JPS58177921A - 抗免疫複合体抗体およびその製法 - Google Patents

抗免疫複合体抗体およびその製法

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JPS58177921A
JPS58177921A JP5827482A JP5827482A JPS58177921A JP S58177921 A JPS58177921 A JP S58177921A JP 5827482 A JP5827482 A JP 5827482A JP 5827482 A JP5827482 A JP 5827482A JP S58177921 A JPS58177921 A JP S58177921A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 うる新規抗体とその製造方法に関するものである。
免疫複合体は抗原、抗体および補体が結合したものであ
り、通常は形成されても白血球やマクロファージに取込
まれて無害化される。しかしながら、抗原が多量に存在
する場合とか抗体が形成されにくい抗原が体内にある場
合には免疫複合体め量が増して、急性の糸球体腎炎とか
血管炎、慢性じん麻疹、血小板減少症など種々の疾患を
ひき起こす。
そこで、この免疫複合体の検出方法が切望され、補体成
分やリューマチファクターが免疫複合体と反応する性質
を利用する方法、細胞の生物活性、特にFcレセデター
と免疫複合体が結合する性質を利用する方法、グル涙過
性、蔗糖密度勾配法、ポリエチレングリコール沈澱法な
どの物理化学的方法など数多くの方法が開発されてきた
。しかしながら、補体成分、リューマチファクターやF
cレセゾターを使用する方法はいずれも凝集IgGを検
出し免疫複合体との識別ができないという重大な欠陥が
あシ、物理化学的方法も操作が煩雑であるにもかかわら
ず識別性が充分でないという欠点があった。
一方、最近加納らによって抗原に抗体が結合することに
よって生ずるFabフラグメントの構造変化を認識する
抗抗体を用いて免疫複合体を検出する方法が開発された
。この方法は3凝集°価の抗抗体と抗り抗体感作血球と
の凝集反応を被検血清中の免疫複合体が抑制すbことを
利用しており、操作が簡便で凝集IgGを検出せず免疫
複合体を特異的に検出するすぐれた方法であるが、抗抗
体の入手が容易でないという欠点があった。
本発明者らは、加納らの方法において用いられている抗
体のかわりに、この抗体を分解して得られたF (a 
b ’ ) 2フラグメントを用いて抗原と複合体を形
成させ、この新規な複合体を抗原として抗体を形成させ
て分離取得した。そして、この抗体は新規であって免疫
複合体のみを特異的に検出することができ、かつ免疫複
合体であればその種類を問わず検出することができるす
ぐれたものであることを見出した。そして、この抗体は
兎など人間以外の動物の生体を用いて製造することがで
き、。
まだ、モノクロナル抗体としても製造しうろことを見出
して本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、(1)全身性エリテマトーデス患者
血清に含まれる免疫複合体および慢性関節リュウマチ患
者血清に含まれる免疫複合体と反応し、凝集IgG抗体
と反応せず、かつケ゛ル濾過性で測定した分子量が15
〜18万である糖蛋白質よシなる抗免疫複合体抗体と、
(2)抗原とその抗体のF (a b ’ ) 2フラ
グメントとを接触させることによって該抗原と該F (
a b ’ ) 2フラグメントの複合体を形成せしめ
、この複合体を抗原として対応する抗体を産生せしめて
これを採取することを特徴とする抗免疫複合体抗体の製
法に関するものである。
抗原の種類は特に限定されないが水溶性のものがよい。
抗原の例としては馬IgG、甲状腺由来のヒトクリオグ
ロプリンなどを挙げることができる。
抗原は単離してから使用するほうが望ましい。
このような抗原と複合体を形成させるものはこの抗原に
対応する抗体のF (a b ’ ) 2フラグメント
である。抗体は抗原に応じて種々のものが使用され、I
gM抗体、IgG抗体、IgA抗体、IgE抗体、およ
びIgD抗体を問わず適用できる。抗体は不純のままで
あってもよいが、抗体すなわちγ−グロブリンを精製す
る公知の方法に従って精製してから中いるのがよい。精
製法としてはCohnらのエタノール分画法がよいが、
