JPS58169561A - 無機質繊維集積成形物の製造方法 - Google Patents
無機質繊維集積成形物の製造方法Info
- Publication number
- JPS58169561A JPS58169561A JP57050027A JP5002782A JPS58169561A JP S58169561 A JPS58169561 A JP S58169561A JP 57050027 A JP57050027 A JP 57050027A JP 5002782 A JP5002782 A JP 5002782A JP S58169561 A JPS58169561 A JP S58169561A
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- JP
- Japan
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- inorganic fiber
- molded article
- binder
- weight
- production
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、撥水性を付与した無機質m雑集積成形物の製
造方法の改良に関する。
造方法の改良に関する。
従来、高炉スラグ、玄武岩、輝緑岩等の鉱物質を融解し
、この融解材料を遠心力又は加圧気体流あるいはこれら
の併用により飛散せしめて綿繊維とする方法が知られて
いるが、この際飛散する綿繊維にフェノール樹脂のごと
き結合剤を0.5〜20重醋%の範囲で散布し、集積し
た綿繊維を加圧下に加熱して該結合剤を硬化させ、成形
物とすることが行なわれている。この成形品は吸湿性が
あるため、繊維の間に水が浸透し、その水が繊維の間の
空間を埋めるため断熱性及び吸音特性が低下するととも
に、長期にわたって結合剤を浸食し、その結合力を低下
せしめて、たわみ等の原因となる。そこで、シリコーン
エマルジョンを加えて撥水性を高め上記の欠点を防止せ
んとする試みがなされている。
、この融解材料を遠心力又は加圧気体流あるいはこれら
の併用により飛散せしめて綿繊維とする方法が知られて
いるが、この際飛散する綿繊維にフェノール樹脂のごと
き結合剤を0.5〜20重醋%の範囲で散布し、集積し
た綿繊維を加圧下に加熱して該結合剤を硬化させ、成形
物とすることが行なわれている。この成形品は吸湿性が
あるため、繊維の間に水が浸透し、その水が繊維の間の
空間を埋めるため断熱性及び吸音特性が低下するととも
に、長期にわたって結合剤を浸食し、その結合力を低下
せしめて、たわみ等の原因となる。そこで、シリコーン
エマルジョンを加えて撥水性を高め上記の欠点を防止せ
んとする試みがなされている。
しかしながら、結合剤にシリコーンエマルジョンを加え
て製造した成形品は切断時に粉塵、切粉の発生があり、
環境衛生、F好ましくなく、又、カッターが摩耗しやす
く切断不良品ができやすい。
て製造した成形品は切断時に粉塵、切粉の発生があり、
環境衛生、F好ましくなく、又、カッターが摩耗しやす
く切断不良品ができやすい。
本発明はこの点を改善せんとするもので、その発明の要
旨は鉱物質融解材料によって製綿する際、飛散する綿繊
維に結合剤を散布し、集積した綿繊維を加圧下に加熱し
て結合剤を硬化させるに当り、該結合剤に対して0.5
〜20重量%のオイルエマルジョンおよび0.1〜10
重−%のシリコーンエマルジョンを同時又は別個に散布
することを特徴とする無機質繊維集積成形物の製造方法
にある。
旨は鉱物質融解材料によって製綿する際、飛散する綿繊
維に結合剤を散布し、集積した綿繊維を加圧下に加熱し
て結合剤を硬化させるに当り、該結合剤に対して0.5
〜20重量%のオイルエマルジョンおよび0.1〜10
重−%のシリコーンエマルジョンを同時又は別個に散布
