JPS58167417A - 希土類精鉱の処理方法 - Google Patents

希土類精鉱の処理方法

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JPS58167417A
JPS58167417A JP57050053A JP5005382A JPS58167417A JP S58167417 A JPS58167417 A JP S58167417A JP 57050053 A JP57050053 A JP 57050053A JP 5005382 A JP5005382 A JP 5005382A JP S58167417 A JPS58167417 A JP S58167417A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、Ce、Nd+  Pr+  Lm、Gd、S
m或いはY等の希土類金属の精錬における処理方法に関
する。
希土類金属の原鉱としては、希土類元素のリン酸塩鉱物
(RPo4、但しRは希土類元素、以下同様、)である
塊状モナズ石またはモナズ砂(No−naJates本
明細書中においてrそナザイトーという、)やフッ化炭
素塩鉱物(RFCO3)であるバストネ号イト(Bas
tnaeslte s本明細書中においてrバストネサ
イト1という、)、或いはゼノタイム(Xenot1m
ex主としてリン酸イツトリウム鉱、YPO4、本明細
書中においてrイノタイム1という、)、ガドリナイト
 (Gadollnlte、 Be2−PeY2512
0Io、本明細書中においてrガドリナイト1という、
)等が用いられており、従来これらを精錬するに当って
は、まず第一段階としてそれらのうちの一種若しくは一
種以上のものを粉砕した混合粉を化学処理して水酸化着
出R(OH)3、塩化着出RCJ3若しくは硫酸積土R
2(SO2)3等を得る作業を行っていた。然るのち、
上記水酸化着出、硫酸希上等の場合には塩酸等を加え、
最終的にはいずれも塩化着出とした上、これを溶融塩電
解法、水素還元法、金属還元法等の手段により精錬して
1ltzシエメタルを得るものである。
場合によっては、上記水酸化着出、塩化着出若しくは着
出の複塩や錯塩を得た段階で、イオン交換法により予め
希土類元素を分離する工程を加えることもある。
而して、上記の第一段階の化学的処理方法としては、ア
ーク炉法や塩化処理法のような乾式法も考えられてはい
るが、一般的には硫酸処理法やアルカリ (苛性ソーダ
)処理法略の渥式法が広く採用されている。
然しなから、上記硫酸処理法やアルカリ処理法&:#イ
ては、93%硫酸の如き濃硫酸若しくは45%苛性ソー
ダの如き強アルカリの使用が不可欠であるだけでなく、
この処理を前者においては200〜250℃、また後者
においては150℃前後の高温を数時闘輸持して行う必
要があり、このため種々の問題があった。
即ち、例えば、モナザイトを硫酸処理法で処理する際に
は大量のSOXの発生が避けられない。
このため近時アルカリ法が多用されているようであるが
、その場合には大量のアルカリミストの発生という問題
を生じる。他方、バストネサイトには前述の如きアルカ
リ法は適用できず、このため硫酸処理法に依存すること
になるが、大量のSoz及びHFが発生するため、大型
真ガス処理装置の設置が必須となり、省エネルギ及び省
資源的にも問題があるだけでなく、希土類金属を高価格
のものとする要因となっていた。
また、希土類元素の原鉱としては、そナザイトとバスト
ネサイトとがそれぞれ別個に産出採取される場合もない
訳ではないが、例えば中国白雲鉱山より産出する着出含
有鉱石の如く、モナザイト系とバストネサイト系の混合
精鉱(モナザイト約40%、バストネサイト約60%)
として得られる場合も少なくない、このよ・うな混合精
鉱の場合に、廃ガス処理が大要なものとなる硫酸処理法
を避けて、アルカリ法を適用したとすると、該アルカリ
法はバストネサイトに対して殆ど無効であるから、バス
トネサイト系の精鉱は無駄となり、希土類元素の収率が
悪くなる。そこで混合精鉱の場合には、大型高価な分書
対策設備等が必要となっても結局硫酸麩珊法を採用せざ
るを得ない状況にあった。
