JPS5816638Y2 - 冷蔵庫 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は前面開口に複数本の支柱を立設して開口を複数に
区画し、この開口の数に応じて扉を設けた冷蔵庫に関し
、その目的とする処は部品点数を少なくして化粧枠及び
防露ヒータの取付作業を簡便に行ない、且つ化粧枠によ
る開口面積の減少を防止するどとにある。

第１図及び第２図に示す如くこの種の冷蔵庫１は前面開
口なる断熱壁２と、該断熱壁の左右両側面に配設される
両側壁２ａ、２ａとにより本体を構成し、前記開口の両
端即ち両側壁側に支柱３゜３を立設するとともに、開口
の中央に前記支柱の略２倍の幅を有する支柱４を立設し
て開口を二つに区画し、該開口の各々を開閉自在に閉塞
する回動式の透明扉５，５を設けている。

然るに、従来では第３図に示す如く開口の両側壁側に立
設される支柱１０（一方しか図示せず。

）は、裏面に防露ヒータ１２を貼着し、前面が扉当たり
部即ちガスケットの当接部となる前壁１３ａと、左右両
側壁１３ｂ 、 １３ｂとよりなる横断面コ字形の金属
部材１３と、背壁１４ａと左右両側壁１４ｂ、１４ｂと
よりなる横断面コ字形の金属部材１４とを断熱空間とな
る間隔を存して対設し、該両部材に熱絶縁部材１５，１
５及び金属性の係合部材１６，１６をネジ１７，１７止
めして両部材１３，１４を相互に接続し、両端に鉤部１
８ａ。

１８ａを有する樹脂製の化粧枠１８，１８を係合部材１
６，１６に係合し、両部材１３，１４間に電気配線１９
を収納する構成であり、又、第４図に示す如く開口の中
央に立設される支柱１１は、前記支柱の略２倍の幅を有
し、金属部材１４の表面に螢光灯２０を支持する支持具
２１を設ける他は前記支柱と同じ構成である。

この構成によれば、支柱１０，１１を組み立てる為に金
属部材１３，１４の他、熱絶縁部材１５゜１５、係合部
材１６，１６及び化粧枠１８，１８が各々２個必要であ
り、部品点数が多くコスト高になり、又前記各部材及び
化粧枠を支柱１０゜１１の側面から取り付けねばならず
、取付作業が煩雑になるとともに、防露ヒータ１２及び
電気配線１９に断線が生じた場合には各部材を全て取り
外さなければならず、取外作業も煩雑となり、更に、化
粧枠１８，１８が支柱１０，１１の横方向に突出するた
め、その分だけ開口面積が狭くなる欠・点が生じた。

本案は係る欠点に鑑みてなされたもので、以下第５図及
び６図によりその実施例を説明すると、３０は開口の両
側壁２ａ、２ａ側に立設される支柱、３１は前記支柱の
略２倍の幅を有し開口の中央に立設される支柱で、該両
支柱は前壁３２ａと、左右両側壁３２ｂ、３２ｂとを有
する横断面コ字形の金属部材３２からなり、前記前、両
側壁にて画成される凹所３３に電気配線３４を社納して
テープ３５で止着しており、又、支柱３１の前壁３２ａ
裏面に庫内を照明する螢光灯３６の支持具３７を止着し
ている。

３８は前記支柱の前壁３２ａに止着される前面部３８ａ
と、一方の側壁３２ｂに接する側面部３８ｂとよりなる
樹脂製の化粧枠で、前面部３８ａには両端から前方に突
出する突出片３８ｃ、３８ｃ及び該突出片間に溝部３９
を形成し、側面部３８ｂには後端を折曲して前記支柱の
側壁３２ｂに係合される係合片３８ａを形成している。

この化粧枠は側壁２ａに接しない支柱３０の側壁３２ｂ
に係合片３８ｄを係合するとともに、前壁３２ａに前面
部３８ａをネジ４０止めすることにより、第５図に示す
如く支柱３０に止着され、又、同様にして化粧枠を二つ
即ち一方を上下逆にして相方を相対向させて用いること
により、第６図に示す如く支柱３１に止着される。

