業が困難で。
実用性に欠けていた。
かかる観点から本発明者等は、延伸を必要とせず、かつ
、その未延伸膜がポーリングによって圧電性、あるいは
、焦電性を有するような薄膜化について研究し、その第
1ステツプとして、VDFとTrFF+の共重合体の溶
液から溶媒を除去して得た成型物がポーリングによって
高性能の圧電性を有することをすでに提示した。この提
示は、この方法によって得た成型物が、極性結晶である
1型(β型)に結晶化するのでPVDFのように1型に
するための延伸が必ずしも必要でないことを見い出して
なされたもので、未延伸膜を直接ポーリングするのみで
圧電性あるいは焦電性が付与できることは、電気素子へ
の加工が容易となり使用用途範囲が増える。しかし、こ
こで提示したポーリング方法は、VDFとTrFKを主
体とする共重合体をジメチルフォルムアミド(DMF)
のごとき有機溶剤に溶解または分散させて薄い皮膜を形
成させて、この皮膜の両面に金属を蒸着するか、あるい
は、この皮膜を電極の間に挾んで分極するというもので
あり、この点では従来の延伸膜のポーリング方法の域を
脱していなかった。
したがって、ポーリングおよびその後素子に加工する際
には、なお作業性の改善が必要であり。
得られた素子も、薄膜高分子圧電膜の長所を充分保証で
きるものとは言えなかった。
しかして1本発明の目的は9本発明者等が既に知得した
優れた圧電性を有する高分子膜0例えばVDF−TrF
K共重合体の溶液から、塗布によって薄型化した圧電膜
を得、さらに、その薄型化した圧電膜が有する可撓性と
軽量かつ高感度という長所が最大限に生かされるように
加工された電気入出力変換素子を提供することにある。
上記目的を達成するだめの本発明の入出力変換素子は、
絶縁性の固体層と該固体層の片面に形成された電極層と
からなる基体の電極層の表面あるいは上記固体層の表面
に直接塗布により形成された圧電性高分子薄膜層を有し
てなる。
本発明において、入出力変換素子を構成する高分子圧電
膜は、薄膜状に塗布することが可能で。
且つ、その後ポーリングで圧電性を付与できるものであ
ればよく、この本発明の条件を満たす代表的な圧電性高
分子としては、前記フッ化ビニリデンとトリフルオロエ
チレンの共重合体の他、フッ化ビニリデンとテトラフル
オロエチレンの共重合体、あるいはシアノビニリデンと
ビニルアセテートの共重合体やポリアクリロニトリルな
どシアノ基を含む高分子重合体などがあげられる。
これらの高分子重合体を薄膜化するには、当該高分子算
合体を例えば前記DMFのごとき溶媒を用いて液化し、
この液化した高分子重合体の溶液を予め電極が設けられ
た絶縁性の固体層に塗付する。この際高分子重合体溶液
は、この固体層表面の電極面、あるいは電極が形成され
てい久い側の固体層面いずれかに塗布されればよく、ポ
ーリング後の素子をいかなる用途に用いるかによっても
この塗布面が決定される。
塗布の具体的手段としては、スピナー法、浸漬引き上げ
法(Dipping法)、流延法あるいはバーコーター
(Bar−CO,A j、+1r)による塗布法などが
あるが、いずれも素子の用途、別言すると必要とする塗
布厚によって適宜使い分ければよく9例えばマイクロホ
ンのような音響受波素子や焦電素子のように質量や熱容
量を小さくする必要のある用途などでは、10μm未満
、場合によっては1μト10 U OAの薄膜が要求さ
れる用途があり、この場合には。
回転する基板に筒分子重合体の溶液を滴下展伸さぜるス
ピナー法が好ましく用いられる。なお塗布後の薄膜中の
溶媒は、減圧蒸発、あるいは加熱蒸発などにより十分除
去することが望ましい。
本発明においては、上述のとおり、高分子重合体の溶液
は、予め片面に電極が形成された絶縁性の固体層からな
る基体のいずれか片面に塗布されるが、この絶縁性の固
体層の厚みは、塗布される高分子重合体の素子としての
用途によっである程度規制される。すなわち、薄膜の高
分子圧電体が有する可撓性あるいは、シグナル強度を効
率良く生かし、あるいは引き出すためには、この絶縁性
の固体層の厚さも薄膜の高分子圧電体とほぼ同程度か、
好ましくはそれ以下に規制するのが好ましい。したがっ
て、上述の音響受波素子1例えばマイクロホン用入出力
変換素子の場合、その絶縁性の固体層の厚みは好ましく
は25μm以下、よシ好ましくは10μm以下である。
このため本発明者等は、まず、電極に上記固体層を兼務
させる目的で固体層として導電性の金属箔9例えば、A
l箔について検討したが数μmオーダの薄膜が得難く、