本発明は畝上の一点に立ってなされたものであり、その
目的とするところは、従来の如き高濃度の酸やアルカリ
を用いることなく、従って、大型の廃ガス処m装置を必
要とせず、しかもモナザイト系とバストネサイト系の両
方の精鉱に適用可能な処理方法をjlI供することにあ
る。従って、本発明によるときは、従来高価であった希
土類金属を比較的安価に供給できるようになると共に、
公害防止の点でも有意義な処理方法が提供されるもので
ある。
而して、本発明の要旨とするところは、上記の如自モナ
ザイト、パス、ト、ネ号イト等の着出含有鉱石粉末に活
性炭、グラファイト等の炭素粉末を添加し、この混合粉
末を略1500℃ないし2000℃程度またはそれ以上
に加熱することより希土類元素の炭化物(RxCy)を
生ぜしめることにある。これらの炭化物は、例えばこれ
に水を加えることによって水素、炭酸ガス、そして一部
員化水素を発生して希土類元素の水酸化物R(OH) 
3を生成するものであるから、以後の処理は従来と同様
に例えばこれを塩化着出としたのち溶融塩電解法その他
公知の手段を用いて希土類の金属単体を得るものである
。上記炭化物を得るための加熱手段としては、従来公知
の多くの手段を利用し得るが、焼結金属やグラファイト
製造等に通常用いられている通電・放電加熱法を利用す
ることが推興される。
このように、本発明においては化学的手段によることな
(、物理的、電気的手段により原料精鉱から直接希土類
炭化物を得るものであるから、従来の如く各種有害ガス
を多量に発生することがなく、またモナザイト系若しく
はバストネサイト系の如何を闘わず連用を自、従って精
錬コストも低層となるものである。gち、精錬コストに
)いていえば、現段階では、そナザイトを従来の硫酸処
理法で処理した場合には原鉱石1輸当り110円程程度
あるが、モナザイトとバストネサイトの浪合粉である場
合には140〜150円となる。この140〜150円
のうち、電気代は40円程度であって残りは硫酸その他
の顧品代である。これに対して、本発明処理方法により
モナザイトとバストネサイトの混合粉を処理した場合に
は、炭化物生成のために添加するグラファイト化が原鉱
石l―当り30円程度、電気代が100円程程度あって
、処理のための消費材のみをとってみても7〜15%は
安くなる。これに従来の処理方法には不可欠であるか本
発明処理方法では不要となる大型の廃ガス熱瑠施設及び
その維持管理費等を加味すれば、本発明方法による場合
の精練コストは従来のそれに比べて20〜50%削減さ
れるのである。
以下、m両をも参照しつつ、本発明の構成の詳細を説明
する。
第1図は本発明方法を通電・放電加熱法により実施する
場合の装置の概略とその作動手順を示す説明図、第2図
は本発明方法を高周波誘導加熱法により実施する場合の
装置の概略を示す説明図、第3図は本発明方法を高周波
誘電加熱法により実施する場合の装置の概略を示す説明
図である。
なお、本明細書中において通電・放電加熱法とは、金属
焼結等を行う場合に慣用されている手段であって、原料
粉末を所望の型内に充填した上、これを加圧しつつ上記
型に取り付けた電極を介して通電を行い、そのときに粉
末中に生じるジュール熱及び緻細放電を利用して加熱、
焼成する方法を指している。
而して、第111I中、1は絶縁性材料或いはカーボン
等の炭素材料で作製された筒状の枠体、2は枠体1の上
側壁に明けた孔1mから枠体内に図中上下に出し入れ可
能な耐熱合金または炭素材料製の電極、3はロッド3a
を介してラム4に連結され枠体1丙部を図中左右に摺動
し得る耐熱合金または炭素材料製の電極、5は枠体1内
部に電極2及び3により形成される被処理物充填室、6
は希土類鉱石粉末と炭素粉末との混合粉末7を収納する
ホッパ、8は枠体1の上部に明けた孔1bを通じてホッ
パ6内の混合粉末を定量づつ充填室5内に送り込むスク
リエウコンベア、9は加熱中に発生する水蒸気、ガス等
を上記孔1bを通じて吸引、排出し、廃ガス処理装置に
送気する排気管、1゜は電極2及び3閏に加熱用電流を
供給する電m装置である。
処理すべきモナザイト、バストネサイト等の希土類含有
鉱石は予め粉砕して、粒度−100〜−200メンシ工
程度の微粉末精鉱としておく、また、場合によっては、
