JPS5816708A - 金属製積層エンドレスベルトの製造方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は動力伝達用金属製積層エンドレスベ。

ノート内の羊−エンドレスベルト相互間の局長を。

調和させる方法及びその装置に関する。

ベルトによる動力伝達、変速方法は種々の利。

点を有し広く使用されてｉるが、従来使用されてｉた布
、皮層、ナイロン等を芯体とするものは許容引張応力が
小さいため伝達トルクが比較的小さく、これを大きくし
ようとすると大きな占有スペースとなる欠点があった。

このため許容引張応力の大きい鋼等の金属製の多数のエ
ンドレスベルトを層状に重ね合せ更にｒ字状金属ブロッ
クの多数を串ざし状にしてｒ−ベルト状に組立て、これ
を互いに頂点を内側にして対向した二つの円錐の相互間
隔を変化可能に組立てられた二組のプーリー関に掛は渡
し、この二つの円錐の相互間隔を変化することにより上
記ｒ−ベルト状ベルトとの接触半径を変化させて速比を
無段化した変速機が注目されている。エンドレスベルト
を多層化する目的はに巻付けたときの曲げ応力を減少し
、したがって有効に利用できるベルト張力を大きくする
ためである。

この金属製積層エンドレスベルトの基本的要注トして、
積層ベルト内の各単一エンドレスベルトが均等な応力で
作動することが必要である応力不均等があれば最も大き
い応力の単一エンドレスベルトが疲労限度以下となるよ
う負荷される張力したがってトルクを低位に制限する必
要がある。

一般に金ｐＩＩ！４はヤング率が大きく疲労限度まで応
力を付加してもその時の伸びは小さｂので積層ベルト内
の単一エンドレスベルト相互間に周長の憾小の不Ｋ１１
ｌがあっても作動中の応力バラツキは大きくなる。

早−エンドレスベルトの局長は最内層から順次２π１　
（に単一エンドレスベルトの厚み）ずつ−ＤｃＶｈもの
を積層するすなわち局長を調和すれば均等な応力負担と
することができる。

従来、金属製積層ヱン′ドレスベルトは各単一エンドレ
スベルトをそれぞれの局長を目標に製作したものを組合
せ積層して製造されていた。

したがって各単一エンドレスベルトはがなり大。

きい周長及び厚み誤差を有し、積層され使用状態の積層
エンドレスベルトは大きな応力不均等を生じ、負荷トル
クを大巾に制限され、また信頼性も低下していた。

本発明は各層間で局長が高精度に調和した金属製積層エ
ンドレスベルトの製造方法及び装置を提供することを目
的とする。

本発明は複数の単一エンドレスベルトを局長不調和のま
ま層状に重ねて張力附加状態で複層圧延することにより
、張力の大き匹単−エンドレスベルトを選択優先的に圧
延伸長させ、各単一エンドレスベルトの厚みバラツキに
よる影響も含んで局長調和された金属製積層エンドレス
ベルトを製造する方法及び装置である。

複層圧延は、巾広薄シート材等の圧延において、シート
素材を複数枚重ねて圧延する方法で圧延製品の形状的欠
陥を緩和し、圧延能率向上　　　゛を計る既知の技術で
ある。圧延において被圧延材の厚み減少と伸びとは表裏
一体である。複１中のある特定のシートのみが大きな厚
み減少するためには、それと隣合う上下のシート又はロ
ールとの間に伸びの差としてシート面に垂直に作用する
圧延圧力による大きな摩擦力に打勝ってスリップして伸
長することを必要とするので各シートは均等な圧下率を
受けることになる。

すなわち従来の複層圧延は各シートが均等な圧下率を受
けることを利用したものである。

一方圧鷺に必要な圧下刃は、被圧延材に附加される前方
及び後方張力に大きく影響され、附加張力による応力を
大きくする程小圧下刃となることは周知である。

本発明の積層されたうちの最大の附加張力による応力を
受ける単一エンドレスベルト素材はその上下の単一エン
ドレスベルト素材又は圧延ロールから張力附加単層圧延
での圧延ロールからの作用と全く同様の圧延作用を受け
て局長を伸長される。

以上から解るように本発明は既知の複層圧延　　　□及
び張力附加単層圧延を組み合せたものである。

しかし従来の複層圧延は、相隣る被圧延材又は　　　′
ロールとの摩擦力により全被圧延材が均等に圧延伸長さ
れることを利用するのに対し１本発明は局長不調和量に
応じて発生する各単一エンドレスベルト内の引張り応力
に応じて単一エンドレスベルトを選択的に圧延伸長する
ものでありこれによりて金属製積層エンドレスベルトの
局長の調和が可能であるという特有の効果を応用するも
のである。したがって各単一エンドレスベルトは厚みの
異なる亀の又はバラツキのあるものを組み合わせてもそ
の影響を受けず周長調和される。また各単一エンドレス
ベルトは局長不調和量に応じた引張り応力を発生させる
ために各層間の摩擦係数は可能の限り小さくすること及
び適用引張り応力は、これを降伏応力以内で可能の限り
大きくすることにより臣下刃が減少し、眉間摩擦力を減
少することになるので大きくすることが望ましい。

