JPS5817905B2 - ベンソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は弁装置、殊に小型電動機を回転動力源として使
用するようにした流量制御弁に関する。

例えば、熱媒に水等の液体を用いた放熱器又は熱交換器
に於ける放熱量又は熱交換量の制御力法は種々あるが、
一般によく用いられる方法として流量制御弁により放熱
器又は熱交換器に流入する熱媒流量を制御する方法があ
る。

このような流量制御弁としそ、一般に、小型電動機を回
転動力源として使用する電動弁゛が知られている。

しかして、従来の電動弁は、その小型電動機を正逆回転
して弁を全開および全閉するいわゆる遮断機能しかない
のでオン・オフ制御しかできず、弁に更に半開位置を持
たせて段階制御することはできなかった。

このため、従来弁を使用して段階制御するには、ふたつ
の弁を並列に設け、−力の弁か他力の弁の全開流量の半
分の容量を持つようにさせなければならず、したがって
ふたつの弁を使用すること及びこれら弁の切替制御装置
を使用することなどから複雑になるとともに高価となる
問題があった。

また、従来の電動弁は、前述したように弁を全開および
全閉とするのに小型電動機を正逆回転させるためその電
気回路が複雑となって高価となる問題があり、しかもこ
れら全開および全開の位置決めを可動接点と固定接点と
からなる電気的手段によりおこなっているがこれら接点
間の接触が結露、ごみ耐着などにより不良となって位置
決めが権実におこなわれなくなる問題がある。

更に、従来の電動弁は、流体中に含まれるごみ等の耐着
および腐食により弁機構の動作が妨げられるのを防止す
るためにあらかじめ大きな力で動作させるよう比較的出
力の大きい小型電動機を使用しているものであらた。

本発明は、以上述べたような従来の問題を解消するため
になされたものである。

′本発明によれば、電動弁は、小型電動機により一力
同のみに回転される磁気遮蔽板と回転部材、前記磁気遮
１薮板をはさんで相対するよう配置した少なくとも３対
以上の永久磁石とリードスイッチ、および前記回転部材
と□遊離状態で連動するよう配置した球型弁を包含する
。

前記小型電動機は、前記磁気遮蔽板が少なくとも３対以
上の前記永久磁石と前記リードスイッチとの間に位置す
るごとにその回転が停止されるように前記リードスイッ
チの各々に電気的に接続され、該小型電動機のこの材の
回転は停止されて前記球型弁は少なくとも全開、半開お
よび全閉状態の位置にされる。

したがって、本発明によれば、ひとつの電動弁が少なく
とも全開、半開および全開の３位置を持つ構成とされて
い右ので１個の弁のみで簡単に段階制御することができ
、また小型電動機を正逆回転させることなく一方向のみ
の回転で作動させるのでその電気回路も簡単となる。

また、本発竺によれば、弁の全開、半開および全開の位
置決めを永久磁石、磁気遮蔽板およびリードスイッチか
らなる簡単な磁気的手段によりおこな２ているのでごみ
等により悪影響を受けることはほとんどなく、したがっ
て位置決めも確実におこなわれる。

更に本発明によれば、球型弁は回転部材と遊離状態で連
動するようにされ、弁機構は軸承部を除き弁箱等との接
触部がないため流体中に含まれるごみ等の耐着及び腐蝕
による回転不具合の事故を完全に防止でき、併せて極少
出力の電動機で大流量の匍脚が可能となる。

以下、図面を参照して、本発明の実施例について詳述す
る。

笹１図において、１は小型転動機で、固定止め板２′に
固着されており、その回転１駆動力□は接続金具７を介
して回転部材９に伝達される。

この回転部材は、特に第４図に示すように、その３つの
異なる回転位置によって後述する球型弁１４を選択的に
ふたつの異なる位置に保管しくａ、ｂの場合）また更に
他の位置で解放する（Ｃの場合）ふたつの規制弁９ａｔ
９ｂを有している。