i!妙等を除去するために比重選鉱すると共に、鉄鉱石
粉除去のための電磁選鉱を行って、着出含有量が約60
%程度となるようにしておくことが推興される。これは
、本発明方法において添加すべき炭素粉末と加熱用の電
力をなるべく無駄なく利用するための前処理であるが、
本発明方法は着出含有量が少ない場合でも適用可能であ
るから、もし上記比重選鉱と電磁選鉱に要する費用の方
が粘土含有量が少ないため―分無駄にされる炭素粉末と
電力の費用よりも高くつくようであれば、この比重選鉱
と電磁選鉱は省略して−支えない。
一方、上記精鉱粉に添加すべき炭素粉末は、活性炭若し
くはグラファイト、またはその他のカーボンブラック等
の炭素のいずれの粉末でもよいが、その粒度は、上記精
鉱粉の各粒子との接触を良好にするため少なくとも精鉱
粉の粒度と同等かそれより細かくするのが望ましく、従
って通常は−300〜−1000メツシエ程度のものが
用いられる。精鉱粉との配合比は、粘土含有量が上記約
60%程度の精鉱粉の場合には、体積比で精鉱粉8乃至
15に対し炭素粉末1程度の割合とするのが適当である
。但し、精鉱粉の粘土含有量の多少に応じてこの配合比
を変更すべきであることは勿論である。
而して、所望のミキサを用いて充分均一に攪拌混合され
た上記精鉱粉と炭素粉末は、第1図に示す実施例装置の
ホッパ6内に収納され、スクリエウコンベア8によって
定量づつ枠体1内の充填室5に定期的に送り込まれる。
このと金電極2はそのロクFffiaを介し1mmされ
1番するラム(IIでは省略)により枠体l内に押し入
れられて充填室5の左側開口部を閉塞している。充填室
5内に所定量の混合粉末7が充填された時点で、第1I
I(B)に示す如く、ラム4が作動して電極3が図中左
方−に移動し上記混合粉末を加圧すると共に、加熱用電
柵装置10から電極2及び3閏に電流が供給される。1
8ると自は、混合粉末中の主として炭−粉末を介して漁
れる電流によるジュール熱と各粉末粒子相互間に生じる
文クロ放電とによって上記混合粉末は急速に加熱される
。このときの高亀と放電により粉末粒子の表面はイオン
化して活性化し、これによって精鉱粉が分解し、分解生
成着出類元嵩が添加された炭素と化合(通常発熱反応で
ある。)シて着出頗炭化物(RxCy)を生成する。こ
の加圧、逓電時闘は、混合粉末の量、電流量にもよるが
、通常は30秒ないし数10分程度の範囲内に設定され
、その期間中粉末の温度は略1500℃ないし2000
℃程度に保たれる。 1500℃以下では希土類炭化物
を生成するための反応が生じ難く、また2000℃程度
またはこれよりも相当程度高楓になると炭素の酸化反応
が優先してしまうので、やはり希土類の炭化反応は行わ
れ障くなる。
なお、上記電i+装置10から供給する電流は、直流で
もよいが、直流に約2KHz前後以下の中周波交流を重
畳したものを用いると、粉末粒子間のミクロ放電が誘発
され、また、通電電流密度が各部において略均−となる
ところから、上記希土類元素炭化物の生成が効率良く行
われる。上記処理期間中に精鉱粉から一部遊離して生じ
たガスは、孔1bを通じ゛て排気管9に吸引され、その
後段に設けた排ガス処理装置によって処理される。
以上の加熱処理を終え溶融凝固状の塊状となった混合粉
末は、第1図(C)に示す如く、電極2を枠体1から引
き抜き電極3を更に左方向に移動させることにより、枠
体1の左側開口部から押し出される。以下同様の手間を
繰り返すことにより混合粉末フの加熱処理がバッチ形式
で行われる。
なお、以上の作業は、電極2及び3を駆動するラム、ス
クリエウコンベア8、並びに電S装置lO等を予め定め
られ順序で順次作動させるプログラムを組み込んだ制御
装置を設けることによってすべて自動化することが可能
である。
而して、上記加熱処理により得られる希土類元素炭化物
は、大別して、R3C,R2C3、RC2等のタイプの
ものに分けられる@ R3C型のものは、Fe4 Nと
同様の立方格子構造を有し、R2C3型のものは、Pu
C5と同様の立方格子構造を有し、またRC2型のもの
は、CaC2と同様の正方格子構造を有している。具体
的には、La2C3、LaC2+Ca2 C31C4I
C2,Pr2 C3,PrC2,YCI Y2O31Y
