JPS58157955A - 二相または多相金属材料の製造方法 - Google Patents

二相または多相金属材料の製造方法

Info

Publication number
JPS58157955A
JPS58157955A JP3015583A JP3015583A JPS58157955A JP S58157955 A JPS58157955 A JP S58157955A JP 3015583 A JP3015583 A JP 3015583A JP 3015583 A JP3015583 A JP 3015583A JP S58157955 A JPS58157955 A JP S58157955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
matrix
spray
melting point
multiphase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3015583A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0442465B2 (ja
Inventor
アルフレツド・リチヤ−ド・エリツク・シンガ−
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Research Development Corp UK
National Research Development Corp of India
Original Assignee
National Research Development Corp UK
National Research Development Corp of India
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Research Development Corp UK, National Research Development Corp of India filed Critical National Research Development Corp UK
Publication of JPS58157955A publication Critical patent/JPS58157955A/ja
Publication of JPH0442465B2 publication Critical patent/JPH0442465B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
  • Coating By Spraying Or Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は二相金属材料の製法に関する。この方法におい
て他の相を加えて多相金属材料を製造することもできる
。二相金属材料はより低融点のマトリックス(以下、単
に低融点マトリックスと云う)中に分散したより高融点
の相(以下、単に^融点相と云う)を含む。本明細書に
記載する方法により製造した材料はそれ自体新規な物質
であり、 。
これは低融点マトリックス(例えばアルミニウム)中に
分散した高融点粒子の相(例えば鉄)から成り、この粒
子はマトリックスの融点においてマトリックスに溶解性
の物質であるが、この材料中には認知し得る程の粒子の
融解は認められない。例えば鋭いエツジを有する冷硬鉄
粒子を、その鋭さを保持したままで、かつ粒子近辺のマ
トリックスから顕著な−のAI!、/Fit金属間化合
物が、コ出されないようにアルミニウムマトリックス中
に分散させてもよい。この様な材料は摩擦材料、例えば
ブレーキパッド、階段の縁、デツキおよび工場の床等の
用途がある。他の使用し得る材料、例えばアルミニウム
、銅、低炭素鋼または知覚し得る程度には溶解しない鉛
またはグラファイト粒子を含むステンレススチールをベ
アリングまたは耐摩擦性成分に使用してもよい。
従来、この様な材料は極端な技術、例えば爆発または高
速発射の衝撃等を用いる粉末の衝撃波強化(shock
wave  consolidation )を除き製
造することが不可能であった。これらの技術は高価であ
り、危険であり、連続生産または薄いシートまたはスト
リップを製造するには不適当であり、しかも後述するご
とく、本発明方法の生成物とは異5− なった生成物を与える。
高融点であるが低融点物質中に溶解する相の分散体は金