また得られたA/箔はその弾性回復力、調性、引き裂き
強力あるいは屈曲特性等の諸特性がこの金属箔の上に塗
布される高分子重合体薄膜のそれと異質なため好ましく
なく、シかも。A/箔は熱伝導率が高いため、この素子
の圧電性、さらに詳しくは焦電性を利用する用途には不
適であり、金属箔を単独で用い、固体層兼電極とする検
討は断念した。
また1本発明における入出力変換素子を構成する高分子
圧電膜の焦電層あるいは強誘電性を利用する他の用途と
しての光検出器や光メモリなど固体層側から光を入力す
る場合には、上記固体層としては、透明電極を形成可能
な物質0例えば、有機・無機のガラスなどが好ましく選
ばれる。
しかして9本発明においては、電極のペースとなる絶縁
性の固体層を電極と兼務させることなく別に設けること
を検討し、上記広範囲な用途展開を満足させる絶縁性の
固体層として欠配する素材を採択するに至った。すなわ
ち、上記有機・無機のガラス、あるいはセラミックフィ
ルムや無機物の結晶などの他、この固体層としては、こ
の固体層表面に積層される薄膜の圧電性高分子重合体と
同質あるいはこれに近似した諸特性を有し、製膜性が良
く、かつ、電極の形成が容易なポリエステル、ポリイミ
ド、ポリアミド、ポリエチレン、ポリカーボネートなど
の高分子フィルム、あるいは天然の弾性ゴムやシリコー
ンゴムなど金属よりはるかに導電性の小さい材料で形成
される。
なお、この絶縁性固体の表面に設けられる電極の形成手
段は、蒸着法、スパッタリング、電気的・化学的メッキ
、銀ベーストなどの塗布、プリント印刷、さらには、 
Ni、 Al、Or、 Au  などの金属箔を絶縁性
の固体層に接着あるいは融着するなど通常の方法がとら
れるが、入出力変換素子の厚みを出来るだけ薄く収めた
い用途には、蒸着もしくはスパッタリングが適している
また9本発明においては、絶縁性の固体層の全片面に一
旦電極を形成した後エツチングにより所望のハウー/電
極を形成してもよいし、マスク等〜( の方法で予め定められた電極パターンを形成してもよい
。あるいは、逆に高分子重合体の溶液を絶縁性の固体層
あるいはその電極面に塗布する際に所望のパターンを描
きつつ塗布しても同様の目的を達成することができ、い
ずれの方法も薄膜の高分子重合体の優れた圧電性、焦電
性、あるいは強誘電性を利用した本発明の素子にとって
有用なことは言うまでもない。
ポーリングは、上述の絶縁性の固体層の片面に設けた電
極(以下1便宜上第1の電極と言う)と。
この電極面あるいは電極が形成されていない絶縁性の固
体層面に直接塗布された高分子重合体の薄膜上に新たに
設けた電極(以下第2の電極と言う)間に直流電圧を印
加することによって行ない、この際本発明においては、
絶縁性の固体層に予め設けられた第1の電極は、ポーリ
ング後そのまま素子の電極としても用いることは前述の
とおりである。また9本発明において、とくに薄型の素
子が要求される場合には、上記塗布された高分子重合体
の薄膜上に第2の電極を設けることなくコロナ放電、電
子線照射あるいは正負の極性を有する回転ローラー間に
挿入しつつポーリングするのが好ましく、さらに上記薄
膜が1000A〜5μm の場合にはコロナ放電の極性
を反転させてポーリングする。いわゆる反転分極ポーリ
ング法がより好ましい。
ポーリング時の温度は、室温であってもよく。
これより低温あるいは高温であってもよいが、電場強度
は室温では500 k V /an以上を標準とし。
より低温ではより高電場、より高温ではより低電場でよ
い。なお、塗布によって形成された高分子重合体の薄膜
に設ける第2の電極は、前述の絶縁性の固体層に設けた
第1の電極と同様の手段で形成してもよく、予め他の基
体に設けた電極を上記薄膜上に接着して形成してもよい
このように作製される本発明の入出力変換素子は、圧電
膜が塗布により形成された極めて薄い膜からなり、した
がって質量が小さく、かつ、絶縁性の固体層の厚みもこ
の圧電膜とほぼ同程度か。
用途によってはそれ以下の厚さのものを用い、しかも圧
電膜とほぼ同質の諸特性を有する高分子フィルムを用い
て構成しているので、素子全体が可撓性に富み、外力に
対して忠実に応答しうる高感度の音響受波素子として利
用されるほか、熱容量が小さいこと、および種々の物体
の形状に合せて作製可能なことから9例えば、その焦電
性を利用した熱(温度)検出器用素子としても使用でき
る他、従来の厚膜(10μm以上)の圧電体を用いた素
子とは異なる種々の新規分野への広範囲な用途展開が可
能となった。
