JPS58169537A - 複数のフイラメントから成る少なくとも１つのエンドレス糸をテクスチヤ−ド加工する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複数のフィラメントから成る少なくとも１つ
のエンドレス糸をテクスチャードｔｍ■：する装置ａで
あって、１＝力媒体を供給される７″′が設けられてい
る形式！ものに関する・複数のフィラメントから成る少
なくとも１つのエンドレス糸を処理するためのテクスチ
ャードｊ］ＩＩ　Ｕ装置はスイス特許第６１８２２１号
明細書に基づいて公知である。この公知の装置は、糸供
給通路とこれに続く渦流形成室とを備えたノズルから成
っている。渦流形成室には、圧力空気を供給するために
働きかつ同渦流形成室に対して半径方向に向けられた少
なくとも１つの通路が開口しており、同渦流形成室には
、該渦流形成室と同軸的な円錐形の貫流開口を形成する
付加部が接続している。貫流開口には、同開口において
環状間諒亀形成する案内体が突入しており、該案内体は
、渦流形成室に間隔をおいて向けられた半球状の表面を
有している。

このようにノズルを構成することによって、１ｉ１式の
他の公知の装置に比べてテクスチャード加工の効果は改
善され、かつ空気消費量は僅かになる。しかしながら、
経済的な生産を達成するためには、なお空気消費量ひい
てはエネルギ消費量は高いと言える。

英国特許出顆公開第２０９３８７２号明細書に記載され
ている上記形式のさらに別、の装置では、糸供給通路は
１．２〜２，５龍の直径を有しており、同系供給通路に
は、圧力媒体を供給するためにｑいに直径方向で対向し
て位置している２つの半径方向孔が設けられていて、該
半径Ｊｊ内向孔、糸供給通路への開口は互いにずらされ
ている。

スイス特許第６１８２２１号明細書に基づいて公知の装
置において圧力媒体供給のための汎用の３つの半径方向
孔の代わりに２つの半径方向孔を使用すると、空気消費
量は３０％よりも多く節減される。通路への半径方向孔
の開口部がずらされていることによって、エンドレス糸
の何個のフィラメントは比較的容易に分離せしめられ、
次いで強力に回転せしめられる。

いまや、既述の方法によってテクスチャード加工された
糸の場合該糸の安定度、つまり、加に過程中及び加重過
程後における糸特性の維持が、このような糸の使用可能
性のための重要な基準であるということは周知である。

さらにまた、何個のフィラメントの混紡程度の高さが均
等な製品形成を達成するのに極めて重要であるというこ
ともわがっている、 ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式の装置を改良
して、糸の高い安定度と何個のフィラメントの高い混紡
程度を保証する最適なテクスチャー１加工効果を得るこ
とのできる装置を提供することである。

この課題を解決するために本発明の構成では、冒頭に述
べた形式の装置において、糸案内通路の凸面状に湾曲し
た出口開口の外直径が少なくとも、糸案内通路の直径の
４倍に相当しかつ球状又は半球状の案内体の直径の０５
倍に相当するように設定されている。また、本発明によ
る装置の有利な実施態様は特許請求の範囲第２項〜第８
項に記載されている。

凸面状に、有利には円形に湾曲した比較的大きな糸案内
通路出口開口を備えたノズルを使用することによって、
極めて良好なテクスチャード加工効果及び糸の良好な安
定度が得られるのみならず、何個のフィラメントの高い
混紡程度及び糸軸線に沿った規則正しい巻きピッチが得
られることは実験によって判明している。

ノズルを本発明のように構成することによってさらに、
・番手７０〜７００のテクスチャード加工される糸を製
作するために圧力媒体を供給する半径り内孔の数を、テ
クスチャード加Ｉ：の効果を劣下させることなしに、１
つの半径ｂ゛向孔減じることができ、これによって空気
の消費量をさらに節減することができる。

次に図面につき本発明の詳細な説明する。

第１図及び第２図に示されたノズルｌは、テクスチャー
ド加ｔされる糸６が通る糸案内通路２を有している。糸
案内通路２には半径方向孔３を通して図示されていない
圧力空気容器から圧力空気が供給される。半径方向孔３
の軸線は糸案内通路２の軸線と４８°の角度αをなして
いる。半径り内孔３の直径は１．１龍である。糸案内通
路２は１５朋の直径ｄ１を有し、外方に向かって広がり
かつ凸面状に一曲している出口間１］２′を有している
。凸面状の湾曲部は６．５１１Ｉｍのｔ径Ｒを有する円
弧の形をしており、該円弧に対してノズル１の端面１′
は接面を形成している。