属組織学的な試験においである種の隅石が[ウィドマン
スタッテン(W 1dsanstatten)構造」 
(ここでは溶質相が(固)溶剤相中に好ましい配向状態
で沈澱を形成している)を有することが見出されている
点で新規ではないが、この溶剤の相は溶質で飽和してお
り、本発明方法の生成物とは異なる。
複合体材料を沈着するスプレー法は英国特許第1359
486号明細書に記載されているが、ここに記載された
分散粒子はアルミニウムマトリ、ツクス中の鉛である。
この様な構造体を製造するためには最初にアルミニウム
の融点(660℃)以上の温度でなければならず、これ
は鉛の融点(327℃)以上である。
効果上、鉛をセラミック、例えばアルミナ粒子で置き換
えたスプレー法が英国特許第1262471号明細書に
提案されているが、これらの粒子は溶融アルミニウムに
は溶解しないのでアルミ二6− ラムはそれらを濡らさない。従って最終的な複合体の構
造に於て、粒子は単に機械的にマトリックス中に保持さ
れているにすぎない。加えて、アルミニウムマトリック
スは比較的廉価ではあるがセラミック粒子〈摩耗/摩擦
用には優れた破損抵抗性を有しなければならない)は高
価である。最も安価な摩耗用セラミックはアンギュラ−
石英または砂であるが、同素体変化および比較的破損し
易いため不満足である。シリコンカーバイドおよび酸化
アルミニウムは優れているが、適当な大きさのアンギュ
ラ−粒子として供給する時は高価になる。安価でしかも
有効な材料は粉砕「冷硬鉄グリッド」または硬い合金鋼
粒子である。それらの摩耗特性および低価格性が重視さ
れる場合は、上記のごとき粒子がグリッドの噴射に大量
に使用される。
従来、鋭いエツジの冷硬鉄または合金鋼粒子を満テにあ
るいは適当な価格でアルミニウムマトリックス中に導入
することは国難であった。例えば冷硬鉄グリッドを溶融
アルミニウムと混合し、鋳型すると、重い鉄は比重によ
って沈降する傾向があり、かつアルミニウム中に溶解し
て鋭いエツジが丸くなり、最終的に粒子を完全に溶解す
る。アルミニウム粉末と冷破鉄グリッド混合物の粉末−
金属組織学的焼結は、高温焼結中にアルミニウム中の鉄
が溶解するため同様に不満足である。この様な溶解は、
表面に突出する鋭いエツジに大きく依存する摩擦材料に
は適当でない。衝撃波強化のごとき技術は極めて高価で
あり、さらに不満足な構造のものを生ずる。マトリック
ス粒子は溶解されず、比較的大きく、加工硬化した中央
部は高い密度で欠損を有し、超高速冷却の特徴である微
品質構造を有する粒子間溶融領域があり、しかも非晶領
域を含む場合すらある。以下、多相とは二相の意味を包
含するものである。
本発明は低融点金属マトリックス相中に分散した高融点
元素または金属粒子の相〈この粒子はマトリックス材料
の融点においてマトリックス材料に平衡条件下に溶解す
る材料である)を含む多相金属材料を製造する方法に関
し、溶融マトリックス材料のスプレーを形成し、該スプ
レー中に粒子を導入し、より冷たい表面上にスプレーを
注いでマトリックススプレーを硬化し多相材料を形成さ
せる。この方法は特にスプレ一温度が粒子の融点より低
く、粒子材料が純理的に溶解性を有しているにもかかわ
らず、粒子の認知し得る程の溶解を生じない点に特徴を
有する。急速な硬化はこの結果を達成するのに有効であ
る。即ち、この粒子は好ましくは100*s以下の時間
溶融材料と接触させる。これを確保するためその同相線
の領域でのマトリックスの冷却速度は好ましくは少なく
とも103 K/S 、より好ましくは少なくとも10
4に/Sである。基準としてこの種の方法における現在
可能な範囲内での最も速い実用的な冷却速度は約106
 K/sである。
得られる多相材料は随時それが形成された表面から剥離
する。この場合、基材は実施可能な程度に冷たい(例え
ば約200’C)のが望ましい(より冷たい基材は痕跡
量の吸収水分を帯び歪みを受ける)。
9− マトリックス材料はアルミニウムまたはアルミニウム合
金、例えばアルミニウム/亜鉛合金であってよい。この
場合亜鉛は粒子の腐蝕性を抑制するのに役立つ。また、
マトリックス材料は銅、亜鉛またはそれらの合金であっ
てもよい。さらに低炭素鋼またステンレススチールをグ
ラファイト粒子と共に使用してもよい。
粒子は例えば、いわゆる冷硬鉄グリッドまたはスチール
グリッドのごとき鉄または鋼であってもよく、10〜1
000μ−の粒子範囲のものが好ましい。もし粒子がス
プレー中に導入されるとき鋭いエツジを有するならば(
これは摩擦材料のごときある種の用途に有用である)、
