JPS5815743B2 - 半導体素子の電圧−電流特性測定方法 - Google Patents

半導体素子の電圧−電流特性測定方法

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JPS5815743B2
JPS5815743B2 JP54085745A JP8574579A JPS5815743B2 JP S5815743 B2 JPS5815743 B2 JP S5815743B2 JP 54085745 A JP54085745 A JP 54085745A JP 8574579 A JP8574579 A JP 8574579A JP S5815743 B2 JPS5815743 B2 JP S5815743B2
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electrode
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今井宗一
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は半導体素子とくに高インピーダンスの半導体素
子の電圧−電流特性の測定方法に関するものである。
pn接合を有する赤外線検知素子は一般にインピーダン
ス(微分抵抗)が108〜109n程度のきわめて高い
値であるため、その電圧−電流特性を精密に測定するこ
とが困難であって、通常のダイオードカーブトレーサを
用いた場合には浮遊容量や外来雑音等の影響により測定
値に誤差を生じ易い。
また、多素子型の赤外線検知装置中の各個の素子の特性
を測定する場合には手間が煩雑で長時間を要する不利が
ある。
本発明は前述の問題点を解決したもので、被測定半導体
素子と電界効果半導体装置とを接続し、後者の電界効果
を利用して被測定半導体素子の電圧−電流特性を求める
新しい半導体素子の電圧−電流特性測定方法を提供しよ
うとするものである。
以下図面を用いて本発明に係る測定方法の一実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図は本発明の原理的実施例を説明するための回路系
統図であって、被測定半導体素子1は本実施例では赤外
線検知用のpn接合ダイオードすなわち多元半導体から
成る光起電力型接合ダイオードであり、そのアノード1
aは接地され、カソード1には絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタ(以下MO3T)と略記する)2のソース電
極2sに直結されている。
MO8T2のゲート電極2gには電圧可変の直流電源3
により可変のゲートバイアス電圧が印加されるようにな
っており、該ゲートバイアス電圧と、ソース電極2sの
電圧(すなわち被測定接合ダイオード1のカンード電圧
)との差がMO8T2のしきい値電圧を越えればMO8
T2は導通状態となる。
該しきい値電圧を以下vTと表記する。
7はドレイン電源である。第1図の接続においては、M
O8T2の電流はゲート−ソース間電位差によって定ま
り、ドレイン電極2dの電圧には実質的に無関係である
換言すれば被測定半導体素子1(以下被測定素子と略記
する)はソース−接地間の定電流素子として働く。
そしてMO8T2のドレイン電流の値はソース電流すな
わち被測定素子1中を流れる電流の値に等しい。
そこでMO8T2のドレイン電流を電流計4によって観
測しつつ電圧可変の直流電源3の出力電圧を変化させて
ゆく。
一方被測定素子1の両端の電圧は、本実施例においては
第1電圧計5により測定する。
このようにしても後述するように該第1電圧計5からは
充分圧しい指示を得ることができる。
このようにして測定した被測定素子1の電圧と電流とを
プロットしてゆけば特性曲線が得られる。
また上記特性曲線から容易に被測定素子1のインピーダ
ンスを求めることができる。
第1図によって説明した実施例の方法においては、被測
定素子1の高インピーダンスを逆に利用してMO8T2
のソースの定電流源として働かせている。
しかも該被測定素子1の非接地端(すなわちカソード1
k)はMOS T 2のソース電極2sに直結されてい
るため、この点のインピーダンスはMOS T 1のソ
ースのインピーダンスにほぼ等しく数100Ω〜数1O
KΩ程度となるから雑音誘導等の妨害はきわめて少くな
る。