そのほか硫安リバノール分画法、ポリエチレングリコー
ル分画法などいずれの方法によるものであってもよい。
抗体からF (a b’) 2フラグメントを製造する
方法は公知の方法を用いればよく、通常は抗体に被プシ
ンを作用させる。抗体のぜゾンン分解物はそのまま抗原
と接触させても抗原とF (a b’) 2フラグメン
トの複合体を形成させることができるが該分解物からF
 (a b’) 2フラグメントを分離してから抗原と
接触させるのがよい。分離方法としては、F (a b
 ’ ) 2フラグメントの分子量が原料抗体の種類を
問わず約10万であるところから蛋白質を分子量分画す
る方法によるのがよく、例えばケ9ルV過性によって分
離することができる。
抗原とF (a b ’ ) 2フラグメントの複合体
は抗原とF (a b ’ ) 2フラグメントを溶液
中で接触させるだけで形成される。溶液のPhは5〜9
程度がよく、通例は緩衝液中で行なわれる。抗原の濃度
は1.0〜10■/m6程度、そしてF(ab’)、、
フラグメント濃度は1.0〜10■/m/V程度がよく
、両者のモル比縄はぼ3:1になるようにするのがよい
。添加順序および添加の際の抗原とF (ab’) 2
フラグメントの形態すなわち溶液あるいは凍結乾燥品で
あるかは問うところではなく、要は抗原とF(ab’)
2フラグメントを所定の濃度で含みかつ所定のPHの溶
液が得られればよい。この溶液に食塩を添加することに
よって生成した複合体を安定化することができる。複合
体を完全に形成させるために35〜40℃程度に1〜6
時間程度加温するのがよい。
形成された抗原とF (a b’) 2フラグメントの
複合体はケ免ル濾過などで橢−製し、必要により一旦凍
結乾燥してから本発明の抗体の取得に供する。
このようにして得られた複合体はフェノール硫酸法で測
定した糖合量が2〜6チ程度の糖蛋白であシ、ゲル濾過
法で測定した分子量が30万〜50万程度、そして沈降
定数が108〜15.2程度のものである8なお、沈降
定数は高速沈降平衡法で測定した。
本発明の抗体の取得方法としては生体を利用してもよく
、生体外の細胞培養を利用してもよい3、生体を利用す
る場合には兎、モルモット、ニワトリなどの温血動物を
広く利用できる。これらの温血動物は予め免疫寛容性を
付与しておくと本発明の抗体の産生率を高めることが出
来る。免疫寛容性を付与するにはF (a b ’ )
 2フラグメントを例えば兎の場合には1羽あたり10
m9程度を静脈に注射すれば1〜3日後に免疫寛容性が
発現するっ他の動物を用いる場合には、トレランスに使
用し、た抗原を少量アクユパントと混ぜて注射し、亜寒
、発熱等のショック状態の発生の有無を調べることによ
って免疫寛容性発現の有無を知り、それに応じてF (
a b’) 2フラグメント投Jj量を増減して適旧投
与量および方法を定めればよい。
免疫寛容性を付催した生体まだはしなかった生体に前記
の抗原とF (a l:l’) 2フラグメントの腹合
体を投与して生体内に本発明の抗体を発現させる。
投与方法としては、例えば皮下注射すればよく、投与量
は例えば兎の場合には1回あたり01〜10〜程度を2
日間〜2週間ごとに数回性なう程度でよい。一方、モル
モットの場合は1回あたり0.05〜5〜程度、そして
ニワトリは01〜10m9程度を数回投与すればよい。
他の動物については上記の投与量を参考にして試行錯誤
して定めればよい。
一方、本発明の抗体をモノクロナル抗体として製造する
場合には、例えばマウスの肺臓細胞を用いればよい。こ
の場合には、まず、例えばBALB/C系のマウスに抗
原とF (a b’) 2フラグメントの複合体を注射
後体内に抗免疫複合体抗体が発現するようになってから
肺臓を摘出し、この肺臓細胞にBALB/C系のマウス
の癌細胞を例えばポリエチレングリコールを用いて常法
により細胞融合させる。
そして、この融合細胞を培養液を種々変えて継代培養を
繰返し選別することによってクローン化して抗免疫複合
体抗体産生能のある細胞を得る。そして、これをマウス
の腹腔へ注入して腹腔内で増殖させたのち腹水あるいは
血液を採取すればよい。
血液あるいは腹水から本発明の抗免疫複合体抗体を採取
する方法は抗体を採取する公知の方法に準じて行なえば
よく、例えば硫安沈澱法、DEAF−セルロースを用い
たイオン交換クロマトグラフィー、ケ゛/L、 (p過
失などを適宜組合わせればよく、抗体の公知の分画法、
例えばCohnらのエタノ−ル分画法、硫安リバノール
分画法、ポリエチレングリコール分画法などを適用して
