JPS5817554B2 - 合成ゴム塗料 - Google Patents
合成ゴム塗料Info
- Publication number
- JPS5817554B2 JPS5817554B2 JP53064072A JP6407278A JPS5817554B2 JP S5817554 B2 JPS5817554 B2 JP S5817554B2 JP 53064072 A JP53064072 A JP 53064072A JP 6407278 A JP6407278 A JP 6407278A JP S5817554 B2 JPS5817554 B2 JP S5817554B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic rubber
- rubber paint
- solvent
- paint
- crosslinked synthetic
- Prior art date
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- Expired
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- Paints Or Removers (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
鉄構造物、コンクリ−1・構造物、紙、木材等に使用さ
れている従来の合成ゴム塗料、なかでも重防蝕用合成ゴ
ム塗料は加硫剤(架橋剤)を含んでいた。
れている従来の合成ゴム塗料、なかでも重防蝕用合成ゴ
ム塗料は加硫剤(架橋剤)を含んでいた。
このような架橋剤を含有する合成ゴム塗料においては一
液型の場合、貯蔵する罐内での塗料貯蔵性が不安定であ
り、3〜6ケ月という短い貯蔵時間に限られていた。
液型の場合、貯蔵する罐内での塗料貯蔵性が不安定であ
り、3〜6ケ月という短い貯蔵時間に限られていた。
そのため重防蝕用合成ゴム塗料は、主剤と架橋剤との2
液に分別した2液型が多く用いられた。
液に分別した2液型が多く用いられた。
しかし2液型合成ゴム塗料では、現場におし・て厳密な
計量と攪拌とを要するため作業能率が低下する欠点を有
し、さらに混入攪拌後の一定の品質保持に疑問を有した
。
計量と攪拌とを要するため作業能率が低下する欠点を有
し、さらに混入攪拌後の一定の品質保持に疑問を有した
。
また塗装終r後の残存塗料は短時間で架橋してしまい、
次回塗装への使用は不可能となる欠点を有した。
次回塗装への使用は不可能となる欠点を有した。
次に従来の塗膜についての一般的な考え方としては、水
性、油性、合成樹脂塗料等にみられるように塗膜乾燥後
は硬化する点にあった。
性、油性、合成樹脂塗料等にみられるように塗膜乾燥後
は硬化する点にあった。
しかし、これら塗料では乾燥後硬化するため、熱変化等
の原因で膨張収縮する被塗装物や、塗装面積が犬である
被塗装物に用いると弾力性を欠き塗膜に亀裂等を生ずる
という欠点を有した。
の原因で膨張収縮する被塗装物や、塗装面積が犬である
被塗装物に用いると弾力性を欠き塗膜に亀裂等を生ずる
という欠点を有した。
また従来の防蝕塗料の多くは一般に粘度が50CPSな
いし200CPSと小さいため、−回塗りで25μない
し50μ程度しか塗装するととができず、そのため塗装
効果を上げるため一層あた、り約50μからなるプライ
マー、下塗り、中塗り、−ト塗りの数度の塗分けを必要
とした。
いし200CPSと小さいため、−回塗りで25μない
し50μ程度しか塗装するととができず、そのため塗装
効果を上げるため一層あた、り約50μからなるプライ
マー、下塗り、中塗り、−ト塗りの数度の塗分けを必要
とした。
そのため層間剥離の危険性や塗装時間の損失などの欠点
を有した。
を有した。
そこで、この発明は、クロロスルフォン化ポリンエチレ
ンまたは塩素化ポリエチレンに微粒子珪酸塩類と平滑剤
を調合してなる主剤に接着剤、溶剤および着色剤を添加
し混練して組成される非架橋型合成ゴム塗料を提供する
ことで上記欠点を除去することを目的とする。
ンまたは塩素化ポリエチレンに微粒子珪酸塩類と平滑剤
を調合してなる主剤に接着剤、溶剤および着色剤を添加
し混練して組成される非架橋型合成ゴム塗料を提供する
ことで上記欠点を除去することを目的とする。
すなわち、塗膜に伸縮性1を有し、架橋剤を成分とせず
自然架橋とするため貯蔵性を良好とした、防蝕効果を有
する非架橋型かつ一液型の合成ゴム塗料を提供すること
にある。
自然架橋とするため貯蔵性を良好とした、防蝕効果を有
する非架橋型かつ一液型の合成ゴム塗料を提供すること
にある。
この発明において、塗膜に伸縮性を与えるため合成コム
を用い合成ゴムとしてはクロロスルフォン化ポリエチレ
ンまたは塩素化ポリエチレンを使用する。