本発明は、−組として使用される金属製エンドレスベル
トを分割して周長調和した後これ等を組み合せて製品と
する仁とも含む。この場合各分割内では完全に周長は調
和しており１分割組間の周長調和精度が問題となるが、
従来の各単一エンドレスベルトを個々に製造組立する場
合に比し製品品質管理上容易に挾いバラツキ範囲内に収
めることが可能である。

次Ｖこ本発明を実施例で述べる。第１図は別工程で製造
されたほぼ等しい局長のエンドレスベルト素材１ａ〜１
Ｔ％を層状に重ねて圧延ロール２．５間に挾持し、緊張
力４　を附与されたローラ４との間にベルト掛けした状
態を示す。最外層の単一エン動°レスベルトは緊張状態
であシ他は内層になるにしたがって弛みを増加している
。

圧延ロール２，３を回転すると各エンドレスベルト１１
〜１ｓ及びローラ４が回転する。圧延ロール２．５間に
圧下金加えれば、緊張して匹る最外層１１１が選択的に
圧延され、その局長を増加する。これにともなって緊張
力４を与えられた１１−に維持させ、また次層１ｂも緊
張状態にする。

しかし次層１ｈは末だ十分な応力に達してなく圧延作用
は最外層１１１のみに作用する。さらに圧下゛が進行し
次層１轟が最外層１ａと等しい緊張応力に達した後１両
者は等分の圧延作用を受は両者間に局長調和が達せられ
る。

以下同様にして順次内層に圧延作用がおよび全層の局長
調和が達成される。局長調和過程で被圧延材の緊張応力
を降伏応力に近い値に維持１するため、緊張一層数の増
加にしたがって１例えば圧下スケジエールに従って、０
−ル４の緊張力−′を増加することが望ましい。また各
層間及びロールとの摩擦低減のため、液体又は固体潤滑
剤を単独又は併用で使用することが望ましい本実施例に
おいて、一方の圧延ロール３を３の位置に設置するとと
もに、ローラ４にその周速度を圧延ロールよりわずかに
速くするか又は　　　　　□トルクを４えることにより
１局長調和圧延過程ノ内層エンドレスベルトの弛みを圧
延ロール入口調に集中させ、この弛みのための隙間に圧
延油を注入すると、この圧延油は上下のエンドレスベル
トの運動により圧延部に引き込まれ、いわゆる粘性体の
クサビ作用により圧延部で高圧力を発生し眉間摩擦力を
減少し、効果的局長調和を達成することができる。

圧延は必要に応じ被圧延エンドレスベルト全体の局長を
１例えばローラ４の位置を検出することによ抄所定局長
に達するまで継続してもよい。

本実施例は同寸法の素材を使用することができ素材製造
工程を簡略にできる利点がある。

次に第２図は異なる局長のエンドレスベルトを局長の１
暇に積層する場合の実施例で接触ローラ７を圧延ａ−ル
２，５より高周速で回転又Ｆｉ。

トルクを与えることにより圧延ロール人口ＩＩＫ弛みを
集中させ、上述と同様圧延油による減摩を効果的にした
ものである。本実施例は積層エンドレスベルトが変速機
に組み込まれて使用される場合の曲げ応力の観点から外
層になるにしたがって厚みの大きいものを使用してもよ
いことから一定厚みの単一エンドレスベルト素材を使用
する場合に有利である。

以上述べた各実施例は、いずれも一方の圧延ａ−ルと緊
張力を与える前方ローラとの間に積層エンドレスベルト
をベルト掛けしたものであるが、圧延ロールの後方に後
方ローラを設置し−０れ等の中間に圧延機を設置するも
の、前記前方ローラを固定し緊張力設定用ローラと新た
な機能を有するローラを設置するものも本発明に含まれ
る。

次に本発明の装置を述べる。一般に金属製積層エンドレ
スベルトは局長が短かく、また本発明の周長調和作用は
適用緊張応力を降伏応力以内で可能の限り大きくする仁
とが望ましく１本発明で一組として使用される金属製積
層エンドレスベルト全層をまとめて圧延する場合の附加
緊張力は大きくなり、更に被圧延積層エンドレスベルト
の着脱を容易にする必要がある。

これ等の条件制約のため積層エンドレスベルトを内側か
ら緊張するための、一方の圧延ロール及びローラは小径
となる上に可動緊張力設定機構を設ければ強度及び剛性
不足となり易い。

本発明の装置は積層エンドレスベルトを圧延ロール及び
この圧延ロールに対し定位置に設置したローラにベルト
掛けし、このロール及びローラ間で外方向から押し付け
ることにより緊張力を附加するものである。このため、
このロール又はローラのいずれにも必要な緊張力附加機
構は不要となり両者それぞれ剛性を高めることができ、
また本装置の緊張力附加機構はエンドレスベルトの外部
に設置できるのでエンドレスベルトの局長に無関係に高
剛性化可能となる。更にロール及びローラ間の距離を一
定としたことにより１両者に接して回転する中間ロール
又は前軸受を有するタイバーを設置することが可能でこ
の場合両者間の剛性を飛躍的に高めることができる。