以下1本発明の入出力変換素子を実施例を用いて詳しく
説明する。
実施例1 VDF−TrFFiの組成比が、74−26モルチのP
 (V D F!−TrFFi )を溶剤DMF’で溶
かし。
高分子共重合体の溶液とした。この溶液を、厚さ6μm
のポリエチレンテレフタレートからなるベースフィルム
の上面に予め蒸着により設けられたA4電極上に塗布し
た。塗布はスピン法によって行ない膜厚8500Aの高
分子共重合体の薄膜を得た。
この高分子共重合体の薄膜上に、これも蒸着によりAl
電極を設け、この蒸着Alを両極とじて140°0.l
hr熱処熱処理室温、400kV/cn で数回反転分
極処理し焦電性素子を得た。
このポーリング処理によって得られた本発明に係る素子
の圧電性薄膜の焦電係数の温度依存性は第1図に示すと
おりであった。すな−わち、−150〜80°C付近ま
での焦電係数の値は約5 n O/an ”・K(一定
)で厚膜のものとほぼ同じであり、したがってこの焦電
性素子は温度変化に対して充分な焦電気を発生するので
1例えば、火災報知用の熱検出器として広く利用できる
また、上記焦電性の薄膜または基体にそれらを黒色にす
る手段を付加した素子は、輻射線に対する波長依存性が
ないので、焦電性を利用した高感度の光検出器として有
用である。
なお、この実施例1において例示した焦電性を有する薄
膜は8500A、あるいは、さらに薄膜化が可能(例え
ば1000λ)なので、従来にないS/N比の高い検出
器となる。ちなみに、焦電性を利用した熱検出器の感度
は焦電性材料の厚みの一乗に反比例する。
実施例2 膜厚6μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上に
第1の電極(Al電極を蒸着により設け。
この電極上に実施例1で得たP (V D T −Tr
FIC)溶液を流延法により塗布した。塗布によって得
られた膜厚は2μm であった。この試料を140℃・
lhr  熱処理後室温まで冷却し、 +8kv・1o
秒間コロナポーリング処理した。この圧電膜にAl蒸着
により面積0.66 an”の第2電極(対向電極)を
施し音響受波素子を作製した。この素子の110H2に
おけるds、gst定数の測定結果は12 dx1= 6.413x10   (c/1g31 =
 0.17 (v−m / N )であった。したがっ
てこの素子は1例えば、第2図に概略断面図で示すよう
なマイクロポンとして。
あるいは9図示しないカートリッジ、ヘッドボン。
スピーカ等の音響受波素子など伸び方向の圧電性を利用
する用途に有用である。また、係る本発明の圧電性素子
は、ベースフィルムおよび圧tl。
膜厚が極めて薄いにもかかわらず、フレキシブルで屈曲
に強く、破損し難いので、義手等のセンサ。
微小な振動の検出素子1回転・振動計、あるいはFEの
共重合体を用いて説明したが、これに限定されないこと
は言うまでもなく9例えばVDF−TrFEでは70−
30〜99−1が性能上好ましい。又、VDF−Trl
F、では、50−50〜95−5が好ましく、さらに好
ましくは65−35〜82−18モルチの組成比である
素子の使用形態について言えば、第6図(a)〜(c)
に示す構成であっても構わない。第6図(a)は、絶縁
性の固体層2の第1の電極1とこれも予め高分子膜5の
表面に設けられた第2の電極4とが圧電膜6の塗布によ
り溶着して設けられた構成であり。
高分子膜5は第2の電極4の保護膜として機能する。第
6図(b)は、第6図(→において高分子膜5と電極4
および固体層2と電極1をそれぞれ!逆にした態様で、
この場合、電極のとり出し易さに加えポーリング時の絶
縁破壊の防止に効果がある。
電極のとり出し易さの点のみを考慮した場合、第6図(
c)に示すごとき態様のものが好ましく用いられる。こ
の態様のものは、圧電膜3は第1の電極1が形成されて
いない固体層2の面に形成され。
この圧電膜3の上面に第2の電極となる対向電極4が蒸
着あるいはスパッタリング等により付着されたものであ
る。
実施例6 V D F −T rFF2の組成比が、74−26モ
ルチのp (V D y−TrFK )を溶剤DMFで
溶かし。
高分子共重合体の溶液とした。この溶液をガラス板の上
面に予め蒸着により分割して形成されている第1の電極
(Al電極)側の全面に塗布し、膜厚4500′Aの薄
膜を得た。なお塗布はスピン法によって行ない、DMF
は加熱蒸発させたものである。
この薄膜上に第2の電極(背面電極として)Al電極を
蒸着により上記電極との間でマトリックス配置になるよ
