JPS5816333B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- JPS5816333B2 JPS5816333B2 JP51148885A JP14888576A JPS5816333B2 JP S5816333 B2 JPS5816333 B2 JP S5816333B2 JP 51148885 A JP51148885 A JP 51148885A JP 14888576 A JP14888576 A JP 14888576A JP S5816333 B2 JPS5816333 B2 JP S5816333B2
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、アルミニウムなどの拡散係数の大きい不純
物の拡散層を有する半導体装置およびその製造方法に関
するものである。
物の拡散層を有する半導体装置およびその製造方法に関
するものである。
半導体への不純物の選択的拡散技術、とくにP型半導体
へのN形不純物の選択拡散技術およびN形半導体へのP
形不純物の選択技術は、半導体装置製造において重要な
技術である。
へのN形不純物の選択拡散技術およびN形半導体へのP
形不純物の選択技術は、半導体装置製造において重要な
技術である。
従来一般に行われている選択拡散方法は、リン、ボロン
等の不純物が高温加熱しても半導体酸化膜を拡散通過し
にくいという性質を利用するものである。
等の不純物が高温加熱しても半導体酸化膜を拡散通過し
にくいという性質を利用するものである。
ボロンと同類のP形不純物であるアルミニウムは、シリ
コンに対してボロンより拡散係数が太きい。
コンに対してボロンより拡散係数が太きい。
そのため、ボロンとアルミニウムを等しい表面濃度、等
しい温度で同一時間シリコンウェハに拡散すると、アル
ミニウムの方がより深く拡散される。
しい温度で同一時間シリコンウェハに拡散すると、アル
ミニウムの方がより深く拡散される。
したがってN形半導体へP形不純物を拡散してPN接合
を形成する場合、ボロンを用いるよりもアルミニウムを
用いた方が作業能率が高く経済的である。
を形成する場合、ボロンを用いるよりもアルミニウムを
用いた方が作業能率が高く経済的である。
しかし、アルミニウムには高温においてシリコン酸化膜
を容易に通過するという性質があるために、ボロンやリ
ンを選択拡散するようにはシリコン酸化膜を用いて選択
拡散できないという欠点がある。
を容易に通過するという性質があるために、ボロンやリ
ンを選択拡散するようにはシリコン酸化膜を用いて選択
拡散できないという欠点がある。
アルミニウムを選択拡散する方法の一つとして、半導体
基板の上に選択的にアルミニウムを合金化して合金層を
形成し、しかるのちにこの合金層をアルミニウムのP形
不純物源として、半導体基板を1000〜1250℃に
加熱しアルミニウムを半導体基板内に拡散する方法があ
る。
基板の上に選択的にアルミニウムを合金化して合金層を
形成し、しかるのちにこの合金層をアルミニウムのP形
不純物源として、半導体基板を1000〜1250℃に
加熱しアルミニウムを半導体基板内に拡散する方法があ
る。
しかしこの方法では、原因は明確ではないが、アルミニ
ウムが一様に拡散されず接合面が凹凸になるように拡散
されるという欠点がある。
ウムが一様に拡散されず接合面が凹凸になるように拡散
されるという欠点がある。
これを以下において詳細に説明する。
従来、アルミニウムの選択拡散は次のよ5にして行われ
ていた。
ていた。
すなわち第1図に示すように、N形半導体基板1にアル
ミニウム2を選択的に(例えば円状に)蒸着し、しかる
のちN形半導体基板1を600〜700℃程度に加熱し
て、第2図に示すようにN形半導体基板1にアルミニウ
ムの合金層3を形成する。
ミニウム2を選択的に(例えば円状に)蒸着し、しかる
のちN形半導体基板1を600〜700℃程度に加熱し
て、第2図に示すようにN形半導体基板1にアルミニウ
ムの合金層3を形成する。
次に第2図に示すようにN形半導体基板1の上に残って
いるアルミニウム2を、強酸又は強アルカリ液でエツチ
ング(etching ) して除去する。
いるアルミニウム2を、強酸又は強アルカリ液でエツチ
ング(etching ) して除去する。
除去した後の状態を第3図に示す。