第１薗の回転部材９は、第４図のＣの１−１−に沿一つ
で、みた断面で示されており、同Ｃの１′−１〃、線に
沿ってみれば第１図の回転部材９は点線で示すように規
制片９ａが見えるものである。

３は永久磁石および５はり、−ドスイッチで、夫夫は第
２図に示す如く小型電動機１の回転軸を中心とした円周
上の適当なる位置に相対すするよう永久磁石３は固定止
め板２にまたリードスイッチ５は固定印刷板６に取付け
られ、そ、の対数は希望開度数と同数が必要となる。

すなわち、本実施例の希望開度数は全開、半開、全開の
３つであるので永久磁石３、リードスイッチ５は夫々３
ケ必要となる。

４は永久磁石とリードスイッチとの間に配置した磁気遮
蔽板で、接続金具７の一端に固定されて小型電動機１に
よって回転せられ、その材質は必ず磁性材料でなくては
ならない。

１４は球型弁で回転部材９と遊離状態で連動するよう弁
箱１２内に収納されている。

１０は押え板で回転部材９を支持する。

８，１１はバッキングで、弁箱内部の流体の漏洩を防止
する。

そしてこの流量匍脚弁の小型電動機１および３つのリー
ドスイッチ５Ａ〜５Ｃは、外部操作可能な接点Ａ１Ｂ、
Ｃを介して第３図に示すよう゛に電気的に接続されてい
る。

次にその作用について説明する。

まず、全開希望の時には電気信号は外部接点Ａを介して
リードスイッチ５入を経由して小型電動機１に送られる
が、この時リードスイッチ５Ａは相対する永久磁石３Ａ
の磁気匹より接点は閉路状態となっているので、小型電
動機１は第２図イの方向に回転し、この回転は磁気尭蔽
板４が第２図のＡの位置に到達するまで鷹続される。

即ちそれまで閉路太態であったリードスイッチ５今は遮
蔽板４がＡの位置に到達することにより相対する永久磁
石３Ａの磁気が４蔽されて開路状態となり、小型電動機
１に電気年号が送られなくなるからである。

又、このとき回転部材９は第４図ａの位置となるよう接
続金具７により小型電動機１と機械的に接続されており
、これにより球型弁１４は矢印方向よりの流体の流れを
妨げること、なく第４図ａの全開位置に回転部材９のふ
たつの規制片９ａ。

９ｂによって保持される。

以上の説明より、全開希望のときの小型電動機１の停止
位置即ち回転部ザ９の停止位置は、永久磁石３Ａ、リー
ドスイッチ５Ａおよび遮蔽板４とで構成された位置休め
機構により夫々第２図Ａ、第４図ａの位置となる。

次に半開希望のときには、′と気信号は外部接点Ｂを介
してリードスイッチ５Ｂを経由して小型電動機１に送ら
れるが、このときリードスイッチ５Ｂは相対する永久磁
石３Ｂの磁気により接点は閉路次態となっているので、
小型電動機１は第２図イの方向に回転し、この回転は磁
気遮蔽板４が第２図のＢの位置に到達するまで継続され
る。

即ちそれまで閉路状態であったリードスイッチ５Ｂは遮
蔽板ＡがＢの位置に到達することにより相対する永久磁
石３Ｂの磁気が遮蔽されて閉路状態となり、小型電動機
１に電気信号が送られなくなるからである。

又、このとき回転部材９は第４図すの位置となり、回転
部材９の平端面の規制片９ａはノズル１３をおおって半
開状態となる。

即ち、球型弁１４は第４図すの半開位置に回転部材９の
ふたつの規制片９ａ、９ｂによって保持される。

最後に、全開希望のときには、電気信号は外部接点Ｃを
介してリードスイッチ５Ｃを経由して小型電動機１に送
られるが、このときリードスイッチ５Ｃは相対する永久
磁石３Ｃの磁気により接点は閉路状態となっているので
、小型電動機１は第２図イの方向に回転し回転は磁気遮
蔽板４が第２図のＣの位置に到達するまで継続される。