う設け、この素子に第4図に電気変位−電場(・D−w
′rヒステリシス曲線を示すとと(−1000〜十’、
000kV/cmの電圧を室温にて印強誘電性を用いた
リード・ライト(Read@Write)メモリは、薄
膜化に比例して低電圧(5000Aの膜厚に対して25
V程度)で分極反転電流力玉得られ、膜厚を50 OL
l ’p、より十分小さく出来るので情報の高密度化が
可能である。また薄膜である力為ら多層にラミネートす
ることによっても情報の高密度化が計れる。なお本実施
例における薄膜の圧電膜は第4図のD−E曲線から分る
ように0強誘電厘 体に特徴的な履!現象を示し、その角型比も犬き■1で
あり、一方これらの値は厚膜(bulk)について測定
した値とほぼ同程度である。第5図に抗電場(]1Cc
)と飽和分極(1・θ)の温度依存性を示すがこの図か
ら分るように低温でも強誘電性が十分保持されメモリと
して使用可能なことが確認された。
この高分子共重合体からなる薄膜を用いたメモリの他の
例としては焦電性光メモリーがある。これはベースとな
るガラス板上に間隔をおいて設けられた第1の電極と、
少なくともこの電極面に塗布された上記p (V D 
P−TrF)C)からなる薄膜と、この薄膜の裏面に上
記第1の電極と直交する方向に設けられた第2の電極(
背面電極)とから構成されており、したがって薄膜には
両電極が交差する部分で部分的にポーリング処理が施さ
れ。
このポーリング処理の有無によりバイナリ−な情報が記
録される。この光メモリーにおいて情報の読み出しは、
細く絞ったレーザー光等を照射し。
ポーリング処理された部分、すなわち、上記両電極が交
差する部分からは焦電々流が検出され、ポーリングされ
ていない部分からは焦電々流が検出されていないことを
利用して行うものである。
この場合p (V D F−TrFIC)の薄膜は1分
割された透明電極上あるいはこの電極が形成されていな
いベースのガラス板上に及んで所望の面に塗布により形
成することが可能であり、第6図にその概略構成図を示
すごとき焦電性を利用した高感度のメモリが容易に製作
できる。
以上1本発明の入出力変換素子における圧電性高分子薄
膜は、1μm以下の厚みの薄膜でさえバルク(bulk
)でみられるような強誘電性を保持しているばかりでな
く、むしろより顕著に強誘電性を示す。これは高分子強
誘電体の分域が500OAより十分小さく、かつ表面の
影響を受けないこと。
また、バルクではイオンの電場中の長距離の移動によっ
て覆われていた。E−T曲線の特徴が、薄膜でイオンの
移動が阻止されることにより、より顕著にあられれるこ
とを示している。
したがって9本発明の素子は、上述の強誘電性を応用し
た分野9例えば、実施例乙に示すリード会ライトメモリ
や光メモリとして利用されるのみならず、素子全体の厚
さを極めて薄く構成することが出来、音声、振動等外力
に忠実に応答するので1例えば、マイクロホンに代表さ
れる音響受波用の入出力変換素子として、あるいは熱容
量が小さいのでその焦電性を利用した熱感知器として幅
広く、かつ容易に活用可能となり、産業の発達に大きく
寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明の入出力変換素子に係り、第
1図は入出力変換素子を構♂Vる圧電性高分子薄膜の焦
電係数の温度依存性を示す図、第2図はマイクロホンの
概略断面図、第3図は人出線、第5図は第4図における
素子の抗電場()I!c)と飽和子極(Ps)の温度依
存性を示す図、第6図は光メモリの概略構成図である。 1:第1の電極    2:絶縁性の固体層6:圧電性
高分子薄膜 4:第2の電極5:高分子膜 特許出願人 東し株式会社 第1図 40d− (α)       、、/3 2 (bン          、−3 〆2 (C)      ′3 ゝ38ふ双)−1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 絶縁性の固体層と該固体層の片面に形成された電極層と
    からなる基体の電極層の表面あるいは上記固体層の表面
    に直接塗布により形成された圧電性高分子薄膜層を有し
    てなる入出力変換素子。
JP57068795A 1982-04-26 1982-04-26 入出力変換素子 Pending JPS58186981A (ja)

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