次にN形半導体基板1を拡散炉の中に入れて、1000
〜1250℃程度の高温に加熱する。
〜1250℃程度の高温に加熱する。
これにより第4図に示すP形不純物層4が形成される。
N形半導体基板1とP形不純物層4によってできたPN
接合面5は第4図に示すように凸凹になる。
接合面5は第4図に示すように凸凹になる。
第5図は第4図のN形半導体基板1を上面よりみた図で
あり、第4図は第5図のrV−IV線断面図である。
あり、第4図は第5図のrV−IV線断面図である。
N形半導体基板10表面に露出したPN接合面端も同様
に一様な円状ではなく凸凹をともなった略円状になる。
に一様な円状ではなく凸凹をともなった略円状になる。
第6図は、P形不純物としてボロンを、N形不純物とし
てリンを用いて、公知のボロンおよびリンの選択拡散法
を用いて一枚のシリコンウェハに複数個のプレーナ形サ
イリスタを形成したシリコンウェハの部分断面図である
。
てリンを用いて、公知のボロンおよびリンの選択拡散法
を用いて一枚のシリコンウェハに複数個のプレーナ形サ
イリスタを形成したシリコンウェハの部分断面図である
。
N形シリコンウニ・ハロの両面の一部7、〜74よりシ
リコン酸化膜8をマスクにしてボロンを選択拡散してP
影領域P1を形成する。
リコン酸化膜8をマスクにしてボロンを選択拡散してP
影領域P1を形成する。
しかるのち、ボロンの選択拡散によりサイリスタのP形
エミッタ層PEとP形ベース層PBを形成し、更にリン
の選択拡散によりN形エミッタ層NEを形成してプレー
ナ形サイリスタを得る。
エミッタ層PEとP形ベース層PBを形成し、更にリン
の選択拡散によりN形エミッタ層NEを形成してプレー
ナ形サイリスタを得る。
P形エミッタ層PEがサイリスタの陽極であり、N形エ
ミッタ層NEがサイリスタの陰極であり、そしてP形ベ
ース層PEがサイリスタのゲートである。
ミッタ層NEがサイリスタの陰極であり、そしてP形ベ
ース層PEがサイリスタのゲートである。
このプレーナ形サイリスタの順方向および逆方向の耐圧
を大きくするためには、N形シリコンウェハ6の比抵抗
値を太きくし、且つN形ベース層NBの厚みtを厚(す
る。
を大きくするためには、N形シリコンウェハ6の比抵抗
値を太きくし、且つN形ベース層NBの厚みtを厚(す
る。
これは公知である。
しかし、高い耐圧のサイリスタを得ようとすれば、N形
ベース層NBの厚みtを厚(するので、N形シリコンウ
ェハ6内に形成した複数個のサイリスタを電気的に絶縁
分離するための絶縁分離帯用のP影領域P1を形成する
に当り、N形シリコンウェハ6の両面の一部7.〜14
よりボロンを長時間拡散しなげればならない。
ベース層NBの厚みtを厚(するので、N形シリコンウ
ェハ6内に形成した複数個のサイリスタを電気的に絶縁
分離するための絶縁分離帯用のP影領域P1を形成する
に当り、N形シリコンウェハ6の両面の一部7.〜14
よりボロンを長時間拡散しなげればならない。
即ち、高い耐圧のプレーナ形サイリスタを得ようとすれ
ば、絶縁分離帯用のP影領域P1の形成のため、非常に
長い時間にわたってボロンを拡散することが必要である
。
ば、絶縁分離帯用のP影領域P1の形成のため、非常に
長い時間にわたってボロンを拡散することが必要である
。
例えばN形シリコンウエノ・6の厚みが150μmの場
合、P影領域P1の形成のために1250℃でボロンを
約150時間の間拡散しなげればならない。
合、P影領域P1の形成のために1250℃でボロンを
約150時間の間拡散しなげればならない。
この絶縁分離帯用のP影領域P1を形成するための拡散
時間を短(する手段として、ボロンよりも拡散係数の大
きいアルミニウムを拡散して絶縁分離帯用のP影領域P
1を形成する方法がある。
時間を短(する手段として、ボロンよりも拡散係数の大
きいアルミニウムを拡散して絶縁分離帯用のP影領域P
1を形成する方法がある。
例えばアルミニウムを用いて厚み150μmのN形シリ
コンウニ・・6に絶縁分離帯用のP影領域P1を形成す
るためには、1250℃でアルミニウムを約40時間拡
散すればよい。
コンウニ・・6に絶縁分離帯用のP影領域P1を形成す
るためには、1250℃でアルミニウムを約40時間拡
散すればよい。
これは、ボロンの150時間にくらべ約1/4[間であ
り、アルミニウムの拡散はプレーナ形サイリスタ製造に