即ちそれまで閉路状態であったリードスイッチ５Ｃは磁
気遮蔽板４がＣの位置に到達することにより相対する永
久磁石３Ｃの磁気が遮蔽されて閉路状態となり、小型電
動機１に電気信号が送られなくなるからである。

又、このとき回転部材９は第４図Ｃの位置となり、球型
弁１４を解放するので、球型。

弁１４は重力で落下し最下部に設けられたノズル１３を
閉塞する。

以上述べた流量制御弁によれば、その球型弁１４は回転
部材９により全開、半開および全開の３位置に制御され
る構成とされているので１飼の弁のシみて簡単に段階制
御することができ、また小型電動機１は正逆回転させる
ことなく一方向のみの回゛転で作動されるのでその電気
回路も簡単となる。

また、回転部材９を介しての球型弁１４の全開、半開お
よび全開の位置決めは、永久磁石３（３Ａ；〜３Ｃ）、
磁気遮蔽板４およびリードスイッチ５（５Ａ〜５Ｃ）か
らなる簡単な磁気的手段によりおこなわれるので、ごみ
等により悪影響を受けることはほとんどなく、したがっ
て位置決めも確実におこなわれる。

更に、球型弁１４は回転部材９と遊離状態で連動するよ
うにされ、弁機構は軸承部を除き弁箱等とめ接触部がな
いため流体中に含まれるごみ等の晴着及び腐蝕による回
転不具合の事故を完全に防止でき、併笹で極少出力の電
動機で大流量の制御が可能となる。

第５図は本発明を三日流量制御弁（三方弁）に適用した
実施例をボし、前述した実施□例における回転部材９は
ｖ字状の回転部材９′とされ°Ｃいる。

第５図において、１５は流入口、１６はメイン流出口、
１７はバイパス流出口であり、ａはメイン口が半開の場
合、ｂはメイン口が全開の場合、およびＣはメイン口が
全開の場合をそれぞれ示す。

回転部材９′は、前述した実施例と同様に小型電動機１
、永久磁石３（３Ａ〜３Ｃ）、磁気遮蔽板４およびリー
ドスイッチ５（５Ａ〜５Ｃ）により回転運動が制御され
て球型弁１４をａ、ｂおよびＣに示す位置に変える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による弁装置の断面図、第２
図は本発明の弁装置に使用される永久磁石、リードスイ
ッチおよび磁気遮蔽板の相対関係を説明するための図、
第３図は本発明の弁装置の電気回路図、第４図ａ−，ｂ
、ｃは本発明の弁装置の作用を説明するための図、第５
図ａ、ｂ、ｃは本発明を三方弁に適用□した場合の弁装
置の作用を説明するための図である。 、１・・・・・・小型電動機、３（３Ａ〜３Ｃ）・・・
・・・永久磁石、４・・・・・・磁気遮蔽板、５（５Ａ
〜５Ｃ）・・・・・・リードスイッチ、９・・・・・・
回転部材、１４・・・・・・球型弁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 小型電動機により一方向のみに回転される磁気遮蔽
   板と回転部材、前記磁気遮蔽板をはさんで相対するよう
   に配置した少なくとも３対以′上の永久磁石とリードス
   イッチ、軸よび前記回転部材と遊離状態で連動するよう
   配置した球型弁を包含し、前記小型電動機は、前記磁気
   遮蔽板が少なくとも３対以上の前記永久磁石と前記り″
   −ドスイッチとの間に金量するごとにその回転が停止さ
   れるように前記リードスイッチの各々に電気的に接続さ
   れ、該小型電動機のこの少なくと□も３回以上の回転停
   止ごとに前記回転□部材の゛回転を停止させて前記球型
   弁を少なくとも全開、半開セよび釡閉伏態の位置にする
   ことを特徴とする弁装置。