JPS58180436A - 含酸素化合物の製造方法 - Google Patents

含酸素化合物の製造方法

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JPS58180436A
JPS58180436A JP6234482A JP6234482A JPS58180436A JP S58180436 A JPS58180436 A JP S58180436A JP 6234482 A JP6234482 A JP 6234482A JP 6234482 A JP6234482 A JP 6234482A JP S58180436 A JPS58180436 A JP S58180436A
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Eiichi Sugiyama
杉山 栄一
Kenji Fujiwara
謙二 藤原
Kenji Yoshida
吉田 研治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、−酸化炭素と水素の混合ガス(以下、合成ガ
スという)を原料とする液相直接法による含酸素化合物
の製造方法に関する。
詳しくは、本発明は、合成ガスを原料とする液相直接法
によるメタノール、エタノール、酢酸およびこれらのエ
ステル類の製造方法に関し、特に、エタノールおよび酢
酸(エステル類を含む)を選択的に製造するための改良
法に関する。
エタノール、酢酸および酢酸エステルは工業薬品や溶媒
として工業的に有用な物質であり、合成ガスを原料とし
て、このような含酸素化合物を直接に製造する方法(い
わゆる直接法)を開発する試みがなされている。
近年、ルテニウムを用いた液相直接法によって含酸素化
合物を製造する方法が開示された。これらの公知技術の
目的生成物は、多くの場合、エチレングリコール、エタ
ノールおよびアセトアルデヒドなどの炭素数2の含酸素
化合物であるが、これらの目的物のいずれかを選択的に
製造する方法は末だ完成されておらず、さらにメタノー
ル等の他の副生物も相当量生成することが知られている
本発明者らは、ルテニウムとそれ以外の触媒金属化合物
を含有する多元触媒系において、非プロトン性溶媒と特
定のリン化合物を用いることによって、合成ガスからエ
タノールおよび/または酢酸を選択的に製造し得ること
を見出した3、本発明の分野においては、既に公知技術
として、たとえば、特開昭55−9088号公報および
特開昭55−1071217号公報の方法がある。すな
わち、カルボン酸含有液体媒体、およびルテニウムおよ
び/またはオスミウムからなる触媒によってアルコール
類ヲカルボン酸溶媒とのエステルとして製造する方法で
あり、さらには、生成したエチルエステルの熱分解によ
ってエチレンを製造する方法を開示している。助触媒と
して、アルカリ金属塩、第4級ホスホニウム塩、イミニ
ウム塩などの塩およびホスフィンやホスファイトなどの
リン化合物を用いることができる。この方法はカルボン
酸溶媒を用いることによって、比較的良好なエチルエス
テル選択性が得られているが、カルボン酸溶媒の還元や
触媒活性が末だ低いという点が問題である。また、特開
昭55−11.5834号公報および特開昭56−16
6133号公報には、ルテニウム、助触媒および溶媒か
らなる触媒系を用いてアルコール類およびアセトアルデ
ヒドなどを製造する方法が開示されている。好ましくは
、助触媒としてハロゲン塩、溶媒としてエーテル類また
は非プロト−j  − ン性有機アミド類などを用いる例が多い。これらの方法
におけるエタノール選択性は、多くの場合末だ十分とは
言えない。さらに、特開昭56−123925号公報に
は、ルテニウムと第■族金族を組合わせて用いる方法が
開示されているが、エチレングリコールの製造方法であ