非常に有用であることがわかる。
り、アルミニウムの拡散はプレーナ形サイリスタ製造に
非常に有用であることがわかる。
しかしながら前述した如く、アルミニウムを拡散に用い
ると、形成されるPN接合面が凸凹面になるという欠点
がある。
ると、形成されるPN接合面が凸凹面になるという欠点
がある。
そのため、第7図に示す如<、N形シリコンウェハ6の
両面の一部7、〜74よりアルミニウムを選択拡散する
と、短時間で絶縁分離帯用のP影領域P1が形成される
が、PN接合面5は凸凹である。
両面の一部7、〜74よりアルミニウムを選択拡散する
と、短時間で絶縁分離帯用のP影領域P1が形成される
が、PN接合面5は凸凹である。
第7図は第8図に平面図で示すN形シリコンウニ・・6
の■−■線断面図である。
の■−■線断面図である。
第8図に示す如く、N形シリコンウェハ6の表面に露出
したPN接合面端も凸凹となる。
したPN接合面端も凸凹となる。
次に、ボロンとリンの公知の選択拡散により第9図に示
すようにP形ベース層PB、P形エミッタ層PEおよび
N形エミッタ層NEを形成してプレーナ形サイリスタを
得る。
すようにP形ベース層PB、P形エミッタ層PEおよび
N形エミッタ層NEを形成してプレーナ形サイリスタを
得る。
こ5して得られたプレーナ形サイリスタは、アルミニウ
ムの拡散によって形成されたPN接合面5が凸凹であり
且つ第10図に示すよ5にN形シリコンウェハ6の表面
に露出したPN接合面端も凸凹である。
ムの拡散によって形成されたPN接合面5が凸凹であり
且つ第10図に示すよ5にN形シリコンウェハ6の表面
に露出したPN接合面端も凸凹である。
なお、第9図は第10図に平面図で示すN形シリコンウ
ニ・・6の酸化膜8の除去前のIX−IX線断面図であ
る上記のプレーナ形サイリスタの陽極に負電圧が陰極に
正電圧が印加される場合(逆方向電圧印加であり、この
時のザイリスタの耐圧を逆方向耐圧という)、印加電圧
はPN接合面5に印加されることになる。
ニ・・6の酸化膜8の除去前のIX−IX線断面図であ
る上記のプレーナ形サイリスタの陽極に負電圧が陰極に
正電圧が印加される場合(逆方向電圧印加であり、この
時のザイリスタの耐圧を逆方向耐圧という)、印加電圧
はPN接合面5に印加されることになる。
PN接合面5の端面ば一様でなく凸凹であるために、N
形シリコンウェハ6の表面に露出したPN接合面端の延
べ長さが長くなり、それが漏れ電流の原因になる。
形シリコンウェハ6の表面に露出したPN接合面端の延
べ長さが長くなり、それが漏れ電流の原因になる。
また、電圧の集中点が発生することもあって、PN接合
面5の電圧阻止能力が著しく小さくなって、設計通りの
逆耐圧が得られないという重大な欠点を生ずる。
面5の電圧阻止能力が著しく小さくなって、設計通りの
逆耐圧が得られないという重大な欠点を生ずる。
このように従来のアルミニウムの選択拡散を用いたプレ
ーナ形すイリス夛は耐圧低下の問題を生ずる。
ーナ形すイリス夛は耐圧低下の問題を生ずる。
この発明は、アルミニウムなどの拡散係数の大きい不純
物の拡散層境界領域の電界集中を弱め耐電圧低下を防止
することを目的としたものである。
物の拡散層境界領域の電界集中を弱め耐電圧低下を防止
することを目的としたものである。
前記目的を達成するためにこの発明においては、半導体
基板にアルミニウムなどの拡散係数の大きい第1の不純
物を拡散させると共に、前記拡散係数の大きい不純物と
同じ導電形の、ボロンなどの拡散係数の小さい第2の不
純物の層を、前記第1の不純物の半導体基板表面におけ
る拡散領域を包含する領域にわたって形成して、その両
者により1つの不純物領域を構成する。
基板にアルミニウムなどの拡散係数の大きい第1の不純
物を拡散させると共に、前記拡散係数の大きい不純物と
同じ導電形の、ボロンなどの拡散係数の小さい第2の不
純物の層を、前記第1の不純物の半導体基板表面におけ
る拡散領域を包含する領域にわたって形成して、その両
者により1つの不純物領域を構成する。
このようにすることにより、少なくとも半導体基板表面
において第1の不純物の拡散による領域が第2の不純物
の不純物領域内にあるため、不純物領域全体の半導体表
面部における耐電圧は第2の不純物が形成する半導体基
板との境界の耐電圧により定まり、従来と同様に所定の