 C2* TbC2、S■2C1Gd3C1Dy3C1
Br3 C等々が得られる。
以後これらの希土類炭化物から希土類金属単体を得るま
での処理は従来公知の化学的、電気的手段で行われる。
即ち、まず上記塊状となった加熱処理済みの混合粉末を
再度粉砕して粉末状とし、これに水を加えること、によ
り上記希土類炭化物を水酸化物R(OH)3とし、この
沈殿物を濾過回収し水洗したのち、塩酸熟理して塩化積
土RCj3を得る。場合によっては上記希土類炭化物を
直ちに塩酸処理して直接塩化粘土RC&3を得るように
してもよい、然るのち、この塩化積土を溶融塩電解法、
水素還元法、金属還元法等の手段により精錬して粗ミッ
シェメタルを得るものである。
次に、上記の加熱処理方法による実施例を2つ掲げる。
〔実開1〕 11に量比で50%のモナザイト系鉱石と50%のバス
トネサイト系鉱石とを−200メツシ工程度に粉砕し、
比重選鉱及び電磁選鉱を行って粘土含有率60%程度と
した精鉱粉に、粒度−1000メツシ工程度の活性炭粉
末を、体積配合比て精鉱粉12に対し活性炭粉末1の割
合で充分均一に混合した。
この混合粉末を、上記の通電・放電加熱法により加熱し
約1500℃に10分闘保った。得られた溶融凝固状の
塊状の被処理物64gを粉砕、粉末化し、水aooce
に対し濃塩酸50ccを混合した塩酸溶液で105℃に
保ちつつ略10分藺づつ2−酸嬉解処理し、必要に応じ
てP H5,8〜6.0に調整した上、塩化積土を含む
その上澄波を回収すると共に、残された沈殿残姉物を2
W水洗しその水洗液も上記上澄波と一緒に保存した。而
して、水洗後の上記沈酸残滓物を秤量した結果、その重
量は22gであった。従って加熱処理直後の上記塊状の
被処理物64gのうち、その65.6%に相当する42
gが希土類金属であったことになる。
従って、精鉱粉中の希土類元素の90%以上が炭化粘土
となり、そして、この炭化粘土は上記酸溶解処理により
塩化積土となって上記上澄波と水洗液中に回収されたの
である。
〔実施例2〕 上記実施例1と同様の精鉱粉と活性炭粉末を、体積配合
比で精鉱@10に対し活性炭粉末1の割合で混合し、こ
の風合粉末を、上記の通電・放電加熱法により加熱し約
2000℃弱に40〜60秒闘保うた。得られた塊状の
被処理物を粉砕、粉末化し、これを2−水洗し、水酸化
粘土R(OH)3を含む沈殿物17・gを得た。これを
実施例1と同様の塩酸溶嫂でこれを105℃に保ちつつ
略10分間づつ2111酸溶解処理し、必要に応じてp
H5,8〜6.0に調整した上、塩化積土を含むその上
澄液を回収すると共に、残された沈殿残滓物音2回水洗
しその水洗液も上記上澄液と一緒に保存した。而して、
水洗後の上記沈酸残滓物を秤量した結果、その重量は1
.3gであった。従って加熱処理直後の上記塊状の被処
理物17gのうち、その92.4%に相当する15.7
gが水酸化積土であったことになる。このことは、精鉱
粉中の希土類元素の90%以上が炭化積土となったこと
を示している。そして、この炭化積土は最初の2mの水
洗により水酸化積土となり、更に上記酸溶解処理により
塩化積土となって上記上澄液とその後の水洗液中に回収
されたのである。
而して、本発明方法において炭化積土を得るための上記
加熱手段は、上記の通電・放電加熱法に限定される駅で
はなく、例えば、誘導加熱法や銹電加熱法によっても本
発・明の目的を達成し得る。
第2図は上記炭化処理を高周波誘導加熱用により連続処
理する装置の概要を示している。第2図中、ホッパll
内に収納された希土類精鉱粉と炭素粉末との混合粉12
は、モータ13により駆動されるスクリエウコンベア1
4によって輸送管15内を図中右方向へ送られる。輸送
管15の出口端にはセラミック等で作製された耐熱管1
6が取り付けられており、その周一には高周波誘導加熱
用のコイル17が巻き付けである。1Bはコイル17に
高周波電流を供給する高周波電源である。
そこで、スクリエウコンベア14によって次第に加圧さ
れつつ送られて自た混合粉は、耐熱管16中を過通する
amでコイル17を流れる高周波電流によって生じる誘
導電線により1500〜2000℃に加熱され、希土類
炭化物を生成する。耐熱管16から排出された加熱J6
珊済みの混合粉は水槽19に導入され、上記希土類炭化