を用い合成ゴムとしてはクロロスルフォン化ポリエチレ
ンまたは塩素化ポリエチレンを使用する。
微粒子珪酸塩類は、増量粘結作用を有するもの例えば微
粒子の粘土、タルク等を使用する。
粒子の粘土、タルク等を使用する。
平滑剤は乾性油またはブチルアルコールを使用する。
接着剤はクマロン−インデン重合樹脂またはその同効物
質とジエン系炭化水素の混合物を使用する。
質とジエン系炭化水素の混合物を使用する。
クマロン−インデン重合樹脂の同効物質として、テルペ
ン樹脂、天然エステル樹脂、シクロペンタジェン樹脂が
ある。
ン樹脂、天然エステル樹脂、シクロペンタジェン樹脂が
ある。
ジエン系炭化水素として、例エバペンタジェン、シクロ
ペンタジェンがある。
ペンタジェンがある。
溶剤は、トルエン、キシレン等の芳香液系のものとトリ
クロロエチレン、塩化メチレン等の塩化化脂肪族系のも
のとの混合物を使用するが、一般には芳香族溶剤を中心
に使用する。
クロロエチレン、塩化メチレン等の塩化化脂肪族系のも
のとの混合物を使用するが、一般には芳香族溶剤を中心
に使用する。
着色剤としては、有機または無機の顔料を選択し、例え
ば白色にするときは酸化チタン、黒色ないし灰色にする
場合はカーボンを、緑色は酸化クロームを、藍色はコバ
ルトを使用する。
ば白色にするときは酸化チタン、黒色ないし灰色にする
場合はカーボンを、緑色は酸化クロームを、藍色はコバ
ルトを使用する。
上記各成分の配合割合を重量比で示せば、次のようであ
る。
る。
クロロスルフォン化ポリエチレン 100部(または
塩素化ポリエチレン) 微粒子珪酸塩類 250部平滑剤
適量接着剤
55部溶剤
500部着色剤
適量この塗料は作業性を考慮に入れると、粘度は5
00CPSから2000CPSの範囲内が理想的で、−
回塗りで湿潤膜厚250μ〜500μ程度(乾燥膜厚1
00μ〜250μ)の膜厚を得ることができる。
塩素化ポリエチレン) 微粒子珪酸塩類 250部平滑剤
適量接着剤
55部溶剤
500部着色剤
適量この塗料は作業性を考慮に入れると、粘度は5
00CPSから2000CPSの範囲内が理想的で、−
回塗りで湿潤膜厚250μ〜500μ程度(乾燥膜厚1
00μ〜250μ)の膜厚を得ることができる。
塗装方法は通常のように刷毛ないしエアレススプレーで
おこなう。
おこなう。
刷毛を使用する場合、従来の合成樹脂塗料等に比較して
刷毛さばきの点で「ひっばり」が強いため腰のあるもの
を使用するのが望ましい。
刷毛さばきの点で「ひっばり」が強いため腰のあるもの
を使用するのが望ましい。
エアレススプレーを使用すZ塙谷は、吐ロ圧力比30:
1以上を使用し、コンプレッサー圧力は5kg以上が望
ましい。
1以上を使用し、コンプレッサー圧力は5kg以上が望
ましい。
従って、この発明では、架標剤(加硫剤)を含まず自然
架橋とする一液型の合成ゴム塗料なので、貯蔵し得る期
間が約2年と同上する。
架橋とする一液型の合成ゴム塗料なので、貯蔵し得る期
間が約2年と同上する。
また、塗膜に柔軟性を有しているため、被塗装物が熱変
化等の膨張収縮をしても変形を吸収するため塗膜に亀裂
等が生じない。
化等の膨張収縮をしても変形を吸収するため塗膜に亀裂
等が生じない。
さらに一回の塗装で最大湿潤膜厚500μまでの塗膜厚
を得ることができるため、複数塗装による層間剥離の危
険性が解消され、塗料自体に接着効果が強く透過性が小
さいためプライマーを省略することが可能である。
を得ることができるため、複数塗装による層間剥離の危
険性が解消され、塗料自体に接着効果が強く透過性が小
さいためプライマーを省略することが可能である。
そして、この発明の主な成分が防蝕性に富み難燃物質か
らなるため、防蝕性、難燃性に富む。
らなるため、防蝕性、難燃性に富む。
従って耐薬品槽のように重防蝕を要する被塗装物の塗装
に用いることができる。
に用いることができる。
実施例 1
クロロスルフォン化ポリエチ17ン 100部微粒子
粘土 200部n−ブチルアル
コール 70部クマロン樹脂
4〜5部ペンダジエン
50部トルエン 400
部トリクロロエチレン 100部カー
ボン 適量以上の成分を
均一に攪拌混練して生成する。
粘土 200部n−ブチルアル
コール 70部クマロン樹脂
4〜5部ペンダジエン
50部トルエン 400
部トリクロロエチレン 100部カー
ボン 適量以上の成分を
均一に攪拌混練して生成する。
実施例 2
クロロスルフォン化ポリエチレン 100部微粒子粘
土 200部n−ブチルアルコ
ール 70部クロマン樹脂
4〜5部ペンタジェン
50部トルエン
適量トリクロロエチレン 適量カー
ボン 適量以上の成分を
均一に攪拌混練して生成する。
土 200部n−ブチルアルコ
ール 70部クロマン樹脂
4〜5部ペンタジェン
50部トルエン
適量トリクロロエチレン 適量カー
ボン 適量以上の成分を
