JPH0346805Y2 - - Google Patents

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JPH0346805Y2
JPH0346805Y2 JP15149488U JP15149488U JPH0346805Y2 JP H0346805 Y2 JPH0346805 Y2 JP H0346805Y2 JP 15149488 U JP15149488 U JP 15149488U JP 15149488 U JP15149488 U JP 15149488U JP H0346805 Y2 JPH0346805 Y2 JP H0346805Y2
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membrane
plate
compression
liquid
squeezing
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、従来にない高圧で原液を圧搾する事
の出来るフイルタープレスの改良に関する。
(従来の技術とその問題点) 原液8の過方法として従来からフイルタープ
レス方式が良く知られている。フイルタープレス
とは、板1と圧搾板2とで開閉自在に形成され
た室Aを形成しており、この室A内に2枚1
組の液通過用網5と、この液通過用網5に平
行に配設した袋状の圧搾膜6とを設置し、且つ、
液通過用網5の原液充填側に布4を張設し、
更に圧搾膜6と、圧搾膜6側の液通過用網5と
の間に圧搾膜6保護用の布7′を張設したもので
ある。
さて、原液8を布4内に充填した後圧搾膜6
に圧搾水9を圧入して布4を絞り込み、原液8
を強烈に押し挟んで強制的に液14と固形物と
に分離して液14のみを外部に導き出し、室
Aの解放時に固形物をケーキとして取り出すもの
である。第6図は従来例のフイルタープレスによ
る圧搾作業の詳細部分断面図で、室Aの圧搾板
2に沿つて配設されたゴム製袋状の圧搾膜6に圧
搾水9が圧入されて圧搾膜6が拡張され、その分
だけ布4の間隔が狭められて原液8が絞られて
固形物と分離する。このような圧搾作業において
圧搾力が大きいほど迅速且つ圧搾率が高くなるも
のであるためにフイルタープレスは高圧化しつつ
あるが、圧搾力が過大になるとゴム製圧搾膜6
が、圧搾膜6と網5との間に配設された布7’を
強圧して網5の目に押し込んで片面において目詰
まりを発生させ、液14の流路10を消滅さ
せ、圧搾作業能率を著しく低下させる。従つて圧
搾圧力を大きくしても却つて圧搾効果は低下する
ものであつて自ずと加える事が出来る圧搾圧力に
限界があつた。
(本考案の目的) 本考案は、かかる従来例の欠点に鑑みてなされ
たもので、その目的とする処は従来限界とされて
いた圧搾圧力を越えて加圧出来る効能率高圧圧搾
型フイルタープレスを提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案に掛かるフイルタープレスは、 開閉自在に配設された板1と圧搾板2とで
室Aを構成し、 該室Aにおいて圧搾板2に添わせて袋状の
圧搾膜6を配設し、 板1と圧搾膜6とにそれぞれ添わせて板
1と圧搾膜6との間に2枚1組の液通過用網
5を配設し、 液通過用網5の間において液通過用網5
の表面に布4を張設し、 圧搾側の液通過用網5と圧搾膜6との間に
引張強さが350Kg・f/cm2以上、圧縮強さ400
Kg・f/cm2以上、縦弾性係数10000Kg・f/cm2
以上の機械的強度を持ち、耐屈曲性と100%以
上の伸縮性を持つ保護シート7を配設する。
;と言う技術的手段を採用している。
(作用) まず、原液8を網5の間に注入し、次に圧搾
膜6間に圧搾水9などを圧入すると圧搾膜6が
拡張してその分だけ布4の間隔が狭められ、
液14が絞り出される。
このような操作を行つて固形物と液14と
に分離する。
この時、保護シート7の機械的強度が圧縮圧
力に抗する事が出来るので、高圧搾圧力により
ゴム製圧搾膜6が保護シート7を強圧しても
液通過用網5の目に押し込まれず、目詰まりが
生じない。
その結果、液14の流路10が消滅せず、
原液8の圧搾作業を継続する事が出来るもので
ある。
(実施例) 以下、本考案を図示実施例に従つて詳述する。
本考案に掛かるフイルタープレスの1単位に付
して説明すれば、第3図に示すように室Aを構
成する圧搾板2と板1との間に2枚1組の液
通過用網5と圧搾膜6とが平行に配設され、この
液通過用網5と圧搾膜6との間に引張強さが
350Kg・f/cm2以上、圧縮強さ400Kg・f/cm2
上、縦弾性係数10000Kg・f/cm2以上の機械的強
度を持ち、耐屈曲性と100%以上の伸縮性を持つ
保護シート7が配設されている。保護シート7は
例えばポリプロピレン製のものなどが用いられる
ものである。上記で使用する板1の例を示すと
第1図のようである。即ち、板1の外周全体に
は矩形枠体11が取付けられており、矩形枠体1
1のコーナー部の1つに原液供給孔12が穿設さ
れており、原液供給孔12から板1に沿つて張
設された液通過用網5並びに布4内に開口す
る原液流入孔13が形成されており、矩形枠体1
1の他のコーナー部に液排出孔3が穿設されて
おり、液通過用網5から液排出孔3に開口す
る液流出孔15が形成されている。圧搾板2の
形状は板1とほぼ同様の形状であり、原液流入
孔13が存在しないだけのものである。フイルタ
ープレスでは板1と圧搾板2とが交互に配設さ
れ、この間に前記液通過用網5、圧搾膜6並び
に保護シート7が平行に配設されているものであ
り、このような1単位のものが平行に数単位配設