もよい。これらの精製法によって得られた抗免疫複合体
抗体には反別抗原に対する抗体とF (a b ’ )
 2フラク−f′A/トに対する抗体とが含まれている
ことが多いところから、この抗原とフラグメントをカッ
プリングした担体1.を用いてアフィニティークロマト
ダラフィーでさらに精製するのがよい。
本発明の抗免疫複合体抗体の物性値を次に示す。
(1)免疫複合体に対する反応 本発明の抗免疫複合体抗体は全身性エリテマトーデス患
者血清に含まれる免疫複合体および慢性関節9ユウマチ
患者血清に含まれる免疫複合体と反応する。
尚、測定は後述する使用例と同様にして行なった。
(2)凝集IgG抗体との反応 健常人血清7例に熱凝集IgG抗体を血清1 、fi/
あたシ200μgになるように添加して後述する使用例
と同様にして測定したところすべて陰性であった。
(3)分子量 (イ) 兎およびモルモットの血清から得られたもの1
5〜16万(ケ゛ル濾過失) 15万 (SDSポリアクリルアミド 電気泳動) (ロ) ニワトリの血清から得られたもの16〜18万
(ケ゛ル濾過失) (4)沈降定数 (イ) 兎およびモルモットの血清から得られたもの6
.5(高速平衡法) (ロ) ニワトリの血清から得られたもの7.1(高速
平衡法) (5)糖含量 (イ) 兎およびテルモットの血清から得られだもの2
〜4%  (フェノール硫酸法) (ロ) ニワ1. IJの血清から得られたもの3.5
〜45%   (フェノール硫酸法)(6)等電点 58〜87 但し、兎およびモルモットの血清から得られたものにつ
いて測定した。
本発明の抗免疫複合体抗体は以上の如き物性値を有して
いるが、この抗体の製造に用いる抗原とその抗体のF 
(a b’) 2フラグメントとの複合体がそもそも新
規であり、この新規な複合体を抗原として得た抗体であ
るから明らかに新規な抗体である。
例えば加納らの抗抗体と免疫複合体に対する作用は類似
しているが、本発明の抗抗体がヒト以外の温血動物由来
のものであるのに対し加納らの抗抗体がヒト由来のもの
である点で基本的に相違している。
本発明の抗体は、凝集IgGとは反応せず免疫腹合体“
と特異的に反応するところから、加納らの方法(Cl1
nical Immunology and Immu
nopat4o1ogy+vo1.9.pp425−4
35(1978) )において用いられている抗抗体に
代替しつるものである。そして、この加納らの方法が、
抗抗体が人体を媒介して生産されるために実用化されな
かったところを本発即者らの抗体によって打破したので
ある。すなわち、本発明の抗体は人体によらず他の動物
を用いあるいはモノクロナル抗体として量産しうるとこ
ろに特徴があり、この抗体によって免疫複合体の正確な
定量を実用的に行ないうる手段を初めて提供し、従来、
原因究明が容易でなかった免疫複合体に基づく各種の疾
患の治療を容易にすることができた。本発明の抗体は各
種の免疫複合体と巾広く反応するところに特徴があり、
ひとつの抗体で免疫複合体の種類を問わず測定できる。
本発明の抗体の用途は加納法の抗抗体の代替にのみ留ま
るものではなく、酵素免疫測定法による免疫複合体の検
出を行なうこともできる。
以下、製造例および使用例を示す。
製造例1 破傷風に感染して抗破傷風馬血清の投与を受け、その結
果抗馬血清抗体を有している健常人より血液を得た。こ
の血液より分離した血清を常法に従って硫安塩析し、さ
らにDEAEセルロース? 用いたイオン交換クロマト
グラフィーで分画してIgG画分を得た。IgG画分は
馬IgGをカップリングしたセファロース4B(ファル
マシア社製)ヲ用いてアフィニティークロマトグラフィ
ーを行ない、抗馬IgGのヒトIgGを得た。
このヒトIgG]000〜をpH4,5の0.01 M
ホウ酸緩衝液200mtに加えて溶液とし、この溶液に
ペゾシン10mgを加えて37℃で18時間攪拌した。
この被プシン分解液をセファデック、スG−200(フ
ァルマシア社製)でケ゛ル許過し、流出液の280 n
mにおける吸光度を測定して第2番目のピークの区分を
採取して凍結乾燥した。
コノ凍結乾燥物2001n9と馬IgG 6001/1
9を0、14’?M NaC6を含有するpH8,0(
7)0.001Mトリス塩酸緩衝液30mAに溶解し1
,37℃で2時間ゆっ〈シ攪拌した。攪拌後、この溶液
をセファアクリルS−300を用いてグル濾過し、通過
液を凍結乾燥して馬IgGと杭周IgGヒトF (a 