均一に攪拌混練して生成する。
塗膜性状データ
粘土 2000CPS
塗装方法 刷毛塗り
膜厚 乾燥膜厚約200μ
基材 鋼板
密着性 JISK5400 クロスカッ) 1
00/100 耐屈曲性 J I SK5400 異常なし10
〜φ 衝撃試験 JISK5400 異常なし塩水噴霧
試験 JIS22371 300時間異常なし 浸漬試験(30日間) H2S04 5% 異常なし NaOH5% 異常なし NaC110% 異常ナシ
00/100 耐屈曲性 J I SK5400 異常なし10
〜φ 衝撃試験 JISK5400 異常なし塩水噴霧
試験 JIS22371 300時間異常なし 浸漬試験(30日間) H2S04 5% 異常なし NaOH5% 異常なし NaC110% 異常ナシ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 クロロスルフォン化ポリエチレンまたは塩素。 化ポリエチレンに微粒子珪酸塩類と平滑剤を調合してな
る主剤に接着剤、溶剤および着色剤を添加し混練して組
成される非架橋型合成ゴム塗料。 2 平滑剤が乾性油またはブチルアルコールである特許
請求の範囲第1項記載の非架橋型合成ゴム塗料。 3 接着剤がクマロン−インテン重合樹脂または同効物
質とジエン系炭化水素の混合物である特許請求の範囲第
1項または第2項記載の非架橋型合成ゴム塗料。 4 溶剤が芳香族系溶剤と塩素化脂肪族系溶剤の混合物
である特許請求の範囲第1項または第2項または第3項
いずれか記載の非架橋型合成ゴム塗料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53064072A JPS5817554B2 (ja) | 1978-05-29 | 1978-05-29 | 合成ゴム塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53064072A JPS5817554B2 (ja) | 1978-05-29 | 1978-05-29 | 合成ゴム塗料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54155230A JPS54155230A (en) | 1979-12-07 |
JPS5817554B2 true JPS5817554B2 (ja) | 1983-04-07 |
Family
ID=13247514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53064072A Expired JPS5817554B2 (ja) | 1978-05-29 | 1978-05-29 | 合成ゴム塗料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5817554B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6046067U (ja) * | 1983-09-05 | 1985-04-01 | 横浜 康継 | 動、植物のガス代謝測定装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02272072A (ja) * | 1989-04-14 | 1990-11-06 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 躯体保護用組成物 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5331735A (en) * | 1976-09-06 | 1978-03-25 | Sanwa Kosan Kk | Synthetic rubber paint |
-
1978
- 1978-05-29 JP JP53064072A patent/JPS5817554B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5331735A (en) * | 1976-09-06 | 1978-03-25 | Sanwa Kosan Kk | Synthetic rubber paint |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6046067U (ja) * | 1983-09-05 | 1985-04-01 | 横浜 康継 | 動、植物のガス代謝測定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54155230A (en) | 1979-12-07 |
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