上述の方法で作られた材料は均一なマトリックス中に分
散した同じく鋭いエツジを有する粒子を含むであろう。
これはマトリックス材料がその粒子の近傍でさえ粒子材
料を顕著な割合では含まず、実質的に均一である(この
点は衝撃波圧縮材料の特徴である不均一に製造されたマ
トリックスとは異なる)と云う試・験とは別の特徴を表
わす。
10− 粒子の他の例はシリコンとグラファイトである。
これらは低炭素鋼または合金鋼(例えば18クロム/8
ニツケルのごときステンレススチール)に導入してもよ
い。グラファイトは高温においてスチール中に溶解し、
あるいはクロムが存在する場合はクロミウムカーバイド
を形成するが、本発明方法において克服する特殊な環境
ではグラファイトフレークとして未溶解状態で維持され
る。さらに殆んどのフレークはストリップを沈着すると
きはその表面に平行に整列する。この新しい構造によっ
て種々の実用上の利益、例えば自己潤滑性、消音性およ
び機械加工性が得られる。
2ないしそれ以上の粒子を併用してもよい。また随時他
の(例えば不溶性の)材料をこれらの粒子をスプレー中
に導入する前、または同時にこれらの粒子と混合するこ
とによりマトリックス中に分散してもよい。適当な材料
としてはセラミック研磨剤粒子を摩擦または摩耗性を向
上させるために、および付加的にあるいはそれに代えて
固形潤滑剤、例えば鉛粉末、フレーク、または粉末グラ
ファイト(これらは他の方法では加えてもよい粒子の定
義に適合しない)を、摩擦材料が結合または保持する傾
向を押えるために使用してもよい。
製造方法は好ましくはガス・アトマイジング・ノズルに
溶融マトリックス材料の流れを供給し、高溶融相の粒子
を噴霧流中に注入して(好ましくはガス流中に載せるこ
とによって)行なう。溶融マトリックス材料の粒子は^
融点材料の(固体)粒子をより冷たい表面上に溶融スプ
レーのスプラット(s’p、lat )として包む。溶
融したスプラットの凍結は典型的にはミリ秒で生じ、固
体粒子の認知し得る溶解を生ずるには余りに速い。しか
しながら、これらの粒子は凍結マトリックス材料により
適所にしっかりと固定される。セラミック粒子上の可溶
性粒子の主な利点は、マトリックス材料が可溶性粒子の
表面を濡らし、それによって単に機械的に保持されると
云うよりもむしろマトリックス中に結合される点にある
複合材料が形成される表面は最終用途にしたがって選定
される。沈着したスプレーの急速な冷硬は便利である。
複合材料が使用前その表面から剥離されるところでは、
鋳造した鉄またはスチール表面(これは輪郭を描いても
よく、また回転ドラムあるいは車輪の形であってもよい
)を使用してもよい。剥離した複合材料は次いで熱また
は冷却巻き取りするか、あるいは沈着物を圧縮しその機
械的性質を改良するためにその両方を行なってもよい。
但し、加熱サイクルは観念上の可溶性粒子の溶液が生じ
ない条件で選択する。
一方、材料がその表面上にとどまって接着したラミネー
ト生成物を形成するところでは、その表面はスチール製
ストリップベースであってもよい。
スチールストリップ表面は酸化物や他の汚染物質を有し
てはならず、好ましくはマトリックス材料がアルミニウ
ムである時は、スプレー中、200℃〜500℃の範囲
に保つ。湿潤および結合はマトリックスとスチールスト
リップの閣で生じ、金属の裏張りに結合した複合体から
成るラミネートを形成する。生成物はこの形で使用して
もよく、あるいは熱もしくは冷却巻き取りするか、ある
い13− はスチールストリップに結合した相の密度および機械的
性質を改良するために熱処理してもよい。
例えば400℃の領域におけるストリップの温度ではス
プラットの冷硬がさらに適当であり、スプレー速度が極
端に高くはないという条件では粒子の認知し得る溶解は
生じない。一般にストリップは絶対温度スケールでスプ
ラットの融点(あるいは固相線温度)の半分よりも熱く
てはならない。
さもなくば、粒子の原子の拡散がひどくなるであろう。
複合材料中の粒子の比率は2/3(容積)までであって
よく、好ましくは容積比で1〜50%(容積)、より好
ましくは1〜35%(即ち、アルミニウムマトリックス
中の鉄粒子の場合には、重−で1/40〜3/4である
)。もし他の材料を高融点粒子中に加えるならば、添加
剤の容積(これらの粉子を含む)は好ましくは複合材料
の1〜50%である。添加剤の容積が約5%を越えると
、飛散スプレーをその固相線またはそれ以下に冷却する
のに役立つ効果が顕著になる。
14− この方法では、まわりに高速ガスのカーテンが形成され