って、エタノールいるところであり、冊近、本発明者ら
は液相直接法による酢酸の選択的製造方法を開発し既に
出願した(特願昭56−163447号)。本発明は、
さらに、本発明者らがルテニウム触媒系において、特定
の溶媒および特定のリン化合物を組合わせて用いること
によって、エタノール、酢酸およびこれらのエステル類
が高選択率で効率よく得られ、しかもメタンのような不
都合な炭化水素の副生が極めて少ないことを見出して完
成したものである。
すなわち、本発明は、合成ガスをルテニウム化4− 金物、元素周期律表第■α族、第Vll a族および第
■a族元素から選ばれた少なくとも1種の金属の化合物
ならびに助触媒を含有する液体媒体中、加熱、加圧下に
おいて接触反応させるにあたり、液体媒体中に非プロト
ン性溶媒および一般式(’I)で表わされるリン化合物
および/′または一般式(TI)で表わされるリン化合
物 (一般式〇)、(旧において、A、 B、 C,Dおよ
びEは水素原子、・・ロゲン原子、炭素原子数1〜20
のアルキル基・置換アルキル基・アIJ−ていてもよい
。但し、一般式〇)においては、AlB、Cのうち少な
(とも1つは・・ロゲン原子、−OR+基、−8R11
基または−N(alll)、、基である。
Zは酸素原子または硫黄原子を示す。また、A、1(、
Cのうちの2個以上が、またはり、Eが互に結びついて
環を形成してもよい。なお、前記のI(l。
i、jllおよびR111は水素原子、炭素原子数1〜
2oの置喚基を有することもあるアルキル基もしくはア
リール基またはアシル基である)を含有することを特徴
とするメタノール、エタノニル、酢酸およびこれらのエ
ステル類の製造方法、特に、エタノールおよび酢酸(エ
ステルを含む)の選択的製造方法である。
本発明の方法によって得られる酢酸メチルおよび酢酸エ
チルは、それら自体工業薬品や溶媒として有用であるが
、心間ならば容易に+I[I水分解して酢酸とアルコー
ルに転化することができる。以下、総称する。
1本発明の触媒は、本発明の方法において反応過程中に
生成する液相触媒組成物であって、どの触媒のFiv分
、戊分比旧よび反応条件などを調節することにより、メ
タノール、エタノールおよび酢酸のうちいずれかの目的
物を有利に製造することができる。特に、これらの液相
触媒組成物を非プロトン性溶媒と一般式(■)で表わさ
れるリン化合物および/または一般式(丁[)で表わさ
れるリン化合物とを組合わせて用いることによって、前
記公知技術の多くのものより比較的低い反応圧力または
低い反応温度におし・てでさえも、エタノールおよび/
または酢酸の生成速度および選択率を増大させることが
できろ。すなわち、本発明の方法はエタノールまたは酢
酸の選択的製造方法およびこれらの併産方法として特徴
を有するものである。
本発明の方法において用いられる一般式(TI)で表わ
されるリン化合物は、次式の平衡において容易に生成す
る一般式(Dで表わされるリン化合物の異性体であると
言える(ここで、Zは酸素原子これらの一般式(i)$
;よび一般式((()で表わされるリン化合物は、助触
媒として用いるほかの塩基性化合物にくらべ、助触媒と
しての効果が予想:外に優れている。すなわち、本発明
のリン化合物″0)助触媒効果の特徴は、■触媒活性を
大巾に向上させ、■(エタノール+酢酸) /′(メタ
ノール)の生成モル比を大l〕に増大させ、さらに■(
エタノール)/′(酢酸)の生成モル比を調節すること
ができることなどである。
本発明の方法に用いられるリン化合物として、次のよう
なものが例示される。すなわち、(])リンのオキシ酸
−によびリンのノ\ロゲン化物:亜リン酸、ホスホン酸
、亜ホスホン酸、ホスフィン酸(次亜リン酸)、亜ホス
フィン酸、酸化ホスフィンおよびその他の酸化数3以下
のリン原子を含むオキシ酸類。さらに、PF3、PCl
3、PBr3、PI3、PBr2C1,l州rC(’、