この場合湾曲部と接面との接点は直径りの円の円周上に
位置している。直径りは式Ｄ　＝　ｄ１＋２Ｒに相当し
、つまりその値は１４．５　ｍｍである。

第１図かられかるように、１２．５ｍｍの直径ｄ２を有
する球形の案内体５は部分的に出口開口２′に突入して
おり、該出口開口２′の内壁と協働して環状間＠牛を形
成している。ノズル１から走出する糸６は出口開口２′
の縁部を介して引出される。

第３図に示されているように、ノズルを保持しているケ
ーシング７において保持体８には軸９が配置されており
、この軸９を中心にして、案内体５と堅く結合されたし
・々−１０が旋回可能である。レノ々−１０の旋回によ
って、環状間ＩＩ　４が調節ないしは案内体５が昇降せ
しめられる。

本発明による装置の進んだ効果は以下に述べるように実
験によって証明されている。

実験では番手１．６７ｆ６８　ｄｔｅｘ　のポリエステ
ルから成るマルチフィラメント糸が上述の装置ｔでテク
スチャード加工され、この場合種種異なったノズル１が
使用される。種種異なったノズル１は出口開口２′の凸
面の円弧状湾曲部の半径Ｒによって異なっている。この
実験の結果は第４図に示された線図かられかる。この線
図では縦軸に糸の番手増大率△Ｔと糸の不安定１ｉＩと
が・ξ−センテージで、横軸には出口開口２′の円弧状
湾曲部の半径Ｒがとられている。実線の特性線は番手増
大率△Ｔの経過を示し、破線の特性二は不安定重工の経
過を示す。図面かられかるように、半径Ｒ＝５〜７朋の
範囲において明らかに番手増大率へＴが最大に、不安定
度■が最小になる。換言すればこの範囲においてテクス
チャード加工の状態は最適になる。

糸の不安定度Ｉを規定するために、糸枠に１同各１ｍで
４回巻かれた糸条が形成され、該糸条は次いで１分間２
５　ＯＮ゛で負荷され、その後で長さＸが測定される。

次いで糸条は再び同様に１分間１２５０　ＯＮ　で負荷
され、この負荷の後１分後に糸条は新たに２５　ｃＮ　
で負荷され、さらに１分後に長さｙが測定される。これ
によって不安性度の値が式ニー□・１００％で得られる
。この式は、何パーセントの残留伸びが゛かけられた負
荷に起因しているかを示す。

第２の実験では番手１６７　ｆ　６８　Ｘ　２　ｄｔｅ
ｘのポリエステルと番手７８　ｆ　３４　ｄｔｅｘ　　
のポリアミドとから成るマルチフィラメント混紡糸が、
種種異なった糸引出し速度■及び９ノ９−ルの一定の圧
力でテクスチャーＰ加［され、この場合番手増大率△Ｔ
及び不安定度■は横軸にとられた糸引出し速度Ｖに関連
して縦軸にとられている。実験では比較するために、先
に述べた本発明による装置によってだけでなく、圧力空
気を供給するために３つ半径方向孔を備えた装置（スイ
ス特許第６１８２２１号明細書）によってもテクスチャ
ード加工が行なわれている。この実験の結果は第５図に
示された線図から明白である。実線の特性線は本発明の
装置によるテクスチャード加工時の番手増大率△Ｔ及び
不安定重工の経過を示し、破線はスイス特許第６１８２
２１号明細書に基づいて公知の装置によるテクスチャー
ド加工時の番手増大率△Ｔ及び不安定度■の経過を示し
ている。