、ガスによって噴霧され、溶融噴霧マトリックス粒子の
スプレーを形成する溶融マトリックス金属の流れに向っ
て注がれる。ガスに乗った高融点粒子の供給が噴霧粒子
のスプレー中に注入され、その結果、その通路に置かれ
た表面上りマトリックスを伴った粒子の共沈が生ずる。
その表面は噴霧ノズルに対し相対的に移動してもよい。
溶融マトリックス金属の流れはほぼ円形の断面を有する
液体のカラム、またはほぼ長方形の断面を有する流れと
して噴霧ガスに提供してもよい。
第2の供給ガスに乗った粒子は、剪断繊維、小球状ある
いは微粉末の形であってもよい。
実際上、粒子は主アトマイジングジェットの主噛霧ジェ
ット噴霧コーン内に導入されたとき、非常゛に効果的に
導入され、粒子または剪断繊緩の均一り分布を有する共
沈物を形成し得ることが解った。特に有効な方法は金属
流搬送ノズルとガス噴霧ジエッ°ト閤の空隙中にガス運
搬粒子を正接的に導入することにあることが解った。こ
の方法は、粒子を飛散中に噴霧金属と完全に混合し、か
つその中に閉じ込められること、および噴霧金属との接
触なしに粒子が逃げないことを保証するという利点があ
る。
ガス流中に粒子を乗せることは公知の技輌であって、そ
の例は、高融点金属粉末を工学成分の硬い表面上に使用
されるオキシアセチレントーチに供給されるガス流中に
導入することである。乗せられた粒子流は、低密度、即
ち、大きなガス/粒子比を有するものであうでもよい。
そこでは最終生成物に低い粒子の割合がg!請されるか
あるいは高密度、即ち、高い密度が必要な時には小さい
ガス/粒子比を有してもよい。後者の場合、ガスの効果
は粒子を流動化することであり、かつそれらを噴霧ノズ
ル中に自由に流すことである。
この金属の乗った粒子を噴霧するために本発明に使用さ
れるガスは、一般に中性あるいは性質上還元性である。
具体的にはアルミニウムまたはその合金と窒素を使用す
る。金属の、あ、るいは添加剤の酸化が小さく、あるい
は酸化生成物が最終粉末中に許容される時は空気を使用
してもよい。
沈着物の多孔度は沈着の条件による。低いスプレー密度
は15%はどの高い多孔度を与え、より^いスプレー密
度は1%ないしそれ以下の低い多孔度を与える。非常に
低いスプレー密度では孔のいくつかは相互に連結して、
酸素または他のカスの内部への拡散が空気にさらしたと
きに生じ、処理によってこの沈着物を強化しない限り、
ある場合には内部酸化に、導く。この様な場合、分散粒
子の溶解を避けるための注意深い加熱作業が5%以下の
相々に連結しない頻回多孔度(rflsidualpo
rosity)に導くであろう。空気にさらしても内部
酸化の危険性がない。
スプレー密度もまたその重要性について記載した冷却速
度への悪影響を及番ます要因である。スプレー密度と基
材のスピードとのコンビネーションは、沈着速度が最初
の1−に対して1−7秒を越えず、さらに厚くなるにつ
れて、より少なくなる様にすべきである。基材のスピー
ドは基材および/またはスプレーをスキャニングするか
、あるい17− は往復運動することによって、この目的のために技術的
に増加してもよい。スプレーにおいて、ガス二金属比は
好ましくは200 : 10001!、/kQである。
この管理において、熱のほとんどはガスによって除去さ
れる。100(1/kg以上では、スプレーは基材に達
する前に同化する可能性がある。
冷圧縮は11だすべき生成物を与えるかもしれないが、
上述した予防措置を伴った熱処理は沈着物中の個々のス
プレーされたマトリックス粒子間の結合を改良するのに
特に有効であることが解った。
ここで熱処理とは最も低い融点を有する構成成分の再結
晶温度(これは通常、絶対温度スケール(A bsol
ute  T emperature  S cafe
)上でその融点の0.4〜0.5である)以上の温度で
実施するプラスチック変形処理を云う。
本発明を以下、図面を用い実施例によって説明する。
第1図は、本発明方法を実施するための装置の縦方向の
断面図を示す。
18− 第2図は、この方法で製造された物質の顕微鏡写真であ
る。
実施例は、鋼鉄性裏打ちストリップに結合したアルミニ
ウムー冷硬鉄複合体の製法についてのものである。
溶融アルミニウム1を保持ルツボ2から、耐火性チュー
ブ3を通して、アトマイジング・チャンバー4に供給す
る。アルミニウムの流れを、垂直に適合することのでき
るストッパー・ロッド5によって調整し、さらに溶融ア
ルミニウムを適当な金属レベルを維持するために経時的
にルツボ2に加える。耐火性チューブ3から放出される