することを特徴とする無機質繊維集積成形物の製造方法
にある。
1Jなりち、本発明は無機質繊維集積成形物の製造時に
結合剤の他にオイルエマルジョンをシリコーンエマルジ
ョンと併用することによって、撥水性を付与するととも
に、成形品の加工時の粉Nヤ)切粉の発生を防1Fシて
その成形性を改善Jるものである。
結合剤の他にオイルエマルジョンをシリコーンエマルジ
ョンと併用することによって、撥水性を付与するととも
に、成形品の加工時の粉Nヤ)切粉の発生を防1Fシて
その成形性を改善Jるものである。
オイルエマルジョンとしては重質油をノニオンあるいは
アニオン系界面活性剤をもって乳化したものが用いられ
る。かかるオイルエマルジョンの添加量は、その種類に
もよるが結合剤に対して0.5〜20重最%の範囲、よ
り好ましくは1−.10重重量の範囲がよい。この範囲
内において、メイルエマルジ」ンは繊維表面の濡れを増
大して、成形品の加工時暢おける切粉の飛散防止やカッ
ターの滑りを向上してその摩耗を防仕し、加工性を向上
する。上記範囲より少ない拳の添加はイの効果を発揮せ
ず、又、ト記範囲より多い添加は成形品の性状に影響を
及ぼし好ましくない。
アニオン系界面活性剤をもって乳化したものが用いられ
る。かかるオイルエマルジョンの添加量は、その種類に
もよるが結合剤に対して0.5〜20重最%の範囲、よ
り好ましくは1−.10重重量の範囲がよい。この範囲
内において、メイルエマルジ」ンは繊維表面の濡れを増
大して、成形品の加工時暢おける切粉の飛散防止やカッ
ターの滑りを向上してその摩耗を防仕し、加工性を向上
する。上記範囲より少ない拳の添加はイの効果を発揮せ
ず、又、ト記範囲より多い添加は成形品の性状に影響を
及ぼし好ましくない。
シリコーン1マルジヨンはシリコーン油を0.2〜50
μ程度の油滴として水中に分散させたもので、ケイ素に
メチル基と水素が結合しているシリコーン油、すなわち
メチル水素シリコーン油を基油にした乳剤で、成形品に
撥水効果を与えるもので0.1〜10重量%の範囲、よ
り好ましくは0.5〜5%の範囲がよい。0.1重鎖%
より少ない添加は撥水効果がなく、10重重量より多い
添加は経済的でない。
μ程度の油滴として水中に分散させたもので、ケイ素に
メチル基と水素が結合しているシリコーン油、すなわち
メチル水素シリコーン油を基油にした乳剤で、成形品に
撥水効果を与えるもので0.1〜10重量%の範囲、よ
り好ましくは0.5〜5%の範囲がよい。0.1重鎖%
より少ない添加は撥水効果がなく、10重重量より多い
添加は経済的でない。
以下実施例並びにその試験結果に基づいて本発明の詳細
な説明する。
な説明する。
高炉スラグを溶融し、これを流下せしめながら遠心力を
もって飛散せしめ綿繊維とする。そして、2重量%のフ
ェノール樹脂を散布するが、この際、該フェノール樹脂
に対して下記第1表に示す割合のオイルエマルジョンと
シリコーンエマルジョンとを散布し、集積させた綿繊維
を加圧、加熱して、密r!179kg / wh3の成
形物をつくつだ。Aイル1マルジ」ンとしては商品名マ
ルレックス69(モーピル石油製)を用い、又、シリコ
ーン1マルジヨンとしては商品名 polonMF2A
(有効成分20%、比重1.0、pi−15,5〜7.
5、イオン性二ノニAン、信越シリコーン製)を用いた
。
もって飛散せしめ綿繊維とする。そして、2重量%のフ
ェノール樹脂を散布するが、この際、該フェノール樹脂
に対して下記第1表に示す割合のオイルエマルジョンと
シリコーンエマルジョンとを散布し、集積させた綿繊維
を加圧、加熱して、密r!179kg / wh3の成
形物をつくつだ。Aイル1マルジ」ンとしては商品名マ
ルレックス69(モーピル石油製)を用い、又、シリコ
ーン1マルジヨンとしては商品名 polonMF2A
(有効成分20%、比重1.0、pi−15,5〜7.