Ｚｌで示された速度範囲において本発明の装置によるテ
スクチャーＰ加工時には何個のフィラメントの良好な混
紡が行なわれるが、スイス特許第６１８２２１号明細書
に開示された装置ではＺ２で示された範囲においてテク
スチャード加工時におけるフィラメントの良好な混紡が
行なわれる。このことかられかるように、本発明の装置
によれば６００ｍ／ｍの速度までフィラメントの良好な
混紡を行なうことができるが、これに対して公知の装置
では３００　ｍ　／　ｔｍまでしか良好な混紡を達成す
ることができないう第６図に示された線図では空気消費
量４ｖが縦軸に、ノズルにおける空気圧・ｐ（正圧）が
横軸にとられている。線図において実線は本発明の装置
による空気消費量を、破線はスイス特許第６１８２２１
号明細書に開示された装置による空気消費量を、１点鎖
線は英国特許出顧公開第２０９３８７２号明細書に圃示
された装置による空気消費量を示している。この線図か
られかるように本発明の装置によって空気消費量の著し
い減少が達成されている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置のノズルの垂直縦断面図、第
２図は第１図の矢−印Ａの方向から見たノズルの端面図
、第３図は本発明による装置全体を示す側面図、第４図
は糸案内通路の出口開口の湾曲部の種種異なった円弧半
径による実験結果を示す線図、第５図は種種異なったテ
クスチャーＰ加工速度による実験結果を示す線図、第６
図は空気消費量に関する実験結果を示す線図である。 １・・・ノズル、１／・・・端面、２・・・糸案内通路
、２′・・・出口開口、３・・・、半径方向孔、４・・
・環状間隙、５・・・案内体、６・・・糸、７・・・ク
ーシング、８・・・保持体、９・・・軸、１０・・・し
・々−１α・・・角度、Ｄ。 ｄｌ、ｄ２・・・直径、Ｒ・・・半径 ベゴ Ｒａ５　　　　　［ｍｍ） ΔＴ％　１％　　　　　　　　Ｆｉｏ、　５ＴｏＱｒｌ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数のフィラメントから成る少なくとも１つのエン
   ドレス糸をテクスチャード加工する装置であって、圧力
   媒体を供給されるノズル（１）が設けられていて、該ノ
   ズルが、糸案内１路（２）と、該糸案内通路に半径方向
   に開口している圧力媒体供給部と、糸案内通路（２）の
   、外方に向かって広がっていて凸面状に湾曲した出口開
   口（２′）と、該出口間［−１に突入していて同出口開
   口と共に環状間隙（４）を形成している球状又は半球状
   の案内体（５）とを有している形式のものにおいて、糸
   案内通路（２）の凸面状に湾曲した出口開口（２′）の
   外直径（Ｄ）が少なくとも、糸案内通路（２）の直径（
   ｄ、）の４倍に相当しかつ球状又は半球状の案内体（５
   ）の直径（ｄ２）の０．５倍に相当していることを特徴
   とする、ｉ数のフィラメントから成る少なくとも１−）
   のエンドレス糸をテクスチャード加工する装置。 ２、　ノズル（１）の端面（１′）が、糸案内通路（２
   ）の出口開口（２′）の凸面状の湾曲部に対する接面を
   形成している釉許請求の範囲第１項記載の装置。 ３、糸案内通路（２）の出口間Ｅｌ　（２’）の凸面状
   の湾曲部が円弧状である特許請求の範囲第１項又は第２
   項記載の装置。 ４、糸案内通路（２）の直径（山）が１．２〜１゜６　
   ａｍの場合湾曲部の円弧の半径（Ｒ’）は５〜８　ａｒ
   ｍである特許請求の範囲第３項記載の装置。 ５、糸案内通路（２）の直径（ｄｌ）が１．８〜２゜５
   　ｙｘｙａの場合湾曲部の円弧の半径（Ｅｌ）は７〜１
   ２ｍｍである特許請求の範囲第゛３項記載の装置。 ６、球状又は半球状の案内体（５）の直径（ｄ２）が６
   〜１５關である特許請求の範囲第４項又は第５項記載の
   装置ｆ　。 ７　接面との湾曲部円弧の接触円の直径が式：Ｄ＝ｄ１
   ＋２Ｒであられされ、式中ｄ、が糸案内通路（２）の直
   径、Ｒが湾曲部円弧の半径である特許請求の範囲第２項
   又は第３項、記載の装置。 ８、圧力媒体を供給するためにただ１つの半極ノｊ向孔
   （３）が設けられている特許請求の範囲第１項乃至第７
   項のいずれか１項記載の装ｆｆｉ。