もちろんMO8T2のソースインピーダンスは被測定素
子1のインピーダンスよりも3桁以上低いから、該ソー
スインピーダンスが被測定素子1の動作に与える影響は
全く無視できる程度となり、したがってまた第1電圧計
5として内部抵抗105Ω以上のものを使用すれば該内
部抵抗に基因する測定誤差も充分小さいものとすること
ができる。
なお第2電圧計6はMO8T2のゲート電圧を測定する
ために設けられたものであって、この第2電圧計6の内
部抵抗は直流電源3の内部抵抗よりも充分高ければよい
3また、MO8T2のゲート相互コンダクタンスが低い
場合にはそのソース電極から見たインピーダンスがかな
り高くなる。
この場合にはゲート電圧とドレイン電流とからソース電
位を算出すればよい3つぎに、測定の対象が単一素子で
なくて多数の同種の素子を集積した集合体または集積回
路である場合には、単一のMO8Tに代えて電荷転送装
置を使用すると非常に便利である。
このような実施例について以下に説明する。
第2図はMO8Tの代わりに電荷転送装置の一種である
電荷結合装置(Charge Coupledpevi
ce、以下CCDと略記する)を使用した実施例であっ
て、被測定素子は狭いエネルギー間隔を有する多元半導
体から成る光起電力型光ダイオードの集合体(通常多素
子型赤外線検知装置と呼ばれる)である。
以下これを集合体と略称する。集合体21中の各個の光
ダイオードD1.D2.D3・・・・・・DnはCCD
22の入力ダイオードS1.S2゜S3.・・・・・・
、Snにそれぞれ接続されている。
本実施例においてはこの接続は直流的接続とする。
CCD22は上記入力ダイオード群のほかに入力ゲート
電極23、蓄積電極24、移送ゲート電極25、転送電
極群101.102,103.・・・・・・および出力
ダイオード22d1出力ゲート電極27を有している。
なお便宜上CCD22は2相駆動力式とし、転送用パル
ス列発生回路および転送用パルス列印加のための母線は
図示を省略したが、本図のCCD22は転送動作につい
ては通常ののCCDと何ら変わるところがない。
一般にCCDは入力ダイオードをソース領域とし、出力
ダイオードをドレイン領域とし、該両領域の間に多数の
ゲート電極を有するMO8Tと見なすことができる。
したがって第2図の回路の動作は第1図の回路の動作と
本質的に異なるところはない。
しかしCCDはパルス動作であるため、第1図の場合に
おけるような直流的測定は不可能である。
ゆえにCCD22の各電極にはそれぞれパルス電圧を印
加し、かつ電流を電荷に変換して測定する。
以下第2図の回路の動作につき詳細に説明する。
なお説明の便宜上CCD22の基板の導電型はP型とす
る。
第2図において入力ゲート電極23にVT(Lきい値電
圧)以上の正電圧を印加すれば該ゲート電極23下のチ
ャンネルを通って電流が流れる。
このことはすべてのソース領域S1.S2.S3゜・・
・・・・Snについて同じである。
しかし第2図の場合にはこの電流はただちに出力ダイオ
ード22dから流出するのではなく、一旦蓄積電極24
下の電位の井戸に蓄えられ、次いでCCD22のチャン
ネル内を転送されて行く。
いまたとえば1個のソース領域S1から流出した可動電
荷すなわち電流キャリアについて述べると、この電流キ
ャリア(以下単に電荷と言う)は、入力ゲート電極23
の下を通り過ぎて蓄積電極24下の電位の井戸内に一旦
蓄積される。
この蓄積を行う理由は、一般に本実施例における被測定
素子、すなわち多光半導体から成る赤外線検知装置内の
各個のダイオードは高インピーダンスであるからで、こ
のため該各板測定素子から流出するわずかな電流を上記
蓄積電極24下の電位の井戸内に蓄積してCCD22に
より処理し易い電荷量に達してから幾送ゲート電極25
を「開」(通過)状態としてCCD22の転送電極10
1下の電位の井戸内に移送する。
移送された電荷はCCD22の通常の電荷転送動作によ
りチャンネル内を矢印26の向きに転送されて最後位の
転送電極10nに到達する。
この後出力ゲート電極27が正電位になれば上記電荷は
出力ダイオード22dに入って検出される。
この実施例においては電荷量の検出を容易確実にするた
めに出力ダイオード22dに電荷増幅器(Charge
5ensitive Ampl 1fier )28
を接続し、正確に電荷量に比例する出力を出力端子29
から得ている。
なお電荷増幅器とは入力端子27に発生した電荷量に比
例する出力電圧を生ずる型の増幅器を意味する。