されているものである。
しかして、原液流入孔13から原液8を布4
の間に注入し、当初は単なる圧入された原液8の
過による液14の抽出が行なわれる。この
過状態は圧力計で制御され、所定の圧力に達した
処で原液8の供給を止め、続いて圧搾膜6間に圧
搾水9を圧入する。すると圧搾膜6が拡張してそ
の分だけ布4の間隔が狭められ、液14が絞
り出される。この圧搾圧力は従来では5〜20Kg・
f/cm2と低圧で有るが、この場合は50〜70Kg・
f/cm2と非常に高いものである。このような操作
を行つて固形物と液14とを分離し、固形物を
ケーキとして排出する。この時、保護シート7の
機械的強度が圧縮圧力に抗する事が出来るので、
高圧搾圧力によりゴム製圧搾膜6が保護シート7
を強圧しても液通過用網5の目に押し込まれ
ず、目詰まりが生じない。その結果、液14の
流路10が消滅せず、原液8の圧搾作業が従来例
に比べて4倍以上の能率で圧搾作業を継続する事
が出来る事になる。前述のように圧力計が所定圧
に達した処で原液8の過作業を中断し、続いて
圧搾作業を行い、液14を搾り切つて液通過
用網5内にケーキが形成されると絞り作業を完了
し、圧搾板2と板1とを拡開して液通過用網
5を開き、内部に溜つたケーキを落下させる。ケ
ーキの排出が終了すると再度圧搾板2と板1と
を閉じて原液8の注入可能な状態にし、原液8
過並びに絞り作業を再開する。
(効果) 本考案は叙上のように、開閉自在に配設された
板と圧搾板とで室を構成し、該室において
圧搾板に添わせて袋状の圧搾膜を配設し、板と
圧搾膜とにそれぞれ添わせて板と圧搾膜との間
に2枚1組の液通過用網を配設し、液通過用
網の間において液通過用網の表面に布を張設
し、圧搾側の液通過用網と圧搾膜との間に引張
強さが350Kg・f/cm2以上、圧縮強さ400Kg・f/
cm2以上、縦弾性係数10000Kg・f/cm2以上の機械
的強度を持ち、耐屈曲性と100%以上の伸縮性を
持つ保護シートを配設したので圧搾膜に高圧水を
圧入して圧搾膜を拡張し、原液を注入した布を
高圧で押し挟んで網の目を通して液を高圧で絞
り出す時に保護シートが高圧搾力に負けて網の目
に保護シートが食い込んだり破れたりするという
ような事がなく、両面絞りが高圧圧搾時でも確保
出来、圧搾作業を目詰まり時の片面圧搾に対して
4倍以上に能率良く行う事が出来ると言う利点が
ある。又、保護シートの引張強さが350Kg・f/
cm2以上、圧縮強さ400Kg・f/cm2以上、縦弾性係
数10000Kg・f/cm2以上の機械的強度を持ち、耐
屈曲性と100%以上の伸縮性を持つので、圧搾水
による膨張・収縮の繰り返しにも十分耐える事も
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図……本考案の板の正面図、第2図……
本考案の圧搾板の正面図、第3図……板と圧搾
板との組み合わせ状態の断面図、第4図……本考
案における圧搾時の断面図、第5図a……本考案
における原液過時の圧搾板側断面詳細図、第5
図b……本考案における液通過用網の正面図、
第6図……従来例における圧搾時の断面詳細図、
第7図……本考案における原液圧搾時の圧搾板側
断面詳細図。 A……室、1……板、2……圧搾板、3…
…液排出孔、4……布、5……液通過用
網、6……圧搾膜、7……保護シート、8……原
液、9……圧搾水、10……液の流路、11…
…矩形枠体、12……原液供給孔、13……原液
流入孔、14……液、15……液流出孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開閉自在に配設された板と圧搾板とで室を
    構成し、該室において圧搾板に添わせて袋状の
    圧搾膜を配設し、板と圧搾膜とにそれぞれ添わ
    せて板と圧搾膜との間に2枚1組の液通過用
    網を配設し、液通過用網の間において液通過
    用網の表面に布を張設し、圧搾側の液通過用
    網と圧搾膜との間に引張強さが350Kg・f/cm2
    上、圧縮強さ400Kg・f/cm2以上、縦弾性係数
    10000Kg・f/cm2以上の機械的強度を持ち、耐屈
    曲性と100%以上の伸縮性を持つ保護シートを配
    設した事を特徴とする高圧圧搾型フイルタープレ
    ス。
JP15149488U 1988-11-21 1988-11-21 Expired JPH0346805Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15149488U JPH0346805Y2 (ja) 1988-11-21 1988-11-21

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15149488U JPH0346805Y2 (ja) 1988-11-21 1988-11-21

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Publication Number Publication Date
JPH0275104U JPH0275104U (ja) 1990-06-08
JPH0346805Y2 true JPH0346805Y2 (ja) 1991-10-03

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JP15149488U Expired JPH0346805Y2 (ja) 1988-11-21 1988-11-21

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