JPS58183974A

JPS58183974A - スケ−ルの除去方法

Info

Publication number: JPS58183974A
Application number: JP57065508A
Authority: JP
Inventors: 福島　英二; 小畠　貞男; 有馬　逸男; 森田　幹郎; 中橋　昌子
Original assignee: Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1982-04-21
Filing date: 1982-04-21
Publication date: 1983-10-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分針〕本発明は、スケールの除去方法に関し、更に詳しくは、
地熱用機器、配管の地熱水との接触面、特に地熱発電グ
ランド熱水系機器、配管の内部壁面に付着し九スケール
を容易かつ円滑に除去する方法に関する。

〔発明の技術的背景とその間１点〕地熱発電ｌラン）において、使用される機器、配管の地
熱水との接触部分には、地熱水中に含まれるシリカ、炭
酸カルシクム勢が析出・堆積してスケールが形成され、
これら機器、配管Ｏ門ｍｓｉ面に付着する。このスケー
ルは１例えば、熱交換器において、熱伝導を阻害して熱
交換効率を低下させ、また、配管等では、地熱水の流れ
を妨げ、甚しい場合には、配管を閉塞させゐことがある
。

従って、このような不都合を回避するためＫは、付着し
ているスケールを適時除去しなければならない、その除
去方法としては、従来から、次のような方法が実施され
てい＊、、即ち、（Ａ）１２轡の薬品でスケール管溶解せしめて除去する
方法、（ロ）熱交換器の伝熱管等では、ス４ｙジ状のクリーニ
ング用Ｉ−ルを地熱水の流れＫのせて骸伝熱管を含む閉
じたルーグ中を循環させ、咳が一ルにより伝熱管内Ｉ！
に付着し九スケールをこすル落して除去する方法、０　長い柄のつい友ブラシでスケールをζすｐ落して除
去する方法１、勢の方法である。

しかし、これらの方法には、以下に列記するような欠点
がある。即ち、囚の方法は、薬品を用いる丸め、全書を招来するおそれ
があり、また、薬品の種類によっては。

機器、配管自体を腐食することがあ石。

また、（ロ）の方法は、ｆｆ路に弁がない熱交換−伝熱
管の内壁に付着したスケールを除去するに拡有効である
が、通常の配管等で社Ｒ路に弁がある丸め、流路全体に
クリーニング用Ｉ−ルを循環させることが困難となる。

０の方法では、強固に付着したスケールを強制的にこす
り落すため、同時に機器、配管に損傷【与えるおそれが
ある。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、無公害で、機器・配管を腐食するおそ
れがなく、弁會有する配管眸にも適用可能で、しかも、
比較的強固に付着し友ガラス質Ｏスケールをも容易に除
去することが可能なスケールの除去方法を提供すること
にある。

〔発明の概簀〕

本発明者らは、地熱水と接触する物体０表面に付層した
スケールが、減圧下に置かれると、乾糠・ら剥離し易い
状態〔この状圃ヲプレークアウエイ（ｂｒｅａｋａｗａ
ｙ　）と称す。〕となる事実に着目し、Ｉｌｌ実を利用
することにより、本発明を完成するに至った１、本発明ケエ、機器もしくは配管の内部ｗ１面に付着した
スケールを除去する方法において、該スケールの除去に
先立ち、該内部ｆ面を減圧下に置くことを特徴とする。

本発明方法では、まず、スクールが内部壁面に形成され
た機器、配管の内部を減圧にする。この際の減圧条件は
、スケールへのブレークアウェイの発生を容易ならしめ
るために１．ｌ＃ｉＪｌで、しかも短時間のうちに該高
真窒に到達するような処理条件に設電することが好まし
いが、格別このような条件とすることに限定されない。

適宜減圧処理によって、スケールは剥離され易い状態と
なる。

ついで、該スケール會通常の防去ノｊ法により除去する
。除去方法としては、例えば、スケールが付着した機器
、配管の内部に、地熱蒸気、地熱水。

圧縮空気等を流入してスケールを除去する方法が好んで
適用される。このＩｌｌ、スケールは既に剥離され易い
状−にある丸め、従来よ）％容易かつ円滑に除去される
。また、従来と同様に、長い柄の付い九プツシを用いて
スケールをこすＩｌｌてもよい。この場合は、スケール
を軽くこすｊｉＮすだけで、容易に機器、配管ｏＰｊｍ
ｍ面から剥離で自るので、これらの内部表面に損傷を与
えゐおそれはない。

このように本発明方法は、予め減圧処ａｔ施してスケー
ル（ブレークアクエイを生じさせ丸価、スケールを除去
するものであｐ、比較的強固に付層したガラス質のスケ
ールをも容易に除去することが可能となる。

本発明方法は、あらゆる機６、配管岬に付着したスケー
ル全てに適用することかで１、地熱水中に含まれるシリ
丈、炭酸カルタクム勢が析出・堆積し九スケール友けに
格別限定されｈ％Ｇではない。を九、本発明方法によｐ
スケールを除去するには、スケールの厚さが、なるべく
薄ｉ方が、確実にブレークアクエイを生じることから好
ましいが、格別その厚さについてｗｋ足されることはな
い。

従って、本発明方法の封象となる機器、配管は、蒸気発
電方式・バイナリ一方式等の地熱発電プラントにおける
機器・配管に格別限定されず、他の地熱利用、例えば地
域暖房、農業用（ハウス暖房醇）、養殖用（熱帯魚養殖
用等）の配管４しくは熱交換器であってもよい。更に、
地熱利用に限らず、他の産業に使用する機器・配管でも
、スケールの付着がみられるもの（ガえば１紙・）譬ル
プエ業の機器・配管）であれば、本発明方法を適用し得
ることは明白であろう。