溶融アルミニウム6の流れを窒素ジェット7がその流れ
に衝突し、それを噴霧する地点まで垂直に落とす。
窒素ジェット7はアトマイザ−・プロツク9中に、耐火
性チューブ3の周りに環状に配列された8つのノズル8
(第1図中では、2つしか示されていない)から放出さ
れる。窒素はデリバリ−・パイプ10を通して、150
psiの圧力で供給される。
ガス:金属比は100(1/k(+であり、金属沈着−
,19− 速度は5 ka1分である。窒素中に乗せられる粒径5
0〜150−の冷硬鉄粉末は、140kPa(20ps
i)の圧力でデリバリ−・パイプ11を通して耐火性チ
ューブ3とアトマイザ−・ブロック9の間の環状スペー
ス12に分配される。
デリバリ−・パイプの内部表面とガス中に乗せられた粒
子がそれを通して通過する部分が、粒子が留まったり、
流れを邪魔する突起や裂は目を有さないよう注意しなけ
ればならない。
デリバリ−・パイプ11は環状スペース12と正接的に
結合しており、窒素中に乗せられた冷硬鉄粒子は、耐火
性チューブ3の周りをそれらが金属16と出会うまで螺
旋状に下方に移動する。溶融アルミニウム流と冷硬鉄粒
子の両者は、アトマイジング・ブロック9に取り付けら
れたノズル8から放出される8本の窒素ジェットによっ
て形成されるアトマイジング・ガスの環状カーテンによ
って包まれる。冷硬鉄粒子は、噴霧中に溶融アルミニウ
ムと十分に混合し、スチール基材14上の相13として
一緒に沈着し、アトマイジング・チ20− ャンバー4の底を通過する。また、フレーク状グラファ
イトが含まれる。アルミニウムの比率(!l−)として
、それらは鉄15%およびグラファイト1%の比率で溶
融アルミニウムと共に乗せられる。噴霧されるべきアル
ミニウムの温度は700℃であり、アルミニウムの融点
は660℃で、冷硬鉄のそれは約1300℃である。沈
着物を受は取る前に、幅300−の長いストリップ状の
スチール基材をその表面を砂でプラストすることによっ
て調整し、還元雰囲気に°維持した電気予備加熱炉15
を通過させ、スプレー・チャンバーに入る前に表面酸化
鉄を還元する。
冷基材は、該基材から沈着物を剥離する時に適している
。基材の形は、沈着物の形を決める。従って、ストリッ
プ状の基材は同じ形を有する沈着ストリップを生成する
。これに対し、複雑な形を有する基材は、沈着物を除去
した時、その形とは反対の形となるであろう沈着物用の
パターンとなる。もし沈着物を基材に永久的に結合する
時は、通常、基材を予備加熱して結合強度を増加させる
21− のが好ましい(基材がストリップの場合には、次いで裏
打ちストリップ(backtng  5trip )を
形成させる)。予備加熱表面の還元雰囲気中に、それを
導入する前に、クリーニング、簡単な砂ブラストまたは
スクラッチ・ブラッシングによる基材表面の調整が有利
である。
アルミニウムー冷硬鉄沈着物がスチール基材に沈着して
残ることが必要な特には、適当な予備加熱81度は30
0〜450℃の間にあることが解った。この場合、40
0七の温度が維持される。この沈着物を基材上に噴霧し
た俊、このスプレーを毎秒10サイクルの割合でストリ
ップを横切るように走査し、このストリップを厚さ2■
の被膜が得られるようなスピードで移動し、結合したス
トリップをローリング・ミルのロール17のニップ中に
直接導くチャンバー16を通して通過させる。
チャンバー16にアトマイジング・チャンバー4から窒
素を供給し、沈着物の酸化がローリングによる圧縮前に
生じない様にする。それによって、多孔度をスプレー直
後の約5%からローリング・22− ミルのロール17間で熱ローリングした後の1%まで減
少させる。ローリング・ミルから出てくる結合および圧
縮したストリップ18(ここで圧縮は、約1%延伸され
る)は、次いで、内部酸化の危険なしに空気中で通常の
方法によって処理される。使用後、窒素と非沈着アルミ
ニウムまたは冷硬鉄粉末は、アトマイジング・チャンバ
ーの底のアウトレット19を通して排出される。
この方法は、アルミニウムを保持ルツボ2中に一定のレ
ベルに保持するよう供給することにより、連続的に実施
し得ることが理解できる。また、この方法は、連続的に
操作して連続的な長い多相材料を製造するか、あるいは
間欠的にアルミニウムおよび鉄粒子流を一時的に中断す
ることにより、例えば複合形および不均一な断面を有す
る単一体の多相材料を製造することができることが理解
される。
上述の実施例は、軸対称に分布したスプレーおよび粒子
を与えるが、円錐状から延びた断面を有する平坦な形に
