JPS5815932B2 - ジキコンデンサ - Google Patents

ジキコンデンサ

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Publication number
JPS5815932B2
JPS5815932B2 JP49084498A JP8449874A JPS5815932B2 JP S5815932 B2 JPS5815932 B2 JP S5815932B2 JP 49084498 A JP49084498 A JP 49084498A JP 8449874 A JP8449874 A JP 8449874A JP S5815932 B2 JPS5815932 B2 JP S5815932B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
terminal
capacitor body
inner hole
ceramic
Prior art date
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Expired
Application number
JP49084498A
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English (en)
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JPS5112659A (ja
Inventor
川崎昭二
板倉健司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP49084498A priority Critical patent/JPS5815932B2/ja
Publication of JPS5112659A publication Critical patent/JPS5112659A/ja
Publication of JPS5815932B2 publication Critical patent/JPS5815932B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は大電力を利用で用いられる貫通形の磁器コンデ
ンサに関する。
一般に大電力用の磁器コンデンサは、電子管式高周波発
振装置、通信機器などの電気回路素子として用いられ、
かつその使用範囲は例えば電圧0.5KVから30KV
、静電容量1OPFから10万PF、使用周波数20K
Hzから200MHzである。
特に周波数の高いVHF帯では同じ電力負荷耐量でもコ
ンデンサ電流の要素が大きくなる。
しかして、このような大電力用磁器コンデンサとしては
、従来円盤状をなすコンデンサ本体の両側部に端子を取
付けた構成をなす円盤形のものが用いられている。
この円幇形の磁器コンデンサは、中波放送機用として開
発されたものであるから、大電力を要するVHF帯で用
いる場合には、導体の電流分布は表皮効果により表面の
電流密度が高くなり、実効抵抗が増大して電気容量の不
足から端子部に部分的発熱を起し、はんだろうが溶けて
端子が外れたり、コンデンサ本体が破損する危険がある
この対策としては電気的定格を下げたり、端子部の接着
面積を大形化しなければならない。
特にバイパス用として使用する場合、円盤形の構成では
磁器コンデンサを筐体内に設けて、接地側端子を筐体に
取付けるとともに回路接続端子は引出し導体を筐体に形
成した引出孔を介して外部に引出さなければならず、コ
ンデンサの配線構造が複雑で機械的強度が小さくなり、
また引出孔付近に漏洩電波が生ずる欠点がある。
本発明は前記事項に鑑みてなされたもので、円筒状のコ
ンデンサ本体内に、その内径と略同等の外径を有する円
筒状の貫通端子を挿入し、外部にはコンデンサ取付用の
接地端子を嵌着した貫通形構造とすることにより、貫通
端子の表皮面積を大きくして電流容量の増大を図り、端
子の離脱やコンデンサ本体の破損を防止するとともに放
熱効果を大きくし、さらに配線構造が簡単で機械的強度
が犬で、特にバイパス用として適した磁器コンデンサを
提供するものである。
以下本発明を図面で示す一実施例について説明する。
第1図および第2図中1はチタニウム、マグネシウム、
バリウム、硅素などの酸化物(磁器誘電材料)で成形し
たコンデンサ本体で、使用条件に合わせた適宜な内径、
外径および長さを有する円筒状をなし、両端部にはフラ
ンジ2,2′が成形されている。
このコンデンサ本体1の外周壁面および内孔3の周壁面
には、それぞれ銀電極からなる電極層4が形成されてい
る。
コンデンサ本体1の内孔3には円筒状をなす貫通端子5
が挿通されており、この貫通端子5の外径は内孔3の内
径に略等しい大きさを有しており、コンデンサ本体1よ
り犬なる長さを有している。
このため、貫通端子5は外周壁が内孔3の周壁に電極層
4を介して接触し、両端部はコンデンサ本体1から外方
に突出している。
そして、貫通端子5ははんだ付けなどの手段により内孔
3に直接固定される。
コンデンサ本体1の外周部中央には円板状をなす接地端
子6が嵌合されており、この接地端子6ははんだ付けな
どの手段により直接固定されている。
なお、この接地端子6にには、同心円的取付ボルトを挿
入するために複数個の取付孔7が穿設されている。
このように構成した磁器コンデンサは、電子管発振器、
通信機器などに用いられるもので、例えば第4図に示す
ように電子管発振器の回路においては、電子管Aの入力
電力側コンデンサC9高周波出力側コンデンサB、フィ
ラメント回路用コンデンサDとして用いられており、特
に高周波出力側コンデンサBとして用いると有効である
なお、図中Eは筐体またはサブシャーシである。
ここで、第3図で示すように具体的な取付構造について
述べると、筐体3には取付用の透孔9が穿設されていて
、この透孔9にはコンデンサ本体1が内外にわたって挿
通されている。
コンデンサ本体1に嵌着した接地端子6は筐体8の側壁
に当接し、取付ボルト10とナツト11を用いて側壁に
締付固定している。
コンデンサ本体1に挿通した貫通素子5の筐体内端部に
は接続金具12を介してコイル13が接続され、筐体外
端部には接続金具14を介して外部引出導体15が接続
されている。
なお、貫通端子5は高圧側としてコイル13、導体15
により回路の一部に組込まれ、接地端子6は筐体8を介
して接地される。
しかして、この磁器コンデンサにおいて、コンデンサ本
体1に挿通する貫通端子5は一高周波電流は導体の表皮
部分を通るという性質を生かして電流が通る表皮部分の
みを有する形状にすること、しかもこの表皮部分の面積