b ’) 2フラグメ/トとの複合体の凍結乾燥物を得
た。
一方、先に調製したF(ab’)2フラグメントを生理
食塩水に溶かして20羽の兎の耳静脈に1羽につき10
■宛注射し、2日間放置してこの20羽の兎を免疫寛容
群とした。
前記複合体凍結乾燥品を生理食塩水で4m97meにな
るように溶解し、この溶液に等量のフロイントの完全ア
ジュバントを加えて乳化して免疫源とした。この乳化液
を免疫寛容群および無処置群各20羽の兎にいずれも前
肢と後肢の指裏皮内および大腿筋肉に1羽あた91回9
.5 mlを隔週ごとに3回注射した。第3回の注射終
了1週間後頚動脈より全採血した。
得られた血液を各兎ごとに血漿を分離し、血清50mA
に硫安12.IFz9(40%飽和)を加えて30分間
攪攪拌後000rpmで3Q分間遠心して沈澱物を集め
た。この沈澱物をpH8,0の0.OIM)すスー塩酸
バッファー 101に対して一夜透析し、透過残液を予
めpH8,0の0.02 M トリ又−塩酸・々ッファ
ーで平衡化しておいだDE−52(ワット1フ社製)の
カラム(2,0αx 60 cm )に通液し2な。
素直り区分をpi−] 8.5の0.01Mホウ酸パア
ファー101に対して一夜透析し、馬IgGを力1.シ
リングしたセファロース4.Bi充填L pH8,5の
O,I Mホウ酸バッファーで平衡化しておいた16α
×10−のカラムおよび尻馬igGのヒトF (a b
’) 2を力、プリングしたセファロース4Bを充填し
pH8,5の0.1 Mホウ酸バッファーで平衡化し7
ておいた1、6mX10crnのカラムに通液して素通
り区分を集めた。この素通り区分をpH8,0のI/1
.000M ) !Jスス−酸バッファーを含む生理食
塩水に対して一夜透析し、透析残液を凍結乾燥して兎1
羽あたり10mgの凍結乾燥品を得た。
この凍結乾燥品について、6兎ごとに寒天平板を用いた
2次元二重拡散法でC,q法で免疫複合体陽性の全身性
エリテマトーデス患者血清に罰する反応を調べたところ
、無処置群20羽中3羽そして免疫寛容群20羽中5羽
の凍結乾燥品が陽性であった0 なお、この製造例で用いたアフィニティークロマトグラ
フィーのカラムは次のようにして調製した。すなわち、
CNBrで活性化したセファロース4B8gをグラスフ
ィルターに充填して1 m MHCL 1400 ml
で洗浄してからビーカーに移し、これに5oomyの馬
IgGまたは尻馬IgGのヒトF(ab’)2をQ、 
5 M NaC1を含むpH9,0の0.1. MNa
HCOsバッファ iof)mAに添加し、室温にてと
きどきかきまぜながら2時間放置後濾過しだ。
次に、このセファロース4BにpH8,0の0.1 M
トリス−塩酸バッファー150 m、lを加えて室温で
ときどきかきまぜながら2時間放置して涙過しだ。
フィルター上の馬IgGまたは杭周IgGヒトF(ab
′)2をカップリングしたセファロース4Bをp)l 
8. Oの0、1 Mホウ酸バッフ了−150PH8で
3回、続いてpH4,0の0.1 M酢酸バッファ 1
50m1で2回洗浄してからカラムに充填し、PH8,
5の0.1 Mホウ酸バッファーで平衡してから使用に
供した。
製造例2 製造例1で用いたものと同じF (a b ’ ) 2
フラグメントを生理食塩水に溶かして30匹のモルモッ
トの足裏静脈に1匹あたり5〜宛注射し、3日間放置し
て免疫寛容群としだ。
免疫寛容群30匹および無処置群25匹の各モルモット
の背部に製造例1と同じ免疫源乳化液を1匹あたり1回
0.5 me宛隔週ごとに4回皮内注射した。最終回の
注射1週間後に各モルモットとも頚動脈から全採血した
得られた血液を各モルモットごとに血漿を分離して5m
/8の血清を得、いずれも製造例1と同様に処理して1
匹あたり09■の凍結乾燥品を得た。
この凍結乾燥品について製造例1と同様に免疫複合体陽
性の全身性エリテマトーデス患者血清に対する反応を調
べたところ、無処置群25匹中の3匹そして免疫寛容群
30匹中の6匹の凍結乾燥品が陽性であった。
製造例、3 製造例1と同じF (a b ’ ) 2フラグメント
を生理食塩水に溶かして18羽のニワトリの羽根裏に1
羽らだ#)10グ宛静脈注射し1週間放置して免疫寛容
群とした。
免疫寛容群18羽および無処置群17羽の各°ニワトリ
の胸部に製造例1と同じ免疫源乳化液1羽あたシ1回0
.5蛯宛1週間ごとに3回筋肉注射した。最終回の注射
1週間後に各ニワトリとも頚動脈から全採血した。
得られた血液を各ニワトリごとに血漿を分離して70m