このようにして検出された電荷量は、CCD22の転送
損失を無視し得る限り入力ゲート電極23下を通って流
れた電流に比例するから、上記電荷量から電流値を知る
ことができる。
以上は1個の入力ダイオードから流出した電荷について
考察したが、上述のような動作のしくみはすべての入力
ダイオードについて同一である。
したがって周知のCCDの動作からただちに理解される
ように、出力ダイオード22dからは転送用パルス列の
一周期ごとに、各個の入力ダイオードS1.S2.S3
.・・・・・・、Snからそれぞれ転送されて来た電荷
が時系列として検出される。
換言すれば、各個の被測定素子D1.D2.D3.・・
・・・・の電流を表す信号が、上記−周期ずつの時間間
隔をおいて次々と電荷増幅器28の出力端子29に現れ
てくることになる。
そこで第1図について前述したように、入力ゲート電極
23の電圧を変化させて、その変化に対応する各被測定
素子の電流の変化を観測すれば目的とする電圧−電流特
性が得られる。
なお被測定素子の電圧は入力ゲート電極23の電圧から
算出すればよい。
上述したところから理解されるように、第2図の回路に
よれば切替え回路等を要せずに多数の被測定素子の特性
を一挙に測定することが可能である。
なお被測定素子の電流値が比較的大きい場合には蓄積電
極24を省略してCCD22の転送電極下に生ずる電位
の井戸中に電荷蓄積を行わせてもよい。
この場合には上記転送電極が電荷蓄積すなわち電流積分
と、電荷転送とのふた役を兼ねることになる。
以上説明した本発明に係る測定方法は、高インピーダン
スの半導体素子、たとえば逆バイアスまたは雰バイアス
状態の多元半導体ダイオード等の電圧−電流特性を容易
に測定することができ、したがってとくに赤外線検知用
として上記ダイオードを用いる場合に肝要となる零バイ
アス付近のインピーダンスを容易に求めることができる
優れた利点がある。
とくに電界効果半導体装置としてCCD等の電荷転送装
置を用いた場合には多数の素子の特性を一挙に測定する
ことができる便利がある。
ゆえにとくに多素子型赤外線検知器の主体となる集合体
の特性測定に適用してきわめて有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る測定方法の基本的実施例に使用す
る回路の簡略系統図、第2図は本発明に係る測定方法の
他の一実施例に使用する回路の簡略系統図である。 1・・・・・・被測定素子、2・・・・・・MO8T、
3・・・・・・電圧可変の直流電源、4・・・・・・電
流計、5・・・・・・第1電圧計、6・・・・・・第2
電圧計、7・・・・・・ドレイン電源、21・・・・・
・赤外線検知素子集合体、22・・・・・・CCD。 Sl、S2.S3.・・・・・・Sn・・・・・・入力
ダイオード、22d・・・・・・出力ダイオード、23
・・・・・・入力ゲ−ト電極、24・・・・・・蓄積電
極、25・・・・・・移送ゲート電極、27・・・・・
・出力ゲート電極、28・・・・・・重荷増幅器、10
1.102,103.・・・・・・、10n・・・・・
・転送電極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被測定半導体素子の1個の端子を電界効果型半導体
    装置のソース領域に、他の1個の端子を基準電位点にそ
    れぞれ接続し、上記電界効果型半導体装置のゲート電極
    −基準電位点間にバイアス電圧を印加し、このバイアス
    電圧を変化させることにより被測定半導体素子の端子間
    電圧を変化せしめ、かつ各電圧値に対応する電界効果型
    半導体装置のソース電流を測定することによって被測定
    半導体素子の電圧−電流特性を知ることを特徴とする半
    導体素子の電圧−電流特性測定方法。 2 電界効果型半導体装置が電荷結合装置であり該電荷
    結合装置の入力ゲート電極−基準電位点間にバイアス電
    圧を印加することを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の半導体素子の電圧−電流特性測定方法。
JP54085745A 1979-07-05 1979-07-05 半導体素子の電圧−電流特性測定方法 Expired JPS5815743B2 (ja)

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