JPS5817609Y2 - フイルタプレスにおける原液の供給装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、高圧搾フィルタプレスにムケる原液の供給
装置の改良に関し、例えば、１５￥ｉ以上の圧搾を繰り
返しても炉布や原液供給用の口金等が破損することのな
い原液の供給装置を提供せんとするものである。

すなわち、従来のこの種馬圧搾フィルタプレスでは、原
液をポンプで炉室に圧入して濾過している場合には、原
液供給用の口金の供給口部分に原液が充満しているが、
圧入濾過が終ったときには該部分は空胴状態となってい
る。

従って、次に圧搾するためにダイアフラムに高圧流体を
注入して、これを膨張させると、その膨張したダイアフ
ラムの一部が前述供給口部分に押し込１れ、このとき、
同時に炉布を供給口部分に押し込み、無理に屈曲させる
ので、これが因で炉布を破損させると共に、ダイアフラ
ムおよび口金をも破損させる難点がある。

この考案は、上述のような従来の難点を解消したもので
あって、以下、図面に基づいてこの考案を具体的に説明
すれば、先ず、その構成は、図に示すように濾過室１の
一例にダイアフラム２を設け、ポンプで圧入濾過したケ
ーキを、さらに圧搾するように構成したフィルタプレス
において、上記濾過室１内にその供給口３を開口させた
口金４を設け、その口金４の供給口部分に、ゴム等の可
撓材よりなる給液具５を延設したものである。

尚、符号６は炉布を示し、渣た、第１図は原液供給用の
口金な濾過室の上部に設けた場合を示し、第２図は同じ
く口金４を濾過室１の底部に設けた場合を示している。

この考案に係る原液の供給装置は、上述のように構成さ
れてｋす、濾過室内に原液を圧入する場合には、給液具
５はポンプ圧によって押し開かれ原液を濾過室１内に注
入することができる。

次に、圧入濾過が終って圧搾するためにダイアフラム２
を膨張させたときには、給液具５はダイアフラム２によ
って押されて、供給口３部分を閉塞することができる。

すなわち、ケーキ圧搾のために膨張させたダイアフラム
が口金４の給液路内に押し込渣れるのを阻止して、供給
口３部における炉布６やダイアフラム２が破損するのを
防止することができる。

そして、圧搾を終えてダイアフラム２の圧力を抜くこと
で、給液具５は元に復帰し、次の原液供給に備えること
ができる。

そして、圧搾濾過をくりかえすうちに給液具５は損耗し
てくるが、その時には、口金４から給液具５を取外して
交換するだけでヨく、炉布６やダイアフラム２は破損す
ることがない。

以上の説明で明らかなように、この考案に係る装置によ
れば、フィルタプレスを用いての高圧搾時に炉布やダイ
アフラムが給液口に押し込１れで破損するのを完全に防
止できるものであり、七の構造も簡単で安価に製作でき
、フィルタプレスを用いての高圧搾作業に際して卓越し
た効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案を施したフィルタプレスに卦ける原
液供給装置の要部の縦断面図、第２図は同じく他の実施
例の要部の縦断面図である。 符号の説明、１・・・濾過室、２・・・ダイアフラム、
３・・・供給口、４・・・口金、５・・給液具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 濾過室１の一例にダイアフラム２を設け、ポンプで圧入
   濾過したケーキをさらに圧搾するように構成したフィル
   タプレスに訃いて、上記濾過室１内にその供給口３を開
   口させた口金４を設け、その口金４の供給口部分に、ゴ
   ム等の可撓材よりなる給液具５を延設したことを特徴と
   するフィルタプレスにおける原液の供給装置。