第５図Ａ、Ｂは両者間に中間ロールを設置した実施例で
ある。第５図１は正面図、第５図Ｂは第５図ＡのＹ−Ｙ
矢視図である。一方の圧延。

ロール２及びこれに対し定位置にあるローラ８の外径に
積層されたエンドレスベルト素材１１１〜１１＆がベル
ト掛けされて、圧延ａ−ル２及びａ−２８間ＶＣは両者
に接して回転する中間ロール□９が設置されてい乙。中
間ａ−ルの中央部は積ＪＩＪれたエンドレスベルト素材
の弛み及び外部。

から緊張力附加及び周長調和後の局長設定用弁゛し付は
ローラ１０による最大押し付けを許容するため小径部９
′を有している。なお圧延ロール２及びａ−ラ８は再研
磨の便のため被圧哩材と接する面は大径としている。ま
た１両大径部はロー２８が圧延ロールよりわずかに高周
速とするように峻差量を調整されており、ローラ８は中
。

間ロール９との接触によシ回転し、他の特別な駆動装置
は必要としない。圧延ロール２並びに。

中間ａ−ル９及びａ−ラ８は図示しなｈ支持部。

動装置に−より、支持駆動並びに再研磨減径に対処して
支持される。本実施例で張力附加及び周長調和後の局長
設定はそれぞれ専用ローラで行うむともできる。本実施
例では圧延ロール２及びロー２８間を飛躍的に゛高剛性
化でき、またローラに特別な１動系を必要としないで更
に積層エンドレスベルトの弛みを圧延ａ−ル前に集中′
することができる利点がある。

第４図は前軸受を有するタイバーを設置する実施例であ
る。圧延ロール２及びローラ８＃！！！２示しない支持
駆動装置によりそれぞれ支持駆動及び必要に応じ回転駆
動又は従動回転支持されている。圧延口二ル２及びロー
ラ８は反支持駆・動装置謁に軸頚を有し、それぞれ軸受
１１及び１２を介してタイバー１５で連結されている。

緊張力設定及び局長調和後の局長設定用押付はローラ。

については前実施例と同様である。本実施例は。

圧延ａ−ル２及び案内ローラ８間を飛躍的に高、剛性化
可能であり、また局長不調和量の大きい単−エンドレス
ベルト素材の組み合せ又は周長調和後も更に局長を伸長
する場合に好都合であり、また支持駆動装置を単純化で
きる利点を有する。

以上説明したように本発明は複層圧延及び張。

力圧延を併用することにより金属製積層エンドレスベル
トの各層間の局長を高積度に調和させること、したがっ
て作動中の各層のベルト張力を均等ｙｒ、負担させるこ
とを可能とし、許容トルク及び信頼性を大巾に向上した
金属製積層エンドレスベルトの製造を可能とするもので
ある。

【図面の簡単な説明】

１；１図は同一周長のエンドレスベルト素材を使用する
場合の一実施例の正面図、第２図はへなった局長のエン
ドレスベルト素材を使用する場の一実施例の正面図であ
る。第３図Ａは圧延ロールとローラ間の高剛性化の一実
施例の正面図、＃！３図Ｂは第３図ＡのＹ−ｒ矢視側面
図である。第４図は圧延ロールとａ一層間の高剛性化の
他の実施例の正面図である。 １−〜１１Ｉ＝積層された単一エンドレスベルト素材 ２．５＝圧延ロール ４：ローラ　　　　　　　５：ローラ ６：接触ローラ　　　　　８：ａ−ラ ９：中關ロール　　　　　１０：押付ローラ１１．１２
　：軸受　　　　　　１５：タイバー代珊人田中寿徳 第１図 オ　３日 Ａ　　イ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　ｂ９□］

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｔ　複数の金属製エンドレスベルトを層状に−。 重ねて使用するベルトの製造において、−組どして使用
   されるうちの互いに隣接する二層以上゛のエンドレスベ
   ルト素材を層状に重ねて張力付加状態で圧延する仁とに
   より該二層以上の６単・−エンドレスベルトの局長を副
   相させることを・・特徴とする金Ｊｌｌｌｌ！積層エン
   ドレスベルトの製造方法。 ２、　７ｉｌ状に重ねられた金Ｆ４：Ｍエンドレスベル
   ト素材を圧延ロールの１箇及び該圧延ロールと定距離Ｖ
   Ｃあるローラに外接して装潰し、前記圧延ａ−ルと前記
   ローラ間で外方向から押し付けることにより該金属製エ
   ンドレスベルト素材に張力を附加−することを特徴とす
   る合鴨製エンドレスベルトの製造装彎。