スプレーの形を変えることが可能である。スプレーのジ
ェット(および粒子)の平坦化を引起す様な方法で、ア
トマイジング・ガスを誘導するホールまたはスロットの
位置を決めることによって、最善の結果が得られる。同
様に、広い基材をカバーするために、種々の形態のスプ
レーを使用するか、あるいは適当な厚さに作り上げるた
めにそれらを連続的に使用することも可能である。
場合によっては、スプレーされた相を沈着する前にスチ
ール・ベース・ストリップをプレコートして、それに対
する接着性を増加することが望ましい。被膜は沈着物と
相性があり、かつ厚い砕は易い界面をスチールとの間に
形成しないものから選ぶべきである。上述の実施例にお
いて、プレコートされたスチール・ベース・ストリップ
はニッケル・メッキにより調製してもよく、溶融アルミ
ニウムまたは亜鉛を薄くスプレーするか、あるいは浸漬
被覆するか、あるいはアルミニウムもしくはアルミニウ
ム合金で粉末被覆するかによって調製してもよい。
粒子材料はマトリックスに溶解するので、溶融マトリッ
クス・スプラットは通常、共沈着時に粒子の表面を濡ら
すであろう。これらの環境下では、粒子は通常、室温ま
で冷却されたときマトリックスへの結合を維持する。こ
れはほとんどのセラミック粒子(例えば金属および他の
酸化物:これらはマトリックス金属に対して不溶性かつ
非湿潤性であり、マトリックスに対する結合力が弱く、
フリーの表面上にある時は、より容易にはずれる)と比
較した時−:明らかな利点がある0粒子のマトリックス
への接着は、ローリング、圧縮または破砕することな〈
実施され・る延伸によって、プラスチックの変形を可能
にする機械的性質を得る上で有用である。スチール中の
整列したグラファイト・フレークの場合には、得られた
多相材料がタペット争カバー(tappet  cov
ers)のごとき成分用の消音性を維持している。
基材から分離した多相材料を製造する例は以下の通りで
ある。シリコン4重−%を含むアルミニウム溶融合金を
700〜710℃(同相線−6625− 0℃)に保持し、前述したごとく、ガス噴霧する。
スプレー(ガス1000λニアルミニウム1k(])中
で冷硬鉄20重ω%を乗せる。このスプレーを約13−
7秒で移動させ、200℃に保持した鋳造鉄基材(幅5
00 sa+、厚さ25−霞)に当て、10H2で基材
に走査するようオシレートする。基材に打ち当てた瞬間
、約1/4の固体となるように冷却した。残りの3/4
は、相当する強化した沈着物を製造するのに非常に適し
ている(着地に際して、合金は同相線温度以上であって
、好ましくは液相線に向ってその少なくとも3/4であ
るべきであるのがスプレー合金の一般的な特徴である)
固形化した生成物を基材からはずし、急速に380℃ま
で再加熱し、熱ロールしてストリップを形成し、それか
ら階段のエツジ部分を作った。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法を実施するための装置の縦方向の
断面図を示す。 第2図は、この方法で製造された物質の顕微鏡26− 写真である。 特許出願人 ナショナル・リサーチ・ ディベロップメント・ 27−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 溶融マトリックス材料のスプレーを形成し、該ス
    プレー中に粒子を導入し、より冷たい表面上にスプレー
    を当ててマトリックススプレーを硬化し多相材料を形成
    させる、低融点金属マトリックス相中に分散した高融点
    元素または金属粒子の相(この粒子はマトリックス材料
    の融点でマトリックス材料に平衡状態で溶解する材料で
    ある)を含む多相金属材料を製造する方法において、ス
    プレ一温度が粒子の融点より低く、その結果粒子材料が
    純理的に溶解性を有しているにもかかわらず、粒子の認
    知し得る程の溶解を生じないことを特徴とする多相金属
    材料の製造方法。 2、 マトリックス相の冷却速度が、粒子が最大100
    ssの時間溶融マトリックス材料と接触するよう十分に
    速い同化を生ぜしめるに十分である第1項記載の方法。 3、 同相線の領域における冷却速度が少なくとも10
    3 K/sである第2項記載の方法。 4、 同相線の領域における冷却速度が少なくとも10
    4 K/Sである第3項記載の方法。 5、  lfられた多相材料をそれが形成された表面か
    ら分離する前項いずれかに記載の方法。 6、 スプレーを注ぐ表面が絶対温度スケールでマトリ