などのリンのハjjゲン化物など、 (2)有機リン化合物のオキシ酸およびそのエステル:
たとえば、ポリビニルアルコールの亜リン酸エステルの
ような高分子量のオキシ酸エステルも用いることができ
るが、一般には、炭素数1〜20のエニルホスファイト
、トリーP−クロロフェニルホスファイト、ジメチルエ
チルホスファイト、1゜2− [(C21−1,0)、
、 PO]2C,l−15、[(C,R50)、、PO
CI−1,。
びその縮合化合物、たとえば、ジメチルホスファえば、
2−クロロエチルホスファイト、フェニルホスファイト
、メチルホスファイトなどの亜リン酸モノエステル、た
とえば、トリアセチルホスファイト、モノアセチルホス
ファイト、ブチルシアどのアシルホスファイト類、たと
えばジフェニルホスホネート、[(CH,0)P(0)
 (1−1)01]2 (CH2)2、(C,、I−1
,0)P(0) (H)OP(0)(QC21−1,)
 2などのホスホン酸エステルおよびその縮合化合物、
また、たとえば、フェニル亜ホスホン酸、エチル亜ホス
ホン酸、ベンジル亜ホスホン酸、ジフェニル亜ホスフィ
ン酸、ジエチル亜ホスフィン酸、ジシクロヘキシル亜ホ
スフィン酸、フェニルホスフィン酸、を−ブチルホスフ
ィン酸などの有機リン化合物のオキシ酸、また、ジメチ
ルフェニルホスホナイト、メチルブチルフェニルホスホ
ナイト、フェニルエチルホスホナイト、n−プチルジフ
ェニルポスフイナイト、メチルジエチルホスフィナイト
、ジアセチルフェニルホスホナイト、(C130)(0
)P(1−1)(CaHi ) すどのオキシ酸のエス
テル類ナト、チ、レンクロロホスファイト、フェニル亜
ホスホン酸〉ロライド、フェニル亜ホスホン酸メチルブ
ロマイド、ジフェニル亜ホスフイン酸クロライド、ジエ
チル亜ホスフイン酸ブロマイドなど、(4)前記(1)
〜0)に例示した化合物類において、酸素額子の一部ま
たは全部をイオウ原子で置換した化合物、たとえば、ト
リメチルチオホスファイト、トリベンジルチオホスファ
イト、(C21(、S)、、 (C,H。
o)p、〔(C2H50)2 P ’32 EE+、[
(C21(、)NC(S)S−”J3P、(CI−13
0)2PSH、Cl−13SPC12、(C,I−1,
S)2 ]〕(4,7工ニルチオ亜ホスホン酸など、 (5)同様に、窒素−リン結合を有する化合物、たとえ
ば、[(CI−13)2N)3P、 [(CH3)2 
N)2 POC21−1s、〔(C113)2N〕2 
POI上 (Ca ト1.NH)2 POI−1,(C
H30)2 PN(CII3)2、(C2’(!l )
2 NPC4などのアミド化合物があげられる。これら
のリン化合物のうち、好ましくは前記(1)〜(3)に
記載の化合物である。また、一般式(I)および一般式
(旧において、リン原子(P)が−p−o−(p)結合
、=p−o−(p)結合、三S i −0−(P )結
合、三5n−0−(P)結合、三〇e −0・当然、有
効に用いられる。
・ i ・1;本発明の方法におけるルテニウム化合物とは、′
 =酸化炭素を配位子として錯体を形成するものであり
、反応条件下において一酸化炭素配位子を有するルテニ
ウム錯体となり、使用する液体媒体に溶解する。この錯
体は腫々のルテニウム化合物を前駆体として用いて、反
応条件下で生成させることができる。この前駆体として
のルテニウム化合物は、反応条件下において一酸化炭素
配位子を有するルテニウム錯体を生成するものであれば
、いずれも使用することができる。これらの例としては
、金属ルテニウムのほかに、二酸化ルテニウムや四酸化
ルテニウムなどのルテニウム酸化物、これらの水和物、
塩化ルテニウム、ヨウ化ルテニウム、硝酸ルテニウムの
ようなルテニウムの鉱酸塩、酢酸ルテニウム、プロピオ
ン酸ルテニウムなどのルテニウムの有機酸塩などがある
。また、ルテニウム化合物は、配位化合物の形のもので
