JPS581574Y2 - アコ−デオンドア縮畳保持具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ドア、障子、ふすま等に代え間仕切として使
用するアコーデオンドアの線受状態保持具に関するもの
である。

アコーデオンドアは線受状態にて放置すると、レザー等
にて製作した蛇腹の自由な伸張弾力により、この線受が
成る程度戻り、ドアの側端が開き加減となり、ドア使用
上好ましくなく、この戻りを防止するため従来、線受し
たドアの側端部へバンドなどを掛は合せて締め付けるよ
うになされていた。

しかしながら、かかるバンド等は使用上煩わしい手間が
かかり、また室内装飾の見地から外観を損うなどの欠点
があった。

本考案はかかる欠点を解決し、外観を損うことなく、ア
コーデオンドア線受状態を自動的に保持するようにした
ものである。

すなわち、ハンガーレールの設定位置にマグネットを内
設し、アコーデオンドアの側端フレーム上端に取付けた
ランナーのローラー回転軸に回動自在に基部を枢着した
吸着舌片を、ドア線受設定位置にて前記マグネットに吸
着させて、この線受状態を保持するようにしたアコーテ
゛オンドア線受保持具に係るものである。

以下図面により本考案の一実施例について説明すると、
１は本考案の吸着舌片２とマグネット３を取付けたアコ
ーデオンドア全体を示す。

４はドア１の開閉側端フレームであり、５はフレーム４
の上端に取付けたランナー６のローラーである。

吸着舌片２は基部２ａをローラー５の回転軸７に回動自
在に枢着する。

８はハンガーレールである。マグネット３は横断面矩形
の適当長角型フェライトであり、ハンガーレール８の土
壁内面長手方向の設定位置に接着し両側を保持部材３ａ
にて保持して固定する。

マグネット３と吸着舌片２の相対的作動は、ローラー５
がマグネット３の下方を通過する際、吸着舌片２の先端
部２ｂの上面が、マグネット３の下面に吸着し、ランナ
ー６の移動を制止するように作動する。

蛇腹レザー９は、パンク１０の自在屈伸部１１の芯枠１
２に取付けられ、両側端は、フレーム４，４′に固定し
てアコーデオンドア定される。

上記構造のアコーテ゛オンドア１を限度まで線受して放
置すると、レザー９の自由な伸張弾力により、この線受
が成る程度戻ろうとするが、マグネット３をこの線受限
度位置に、或は任意な線受設定位置に取付けておくこと
により、前記線受の戻りを制止し、その位置にドア１の
開閉端を停止し保持する。

ドア１を展張する場合は、フレーム４を展張方向に引け
ば、吸着舌片２はマグネット３より引き放されて、ラン
ナー６は自在にハンガ−レール８内を移動する。

またその際吸着舌片２はマグネット３の吸着から解放さ
れて回動下降しているので、アコーテ゛オンドア１の操
作上何ら支障とならない。

本考案は、外部より目視されることなく、従って外観を
損うことなく、簡単な構造により、アコーデオンドアの
線受状態を自動的に保持し得る優れた効果を発揮するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案を取付けたアコーデオンドアの線受状態
を示す一部破断側面図、第２図は線受時のパンクの状態
を示す平面略図、第３図は第１図のＡ−Ａ’断面矢視図
、第４図は第３図のＢ−Ｂ’断面矢視図、第５図イは吸
着舌片の側面図、口は吸着舌片の平面図、第６図は第３
図のｃ、−ｃ’断面矢視図、第７図はランナーをパンク
に取付けた状態を示す１部斜図である。 符号、１・・・・・・アコーデオンドア、２・・・・・
・吸着舌片、３・・・・・・マクネット、４・・・・・
・フレーム、５・・・・・・ローラー、６・・・・・・
ランナー、７・・・・・・ローラー回転軸、８・・・・
・・ハンガーレール、９・・・・・・レザー、１０・・
・・・・パンク。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. アコーディオンドア側端フレーム上端に取付けたランナ
   ーのローラー回転軸に、回動自在に基部を枢着した吸着
   舌片２と、ハンガーレールに内設し該ドアの線受状態を
   保持して吸着舌片２を吸着するように設けたマグネット
   ３より成るアコーデオンドア線受保持具。