JPS5816375Y2 - 電気掃除機

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【考案の詳細な説明】本考案は附属品収納用の収納ケースを具備する電気掃除
機に関し、収納ケースに対する掃除機本体の装着を確実
に行い得るようにしたものである。

以下その実施例を添附図面とともに説明する。

図において、１は底部に段差２をおいて嵌合部３を形成
した掃除機本体で、尾錠装置４を介して着脱自在に結合
した集塵箱５と主体６とで構成しである。

そして、上記一方の集塵箱５は上方に把手７を、前面に
吸引口８をそれぞれ有するとともに、フィルター装置が
内蔵してあり、また主体６は電動送風機９を内蔵し、上
方に把手１０が設けである。

１１は集塵箱５の底部中央に設は前車輪、１２は主体６
の底部両側に設けた後車輪を示す。

一方、１３は略直方体状の附属品収納ケースにして、そ
の上方開口には掃除機本体１の嵌合部３が嵌合し得るよ
うにしてあり、また上記掃除機本体１を収納ケース１３
に装着した状態はそれらの前後に設けた尾錠装置１４で
１定化できるようにしである。

１５は収納ケース１３側に設けた尾錠装置１４の錠片、
１６は掃除機本体１側に形成したその引掛部である。

さらに、１７は収納ケース１３の相対向する側壁部上端
より形成した後車輪１２の逃し用凹部を後車輪１２の外
周面に沿うごとく円弧状に設定してあり、しかもその縁
からは外方への突条１８が一体に形威しである。

上記の構成において、今、掃除機本体１を収納ケース１
３に装着する場合、まず後車輪１２を収納ケース１３の
凹部１２にはめ込んで掃除機本体１と収納ケース１３の
位置合せをし、次いで収納ケース１３の開口に掃除機本
体１の嵌合部３を嵌合して、最終に引掛部１６に対して
錠片１５を係止する。

上記掃除機本体１を収納ケース１３にセットした時その
掃除機本体１の高さを高くできるもので、したがって高
いところを掃除する場合など大変便利である。

もちろん掃除をしない時などにはこの収納ケース１３に
延長管、可撓ホース、各種吸込具を収納しておくことが
できるものである。

ところで、この種従来の掃除機にあって、収納ケースは
通常プラスチックで成型されており、また後車輪逃し用
の凹部には突条がなかった。

このようなプラスチック製の収納ケースでは側壁が内側
にどうしても変形し、そのため、凹部に後車輪がはまり
えず、掃除機本体の一部が尾錠の錠片に直に当ることが
あった。

したがって、従来では錠片、引掛部など尾錠装置の破損
が多発するおそれがあった。

しかるに本考案は、凹部の縁より外方への突条を設けた
ものであるから、プラスチックで収納ケースをつくって
も突条が補強となって側壁の変形量を少なくでき、また
変形したとしても突条に後車輪が確実にはまり込むので
収納ケースに対する掃除機本体の位置設定が的確にでき
るものである。

よって、尾錠装置の破損などを防止でき、その実用的効
果はきわめて大なるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示し、第１図は収納ケースから掃
除機本体を離脱する瞬間の側面図、第２図は上面図であ
る。１・・・・・・掃除機本体、１２・・・・・・後車輪、
１３・・・・・・収納ケース、１４・・・・・・尾錠装
置、１７・・・・・・凹部、１８・・・・・・突条。

【実用新案登録請求の範囲】

尾錠装置を介して掃除機本体の底部を収納ケースの上方
開口に着脱自在に取付けるとともに、上記収納ケースの
対向壁には掃除機本体の後車輪周面に沿う円弧状凹部を
形威し、さらに上記凹部の縁より外方への突条を設けて
なる電気掃除機。