も直接用いることができ、これらの例としては、トリル
テニウムドデカカルボニルのようなルテニウムカルその
塩類などがあげられる。
これらのルテニウム化合物の中でも、ルテニウム酸化物
、ルテニウムハロゲン化物、ルテニウムカルボニル、あ
るいは、ルテニウムカルボニルの少くとも一部の一酸化
炭素配位子を、他の配位子でおきかえたルテニウム錯体
などが好ましい。
゛本発明の方法における元素周期律表第VIa族、第、
VIIa族および第Vlllα族から選ばれた少なくと
も1種の金属の化合物とは、クロム、モリブデン、タン
グステン、マンガン、レニウム、鉄、オスミウム、コバ
ルト、ロジウム、イリジウム、ニッケル、パラジウムお
よび白金(以後、これらを添加触媒金属と称する)から
選ばれた少なくとも1種以上の化合物であって、やはり
反応条件下において、使用する液体媒体に溶解するよう
な一酸化炭素を含む配位子を有する金属錯体を形成する
ものである。この金属錯体はルテニウムの場合と同様に
、これらの金属元素の多種の金属化合物前駆体を甲いて
反応条件下で生成させることができる。
したがって、前駆体としての金属化合物は、反応元素状
態、酸化物、水酸什物、#、酸塩、有機酸塩、配位化合
物などがあげられる。これらの中でも、ルト、ヨウ化コ
バルト、硝酸コバルトのようなコバルト有機酸塩、酢酸
コバルト、安息香酸コバルト、ナフテン酸コバルトのよ
うなコバルトの有機、酸塩などがある。−また、このほ
か、配位化合物も使用することが可能で、この例として
は、ジコバルトオクタカルボニル、テトラコバルトドデ
カカルボニル、シクロペンタジエニルコバルトシヵルボ
ニルのよウナコバルト力ルボニルヤ、コバルトに酸素、
硫黄、ハロゲン、窒素、リン、ヒ素、アンチモニー、ビ
スマスなどを含む配位子などを配位させたコバルト錯体
や、その塩類などがあげられる。これらのコバルト化合
物の中でもコバルト酸化物、コバルトハロゲン(l<物
、コバルトカルボニル、コバルト有機酸塩、あるいは、
コバルトカルボニルの少くとも一部の一酸化炭素配位子
を仙の配位子でおきか六−たコバルト錯体などが好まし
C0)1□1M(CoR,u、(Co)、3、(ここに
、Mは水素もしくけ陽イオンである)などのルテニウム
・コバルトの異種核クラスターがあげられる。
塩基性化合物の絹合わせが用いられる。ハロゲン化物と
しては、金属元素および非金属元素の無機ハロゲン化物
や一般式(rfl) R1 馬−P−11,、X    (TTr)R8 (一般式()I)において、R1、為、R3およびR4
は炭素数1〜20個を有するアルキル基、ア17−ル基
、アルカリール基、またはシクロアルキル基であり、X
はハロゲン陰イオンを示す)で表わされる4級ホスホニ
ウム塩、さらに、一般式(In)において、リン原子を
窒素園子でおきかえた4級アンモニウム塩などがあげら
れる。また、このほかに、環状アミンを含む4級アンモ
ニウム塩、アミンのハロゲン化水素塩およびイミニウム
塩などの形のハロゲン化物も本発明の目的を達成するの
に有効である。
更に好ましく用いられるハロゲン化物の例としては、ヨ
ウ化ナトリウム、シュウ化リチウム、塩化セシウム、ヨ
ウ化バリウムなどのアルカリ金属テトラフェニルホスホ
ニウムクロライド、n−ヘプチルトリフェニルホスホニ
ウムブロマイド、ベンジルトリフェニルホスホニウムク
ロライド、ベンジルトリーローブチルホスホニウムクロ
ライド、テトラ−n−ブチルホスホニウムブロマイドな
どのホスホニウムハライド、ビス(トリフェニルホスフ
ィン)イミニウムクロライドのようなイミニウムハライ
ドなどがあげられる。
本発明の方法では助触媒として、さらに塩基性化合物を
必要に応じて用いられる。用いられる塩るために、必ず
しもこの塩基性化合物の添加を必要としないh”−1触
媒の活性、選択性を調節する目的で、これらの塩基性化
合物を選択して使用することができる。このような周期