耐電圧とし5る。
において第1の不純物の拡散による領域が第2の不純物
の不純物領域内にあるため、不純物領域全体の半導体表
面部における耐電圧は第2の不純物が形成する半導体基
板との境界の耐電圧により定まり、従来と同様に所定の
耐電圧とし5る。
電界集中は特に半導体基板表面部において高いので、第
2の不純物の層の深さは第1の不純物の拡散層のそれよ
りも浅くすればよく、第20不純物の層を形成するため
の時間は長くない。
2の不純物の層の深さは第1の不純物の拡散層のそれよ
りも浅くすればよく、第20不純物の層を形成するため
の時間は長くない。
したがって不純物領域を形成するための時間は、第2の
不純物のみを用いる場合に較べて短くなる。
不純物のみを用いる場合に較べて短くなる。
第11図はこの発明の一実施例を示すもので、第12図
に平面図で示すN形半導体基板1のXI −■線断面図
である。
に平面図で示すN形半導体基板1のXI −■線断面図
である。
第11図において、1はN形半導体基板、4は通常のア
ルミニウム拡散技術により形成されたP形不純物層、9
はボロンを拡散したP形不純物層、10はPN接合面で
ある。
ルミニウム拡散技術により形成されたP形不純物層、9
はボロンを拡散したP形不純物層、10はPN接合面で
ある。
; P形不純物層9は、通常の選択拡散技術によりN形
半導体基板1の表面部においてP形不純物層4を包含す
るように広く形成されている。
半導体基板1の表面部においてP形不純物層4を包含す
るように広く形成されている。
第12図に第11図に示すN形半導体基板1の平面図で
示す。
示す。
この第12図に示すように、ボロンを選択拡散すること
によって形成したPN接合面10は一様な面であり、表
面に露出したPN接合面10の端面も当然のことながら
一様な円状である。
によって形成したPN接合面10は一様な面であり、表
面に露出したPN接合面10の端面も当然のことながら
一様な円状である。
したがって、特に電界中の高い基板表面部において、電
界は平滑なPN接合面10に一様に分布し、部分的な電
界集中がなくなるため耐電圧が向上する。
界は平滑なPN接合面10に一様に分布し、部分的な電
界集中がなくなるため耐電圧が向上する。
P形不純物層9の深さはP形不純物層4のそれよりも浅
くてよいので、その層形成時間は短くてよい。
くてよいので、その層形成時間は短くてよい。
次にこの発明をプレーナ形サイリスタに適用した場合に
ついて説明する。
ついて説明する。
第13図はこの発明にもとづいて製造されたプレーナ形
サイリスタの断面図である。
サイリスタの断面図である。
これにおいてはアルミニウムの選択拡散ののち、N形シ
リコンウェハ6の表面に露出している絶縁分離帯用のP
影領域P1 をとりかこむようにボロンを拡散して、P
形不純物層9を形成した。
リコンウェハ6の表面に露出している絶縁分離帯用のP
影領域P1 をとりかこむようにボロンを拡散して、P
形不純物層9を形成した。
その結果P形不純物層9と絶縁分離帯用のP影領域P1
とは電気的に短絡することになる。
とは電気的に短絡することになる。
次いで、ボロンとリンを公知の選択拡散技術によって拡
散し、P形エミッタ層PE、P形ベース層PEおよびN
形エミッタ層NEを形成してプレーナ形サイリスタとし
た。
散し、P形エミッタ層PE、P形ベース層PEおよびN
形エミッタ層NEを形成してプレーナ形サイリスタとし
た。
第13図は第14図に平面図で示すプレーナ形サイリス
タのX■−■線断面図である。
タのX■−■線断面図である。
なお、第14図は酸化膜8を除去して示したものである
。
。
このプレーナ形サイリスタの陽極に負電圧を、陰極に正
電圧を印加すると、電圧はPN接合面5と10の内、N
形ベース層NBと接する接合面に印加される。
電圧を印加すると、電圧はPN接合面5と10の内、N
形ベース層NBと接する接合面に印加される。
特にN形シリコンウェハ6の表面部では、PNN接合面
0に電圧が印加される。
0に電圧が印加される。
このPN接合面10は、第14図に示すように設計通り
の図柄をしたなめらかな形となる。
の図柄をしたなめらかな形となる。
したがってシリコンウェハ表面に露出している部分のP
N接合面10の延べ長さがアルミニウムの選択拡散によ
る凸凹のPN接合面5の延べ長さよりも小さくしたがっ
て漏れ電流も小さい。