〔発明の実施例〕

実施？ｉ１１地熱発電所における、セノダレータ（気水分離を行なう
ｍ器）から還元井へ地熱水を送る配管に付着したスケー
ルの除去に本発明方法を適用し良。

この地熱蒸気発電プラントの概略を図に示した。

図中、ｌは生産井、２はセパレータ、３は遍元井、４は
全長３００嘱の地熱水配管、５は蚊地熱水配管に平行し
て敷設されている蒸気配管、６は４ｙプ、７ａ、７ｂ、
７ｃ、７４は地熱水配管４に約１００ｍ間隔で設けられ
九仕切り斧、８は蒸気配管５へ蒸気を流入又は遮断する
えめの開！＠仲。

９ｍ、９ｂ、９ｃは蒸気配管５から地熱水配管４へ蒸気
’ｔｉ人又は遮断する丸めの開閉弁、１０ｍ。

１０ｂ、ＩＯｃは地熱水配管４の仕切９部分に設けられ
たり−ク斧、ｌｌａ、ｌｌｂ、ｌｌｃは地熱水配管４の
仕切られた各部を減圧したり、又は各部からスケールを
流出除去する丸めに使用する弁、１２は地熱水配管４か
ら還元井へＯ地熱水の流入又は遮断する開閉弁である。

このような配管の内壁に付着した厚さ約３−〇スケール
の除去操作について詳細に述べる。尚。

除去操作前においては、９ｆ７ａ〜７ｄ％１２０李が開
いた状態にある。

まず、弁７ａｔ−閉めて配管４内の地熱水の流れを止め
た。この時、地熱水は、配管４に平行して敷設されてい
る同様な他の配管（図示せず）を通って還元井へ送られ
る。次に、９Ｐ７ｂｔ閉じ、−地熱水音外部ＫＲ出させ
友。しかゐ稜、ｆｆ１Ｏａ會閉じ、斧！１麿に可搬型の
真空−ンｆｔ＊続して、＊７ｍ、７ｂＭを１０−’ｓｗ
　ＨＰに約３０分間保持して、付着したスケールに十分
、ブレークアクエイを生じさせ友。

次に、斧ｆｌａｔ閉じて真空Ｉンｆｋ＊り外し、斧１０
ａｔｉｌｌけて弁７　ａ　、　７　ｂｒｌＪＩＫ褪気ｔ
−ａ人させた。ついで、蒸気配管５においてｓ９Ｐｇ、
９ｓｔを開け、地熱水配管４の弁７ｍ、７ｂ間に蒸気を
流入させた。続いて、弁１１１を開けると、ブレークア
ウェイを生じて剥離し易くなっていえスケールが、激し
く流れる蒸気流により剥離され、仲１１ｍから放出され
た。スケールが十分除去された後、Ｗ　８　＃　９　Ｊ
ｌｅ　１１　ａ　ｆ閉め、地熱水配管４０升７ａ、Ｔｂ
間のスケール除去を終了した。

同様な操作を地熱水配管４の弁７ｂ、７ｃ閏、＊７ｃ、
７ｄ間についても行ない、地熱水配管４の内壁に付着し
たスケールの除去を終了し友。

実施例２〜６実施例１と同様の操作を行ない、スケールＫｆレータア
ウェイを生じさせた後、地熱水配管４Ｐｍに地熱水（実
施ガ２）、地熱蒸気と地熱水とＯＩ＆合物（気液２相流
）（実施ガ３）、圧ｌｌｌｌ９！気（実施例４）、圧縮
空気と地熱流体（地熱蒸気及び地熱水）との混合物を流
入させる方法（実施＄１８）、更に、長い柄の付いたブ
ラシを用いてこすｐＷとす方法（実ｍｆ１６　）　１ｌ
ｉ−、各々実施したところ、いずれの場合においても、
管内のスケールを完全に除去することができた。

実施例７地熱発電プラントにおけ為熱交換器に零発−を適用した
。該熱交換器内部１約１０−”−七に約１５分間保持し
て、内壁に付着し友厚さ約０．１ｍＯスケールに！レー
クアウェイ金主じさせ先後、り曽−ニング用が一ルを地
熱水［ＫＯせて循＠させ°九ところ、５分間で完全にス
ケールを除去することができた。

比較のために、熱交換器内を減圧にすＡｃとなく、直接
、クリーニング用が一ルを循１１−ａせａところ、スケ
ールを完全に除去するのに６０分間七要しえ。

以上の事実から、本発明方法を実施し丸場合、スケール
を短時間で簡便に除去する仁とができ、しかも機器・配
管に損傷を与えるおそれがないことが判明した。

〔発＃４０効果〕本発明方６法によれば、短時間で、かつ、極めて容易に
、しかも、ガラス質等の強固なスケールをも完全に除去
することができる。また％薬品を用い九９、強固に付着
したスケールを強制的にこすｐ落す必要がない丸め、機
器・配管に損傷を与えるおそれはない。しかも、薬品を
用いないため、無公害に４通じる。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明方法【適用し九地熱蒸気発電プラント【
示す概略図（配管系統図）である。ｌ・・・生産井、２・・・セミ４レータ、３・・・還元
井、４・・・地熱水配管、５・・・地熱蒸気配管、６・
−・−ンｌ。 γａ　〜７ｄ、８．９ａ〜９ｃ、１０ａ　〜１０ｃ＋１
１ａ〜ｌｌｃ、　Ｌ２−・・弁。

Claims

【特許請求の範囲】機器もしくは配管の内部壁面に付着したスケールを除去
する方法において、該スケールの除去に先立ち、鋏円＊＊面【減圧下に置く
ことを特徴とするスケールの除去方法。