律表Vb族元素の少なくとも1種を含有する化合物とし
ては、たとえば、含窒素化合物として、アミン化合物、
イミノ化合物、ニトリロ化合物、アミド類またはクリプ
タンド類などが挙げられる。また、含リン化合物として
はトリオルガノホスフィン、トリオルガノホスフィンオ
キサイドなどて゛ある。またさらに、トリオルガノアル
シン、トリオルガノスチビンなどが挙げられる。好適な
例としては、トリブチルアミン、トリフェニルアミン、
ピリジン、ピリミジン、 l、リーn−ブチルホスフィ
ン、トリフェニルホスフィン、トリーn−プチルホスフ
インオキザイド、トリフェニルホスフィンオキサイド、
トリフェニルアルシン、トリフェニルスチビンなどがあ
げられる。
本発明の方法において用いる助触媒の量は、触う゛こと
もある。したがって、添加量の好ましい範囲はルテニウ
ムと添加触媒金属の和に対して次のとおりである。Vb
族元素の少なくとも1種を含有する塩基性化合物につい
ては、ルテニウムと添加触媒金属のダラム原子数の和に
対して0.001〜20倍のモル数で、また、ハロゲン
化物については同じくルテニウムと添す目触媒金属のダ
ラム原子数の和に対して、 0.1〜500倍のモル数
である。
さらに好ましくは、それぞれ0001〜10倍モル、1
1.1〜250倍モルの範囲である。
、パ・げた、本発明の方法において用いる一般式(I)
の)リン化合物およびその平衡異性体である一般式([
[)のリン化合物は、ルテニウムと添加触媒金属のダラ
ム原子数の和に対して、一般式(I)およびまたは一般
式(n)のリン化合物をリン原子として0.001〜2
0倍、好ましくは0.01〜10倍の原子比になる範囲
で使用する。
本発明の方法を実施するには、非プロトン性溶媒を含有
する液体媒体が使用される。このような液体媒体は、非
プロトン性溶媒を20%以上含有ン、灯油、ベンゼン、
トルエン、キシレン、ジュレン、ヘキサメチルベンゼン
などの飽和炭化水素および芳香族炭化水素、クロロペン
タン、O−ジクロロベンゼン、P−クロロトルエン、フ
ルオロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素、ジオキサン
、=20= チロラクトンなどのエステル類、アセトン、アセトフェ
ノンなどのケトン類、N−メチルピロリジン−2−オン
、N−エチルピロリジン−2−オン、N、N−ジメチル
アセトアミド、N−メチルピペリドン、ヘキサメチルホ
スホリックトリアミドなどのN−置換アミド類、N、N
−ジエチルアニリン、N−メチルモルホリン、ピリジン
、キノリンなどの3級アミン類、スルホランなどのスル
ホン類、ジメチルスルホキサイドなどのスルホキサイド
類、などが挙げられる。さらに、シリコーンオイルおよ
び特殊な例として第4級アンモニウム塩やホスホニウム
塩の熔融塩なども挙げられる。これらの非プロトン性溶
媒は、学独で使用しても、2種類以−ヒを混合して使用
してもよい。
また、液体媒体としては、前記の非プロトン性溶媒だけ
を用いてもよく、本発明の反応生成物であるメタノール
、エタノール、酢酸などのプロトン件の物質を混合して
用いることができる。したがって、反応器から取り出さ
れた反応液を、液体媒体として再び反応器へ循環して供
給することも可能である。さらに、前記以外のアルコー
ル、たとえばブタノール、シクロヘキサノールなど、お
よび前記以外のカルボン酸、たとえばプロピオン酸、安
息香酸なとも同様に非プロトン性溶媒と混合して使用す
ることができる。
本発明の方法において反応温度は、特に制限はないが、
下限は実用的な反応速度を与える温度に、また、上限温
度は触媒としてのルテニウム化合物および添加触媒金属
の化合物が可溶化されるに必要な一酸化炭素分圧が極端
に高くならないよう、助触媒の分解や反応を抑制するよ
う、装置を構成する材料の機械的な強度が著しく低下し
ないよう、該材料の腐食が著しく速くならないよう、お
