JPS5817026A - 穀物乾燥機における均平供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、熱風あるいは常温風を通風して穀物を乾燥
する穀物乾燥機における貯留タンクに穀物を均平に供給
する均平供給装置に関する。

従来、この種穀物乾燥機において、穀物を貯留する貯留
タンクの中央上方に回転拡散羽根を設けて、この羽根に
よシ穀物を回転拡散させて貯留タンク内へ供給する供給
装置はあったが、穀物の貯留高さに関係なく一定回転で
回転拡散していたために、穀物を乾燥する際に、乾燥穀
物量の多少により穀物の貯留高さが高低することがあシ
、貯留高さに関係なく穀物を均平に供給することはでき
なかった。

いま、第１図および第２図に従来の種穀物乾燥装置にお
ける供給装置を示す。この穀物乾燥機（１）は、エレベ
ータ（２）によって揚送された穀物は、上部ラヤン（８
）の始端部に供給され、横搬送されて、ラヤン戸樋（４
）の中央開口部（５）から回転拡散羽根（６）上に落下
し、回転拡散羽根（６）によって、回転拡散して貯留タ
ンク（７）内へ供給される如く構成されている。

このとき、第１図に示す如く、回転Ｉ散羽根（６）り の回転数を、回転拡散される穀物が貯留タン→（７）側
壁の低位置で到達するように低回転に設定すると、乾燥
穀物量が少なくて貯留穀物高さが低い場合には実線（イ
）で示すように均平に供給されるが、このままの回転数
では、穀物量が多く貯留穀物高さが高くなると、穀物は
側壁の高い位置には到達　　　“せず、点線（ロ）ある
いは（ハ）で示す如く山部（ホ）と谷部（へ）が形成さ
れて均平に供給することはできない。

逆に、回転拡散羽根（６）の回転数を、回転拡散される
穀物が貯−タンク（７）側壁の高位置で到達するように
高回転に設定すると、乾燥穀物量が少なくて貯留−物高
さが低い場合には第２図に示す如く、側壁側に山部（ホ
）、中央部に谷部（へ）が形成されて均平にはならない
。

穀物が均平でないまま乾燥すると乾燥むらが生ずる原因
となる。

そこで、この発明は、乾燥穀物量の多少によって、貯留
穀物高さが高低するのにかかわらず均平に供給すること
のできる穀物乾燥機における均平供給装置を提供するも
のであって、以下にこの発明の一実施例を図面に基づい
て説明する。尚、符号について、従来装置で説明した構
成には、第１図および第２図と同符号を符す。

貯留タンク（７）は、四方を側壁（８）により囲まれて
そして、乾燥部下部には穀物を操り出すロータト リーバルブ　　−　　　　が設けられておシ、ロータリ
ーバルブの下方には操シ出された穀物をエレベータ（２
）下部に搬送する搬送装置キ井≠＃を肚ケが設けられて
いる。

ラキン戸棚（４）は、貯留タンク（７）の上方に水平に
いる。う午ン戸棚（４）内には上部ラキンが横架される
。

上部ラセン（８）の移送始端側でエレベー１１　（２）
　（Ｄ　＊ツバー（９）がラセン戸棚（４）に連通して
いる。

エレベータ（２）の下方には張込用ホッパーが設けられ
ている。

回転拡散羽根（６）は、開口部（５）下方で貯留タンク
（７）中央上方に設けられており、開口部（５）から落
下する穀物を回転により拡散して貯留タンク（７）内へ
供給するものである。

（ｌＯ）は貯留タンク（７）の側壁（８）内側の所定高
さに設けられた検出装置であって、貯留穀物の圧力によ
り作動して貯留穀物高さを検出するものである。

この実施例では一個設けられているが、上下方向に宣シ
複数個設けてもよい。そして拡散して飛んでくる穀物の
圧力程度では作動しないものである。また、実施例の如
く感圧式のもので々く光電式のものでもよい。

（１１）は回転数が可変の変速モータであり、回転拡散
羽根（６）を回転させるものである。

（１２）は制御装置であって、検出装置＜　ｒＯ）と変
速モータ（１１）とを電気的に関連結合している。その
関連の態様は次のようになっている。即ち、貯留穀物高
さが検出装置（１０）の設けられた所定高さ以下であっ
て検出装置（ｌＯ）が穀物を検出しないときは、制御装
置（１２）は変速モータ（１１）を、回転拡散羽根（６
）によって回転拡散される穀物が放物落下して側壁（８
）内壁の検出装置（１０）の設けられている嵩さ位置に
到達する程度の回転数で回転するよう制御する如く構成
される。又、貯留穀物高さが検出装置（ｌＯ）の設けら
れた所定高さ以上であって検出装置（１０）が穀物を検
出すると、制御装置（１２）は変速モータ（１１）を検
出装置（１０）が穀物を検出しないときの変速モータ川
）の回転数よシも高い回転数で回転するよう制御する如
く構成される。