物は水と反応して水酸化積土となる。そのとき殉生する
水素ガス、炭酸ガス、或いは更に炭化水素は、加熱中に
生じたガスと共に、水IF、、、:19 &:取り付け
た排気管2oを通じて取り出され、適宜処理、利用され
る。20aは、耐熱管16中での精鉱粉、希土化合物の
分解及び炭化反応に伴って殉生ずるガスを排出するポン
プで、苛性ソーダ博識等の真ガス有害成分の吸収処理部
20bへ送気処理される。
第3図は上記炭化処理を高周波誘導加熱用により行う装
置の概要を示している。第3図中、21は耐熱性を有す
る密閉回部な魁珊容器で、処理すべき希土類精鉱と炭素
粉末との混合粉22を入れた受は皿23を出し入れする
ための開閉扉21皇と、上記受は皿23を載置するため
の台21bを有している。24は混合粉22に対して高
周波電磁波を放射するマグネトロンで、25はその高周
波電源である。26は処理部1121内に不活性ガスを
充填するためのバルブであり、27は上記バルブ26か
ら不活性ガスを充填期間中に#&理容器内の空気を排出
するためのバルブである1本発明方法における加熱処理
は大気雰囲気中で行い得ることがひとつの利点であって
、従って第1図及び第2図に示した実施例装置において
はいずれも大気雰囲気下で加熱したが、第3図に示した
装置にあっては、処理すべき混合粉末22が受は皿23
の中に密封されることなく盛られており、これが200
0℃近くまで加熱されたときには発火する虞れがあるた
め、この実施#I装置においては不活性ガス雰囲気中で
加熱するようにしたものである。Wi様の理由で、処理
部121内を略真空状態にして加熱処理を行うようにし
てもよい、而して、マグネトロン24に1〜3GHz前
後の高周波電流を供給すると、混合粉22は誘電体損失
によって加熱されると共に、チャージアンプして帯電し
、各粉末粒子間でミクロ放電を生じるようになり、これ
によって希土類元素と炭素が結合して炭化積土を生成す
るものである。
而して、前述第1図、第2図及び第311何れの場合も
、リン酸塩鉱物や弗化炭酸塩鉱物7ある精鉱粉が一旦分
解して、その中の希土類金属が炭素と炭化反応をする訳
であるから、上記精鉱粉またはその化合物中に含まれて
いた元素に基づく種々の有害ガスの発生は避けられず、
またその発生ガスは精鉱粉の@頗及び分解炭化反応の雰
囲気、更にその他の介在物によっても相違する訳である
が、精鉱粉がモナザイトとバストネサイトの混合粉で、
大気中、そして混合炭素粉及びその中に含まれる各種の
不純物の外に格別の介在物がないとすると、発生有害ガ
スとしては、弗素ガス(F2)、ll化水素ガス(HF
)、塩素ガス(CJa) 、pcj3及びpocz等も
発生し、他方燐酸(H3PO3)の生成もある場合があ
る。従って、これらのガス発生は、仮に比較的小量であ
ったとしても、絶対的な完全処理が必要となるものであ
るが、本発明によれば、上述本発明の実施に於て、混合
粉末7゜12.22に予め炭酸ソーダ(NICO3)等
のソーダや苛性ソーダ(NaOH)、特に好ましくは苛
性ソーダを所定量混合しておくことにより、上述の如き
有害ガスは大部分がその発生を防止できるか、または発
生したとしてもその量は微量となり、慮業上実施可能と
なる。
混合粉末に対する苛性ソーダの添加混合は、苛性ソーダ
結晶粉でも良いが、精鉱粉に充分な着きまわりとなるよ
うに、適宜の濃度、例えば、5〜80%の水溶液として
混合すると良い、然しながら、苛性ソーダ溶液を添加混
合すると、苛性ソーダのミスト、蒸気が発生ずる可能性
があること、また後述化舎物生成に要するエネルギは、
仮りに小さいものであったとしても、少なくとも水溶液
中の水の大部分は加熱、蒸化させることになる駅である
から、平のためのエネルギをロスする可能性がある点で
も注意を要する。このためには、必要な量の苛性ソーダ
を混合することと、水の蒸発を、混合粉末7が成る種度
高温となる迄押さえることが好ましく、例えば成る程度
減圧状態で、且つ加圧圧縮下に於て粘土精鉱の分解反応
を行なわせ、次いで炭化反応に移行するようにすること
が推興される0例えば、50%4NaOH水溶液を約3
00メンシエの粘土糟鉱粉に体積比で約115〜1/7
添加混合する。このようにすると、燐酸ソーダ(Na3