よび、メタンなどを生成する好ましくない副反応を抑制
するように決定すればよい。通常、反応温度の範囲は、
150〜300’C,好ましくは170〜280°Cま
た、本発明の方法において、反応圧力は主触媒として作
用するルテニウム化合物および添加触媒金属の化合物を
反応器f(Eにおいて可溶化させるに必要な畢低限の一
酸化炭素分圧と、実用的な反応速度を保つために必吟な
嘴低限の水素分圧の和からその下限が制限され、また、
反応装置の耐圧や、合成原料としての一酸化炭素および
水素の圧る。
また、合成原料として使用する一酸化炭素と水素のモル
比は、化学量論的には1:1であるが、これ以外のモル
比においても反叱は充分進行する。。
このモル比の範囲を制限する要因としては、例えば、反
応速度、酢酸)巽択性などがあり、これらを考慮して通
常は1: 10〜10:1の範囲が用いられる。しかし
、極端な例として、水の存在下、純−酸化炭素の使用や
、また二酸化炭素の存在下24− 純水素の使用であっても、反晦条件を選択するこたとえ
ばメタン車床を含有していても差し支えはない。
また、本発明の方法において使用するルテニウム化合物
および添加触媒金属の化合物の液体媒体中における濃度
は通常、純ルテニウムおよび純添加触媒金属に喚算した
重量の和として、液体媒体1000重険部あたり0.1
〜100重量部の範囲である。また、ルテニウム化合物
と添加触媒金属の化合物の使用比率は原子比でルテニウ
ム:添加触媒金属が300 : ]〜1: 10の範囲
である。
本発明の方法は、バッチ方式、半連続方式または連続方
式のいずれの方式によっても実施することかで詫る。ル
テニウム化合物、添加触媒金属の化合物、助触媒、リン
化合物および非プロトン性溶媒などは、反応器にバッチ
方式で加えてもよく、半連続式または連続式に供給する
こともできる。
生成物は公知の方法、たとえば蒸留、ストリッピングな
どの方法で取り出すことができ、場合によっては生成し
た酢酸エステルを力日水分解により酢酸とアルコールに
分解して、夫々を取り出すこともできる。また、必要に
応じて、触媒、助触媒、リン化合物、溶媒などを含む液
体溶媒は、再び反応器へ循環させて使用できる。
以下、実施例によって、本発明の方法をさらにパイレッ
クスガラス製ライナー使用)に、ルテニプロマイド3,
1ノ(7ミリモル)、ビス(トリフェニルホスフィン)
イミニウムクロライド2.01 ’;’(3,5ミリモ
ル)、トリフェニルホスファイト0.087シの、28
ミリモル)およびトルエン 15−を装入し、合成ガス
(CO:H2のモル比1:1)を室温にて330 kg
/AJゲージまで圧入した。攪拌下でオートクレーブを
加熱し内温か240°Cに達したところで一宇温度に保
ち、圧力調制弁を用いて合成ガスを導入することによっ
てオートクレーブ内の圧力を4501c9/酬ゲージに
保ち、2時間反応を行わせた。次いで、オートクレーブ
の加熱および合成ガスの導入を市め、室温まで冷却した
後、反応ガスおよび反応液を取り出し、ガスクロマトグ
ラフによって分析した。ただし、反応液は固形物を含ん
でおり、N−メチルピロリドンを加えて溶解して均一溶
液とした後分析した。反応液中に、酢酸12.8ミリモ
ノペ酢酸メチル0.5ミリモル、モルと炭酸ガスがわず
か検出された。
実施例2 “・−)1ifll ] l/l°%fi゛j/<#“
/l/yN =/110)”527− りに塩化白金(IT)酸カリ(K2 P tc14 )
 (1,093ミ’Jモルを用い、トリフェニルホスフ
ァイトの代りに亜リン酸(H3PO3) 0.28 ミ
+)モルを用いて、さら、にオートクレーブ内温を22
00Cに変更した以外は、吋様に実施した。分析の結果
、反応液中にメタノ゛−5し5.09ミリモル、エタノ
ール7.90ミリモル、n−フロパノール0.45 ミ
リモル、酢酸メチル0.64ミリモル、酢酸エチル0.
