JPS58174817A - 剛体の破壊，破損検出方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は剛体の破壊、破損検出方法に関するものであ
る。

一般に剛体が破壊、破損する際には、同剛体に特有の振
動、音を発生することが知られている。

そしてこの振動、音を確認してその剛体の破壊。

破損を検出するために、従来抹チタン酸バリウムなどの
圧電素子を利用し、広帯域な周波数検出をなして、フィ
ルタなどによシ必要な成分のみを抽出する手段が採用さ
れている。

この従来方法を、剛体としての切削工具のバイトに適用
した場合の例を第１図に示す。すなわち。

仁の第１図において、（１）はバイト本体、（２）はこ
のバイト本体（１）の先端部に固定される検出対象の切
削テップであシ、圧電形検出素子（３）はバイト本体（
１）ニ取り付けられて、切削チップ（２）の使用中の欠
損、破壊を、そのときに生ずる振動により検出するよう
にしたものである。

しかし乍らこのような従来方法において、圧電検出素子
によって検出される振動としては、検出対象である切削
チップの欠損、破壊のほかに、例えはモーターの振動、
ギヤーの連動振動、被切削物の取り付けおよび取り外し
時の振動などの雑振動かあシ、このために圧電検出素子
から得られる検出々力電圧を、各種のフィルタを通して
抽出するようにしているのが現状であって、この従来方
法の場合、微小な欠損、破壊振動信号を検出するのには
、雑音対信号の比、すなわち／比が悪く、結果的に検出
精度が低いという欠点があった。

この発明は従来のこのような欠点を改善するため、水晶
振動片の共振周波数を利用したものであシ、被検出剛体
の破壊、破損時に生ずる振動周波数を、選択された感応
周波数帯域をもつ水晶振動片により検出するようにした
ことを特徴としている。

以下、この発明方法の一実施例につき、第２図を８照し
て詳細に説明する。

この第２図実施例方法は前記第１図従来方法と同様に、
剛体としての切削工具のバイトに適用した場合であり、
この第２図においても符号（１）＃′ｉバイト本体、と
＼ではバイトホルダーを、また（２）はこのバイトホル
ダーに取ル付けられたチップ、こ＼ではスローアウェイ
チップを示していて、同チップ（２）の欠損、破壊を検
出するのに適用される。

そしてまた矢印は前記チップ（２）が切削中に受ける応
力の想像方向、（４）は同テップ（２）の欠損、破壊時
に生ずる振動伝搬波であり、この実施例方法では、この
振動伝ｇＩｉ、波（４）ｆｔ受けて共振する水晶振動片
。

すなわち選択された感応周波数帯域をもつ水晶振動片（
５）を前記バイト本体（１）上に取シ付は止着するか、
もしくけ同本体（１）とチップ（２）との間に挟着した
ものである。

従うてこの実施例方法の場合、水晶振動片は、前記従来
での圧電検出素子に比較して、それ自体の固有振動数か
ら、感応周波数帯域を極端に狭くすることが可能となっ
て、チップの欠損、破壊によって生ずる振動以外の外来
雑音による振動には感応せず、目的の振動周波数を選択
しておけば、その検出電圧を単に増巾するのみによって
容易に処理１分析を行ない得られるのである。

以上詳述したようにこの発明方法では、被検出対象剛体
の破壊、破損を、そのときに生ずる振動周波数のみに感
応共振する水晶振動片によシ検出。

して処理するようにしたから、その他の雑振動になやま
される慣れがなく、従って検出回路が簡単になり、剛体
の破壊、破損を極めて効事よ〈、シかも正確に検出でき
る特長がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例による剛体の破壊、破損検出方法を示す
斜視図、第２図はこの発明に係わる剛体の破壊、破損検
出方法の一実施例を示す斜視図である。 （１）・・・・バイト本体、（２）・や・・テップ（剛
体）、（５）・・・・水晶振動片。 代理人　　葛　野　信　− １１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 選択された感応周波数帯域をもつ水晶振動片を被検出対
   象剛体、もしくはこの剛体を保持する保持体上に止着さ
   せ、剛体の破壊、破損時に生ずる振動周波数を水晶振動
   片により検出するようにしたことを特徴とする剛体の破
   壊、破損検出方法。