４１は裏面に防露ヒータ４２を貼着、してな・る鼻当た
り板で、前記化粧枠の溝部３９に挿入され。

方の突出片３８ｃにネジ４３止めされることにより化粧
枠３８に正着される。

尚、支柱３１に用いる鼻当たり板４１は他の実施例とし
て第７図に示す形状のものでもよい、。

上記構成によれば、支柱３０．３１に形成される凹所３
３を配線３４の収納部として利用できるため、配線作業
を庫内側にて簡便に行なえ、又、化粧枠３８及び鼻当た
り板４１の取り付けを支柱３０．３１の前面から行なえ
るため、取付作業を迅速に行なうことができ、更に、防
露ヒータ４２の交換の際には鼻当たり板４１のみを外す
だけでよく、更に又、化粧枠３８を夫々幅の異なる支柱
３０．３１に共通使用できるため、部品点数が少なくな
り安価に構成でき、又化粧枠３８の側面部３８ｂが支柱
３０，３１の側壁３２ｂと接するため、開口面積をほと
んど狭めることがなく商品の出し入れを円滑に行なうこ
とができる。

以上述べた如く本案は、前面開口なる断熱壁と、該断熱
壁の左右両側面に配設される両側壁とにより本体を構成
し、前壁と左右両側壁とよりなる横断面コ字形をなす支
柱を前記開口の両端に立設するとともに、前記支柱の略
２倍の幅を有する支柱を開口の中央に立設して開口を複
数に区画し、前記支柱の前面部に止着される前面部と、
一方の側壁に接する側面部とよりなり、前面部両端に前
方に突出する突出片及び該突出片間に溝部、側面部後端
に側壁に係合される係止片を形成してなる化粧枠にて両
端の支柱を覆うとともに、対をなす前記化粧枠にて中央
の支柱を覆い、裏面に防露ヒータを貼着してなる鼻当た
り板を溝部に挿入して突出片に止着し、前記支柱の庫内
側面に電気配線を収納したことを特徴とするものである
から、幅の異なる支柱に同一形状の化粧枠を使用して部
品点数を少なくして安価に構成することができ、しかも
化粧枠及び鼻当たり板を支柱の前面から取り付けて取付
作業を簡便に行なうことができ、又、防露ヒータの交換
の際には鼻当たり板のみを外すだけよく、更に化粧枠に
よる開口面積の減少を防止して商品収納及び取出を円滑
に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般に使用されている冷蔵庫の斜視図、第２図
は両側壁及び扉を外した斜視図、第３図は従来例の開口
の両端に立設された支柱の横断面図、第４図は従来例の
開口の中央に立設された支柱の横断面図、第５図は第３
図に相当する本案の支柱の横断面図、第６図及び第１図
は第４図に相当する本案の支柱の横断面図である。 ３０．３１・・・・・・支柱、３４・・・・・・配線、
３８・・・・・・化粧枠、３９・・・・・・溝部、４１
・・・・・・鼻当たり板、４２・・・・・・防露ヒータ
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 前面開口なる断熱壁と、該断熱壁の右左両側面に配設さ
   れる両側壁とにより本体を構成し、前壁と左右両側壁と
   よりなる横断面コ字形をなす支柱を前記開口の両端に立
   設するとともに、前記支柱の略２倍の幅を有する支柱を
   前面開口の中央に立設して開口を複数に区画し、前記支
   柱の前壁に止着される前面部と、一方の側壁に接する側
   面部とよりなり、前面部両端に前方に突出する突出片及
   び該突出片間に溝部、側面部後端に側壁に係合される係
   合片を形成してなる化粧枠にて両端の支柱を覆うととも
   に、対をなす前記化粧枠にて中央の支柱を覆い、裏面に
   防露ヒータを貼着してなる扉当たり板を溝部に挿入して
   突出片に止着し、前記支柱の庫内側面に電気配線を収納
   したことを特徴とする冷蔵庫。