60ミリモル、酢酸0.06ミリモルおよび微量のギ酸
メチルが含まれていた。気相中には少量のメタンと炭酸
ガスがわずか検出された。
実施例3〜11 実施例1で甲いたオートクレーブに、ルテニウムカルボ
ニル0.159 (RuとしてO07ミリグラム原子)
、コバルトカルボニル0.069 (Coとして0.2
3 ミIJグラム原子)、n−へブチルトリフェニルホ
スホニウムブロマイド1.55 !7. ヒス(トリフ
ェニルホスフィン)イミニウムクロライド2.01 g
、第1表に示したリン化合物(0,23ガス(CO: 
I−1,のモル比1:1)を室温にて290kg/ar
l ゲージまで圧入した。攪拌下でオートクレーブを加
熱し、内温か220℃に達したところで一一実施例3〜
11と同様に実施した結果を第1表に輌2表に示した量
のルテニウムカルボニル、添加′癩媒金属化合物、助触
媒、リン化合物と溶媒としてトルエン15郁を用いて、
実施例3〜11と同様に実施した。ただし、添加触媒金
属化合物としてCO2(CO)8、Cr(Co)、、R
e2(CO)1o1RH6(Co)+aおよびに2Pt
C4を用いた。結果を第2表に示す。
実施例26 溶媒としてトルエンの代わりにn−へブタンを用いた以
外は実施例12〜25と同様に実施した。
結果を第2表に示す。
実施例27 溶媒としてトルエンの代わりにP−クロロトルエンを用
い、反応温度を240℃とした以外は実施例12〜25
と同様に実施した。ただし、添加触媒金属化合物として
Mn2(Co)10を用いた。結果を第2表に示す。
比較例J −m ムカルボニル0.069 (Ruとして0.28ミリグ
ラム原子)、添加触媒金属化合物、助触媒、リン化合物
、および溶媒としてN−エチルピロリジン−2−オフ 
l 5 rnlを装入し、合成ガス(Co :H,。
のモル比1:1.5)を室温にて315 kg/εM 
ゲージ他の反応条件と結果を第3表に示す。
実施例31 オートクレーブに合成ガスを導入する圧力調制弁を用い
て、反応圧力を290kg1ct&  ゲージに保った
μ外は実施例28〜30と同様に実施した。その他の反
応条件と結果を第3表に示す。
比較例n−1 実施例28〜30と同様に実施した。その他の反応条件
と結果を第3表に示す。ただし、比較例0〜史について
は、ルテニウム化合物として〔RuCl2(CO)、〕
2を用いた。
第1〜3表において、生成物の生成量は、エステルで生
成したものを、相当するアルコールおよび酢酸に換算し
、各々をメタノール、エタノールおよび酢酸に加えて、
その合量として表示した、また、生成物モル比のC2/
CIは(エタノール+酢酸)/(メタノール)を示す、
さらに、リン化合物の項において、phはフェニル基、
phoはフェノキシ基、EtOはエトキシ基、BuOは
n−ブトキシ基、phsはフェニルチオ基およびMe2
Nはジメチルアミノ基を示し、助触媒の項にお℃・て、
PPNClはビス(トリフェニルホスフィン)イミニウ
ムクロライド、HTBrはn−ヘプチルトリフェニルホ
スホニウムブロマイド、TBBrはテトラ−n−ブチル
ホスホニウムブロマイド、BB(J’はベンジルトリー
−n−ブチルホスホニウムクロライドを示す。
特許量、願人  工業技術院長 35−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)−酸化炭素および水素を、ルテニウム化合物、元素
    周期律表第■α族、第■α族および第■ユ族元素から選
    ばれた少なくとも1種の金属の化合物ならびに助触媒を
    含有する液体媒体中、加熱、加圧下において接触反応さ
    せるにあたり〜液体媒体中に非プロトン性溶媒および一
    般式(■)で表わされるリン化を物および/゛または一
    般式(n)で表わされるリン化合物、 (I)          (n) (一般式(I)、(I[)において、A、B、C,Dお
    よびEは水素原子、・・ロゲン原子、炭素原子数1〜2
    0のアルキル基・置換アルキル基eアリール基・置換ア
    リール基またはアシル基、あるいはB、Cのうち少なく
    とも1つはハロゲン原子、−OR+基、 5RII基ま
    たは−N(R111)2基である。 Zは酸素原子または硫黄原子を示す。また、A、B、C
    のうちの2個頃上が、またはり、 Eが互いに結びつい
    て環を形成1.でもよい。なお、前記の、R1、R11
    およびRI IIは水素原子−炭素原子数1〜20の置
    換基を有することもあるアルキル基もしくはアリール基
    またはアシル基である)を含有することを特徴とする含
    酸素化合物の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60161935A (ja) * 1984-01-31 1985-08-23 Agency Of Ind Science & Technol 酸素含有炭化水素化合物の製造方法
JPS61218540A (ja) * 1985-03-23 1986-09-29 Agency Of Ind Science & Technol エタノ−ルの製造方法
JPS61218538A (ja) * 1985-03-23 1986-09-29 Agency Of Ind Science & Technol 一価アルコ−ルの製造方法
JPS61249939A (ja) * 1985-04-26 1986-11-07 Agency Of Ind Science & Technol C↓2含酸素化合物の製造方法

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