N接合面10の延べ長さがアルミニウムの選択拡散によ
る凸凹のPN接合面5の延べ長さよりも小さくしたがっ
て漏れ電流も小さい。
且つ、PN接合面10が設計通りの滑らかな図柄をして
おり電圧の集中点もないため、良好な電圧阻止能力をも
っており、プレーナ形サイリスタは設計通りの逆耐圧を
有することになる。
おり電圧の集中点もないため、良好な電圧阻止能力をも
っており、プレーナ形サイリスタは設計通りの逆耐圧を
有することになる。
このように、上記の如く、この発明を実施したプレーナ
形サイリスタでは、その製造(特に絶縁分離拡散)時間
が短くてすみ、且つ良好な電気的特性を与えることがで
きる。
形サイリスタでは、その製造(特に絶縁分離拡散)時間
が短くてすみ、且つ良好な電気的特性を与えることがで
きる。
なお、以上に説明した実施例においては、PN接合構造
(第11.12図)およびプレーナ形サイリスタ(第1
3,14図)を示したが、この発明はトランジスタ、ト
ライブックあるいはその他の半導体素子の製造に同様に
実施しうる。
(第11.12図)およびプレーナ形サイリスタ(第1
3,14図)を示したが、この発明はトランジスタ、ト
ライブックあるいはその他の半導体素子の製造に同様に
実施しうる。
以上説明したように、この発明においては、半導体基板
にアルミニウムなどの拡散係数の大きい第1の不純物を
拡散させると共に、前記拡散係数の大きい不純物と同じ
導電形の、ボロンなどの拡散係数の小さい第2の不純物
の層を、前記第1の不純物の半導体基板表面における拡
散領域の周辺を取り囲んで包含する領域にわたって形成
して、その両者により1つの不純物領域を構成するので
、第1の不純物領域の半導体基板表面における凹凸形状
は、取り囲んだ第2の不純物領域によって打消され、し
かも第2の不純物領域は拡散係数の小さい第2の不純物
を用いているため半導体基板表面における形状は凹凸が
ないので、その不純物領域の耐電圧などの緒特性を損な
うことなく不純物領域作成のための時間を低減すること
ができる。
にアルミニウムなどの拡散係数の大きい第1の不純物を
拡散させると共に、前記拡散係数の大きい不純物と同じ
導電形の、ボロンなどの拡散係数の小さい第2の不純物
の層を、前記第1の不純物の半導体基板表面における拡
散領域の周辺を取り囲んで包含する領域にわたって形成
して、その両者により1つの不純物領域を構成するので
、第1の不純物領域の半導体基板表面における凹凸形状
は、取り囲んだ第2の不純物領域によって打消され、し
かも第2の不純物領域は拡散係数の小さい第2の不純物
を用いているため半導体基板表面における形状は凹凸が
ないので、その不純物領域の耐電圧などの緒特性を損な
うことなく不純物領域作成のための時間を低減すること
ができる。
第1図〜第4図はアルミニウムの選択拡散方法を説明す
るための断面図、第5図は第4図に示す半導体基板の平
面図、第6図は従来のブレーナ形すイリスタを示す断面
図、第1図および第9図はプレーナ形サイリスタを形成
するシリコンウェハ・断面図、第8図および第10図は
それぞれ第1図および第9図に示すシリコンウェハの平
面図、第11図はこの発明を実施した半導体基板の断面
図、第12図はその平面図、第13図はこの発明を実施
したプレーナ形サイリスタの断面図、第14図はその平
面図である。 図中、1はN形半導体基板、4はP形不純物層、5はP
N接合面、6はN形シリコンウエノ1.8は酸化膜、9
はP形不純物層、10はPN接合面である。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。
るための断面図、第5図は第4図に示す半導体基板の平
面図、第6図は従来のブレーナ形すイリスタを示す断面
図、第1図および第9図はプレーナ形サイリスタを形成
するシリコンウェハ・断面図、第8図および第10図は
それぞれ第1図および第9図に示すシリコンウェハの平
面図、第11図はこの発明を実施した半導体基板の断面
図、第12図はその平面図、第13図はこの発明を実施
したプレーナ形サイリスタの断面図、第14図はその平
面図である。 図中、1はN形半導体基板、4はP形不純物層、5はP
N接合面、6はN形シリコンウエノ1.8は酸化膜、9
はP形不純物層、10はPN接合面である。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 拡散係数の大きい第1の不純物を拡散した第1の不