を広くとることができる形状ということ−に着目して円
筒形とし、またその外径をコンデンサ本体1の内孔径に
略等しく設定して表皮面積を与えられた条件下で最大に
したので、貫通端子50表皮面積を大きくすることがで
き、電流容量を増大してジュール発熱を大巾に減少させ
、端子が外れたりコンデンサ本体1が破損するのを防止
できる。
またコンデンサ本体1と貫通端子5は放熱効果が大なる
端部が開口した円筒形をなし、接地端子6は円板状をな
して直接筐体8に接触するので、全体として放熱効果が
大で端子部に発生する熱を充分外部へ発散することがで
き、この点からしてもジュール熱効果を減少せしめ得る
さらに、貫通端子5はコンデンサ本体1内に略密に接し
て挿通して、はんだ付けなどにより直接固定するもので
あるから、端子取付具などを用いることなく、機械的強
度が大で構成も簡単である。
これに加えて、筐体8の透孔9に挿通したコンデンサ本
体1は接地端子6により筐体8に直接取付け、貫通端子
5にはコイル13.導体15を直接接続できるので、配
線構造が簡単で、コンデンサ自身は勿論、配線系統を含
めて残留インダクタンスを軽減でき、フィルタ効果(バ
イパス作用)が犬である。
更にコンデンサ本体10両端に7ランジ部を形成するこ
とにより外周壁面の電極層と内孔周壁面の電極層との間
の沿面距離を大きくとるとともにフランジ部の突出によ
り前記電極層端部間に生じる電界の局部的な乱れによる
絶縁破壊を防止することができる。
しかるに出力結合用、インピーダンス整合用として用い
られる磁器コンデンサは、コンデンサ自体の電流と装置
の出力電流が貫通端子に加わるため、貫通端子の表皮面
積を大きくしてできるだけ電流容量を大きくすることが
必要であるが、この磁器コンデンサは充分答え得るもの
である。
因みにこの磁器コンデンサの一具体例について述べると
、酸化チタン系材料からなるコンデンサ本体を外径54
mms内径33mmの円筒形に成形するとともに両端
部に15mmの7ランジを形成し、コンデンサ本体の内
外周面に対向電極間の肉厚6mm、電極有効長さ70m
mに銀電極層を形成する。
次に外径12mm、肉厚1mm、長さ160mmの鋼管
からなる貫通端子をコンデンサ本体内に挿通し、外径9
6朋、内径45mmの円板からなる接地端子はコンデン
サ本体に嵌着する。
この結果静電容量は1050PF、KVA耐量は(20
MHzの試験器により周囲温度70℃、温度上昇値30
℃を許容量として求めた結果)13KVAが得られた同
−試験学件下において、従来の円盤形の磁器コンデンサ
(外径145mm、静電容量1000PF:では許容K
VAは6KVAであったのに対し、この磁器コンデンサ
では(電極上体積が略等しいものの比較において)約2
倍のKVA耐量が得られた。
なお、前述した実施例では電子管式発振装置に適用した
場合について述べたが、これに限定されることなく、他
の電気(子)機器にも広く適用できる。
本発明の磁器コンデンサは以上説明したように、円筒形
のコンデンサ本体内に、その内径と略同等の外径を有す
る円筒形の貫通端子を挿通し、かつコンデンサ本体の外
周部に円板状の接地端子を嵌着した貫通形のものである
から、貫通端子の電流容量が大であるとともに放熱効果
が大であるから、端子部の発熱を抑えて端子の離れやコ
ンデンサ本体の破損を防止でき、機械的強度が大で配線
構造も簡単であり、高電力用として極めて最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す一部切欠正面図、第2
図は同側面図、第3図は使用状態を示す説明図、第4図
は電気的な使用個所を示す回路図である。 1……コンデンサ本体、3……内孔、4……電極層、5
……貫通端子、6……接地端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 磁器誘電材料で成形されかつ両端にフランジ部を有
    する円筒状をなし外周壁面および内孔周壁面にそれぞれ
    電極層を付したコンデンサ本体と、このコンデンサ本体
    の内孔径に略等しい外径を有しかつ両端部は開口してな
    る円筒であって前記内孔に挿通される貫通端子と、前記
    コンデンサ本体外周部に嵌着された接地端子とを具備し
    てなる磁器コンデンサ。
JP49084498A 1974-07-23 1974-07-23 ジキコンデンサ Expired JPS5815932B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP49084498A JPS5815932B2 (ja) 1974-07-23 1974-07-23 ジキコンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

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JP49084498A JPS5815932B2 (ja) 1974-07-23 1974-07-23 ジキコンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5112659A JPS5112659A (ja) 1976-01-31
JPS5815932B2 true JPS5815932B2 (ja) 1983-03-28

Family

ID=13832298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP49084498A Expired JPS5815932B2 (ja) 1974-07-23 1974-07-23 ジキコンデンサ

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JP (1) JPS5815932B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60141023U (ja) * 1984-02-29 1985-09-18 古河電気工業株式会社 鉛被ケ−ブル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60141023U (ja) * 1984-02-29 1985-09-18 古河電気工業株式会社 鉛被ケ−ブル

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JPS5112659A (ja) 1976-01-31

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