5、イオン性二ノニAン、信越シリコーン製)を用いた
。
第1表
試料 A−イル■、マル シリコーン1マルNO,
ジョン(重量%) ジョン(重量%)1 2、5
2.0 2 5.0 .2.0 3 10.0 5.0 6 0 2.0 7 0 5.0 8 0 10.0 上記各試料を水に24時間浸漬して、経時にお【ノる体
積吸水(含水)率を求め、結果を第2表に示す。
ジョン(重量%) ジョン(重量%)1 2、5
2.0 2 5.0 .2.0 3 10.0 5.0 6 0 2.0 7 0 5.0 8 0 10.0 上記各試料を水に24時間浸漬して、経時にお【ノる体
積吸水(含水)率を求め、結果を第2表に示す。
第2表
試料NO91時間 % 24時間 %1 4
.9 12.8 2 1、2 5.1 3 0、8 3.6 6 6.2 13.3 7 1゜7 4.2 8 1.0 3.3 第2表に示した結果から明らかなように、オイルエマル
ジョンを所定の範囲内で添加したものは、シリコーンエ
マルジョン単味の添加のものに比して撥水性が向上する
。
.9 12.8 2 1、2 5.1 3 0、8 3.6 6 6.2 13.3 7 1゜7 4.2 8 1.0 3.3 第2表に示した結果から明らかなように、オイルエマル
ジョンを所定の範囲内で添加したものは、シリコーンエ
マルジョン単味の添加のものに比して撥水性が向上する
。
つぎに、粉塵の発生率について、デジタル粉塵計を用い
て、チップソーカッターの周辺と一製品の箱詰場所につ
いて測定した。結果を第3表に示す。
て、チップソーカッターの周辺と一製品の箱詰場所につ
いて測定した。結果を第3表に示す。
第3表
試料 チップソー 箱詰場所No、 カ
ッター(1g/W13)(1g/1l13)1 0
.09 0.102 0.11
0.103 0.08 0.096
0.19 0.207 0.19
0.188 0.18 0
.19粉塵量の法規制は0.2mg/a3以下であるか
ら、何れも問題はないが、本発明による方が粉塵の発生
量が少ない。
ッター(1g/W13)(1g/1l13)1 0
.09 0.102 0.11
0.103 0.08 0.096
0.19 0.207 0.19
0.188 0.18 0
.19粉塵量の法規制は0.2mg/a3以下であるか
ら、何れも問題はないが、本発明による方が粉塵の発生
量が少ない。
又、チップソーカッター下部にお番プる切粉の捕集量を
測定したところ、第4表に示す結果をvl lこ 。
測定したところ、第4表に示す結果をvl lこ 。
第4表
試料No、 切粉捕集量 kg/hr1
1.42 2 1、68 3 1、31 6 1、54 7 1、96 8 2、55 第4表から明らかなとおり、本発明によれば、切粉の捕
集量が多(、第3表の結果と併せ考えると、本発明では
、オイルエマルジョンの添加により、繊維表面の濡れを
増大し、切粉の飛散を防止して環境衛生上好ましく、又
、カッターの滑りを向上して切断を容易にするとともに
その摩耗を防止する。
1.42 2 1、68 3 1、31 6 1、54 7 1、96 8 2、55 第4表から明らかなとおり、本発明によれば、切粉の捕
集量が多(、第3表の結果と併せ考えると、本発明では
、オイルエマルジョンの添加により、繊維表面の濡れを
増大し、切粉の飛散を防止して環境衛生上好ましく、又
、カッターの滑りを向上して切断を容易にするとともに
その摩耗を防止する。
以上、本発明は無機質繊維集積成形物の撥水性を向上す
るとともに、その加工性を向、1−t、、yA境衛生を
良好に保ち、製品歩留りを向上させるものである。
るとともに、その加工性を向、1−t、、yA境衛生を
良好に保ち、製品歩留りを向上させるものである。
特許出願人 新日本製鉄化学工業株式会21代理人
弁理士 小松秀岳
弁理士 小松秀岳
Claims (1)
- 鉱物質融解材料によって製綿する際、飛散する綿繊維に
結合剤を散布し、集積した綿繊維を加圧下に加熱して結
合剤を硬化させるに当り、該結合剤に対して0.5〜2
0重量%のオイルエマルジョンおよび0.1〜10重量
%のシリコーンエマルジョンを同時又は別個に散布する
ことを特徴とする無機質繊維集積成形物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57050027A JPS58169561A (ja) | 1982-03-30 | 1982-03-30 | 無機質繊維集積成形物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57050027A JPS58169561A (ja) | 1982-03-30 | 1982-03-30 | 無機質繊維集積成形物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58169561A true JPS58169561A (ja) | 1983-10-06 |
Family
ID=12847512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57050027A Pending JPS58169561A (ja) | 1982-03-30 | 1982-03-30 | 無機質繊維集積成形物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58169561A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60141217A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-26 | ニチアス株式会社 | 植物育苗床の製造法 |
JP2016108708A (ja) * | 2014-12-10 | 2016-06-20 | パラマウント硝子工業株式会社 | 柔軟性を有する無機繊維断熱吸音材及びその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5534228A (en) * | 1978-09-01 | 1980-03-10 | Toray Silicone Co Ltd | Polysiloxane composition |
-
1982
- 1982-03-30 JP JP57050027A patent/JPS58169561A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5534228A (en) * | 1978-09-01 | 1980-03-10 | Toray Silicone Co Ltd | Polysiloxane composition |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60141217A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-26 | ニチアス株式会社 | 植物育苗床の製造法 |
JPH0127693B2 (ja) * | 1983-12-28 | 1989-05-30 | Nichias Corp | |
JP2016108708A (ja) * | 2014-12-10 | 2016-06-20 | パラマウント硝子工業株式会社 | 柔軟性を有する無機繊維断熱吸音材及びその製造方法 |
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