 PO4) 、弗化ナトリウム(NaF)、炭酸ソーダ
(Na2 CO3) 、NaCj等またはそのミスト、
蒸気が生威し、前述有害ガスの発生を著減させることが
できる。
前述第2図の誘導加熱による実施例の場合、混合炭素の
種類や混合量によっては、耐熱管16の内壁に同軸状に
誘導加熱用のグラフナイト菅を設けたりすることが必要
となるが、上記の如く苛性ソーダ溶液を混合粉末17に
混合すると、混合粉末17の導電性は増大するから、上
記の如きグラファイト管は必要としない場合が多い。
然し、誘導加熱によって、耐熱管16中の混合粉末17
中にプラズマを発生させ、プラズマ加熱を併用する場合
には、耐熱管16内を成る程度減圧状態とすることが望
ましいから、か−る場合には水分は少なめにしておくこ
とが望ま−しい、蜜た、耐熱管16に超音波振動を付与
して、分解及び反応の均一化を計るようにするのが良い
また、上記第3図の実施例の場合は、高周波電磁波の照
射により加熱しているが、排気乃至は減圧して、電子ビ
ーム、イオンビーム、レーザを照射して局部処理を順次
に行うようにして、全体の温度をあまり上昇させること
なく処理するようにしたり、或いは減圧気中でグロー放
電加熱処理するようにしても良く、苛性ソーダの混合介
在により処理を容島とする。
本発明は畝上の如<**されるから、本発明によると自
は、化学的手段によることなく、物理的、電懺的手aに
より原料精鉱から直接希土類炭化物を得るものであるか
ら、従来の如く各種有害ガスを多量に発生することがな
く、またモナザイト系若しくはバストネサイト系、また
はその部会系、その他のいずれの鉱石にも連用でき、従
って精錬コストも低層で済む優れた処理方法が提供され
るものである。
なお、本発明の構成は畝上の実施例に限定されるもので
なく、希土類精鉱に配合される炭素粉末の配合量は精鉱
の積土含有量に応じて選択、決定されるものであり、ま
た加熱手段も従来公知の手段を広く採用し得るものであ
って、本発明はその目的の鴫■内において置更されるそ
れら総ての実施例を包摂するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本−明方法を通電・放電加熱法により実施する
場合の*Wの概略とその作動手順を示す説明図、第2図
は本発明方法を高周波誘導加熱法により実施する場合の
装置の概略を示す説明図、第3図は本発明方法を高周波
誘導加熱法により実施する場合の装置の概略を示す説明
図である。 1−−−−−・・・−・−・・・・・・・・−・−枠体
2.3−・−・・・・・−・−−−−−・・電極4−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−ラム5−・−・−
・−・−−−一・−・−・・充填室6・・・・・−−−
−−・−・−・−・・−・−ホッパ7・・−−−−一−
・−−−−−一−−−−−−−・混合粉末8−−−−−
−−−−−−−−一・−・−・・スクリエウコンベア9
・・・・−・−・・−・・−−m−−−・−・・排気管
10・−−−−−−−−−−−・−・−・−電m装置1
6−−−−−−−−−−−−−−−・耐熱管17−・−
−−−−−一一−−−−・−・−・−コイル24−・・
−−一−−−・・・・・・・・−・マクネトロン特許出
願人 株式会社井上ジャパックス研究所代理人(752
4)最上正太部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)所望の粒度に粉砕した希土類精鉱粉に所望量の炭素
    粉末を添加、温合した後、上記混合粉末を略1500℃
    ないし2000℃程度に加熱、維持することにより、希
    土類炭化物を生成せしめることを特徴とする希土類精鉱
    の処理方法。 2)上記希土類精鉱粉がそナザイトである特許請求の範
    囲第1項記載の希土類精鉱の処理方法。 3)上記希土類精鉱粉がバストネサイトである特許請求
    の範囲第1項記載の希土類精鉱の処理方法。 4)上記希土類精鉱粉がゼノタイムである特許請求の範
    囲第1項記戦の希土類精鉱の処理方法。 5)上記希土類精鉱粉がガドリナイトである特許請求の
    lll1第1項記穣の希土類精鉱の処理方法。 6)上記希土類精鉱粉がモナザイト、バストネサイト、