純物領域と、少な(とも半導体基板表面部において第1
の不純物領域の周縁を取り囲んで包含する前記第1の不
純物と同じ導電形の拡散係数の小さい第2の不純物を導
入した第2の不純物の層で構成される1組の不純物領域
を有することを特徴とする半導体装置。 2 第2の不純物の層を拡散層とした特許請求の範囲第
1項記載の半導体装置。 3 第1の不純物をアルミニウムとし、第2の不純物を
ボロンとした特許請求の範囲第1項又は第2項記載の半
導体装置。 4 半導体基板に拡散係数の大きい第1の不純物を拡散
する工程、前記半導体基板に拡散形成された第1の不純
物領域のうち前記半導体基板表面にできた拡散領域の周
縁を取り囲んで包囲する部分から前記第1の不純物と同
じ導電形の拡散係数の小さい第2の不純物を注入する工
程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 5 第1の不純物を拡散する工程は、第1の不純物を半
導体基板に選択的に合金化する工程と半導体基板を高温
加熱して半導体基板に合金化した第1の不純物を拡散す
る工程を含む特許請求の範囲第4項記載の半導体装置の
製造方法。 6 第2の不純物を注入する工程は、酸化膜をマスクと
して第2の不純物を選択拡散する工程を含む特許請求の
範囲第4項記載の半導体装置の製造方法。 7 第1の不純物を拡散する工程は、第1の不純物を半
導体基板に選択的に合金化する工程と半導体基板を高温
加熱して半導体基板に合金化した第1の不純物を拡散す
る工程を含み、第2の不純物を注入する工程は、酸化膜
をマスクとして第2の不純物を選択拡散する工程を含む
特許請求の範囲第4項記載の半導体装置の製造方法。 8 第1の不純物をアルミニウムとし、第2の不純物を
特徴とする特許請求の範囲第4項乃至第7項のいずれか
に記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51148885A JPS5816333B2 (ja) | 1976-12-10 | 1976-12-10 | 半導体装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51148885A JPS5816333B2 (ja) | 1976-12-10 | 1976-12-10 | 半導体装置およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5372568A JPS5372568A (en) | 1978-06-28 |
JPS5816333B2 true JPS5816333B2 (ja) | 1983-03-30 |
Family
ID=15462873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51148885A Expired JPS5816333B2 (ja) | 1976-12-10 | 1976-12-10 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5816333B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51120184A (en) * | 1975-03-26 | 1976-10-21 | Philips Nv | Method of producing semiconductor device |
-
1976
- 1976-12-10 JP JP51148885A patent/JPS5816333B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51120184A (en) * | 1975-03-26 | 1976-10-21 | Philips Nv | Method of producing semiconductor device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5372568A (en) | 1978-06-28 |
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