1の血清を得、いずれも製造例1と同様に処理して1羽
あた!l19■の凍結乾燥品を樽だ。
この凍結乾燥品について製造例1と同様に免疫複合体陽
性の全身性エリテスト−デス患者血清に対する反応を調
べたところ、無処置群17羽中2羽そして免疫寛容群1
8羽中の5羽の凍結乾燥品が陽性であった。
使用例 製造例1で得られた反応陽性の凍結乾燥品を用い、各種
血清について加納らの方法に準じて測定した。
すなわち、この凍結乾燥品を0.15 Mリン酸バッフ
−r −−0,14MNaCl (pH7,2)にfo
ttji/mtKなるように溶解し、この20μlと各
希釈倍率の被゛検血清20 lt4とを混合した。20
℃で60分間放置後、混合液をマイクロプレートの窪み
に入れ、1%抗り抗体感作ヒトO型Rh士血球懸濁液2
0μlを加えた。温室で20℃で30分間放置し、被検
血清を4倍希釈しても凝集抑制が起こるものを陽性とし
た。
得られた結果を下表に示す。なお、表中SLEとは全身
性エリテマトーデス患者血清を、そしてRAは慢性関節
す1.ウマチ患者血清をそれぞれ表わしている。RAに
ついては予め02M2−メルカゾトエタノール処理した
ものを用いた。捷た、負荷とは被検血清を50℃で30
分間加熱したもSLE     20   40%  
40チHA        2 1      7 1
      7 1健常人   18   0   0 たシ200μmになるように測定したがいずれも陽性に
ならなかった。
特許出願人  富士臓器製薬株式会社 代理人 弁理士田中政浩 手続補正書(自発) ■事件の表示 特願昭57−582’74号 2発明の名称 抗免疫複合体抗体およびその製法 3補正をする者 事件との関係  特許出願人 名称 富士レビオ株式会社 4代理人 居所 〒104東京都中央区京橋二丁目1番3号6補正
の内容 (1)第3頁第10〜13行の記載を以下の通りに補正
する。
[本発明者らは、抗原とそのヒト抗体のF(abっ。
フラグメントとの複合体を温血動物に注射してその体内
にこの複合体に対する抗体」(2)第3頁第18〜20
行に記載された「兎など・・・また、」を削除する。
(3)第4頁第19行〜第5頁第1行の記載を以下−の
通りに補正する。
[ある。抗体はヒト由来のものである。抗体には、Ig
M抗体、■gG抗体など各種のものがあるが、そのなか
でIgG抗体が好適である。抗体は不純のま」 7頁13行  「少量ア」    「少量のア」〃  
18行  「この凍」    [このF (a b’)
 2フラグメントの凍」 14頁11行  「バンド」    「パント」〃  
】7行  「血漿J     「血清」15頁 2行 
 「透過」     「透析」tt    9’6  
 r ”) 2をJ     rb’)2フラグメント
を」 〃 18行  「法でCJ     r法で、C」16
頁 8行  「Gまたは」   「G(又は」〃  9
行  「)2を」    [)2フラグメント)を」 〃  10行  r i OOmlに」  「に溶解し
だ液100m1を」 〃  15行  「(ab’)2 j    r (a
b’)2フラグメント」 17頁 7行  「疫源乳」    「疫原乳」〃 1
1行  「血漿」     「血清」118頁 9行 
  〃       〃以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 全身性エリテマトーデス患者血清に含まれる免疫複
    合体および慢性関節リュウマチ患者血清に含まれる免疫
    複合体と反応し、凝集IgG抗体と反応せず、かつケ゛
    ル濾過性で測定した分子量が15〜18万である糖蛋白
    質よシなる抗免疫複合体抗体。 2 抗原とその抗体のF (a b’ ) 2フラグメ
    ントとを接触させることによって該抗原と該F (a 
    b ’) 2フラグメントの複合体を形成せしめ、この
    複合体を抗原として対応する抗体を産生せしめてこれを
    採取することを特徴とする抗免疫複合体抗体の製法。
JP5827482A 1982-04-09 1982-04-09 抗免疫複合体抗体およびその製法 Granted JPS58177921A (ja)

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Cited By (3)

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