    ゼノタイム及びガドリナイトのうちから選ばれた少なく
    とも2種以上の混合物である特許請求の範囲第1項記載
    の希土類精鉱の処理方法。 7)上記希土類精鉱粉がモナザイトとバストネサイトの
    混合物である特許請求の範囲第1項記載の希土類精鉱の
    処理方法。 8)上記希土類精鉱粉の粒度が−100〜−200メツ
    シエである特許請求の@I!lll1項ないし第7項の
    うちいずれか1に記載の希土類精鉱の処理方法。 9)上記希土類精鉱粉が比重選鉱及び/又は電磁選鉱さ
    れて堂の希土含有量が60%程度のものである特許請求
    のlls第1項ないし第8項のうちいずれかlに記載の
    希土類精鉱の処理方法。 1G)上記希土類精鉱粉が原鉱石畳粉砕したままのもの
    でその希土含有量が50%未満のものである特許請求の
    Ils第1項ないし第8項のうちいずれかlに記載の希
    土類精鉱の処理方法。 11)上記**@末が活性炭粉末である特許請求の@間
    第1項ないし第10項のうちいずれか1に記−の希土類
    精鉱の処理方法。 12)上記炭素粉末がグラファイト粉末である特許請求
    の範囲第1項ないし第1O項のうちいずれか1に記載の
    希土類精鉱の処理方法。 13)上記炭素粉末の粒度が−300〜−1000メツ
    シエである特許請求の範−第1項ないし第12項のうち
    いずれか1に記載の希土類精鉱の処理方法。 14)上記希土類精鉱粉と炭素粉末との配合比が、上記
    精鉱粉の着出含有量が60%程度である場合において、
    体積比で希土類精鉱粉8ないし15に対し炭素粉末!@
    度である特許請求の範囲第1項ないし第13項のうちい
    ずれか1に記載の希土類精鉱の処理方法。 15)上記加熱手段が通電・放電加熱法である特許請求
    の範囲第1項ないし第14項のうちいずれかlに記−の
    希土類精鉱の処理方法。 16)上記加熱手段としての通電・放電加熱において直
    流電柵を用いる特許請求のlll1第15項記−の希土
    類精鉱の処理方法。 17)上記加熱手段としての通電・放電加熱において直
    流に数KHz以下の交流を重畳した電源を用いる特許請
    求の範囲第15項記載の希土類精鉱の処理方法。 1B)上記加熱手段が高周波誘導加熱法である特許請求
    の範囲第1項ないし第14項のうちいずれか1に記載の
    希土類精鉱の処理方法。 19〉上記加熱手段が高周波誘電加熱法である特許請求
    の範囲第1項ないし第14項のうちいずれかlに記載の
    希土類精鉱の処理方法。 20)上記加熱#&理期闘中、上記混合粉末を加圧する
    特許請求のIIIIl第1項ないし第19項のうちいず
    れか1に記載の希土類精鉱の処理方法。 21)上記加熱処理を大気雰−気中で行う特許請求の範
    囲第111ないし第20項のうちいずれかlに記載の希
    土類精鉱の処理方法。 22)上記加熱処理を不活性ガス雰囲気中で行う特許請
    求の範11111項ないし第20項のうちいずれか1に
    記載の希土類精鉱のII&理方法。 23)上記加熱l6IIを略真空中で行う特許請求の@
    11111項ないし第20項のうちいずれか1に記−の
    希土類精鉱の処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5690889A (en) * 1996-02-15 1997-11-25 Iowa State University Research Foundation, Inc. Production method for making rare earth compounds
CN112074617A (zh) * 2019-11-20 2020-12-11 包头稀土研究院 氟碳铈矿的冶炼方法及炭粉的用途
CN115637339A (zh) * 2022-08-25 2023-01-24 华卫国 从独居石稀土矿中提取磷产品和稀土产品的生产工艺

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