検出装置（１０）を上下方向に亘シ複数個設けた場合は
、上方の検出装置（１０）が穀物を検出する程、制御装
置（１２）によシ、変速モータ（１１）の回転を高回転
にするよう構成してもよい。

今、エレベータ（２）の張込用ホッパーから張込まれた
穀物は、ラセン戸棚（４）まで搬送され、上部ラセン（
８）により横搬送され、開口部（５）から回転拡散羽根
（６）上に落下し、回転拡散羽根（６）によって回転拡
散されて乾燥部および貯留タンク（７）内に張込まれる
。

そして張込作業を終了したのち、乾燥部で穀物に熱風を
通風し穀物を乾燥させる。

乾燥部で乾燥作用を受けた穀物は、ロータリーパルプに
よって操シ出され、搬送装置によシエレベータ（２）下
部に搬送され、エレベータ（２）によシ揚送され、上部
ラセン（８）によって横搬送され、ラセン戸棚（４）の
開口部（５）から回転拡散羽根（６）上に落下し、回転
拡散羽根（６）の回転によって拡散されて貯留タンク（
７）内に供給される。

そして再び、貯留タンク（７）内の穀物は乾燥部に流下
して乾燥作用を受ける。穀物はこのような循環を繰返し
て乾燥される。

（Ｓ偽１１．、下、東自） １ゞ このとき、貯留タンクσ）内の貯留穀物高さが検出装置
（ｌＯ）の設けられた所定高さ以下であつて、検出装置
（ｌＯ）が穀物を検出しないとき、変速モータ（１１）
の回転は制御装置Ｉ−（１２）Ｋよって制御され、穀物
は回転拡散羽根（６）によって回転拡散されて放物落下
し、検出装置（１０）の設けられた所定高さ以下で側壁
（８）違 に到壺して均平に供給される。

また、エレベータ（２）から張込まれる際に、貯留タン
ク（７）内の貯留穀物高さが検出装置（１ｏ）の設けら
れた所定高さ以上になると、検出装置（１ｏ）がこれを
検出して、制御装置（１２）によって変速モータ（１１
）の回転数を高くして、穀物は回転拡散羽根（６）の回
転力によって拡散され、検出ＩＩ　ｔ（１０）の設けら
れた位置より高い位置で側壁（８）Ｋ到達して均平に供
給される。

これを要するに、この発明は、熱風あるいは常温風を通
風して穀物を乾燥する穀物乾燥機中において、穀物を貯
留する貯留タンクσ）に、穀物高さを検出する検出装置
（１０）と、その中央上方に穀物を回転拡散して貯留タ
ンク（７）内へ供給する回転拡散羽根（６）とを設け、
これらを該検出装置（１０）が検出した貯留穀物高さが
高い程、回転拡散羽根（６）の回転数を高くする如く関
連させたから、貯留タンク（７）内の貯留穀物高さが低
い場合には回転拡散羽根（６）の回転によって拡散され
る穀物が貯留タンク（７）内壁に到達する位置を低く、
また逆に貯留穀物高さが高い場合には穀物の到達する位
置を高く調節することができ、貯留穀物高さに係わらず
均平に供給することができる。

【図面の簡単な説明】

符号の説明 ｌ・・・穀物乾燥機　　６・・・回転拡散羽根７・・・
貯留タンク　　１０・・・検出装置１１・・・変速モー
タ　　１２・・・制御装−特許出願人の名称 井関農機株式会社 代表者　井関昌孝

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱風あるいは常温風を通風して穀物を乾燥する熱風乾燥
   機において、穀物を貯留する貯留タンクに、貯留穀物高
   さを検出する検出装置と、その中央上方に穀物を回転拡
   散して貯留タンク内へ供給する回転拡散羽根とを設け、
   これらを該検出装置が検出した貯留穀物高さが高い程、
   回転拡散羽根の回転数を高くする如く関連させたことを
   特徴とする穀物乾燥機における均平供給装置。