    ックス材料の融点または固相線温度の半分より熱くない
    第1項から第4項いずれかに記載の方法。 7、 マトリックス材料がアルミニウムまたはアルミニ
    ウム合金である前項いずれかに記載の方法。 8o マトリックス材料がアルミニウム/亜鉛合金であ
    る第7項記載の方法。 9、 粒子が鉄またはスチールである前項いずれかに記
    載の方法。 10、 粒子が10〜1000μ−の範囲にある第9項
    記載の方法。 11、 マトリックス材料をガス・アトマイジング・ノ
    ズルに溶融流として供給し、さらに該粒子をその噴霧さ
    れた流れに注入する前項いずれかに記載の方法。 12、 粒子をガスの流れに乗せることにより、噴霧さ
    れた流れに注入する第11項記載の方法。 13、 ガス:金属比が200J!/k(J〜100(
    1/koである第11項または第12項記載の方法。 14、 粒子の多相材料全体に対する比率が1%〜50
    容量%である前項いずれかに記載の方法。 15、 比率が1%〜35容饅%である第14項記載の
    方法。 16、 スプレー密度とスプレーを注ぐ表面の速度が沈
    着速度が1懺嘗/秒を越えない様にコンビネーションし
    ている前項いずれかに記載の方法。 17、 同化多相材料をさらに熱処理する前項いずれか
    に記載の方法。 18、 添付図面に1づき、実質的に前述したごとき多
    相金属材料の製造方法。 19、 前項いずれかに記載の方法により製造した多相
    金属材料。 20、 低融点マトリックス中に分散した^融点相の粒
    子を含むが、マトリックス中に該粒子の認知し得る溶解
    は認められず、かつ粒子がマトリックスの融点において
    該マトリックスに溶解する材料である多相金属材料。 21、 第19または20項の多相金属材料を含むブレ
    ーキ・パッド、階段のエツジ、デツキまたはフロア−の
    ごとき摩擦材料。
JP3015583A 1982-02-23 1983-02-23 二相または多相金属材料の製造方法 Granted JPS58157955A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8205347 1982-02-23
GB8205347 1982-02-23
GB8220970 1982-07-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58157955A true JPS58157955A (ja) 1983-09-20
JPH0442465B2 JPH0442465B2 (ja) 1992-07-13

Family

ID=10528555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3015583A Granted JPS58157955A (ja) 1982-02-23 1983-02-23 二相または多相金属材料の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58157955A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59170271A (ja) * 1983-03-16 1984-09-26 シユタイン・ウ−ルテイ− 金属ストリップに複合金属コーテイングを施す方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4834762A (ja) * 1971-08-27 1973-05-22
JPS5545630A (en) * 1978-09-28 1980-03-31 Nippon Soda Co Ltd Preparation of 4-chloropyridine hydrochloride
JPS56156753A (en) * 1980-05-06 1981-12-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Composite material

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4834762A (ja) * 1971-08-27 1973-05-22
JPS5545630A (en) * 1978-09-28 1980-03-31 Nippon Soda Co Ltd Preparation of 4-chloropyridine hydrochloride
JPS56156753A (en) * 1980-05-06 1981-12-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Composite material

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59170271A (ja) * 1983-03-16 1984-09-26 シユタイン・ウ−ルテイ− 金属ストリップに複合金属コーテイングを施す方法
JPH0252718B2 (ja) * 1983-03-16 1990-11-14 Shutain Uurutee

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0442465B2 (ja) 1992-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4420441A (en) Method of making a two-phase or multi-phase metallic material
US3775156A (en) Method of forming composite metal strip
US4075371A (en) Wear resistant alloy coating containing tungsten carbide
US5049450A (en) Aluminum and boron nitride thermal spray powder
JPS63140071A (ja) 複合粉末を含有する熱溶射材料及び熱溶射粉末ブレンド
EP0270265B1 (en) Making composite metal deposit by spray casting
JPH04228555A (ja) 熱噴霧粉末混合物
JPS58151474A (ja) 溶射粉末および多孔性被覆の製法
EP3561143B1 (en) Method for forming thermal spraying coating film of intermetallic compound, thermal spraying coating film, method for producing metal product having spray coating film and glass-conveying roll
KR20080087740A (ko) 용사분말, 용사코팅 및 허스롤
CN110014146A (zh) 一种镍钼铁铬-金刚石合金复合粉末及其制备方法和用途
CN104726816B (zh) 一种反应火焰热喷涂氧化铝‑氧化钛复相涂层的制备方法
GB2115014A (en) Method of making a two-phase or multi-phase metallic material
JPS6033187B2 (ja) 表面硬化処理方法
EP0260101B1 (en) Production of flat products from particulate material
JPS58157955A (ja) 二相または多相金属材料の製造方法
JPS5964766A (ja) 複合溶射材の製造方法
Techel et al. Production of hard metal-like wear protection coatings by CO 2 laser cladding
US4333775A (en) Method of producing aluminum alloy composite
JPH08158030A (ja) 電気めっきライン用コンダクタロ−ル及びその製造方法
CN114990541A (zh) 高硬度材料涂层结构及其制备方法
EP0505561A4 (en) A low temperature process of applying high strength metal coatings to a substrate and article produced thereby
JPS5830385B2 (ja) 炭化タングステン系溶射粉末およびその製造方法
JPH08117984A (ja) スライディングノズルプレ−ト耐火物
SU647061A1 (ru) Способ получени металлической дроби